長野県の南東に位置する真田城のある上田市内からも程近く、鎌倉・室町時代を中心とした由緒ある名所・旧跡が多く点在する事により・・・「信州の鎌倉」とも呼ばれる別所温泉。

            
別所温泉の「大湯」を車内から。
お隣に建つ宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも言われる柏屋臨泉楼さんの堂々とした木造建築が眩しい!(画像の中には写っていません。詳しくはこちらへhttp://www.rinsenro.com/)
いいなぁ!!せっかく泊まるのだったら、こっちのホテルに泊まりたかった。
最初の別所温泉は、子供が幼稚園の頃でした。
父がまだ存命していた時、まだ独身であった弟と6人で宿泊したのが今でも良い思い出として残っています。
その時に泊まったところは、高級旅館の「花屋」さん。
長い渡り廊下を歩いた先の離れ、お部屋が三部屋もある源泉かけ流しの露天風呂付きでした。
しかし今回は予約が遅かった為、取れたのは「別所観光ホテル」との事。http://www.bessyokh.com/
その名前を聞いただけで、母は「何とか観光ホテルって名前だけでもうダメ。絶対に期待できないわ!」ですって。それは確かに言える事ですね。
しかし弟は「温泉街の中では一番の高台にあるところだから、きっと眺めがいいよ~!」と自分でフォローしています。



踏み込みからお部屋に入ってみると、12畳の和室です。左手の窓際に広く長い広縁が続く為、思っていたほどの狭さは感じずにすみました。
私用に簡易ベッドを入れてもらって、後の皆は…あれ~~!雑魚寝状態だ!
女性には選べる色浴衣のサービスがあり。姪っ子ちゃんだけが着て記念撮影をしました。
ここでも彼女は、良い笑顔。そう思えば・・・どの写真を見てもずっと笑っているのです。

食事はお食事処との話から落ち着いてオシャレな個室をイメージしたら、元・宴会場のようなだだっ広いお座敷です。
それでも家族だけでゆっくりと出来たので良いのですけれど。


地元産「五一ワイン」の食前酒から始まって、先付、前菜、湯葉の餡かけ。


お造りは、出ました、お約束の信州サーモンに鮪・烏賊。
蓼科豚の陶板焼き、お椀は焼き鮎でした。宴会料理みたいな茶碗蒸しもね。


丸茄子の田楽、これが一番美味しかったかも。
海老真丈の揚げ物。細長い朝鮮人参の天ぷらも、この付近は朝鮮人参の名産地なのだから、お約束ですね!
鮎の炊き込みご飯、最後の抹茶プリン&西瓜まで全部で12品。

食事の内容は近頃のニーズに沿っていない、特徴のないごく普通のものです。
これまでの経験から…長野はお隣の新潟県から新鮮なお魚が直送されるので、食事も意外に美味しいものと思えていたのだけれど。。。
全体的に量も多めで、この時も最後の方は甥に食べてもらいました。

            
最後に、仲居さんに写真を撮ってもらって。中に二人、暑くて浴衣を脱ぎ捨ててしまった人がいますね。

翌朝はそれぞれお散歩をしたり、お風呂に入ったりと・・・
でも4日目ともなると、テンションも少々下がり気味に感じます。
朝食も同じところで。もう覚えていないのですが、温泉卵、野沢菜付けなどのお漬物、信州味噌のお味噌汁が美味しかったです。


ホテルの外観と、その横にあった池。
この赤い丸いポストは、最近よく見かけるようになっています。
最後に宿の前で記念撮影をして、この日はそれぞれ適当に観光をして帰途につきました。

私達は数年前に、塩田平の「無言館」「前山寺」へは行ってしまっているのです。
http://plaza.rakuten.co.jp/simarisuu/diary/200608120000/
別所温泉周辺にある塩田平一帯には数多くの国宝や文化財が点在しており・・・古寺・古塔。歴史へ思いをはせながら自然の中の散策もできます。
翌日に私も何箇所か見て帰ってきたので・・・それについてはまた次の機会に・・・。

どちらの宿もハズレに近かったものの…これで八ヶ岳&別所温泉への旅は無事に終了しました。
今回のようであっても、旅は訪れる度に様々な発見と出会いがあるもの。
親しい間柄の家族であれば、その楽しさはなお更の事です。
だからすぐに、どこでもいいから出かけたくなってしまうのですね。
また何時か、出来たら皆でどこかへお出かけをしたいです!