「信州の鎌倉」と呼ばれる別所温泉、周辺にある塩田平一帯を含めて数多くの国宝や文化財が点在しています。少しだけ紹介させていただきましょう。
ここでは身近なところで古寺・古塔、歴史への思いをはせながら、自然の中を散策できるのです。

宿泊先から最も近くにあったのは、「北向観音(きたむきかんのん)」です。

長野にある善光寺とは、一対になる厄除観音。
一般に寺社は東か南(極楽浄土の方向)に向かって立つものだが、ここは観音堂も観音像も文字通り北の方角を向き、南を向く善光寺と向かい合うように立てられていることから「北向」の名がつきました。

まだ早い時間帯に関わらず・・・どこを撮っても、人の姿が入ってしまいます。


お盆の時期だけに夏祭りの最中なのですね。
「大湯」「石湯」等の外湯と共にある足湯「ななくりの湯」に、私も足だけ浸かりました・・・トホホ
それでも他にだれもいなかったから、独り占め状態よ!


常楽寺、長楽寺(現存しない)と共に、別所三楽寺と称されていた信州最古の古刹「安楽寺」。天長年間(824~834)に開かれ、鎌倉時代に再興されたという歴史ある禅寺です。

           
当時の建築技術もさることながら、現在まで残るその姿は圧倒的な迫力でした。
境内奥にそびえる国内唯一の八角三重塔は、長野県内で初めて国宝に指定された必見!のものです。
ところが、こちらも現在は修復工事の真っ最中とか・・・残念。
前に泊まった時にも、どちらも見ないまま・・・あの頃は、寺院などには興味がなかっただから・・・

代わりに、蓮池を撮ってきましたのさ!?

塩田平の「無言館」「前山寺」へは、5年前の夏に行ってしまっておりましたので。。。
http://plaza.rakuten.co.jp/simarisuu/diary/200608120000/

上田駅から別所温泉駅まで11.6kmの鉄道路線、別所線の別所温泉駅・駅舎です。


上田盆地はかつては縦横無尽に鉄路が張り巡らされ、その全長は57.2kmに及びました。そうした鉄路も今や別所線11.6kmを残すのみとなっています。
別所線の廃止論が浮上する中・・・この「丸窓」が特徴であり長く愛されてきた車両も1986年に営業運転が終了してしまい、現在はこのようにして駅の敷地内に展示されています。

上田電鉄の前身である上田温泉電軌が1928年に新造した電車です。
新造から廃車まで別所線で使用されており、扉脇の戸袋窓が楕円形になっている独特の外観から「丸窓電車」の愛称で親しまれました。
こんな熱く書いたからといって、別に私は「鉄っちゃん」でも何でもないの。
こちらからhttp://www.uedadentetsu.com/
前回、私達とは往復とも別行動でやって来た弟が乗ったのは、確かこの丸窓電車であったと思う。


夏休み記事は今回で終わり。明日からは、何時もの日記に戻ります。長らくお付き合い頂きありがとうございました。