山形県酒田市から宮城県へと続く国道47号は、太平洋側の仙台市へと至る幹線道路。
庄内平野から山形の緑濃い山々へ、周囲の景色は変化してゆく。
平行して流れる最上川の川面を渡る涼風 秋色に移り変わる両岸の風景を楽しみました。
日本三大急流のひとつであるだけに、、そのところどころで「最上峡 芭蕉ライン舟下り」の船を見かけるのも度々。
国道は最上川、そしてJR陸羽西線と並行して進んでいきます。



川の景色を眺めたり、途中出あった「道の駅 とざわ」でお野菜を買ってみたりしていたら・・・夏に立ち寄りした新庄も過ぎて・・・早くも最上町です。ここは山形と宮城の県境の街。
ここ最上町へは4~5年前秋田県の秋の宮温泉郷へ泊った帰りにも立ち寄りした事を思い出して、月日の短さに思いをはせたのもつかの間。。。

その後ついウトウトと私は居眠りをしてしまったのだけれど、「着いたよ」の夫の声で起こされました・・・。
次の目的地である、宮城県の鳴子温泉へ到着をしていたのでした。
車に乗るとどうして何時も必ず眠くなってしまうのか、不思議だわ。


源泉が約400本あまりあり、9種類もの泉質を誇る。国内屈指の温泉天国である鳴子温泉郷。その玄関口である鳴子温泉駅。
鳴子と言ったら温泉と、こけしです。だから構内に飾られていた、こけし越しにホームをパチリコ#59009;
この駅の改札は変わっていますね、改札口が木製の扉なのです。
新庄からはJRの路線名も陸羽東線と変わります。
私が駅のおトイレに入っている間に、「今、カッコイイリゾート列車が走って行ったぞ!」って。
それはイベント列車「リゾートみのり」のよう。なんてアンラッキーな#59136;
鳴子温泉をはじめとして、東鳴子・瀬見・赤倉など、沿線に数多くの温泉が点在する陸羽東線。
以前に息子や母と泊りがけで来たのは、その中のオニコウベ温泉でした。
芭蕉や伊達政宗公ゆかりの名湯も多いのであるのだから、普通であればここで一風呂浴びて。・・・って、でも時間がない!?

それでは、駅前にあった足湯で失礼しましょうか。

この日は、なぜか季節外れの白いスパッツ姿#59142;
鳴子のお湯は白濁している高温の湯ってイメージが強いものの、雨模様で寒かったせいか温い。何時までも入っていられたのです。
足湯に浸かりながら、鳴子駅前の風景を眺めていました。人影もまばらな、寂しい光景です。
もうこの辺りで、心配していた雨が降り始めてきています。そしてこの日は前日と変わって、気温が下がっていくのだ。


鳴子でもうひとつ忘れてならないもの、それは肉だんごならぬ、鳴子名物「栗だんご」。
以前に日帰り入浴でお世話になった「旅館すがわら」さんを過ぎて、鳴子のメインストリートを行きます。
どこで目に入るのも日帰り入浴の看板に、「栗だんご」の文字。


どうしようと迷っていたけれど、やっぱり栗だんごは買って帰ろうっと。
夫も「あの時栗だんごが食べたかったのに~~」「今から、栗だんごを買いに行け!」って言われるのはやだものなぁですって。
で、買いました!栗だんご。
栗だんごとは栗を臼でつぶした餅米でだんご状に包んだものに、葛・ザラメ・醤油を用いて作った「みたらしあん」をかけたものです。
賞味期限が当日限りなので急いで食べないと!でもお腹がまだ空いてません#59142;
購入時は、出来立てホカホカだったものが・・・夕方近く、時間が経ってから車内で食べたものだから、少し硬めになりつつある、栗だんごが登場だ~!


ネーミング通り、中にはホクホクの栗がゴロンと入っています。
トローリとした甘しょっぱいみたらしで包まれた、おだんごが美味しい#59126;
結構大きめサイズに関わらず、私は一度に3個も食べてしまったのだった#59142;やっぱり買って、良かったね~!
鳴子を訪問する機会がありましたら、是非!出来たてを味わって頂きたい一品でございますわ。
綺麗な画像がありましたので、お借りして参りました。
                        

この後は、更に寒かった雨の松島へと続きます。あと二回だけお付き合いを下さい。