今日も、スィーツつながり…そして今回が最後になります。
昨年の9月に宿泊したのは、山形県の赤湯温泉でした。
米沢から少し北、南陽市にある小ぢんまりとした温泉地です。http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2010-09-14
そして今回も、山形へ行く途中で、立ち寄りしたのは赤湯温泉街でした。
こちらで売られている名物「田中屋のあんびん」が食べたかったから!また母にも食べさせたかったからなのです。
朝7時の開店から行列が出来る田中屋さんでは、出来るだけ早く午前中に食べて欲しいからと作りながら販売をしています。
作り立てが最も美味しい、ふわふわした赤ちゃんのお肌のような質感のあんびん。それはとっても柔らかな大福もちの事。
             
この時買えなかったものですから、(画像は「食べログ」さんからお借りしてきました)。

そんな人気店で作る、人気の和菓子です。
午後1時過ぎに到着してみたら…当然、売り切れていました。お店も閉まっています。
残念!かなり楽しみにしていたのに、食べ損ねてしまいました~~!
この後行った、山辺温泉保養センター内の売店で笹に包まれた笹もちを代わりに買ってみたけど、それ程美味しくなかった。
負けずに母も「私は、あんびんを買ったわよ」って。でも手にしていたものは普通の大福もち。食べてみた食感も、あんびんとは程遠いものでした。


9月の赤湯温泉では「松島館」さんでチェックインした後、宿のスタッフさんに地元の方が利用するスーパーを聞いて行ってみたのでした。
大きな通りにある「清分」さん、店内は普通のスーパーなんだけど・・・自社製品であるこんにゃくや、玉こんにゃくがいっぱい並んでいました。
山形清分はスーパーであり、こんにゃく工場もやっている会社のようでした。

その時に美味しかった玉こんにゃくと、こんにゃくを煮るためのタレです。
こんにゃく好きな我が家。今回もしっかりと、玉こんの買いだめをしてきました。



全国でブランド牛と呼ばれる東の横綱と言えば、岩手の前沢牛と並んで、山形の米沢牛があります。
最初に米沢牛の美味しさを堪能したのは、米沢のお店「登紀波牛肉店」でした。
お値段もそれなりに良いけれど、口に入れたとたん「うまーい」と皆で揃ってうなってしまいましたもの。
その味は普段食べている牛肉とは全く違うものです。

昨年のさくらんぼ狩りの帰路に選んだお店は、料金も手頃な「米沢牛亭ぐっど」さん。

お肉屋さんと食事処が併設された店の外観もそうでしたが、店内の造りもどこででも見かける食堂風のお店。
この店名から大丈夫!?と思われる事でしょうけれど…昨年もちゃんと美味しく頂けたのですからね…
店内には、米沢牛銘柄推進協議会が認定したとの「認定証」も掛けられています。それから、つい最近生の牛肉を食べて食中毒が発生したばかりの問題もあって…壁には、使っているお肉の仕入れ日の提示もありました。
私たちが頂いたものは、まだほんの数日前に仕入れしたばかりだった様子。

ここはまた是非、すき焼きでお願いします!
「今年も女将さんの素晴らしい口上が聞きたくて、来てしまいました」と私達。
笑いながら女将は、「二度目のお客様にはしていないのですよ」ですって。時間が遅くて、私達だけの貸切でもありましたしね。
しかしテーブルの上のメニューや調味料が片付けられると、コンロと銅製のすき焼き鍋をもって登場をしました。
女将さんはすき焼きを作りながら、今回もまたすき焼きの煮方、食べ方。それにいかに米沢牛が良いお肉であるかなど…その説明は、まさに「立て板に水状態」!!


写真のお肉はこれが肉本来の色だとか。直前に切ったばかりということでしたが、時間が経ってもこの色の綺麗さは変わらない。益々赤みが増していくのだそうです。
肉牛の種類は黒毛和種。良く言われているA5ランクの牛の中でも、未経産のメス牛だけだそうです。
野菜を入れる前の脂身も大切なのだそう…これから美味しさが出るからと、その周りに野菜を並べて置いているのが見ていてわかりました。
割下を入れて煮立てた後、お鍋の開いているスペースでお肉をしゃぶしゃぶします。
まだほとんど赤いうちにタレを絡ませ、口の中へ。一口ほおばると、肉の旨さがはっきりとわかる味です。嘘みたいに柔らかで、その上とてもジューシーで・・・・
すき焼きは単品になりますので、ご飯セットは別注文になります。それには、牛肉の時雨煮、蕗や山菜の煮物が付きます。
食後は、「コーヒーをどうぞ」とお店の方が運んできてくれるのだけれど…このコーヒーの味は、いまいちでした。
それでもリーズナブルな赤身のお肉でこれだけ美味しいのだから、一番上等なものってどれだけ!! と思ってしまいます。今回も、大満足です。
そのHPは、こちらhttp://yonezawagyutei.com/

戦国時代の上杉家と縁の深い米沢市。
初代藩主・上杉景勝、それを支えた大河ドラマの主人公となった直江兼続など。歴史に彩られた城下町、米沢には見所も数多くあるはず。
しかしこの日の私達には、それを見ている時間はなかった。
夜までに実家に母を送り届けて、帰宅しなければならないのだから。。。

福島飯坂ICから東北道に入り、ひたすら南へと向かう私達でした。
この日は、休日1000円割引が終わったばかりの週末。それにしては人も車も多く感じます。
その割引に代わり、大型車、被災地の皆さんの車両が無料となったばかりとあって、福島県内ではどこもインターの出口付近がひどく渋滞をしています。
高速道路上から続く長い車列は、事故を起こしてしまいそうで…危険に思えました。

こうして今回の、さくらんぼ隊の活動も無事に終わりました。
お金をかけずにビジホ&日帰り入浴。そして夜は地元の居酒屋さんで楽しむ。
こんなスタイルのさくらんぼ隊の活動はささやかながらも、あとしばらくの間続けていけたらなぁと思っております。
その時はまた、どうかお付き合いくださいね。