曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の別名を持つ、彼岸花。
真っ赤な彼岸花が咲き乱れる季節になりました。
            

この花は、ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く。

どこか懐かしさをおぼえるものの・・・
毒々しい程の赤からは、怪しさが漂ってくるように思えてなりません。

今の季節、田んぼのあぜや土手で見かけることも多い・・・



曼珠沙華は如意花などとも訳す、サンスクリット語。鮮やかな赤色に染まった天界の花です。
これを見るものはおのずからにして悪業を離れるという。

花の姿、様子から「天蓋花(てんがいばな)」「狐の松明(きつねのたいまつ)」「狐のかんざし」「剃刀花(かみそりばな)」等、全国的には多くの呼び名があるそうです。
  
          
すーっと伸びた茎に鮮やかな花だけ、葉っぱが全く見あたりません。

葉のある時に花はなく、花の咲く時は葉がない。・・・って、そのようなところもやはり、怪しさにつながる花のようと思ってしまいます。