最後は・・・帰路の途中に、駐車して眺めてみた島の風景。ところどころで、写真をいくつか撮りました。

木々の様子からも、少しだけ遅い春の到来が感じられます。

ホテルのあった「二ツ亀」です。

島の最北端であり最東端にあるこの地は、美しい朝日のスポットであり、夕映えも楽しめるところ。
ここってどの季節にも景色が映える、そんな場所ではないかしら。
この時間になって、ようやく空が明るくなってきました。この分でいけば晴れて気温も高くなる事でしょう。



その隣にある、こちらは「大野亀」。
春から初夏にかけて島のあちこちにトビシマカンゾウやスイセンなどの群生が広がる様子は、きっと素晴らしいのでしょうね。
晴天の日の空の青、草の緑、花の黄色の揃った絶景・・・が想像されました。

それでもこの冬が寒かったせいか、島の村々ではようやく八重桜が咲き始めたばかり。
桜の花びらのピンクの濃淡、背景の群青の海とのコントラストは中々のものでした。



波の静かな海、少ない人家。のんびりとした時間、風光明媚な景色はどこまでも続きます。

道路から見える海側には、こうした棚田も続いている。
春から秋にかけての棚田はとても良いものです。人の手で作られたものながら・・・私は大好き。


最後にまだ時間があったから、加茂湖付近まで足を伸ばしてみました。
ここは海とつながったかん水湖、カキの養殖で知られているのだとか。湖面に浮ぶカキ棚やカキ小屋の景色は絵になるものです。
能の大成者・世阿弥が佐渡に流されたことからも、佐渡は昔から能の盛んな土地。
佐渡は日本でも有数な能の島であり、各集落に能舞台があるのだそうです。
加茂湖のそばの「本間家能舞台」へと行ってみました。
こちらは予約をしておかないと、中が見られないそうです。残念!!
代わりに、JRの「大人の休日倶楽部」のポスターを。吉永小百合さんのCM「佐渡編」に、能舞台が登場しているのです。




両津港の佐渡汽船のフェリーターミナルです。ここで最後のお土産を買って、帰りの船に乗り込むことに致しましょう!


これまでフェリーには何度か乗船したことはありましたが、車の乗船口がこうして開くのを見たのは初めてでした。


待ちかねたように、島へと上陸してきたのは元気なバイク軍団。憧れのキャンパーさんの車も。
次回は私たちもあんなキャンピングカーに乗って来ることが出来たら、良いのですけれど。。。

こうして二泊三日の私達の佐渡島の旅が、ようやく終わりました。
観光と言う事を言えば佐渡金山の中も、朱鷺の姿も見ず。フェリー乗り場への道すがら目にした両津の町でのお祭り等も気になるところながら・・・
幸いにも雨にも降られず、春の佐渡島を満喫した旅。
地元の方とふれあう機会もあり、目でも舌でもそれなりに満足をした旅であったと思いました。

ああ、やっと終わって良かった!!と安心している、あなた。
それは甘くてよ。
だって来月もすでに予約済みなのですから。だって来月は、ウフフフ・・・あの例のものが私を待っていてくれるのですもの。
これからもどうか、お付き合いくださいね。