日本海側に位置する、青森県鰺ヶ沢町は世界自然遺産「白神山地」の町。そして元相撲力士である舞の海秀平さんの出身地、犬のわさお君もイメージされるものながら・・・


周囲に何もなくてポツント建つ、JR鰺ヶ沢駅は何とも寂しいところだった#59143;


五能線乗車時には、その手前にある深浦駅で下車し・・・。
深浦町には「太宰の宿ふかうら文学館」があります。小説「津軽」にも出てくる太宰が宿泊したとされる当時の部屋も再現され、初公開の書簡や資料の展示がしてありました。
あの時は夫を待たせて、私一人で入館したのだっけ。あまり本を読まない夫は興味がないそう。。
太宰治ファンの中には五所川原の「斜陽館」を訪れた後、深浦へ足を延ばす方もあるとの事です。


日本海に面した海岸線では、カーテンのようにイカの生干しが並ぶ光景も風物詩のひとつ。
イカを焼いて売る小屋が数軒並んでいます。
一軒だけやっているお店がありました。
「これは買って食べよう!」とハモってしまった私達。珍しくも意見が一致#59028;
生干しのイカをサッと炙った焼きイカは、とても美味しい#59125;塩加減がちょうど良いのです。
鰺ヶ沢町では郷土のお菓子として鯨餅があるそうながら、朝の市場ですでに「うんぺい餅」を買ってしまっていたからお餅はやめておきましょう。

津軽地方の象徴である岩木山の東側には、東北でも有数のお花見スポットである弘前城があります。


弘前までの道の両側に続くのは、リンゴ、リンゴのリンゴ畑。
すでに赤く色づき始めてきています。この道もフルーツラインで良いのかしら。
昔懐かしいリンゴを入れて運搬する木箱・リンゴ箱が積み重なる風景も見えました。

初めての弘前です。
外は大雨だけれど、それでも弘前城へは行ってみたい#59144;


津軽統一を成し遂げた津軽氏の築いた居城である弘前城。弘前城は津軽氏の居城として、以後廃藩に到るまでの260年間津軽藩政の中心地として使用されました。
http://www.hirosaki.co.jp/

            
築城から約400年を経てもなお天守、櫓、城門などは、藩政時代を物語ります。
築城形態の全貌を遺す城跡として保存されているのは、全国でも極めて少ない為重要視されているそうです。
津軽藩の栄華を伝える天守閣は 弘前のシンボル。 桜が満開時の弘前城は一面ピンク、お堀も桜の花で埋まるのでしょうけれど・・・
この時は大雨、豪雨とも言える激しい雨の中では写真を撮る事さえままならず。。。
だから撮った写真と言えば上も含めて数枚だけなのでした#59136;
しかし我ながら、あんな状況の中でよく行ったものですね!


城門や天守閣は当時の規模のまま残され重要文化に指定されている。本丸内は現在弘前城史料館として、津軽藩の史料が展示されています。


日本一の生産量、国内の収穫量の半分以上のシェアを誇るのが、青森リンゴです。


リンゴ料理も豊富な弘前は「アップルパイの」街。上は、駅構内で買ったアップルパイ#59130;
日本一のリンゴ王国ならではの弘前アップルパイは、見た目も綺麗だけれど、味わいも最高#59126;
美しい四季が作った弘前りんごも勿論、買ってきました。
手に持つとずっしりと重くて、口に入れるとシャキシャキっとした歯ごたえ、シッカリしまった瑞々しさが美味しいです。

約2600本もの桜の木がある、東北でも有数のお花見の名所・弘前。
青森ねぶたと並ぶ大型ねぷたが練り歩く、弘前ねぷたまつりの地でもある。明治~大正時代に建てられたレトロな洋館が数多く残る弘前の街。
竜飛岬などの景勝地へも行けずに終わってしまったのだから、これは是非とも再訪をせねばなりませんぞ#59125;

このシリーズ、明日で終わりますので。長くてごめんなさい。