晩秋にかけて紫に近い紺色の大輪の花を咲かせるノボタン(野牡丹)です。
こうして見るとほとんど紫色。中央から雄しべが昆虫の足のような形で出ているのが特徴かと思います。
この雄しべの形って、見れば見るほど不思議・・・・

                 
今時分には日当たりの良い道端や野原…どこででも普通に見られるノコンギク(野紺菊)。
名前からもわかるように野菊のひとつ。目立たない花ではないけれど見落としてしまうかもわかりません。
すでに枯れはじまっていた葉っぱ、花びらの色はやさしい紫色。

庭や芝生にはびこる嫌われもののカタバミ、その仲間であるムラサキカタバミの花です。

クローバーに似た葉も、この花もカタバミよりはずっと大きくて、花は独特の色合いで美しい。この花はオキザリスと呼ばれる場合もあります。

秋に菊に似た花をつけるとツワブキ(石蕗)です、名前の由来は「葉に艶のある蕗」だとか。
                
晩秋から冬にかけて黄色い花を咲かせます。それでか・・・・ツワブキの花を見ると、近づく冬を感じてもの悲しい気分になってしまいます。

どの花からも「凛とした秋」が感じられました。
朝晩は気温も下がり、秋の深まりが感じられるようになってきています。こうして季節が冬へと移行するのでしょう。
日々の忙しさにうもれて季節の花々を楽しむ余裕さえ失われつつありますけれど・・・
時々はこのような移ろいも感じたいと思ってしまいますね。