昨日は六月一日。
衣替えの日です。学生達が上着を脱いで白い半そでスタイルに変身をする日。

今年は電力の関係もあり、やたらと省エネ、クールビズもスーパークールビズとパワーアップをしている模様・・・。
でもそんな事言われないでも、我が家はずっと前からやっているもんね~~
子供のいない夫婦二人だけの暮らしだから、それは可能なのかもしれません。

それよりもお花。最近、撮ってきたものたちです。
           
この季節、気になって必ず撮ってしまうウツギです。

それは毎年、毎年の事なのに・・・
しつこく、この歌を思い浮かべてしまう私っていったい幾つなの?

卯の花の 匂う垣根に ほととぎす

早も来 鳴きて しのびねもらす 夏はきぬ


小学唱歌「夏は来ぬ」の、「うの花の匂う垣根に・・・」も、今や遠い光景となってしまっているようです。
通称「うの花」=ウツギなのですけれど、今の子供たちはこの歌さえ知らないような・・・
ヒメウツギ、バイカウツギ、(上の画像は)ニシキウツギと雅な名前を持つ花木。幹の中が空であるから「空木」(ウツギ)なのだそうです。


菊に似た紫色の可憐な花、ミヤコワスレです。

「承久の乱」に敗れて遠く佐渡島へと流された順徳帝は、佐渡の庭に一茎の野菊が紫色に 咲いているのを見つけ。
「紫といえば京の都を代表する美しい色だったが、 私はすべてをあきらめている。花よ、いつまでも私のそばで咲いていておくれ。 都のことが忘れられるかもしれない。 お前の名を今日から都忘れと呼ぶことにしよう」と傷心をなぐさめた…との説話から…この名がきたとも・・・。


紫露草の、深い紫色。
この紫から、私は「江戸」の「粋」を感じます。


見た目の可愛らしい様子と違って、マツバギクは強く逞しさのある花に思えてしまう。。。


逞しさで言ったらさらに上をいくのは、日陰の湿った場所を好む草・ドクダミです。

しかしよく見ると、ドクダミの花の白さにはハッとさせられます。
4枚の花弁のように見える白いところは花弁ではありません。これは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる、ハナミズキやアジサイと同じものなのです。
あの強烈な臭いさえなければね。。。


ツツジに比べて遅く、旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからサツキの名前になった…サツキは盆栽などで親しまれていますが、私もツツジとサツキの違いがわかりません。

なんとなく感じましたか?
初夏の到来から紫~青系の色合いで揃えてみました。でもだから何って?程のものではありません。。。