「金沢 加賀麩不室屋」さんのお吸い物「宝の麩」です。

でもこれ過去に、一回、身ぐるみを剥がしていたものなのでした。
http://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2011-01-08-1

しかし、もう一度、身ぐるみを剥がしてみた!


相変わらず、お上品なムードです#59130;

もう一度、いきますね!!
          
パッケージの色合いは、前のものと違って…春ヴァージョンなんでしょうか。
黄蘗色(きはだいろ)と、鶯色(うぐいすいろ)の組み合わせが素敵です。

今回ものは「宝の麩◆おすまし」「◆ひとひら」「◆加賀みそ」「◆暫(しばらく)」の、4種がはいっていました。
             

ここはやはり・・・

桜咲く加賀の春を…という事で「宝の麩◆ひとひら」を。


身ぐるみを剥がしてみた!

お椀に入れて、お箸でザクッと!する前に。
普段はこんなことしませんけれど、和のランチョンマットにセットして(畳風だけど、畳の上に置いたのじゃありませんから・・・)。
でもこのお椀は、○トリのものよ。


底に入っている「昆布だし」とお麩をお麩の真ん中に。穴をあけて、お湯を注いだら…



お麩の中からフワッと、三種類の花麩に、菜の花&三つ葉の青味。桜の花。
お麩の下には、小さな巻き湯葉も隠れているのです。
薄味になれた私が頂いてもちょうど良い感じの、上品なお澄まし汁。
フワッとしたお麩、喉越しの良いつるっとした食感は相変わらず美味しい#59125;
ひとひらは、4月中旬までの季節品。

もう一個、「◆暫」も身ぐるみを剥がしてみた!

花麩、ほうれん草、おぼろ昆布同じおすまし系ながら、こっちは「おぼろ昆布」付きです。



右側のお味噌汁系、金沢の伝統的なおみそで仕立てた「◆加賀みそ」も当然、普通のインスタント味噌汁とは全く違う上品さを感じます。

全体から漂うハイセンスなムード。
お湯を注ぐだけで出来てしまう…彩り豊かなお吸いもの、中から何が出てくるかはお楽しみ#59126; 
その度毎に季節のお吸い物が織り交ぜてあって、ここには加賀麩ひとすじ139年の工夫が詰まっているのが感じられます。

不室屋さんのサイトを見たら、都内ミッドタウンのサントリー美術館内に「shop×cafe」を出店している模様。
http://www.fumuroya.co.jp/product/takaranofu/index.php
最中にお湯を注いで食べる懐中しるこは、よく見かけるものの・・・こんな「宝箱」みたいな上品なお吸い物って、いかにも贅沢です。
時々は頂きたいな!!