部屋の窓を開けたら、隣接する旅館の屋根になぜか風見鶏。時計は常にこの時刻をつげています。
            

あの極楽湯をもう一度という訳で、朝のお風呂へ。
ちなみにこちらのオリジナルキャラは「うめたまちゃん」。「うめや」と名物の卵を合わせたネーミングで、ルックスはアニメ「おじゃる丸」に出てくる「でんぼ」に似ています。でんぼは伝言を伝えるために、おじゃる丸に仕えている電書ボタルさんです。
http://onsentamago.com/
↑のサイトはとにかく良く出来ています。泊まりに行く前から楽しめる、小野川温泉に対する愛情がタップリと詰め込まれたHPだと思いました。

お風呂の後は、日曜の朝だけやっている「朝市」へと参りましょう!
新鮮なお野菜はいっぱいあったものの・・・山菜シーズンは過ぎてしまっていた。並べられていた山菜は「ミズ」のみ。

しかしここで出された振る舞い汁にはミズがタップリ、塩クジラも入っています。

向かいのお饅頭屋の主人からは蒸かし立ての(真っ黒な)その名も蛍まんじゅうの差し入れがあり、これも嬉しかったです。
会場では前夜撮れなかった蛍のアップをパチリンコ#59131;


放送からもう何年も経つと言うのに、小野川&米沢界隈では2009年の大河ドラマ「天地人」はまだ健在な模様。
ロビーには、妻夫木君扮する「直江兼続」のパネルが飾られて・・・。
          
フロントのテレビでは、子役・加藤清四郎君の映像が流れっぱなしなの#59142;
宿の玄関前は、垣根に使用されていたと言う「うこぎ」の植栽がされていました。
そう言えば、お着き菓子は「うこぎせんべい」でしたもの。
うこぎは低木の落葉樹。
上杉鷹山公の教えの一つとして…うこぎには棘があるから垣根にもなり、その上若芽は食用にもなる・・・そこから藩内では、うこぎの植栽が奨励されてきたのだそうです。

前夜いっぱい食べたと言うのに温泉パンチが強力だったのか、お腹が空きました。
椅子席の方が食べやすい私、もう一組の家族連れのおじさんも私と同じ病気の方でした。
朝食会場では、若くてカッコイイお兄ちゃんスタッフが、ニコニコ笑顔で丁寧に接客をしてくれます。
私が片手でお椀の蓋がなかなか開けられないでいたら、ハラハラしてしまったみたいです。
長身のイケメンで優しくて、よく気がつくとなれば・・・これはもうパーフェスト!前夜は彼、「ラジウム玉子キャッチボール」の担当だったとの事。しかし雨のため順延。
景品である米沢牛が勿体なので、日曜の夜に行います・・・と説明してくれました。


見た目は地味だけれど、手作り感の感じられる朝ご飯。

地のものは山ウドの和え物、おかひじきのお浸し。右端の小鉢は引き割り納豆でした。
卵は勿論、小野川名物の温泉卵。
こちらも清く正しい旅館の朝ご飯と言う感じがします。
朝食の方がどれも美味しくて、満足感が高いのって珍しいです。それにしても朝からご飯を三膳とは!あなた、いくら何でも食べ過ぎよ#59124;


朝食会場のお兄さんに限らず、この旅館のスタッフさんはどなたも気持ちの良い方ばかり。皆さんニコニコ笑顔をもてなしてくれました。
最後には、ネット予約特典である小野川温泉名物のラジウム玉子も頂いて。
           
建物もお部屋も年季は入っていますが、それ以外はご飯も美味しい。スタッフの接客も良くて・・・。何よりも温泉の良さ。こちらのお風呂はとにかく良いです。
持ち帰ってきたタオル、自分の身体からも温泉の匂いがとれませんでした。



温泉街から少し足を延ばすと、異なる稲の色、色彩の異なる古代米などを植えた米沢&小野川」縁の人物を描いた「田んぼアート」を見ることが出来ると聞きました。
それは是非拝見したい#59126;

稲がすくすくと育っていく姿は、高台に設置した展望台から一望出来ます。


継ぎはぎで変ですけど、平成24年度は米沢藩中興の祖である上杉鷹山公です。
作画はあの「かねたん」の生みの親、岡野亜記さんですって。
今回は特別に「つや姫」を作付する許可も出たとの事・・・。
小野川温泉街から程近いこの水田を舞台にして、これまでも毎年「天地人」の直江兼続の姿などが描かれてきたのだそうです。。

次回はいよいよさくらんぼ隊の活動開始。今度こそ、さくらんぼ狩りですよ。