8月に泊まった蔵王温泉の宿「「お食事処・お泊り処・お湯処 ろばた」さん、昼間ここは食堂をやっていますので・・・
「川原湯共同浴場」のすぐ隣りにあります。
もう気分はスッカリ常連さんの私達#59028;


雨のせいか、時間的にも早かったせいなのか…お客さんの姿の見えない店内は、ヒッソリとしていました。
どうやら貸切の模様です。
「どこでもどうぞ」って女将さん。でも二人だから遠慮して、端っこのテーブルに座ります。

蔵王が発祥の地とされる、丸くて山型になった鉄鍋で焼いて食べるジンギスカン料理。
それは前回泊まった時に知った事・・・でも名物料理は、何と言ってもジンギスカンでしょう!


これで一人前。サフォーク種の生ラム肉は、手切りのため肉厚です。
一般的なジンギスカンとは違って、ラム肉は焼いてからタレをつけて食べるスタイル。
大ぶりに切った厚めのお肉、添えてある野菜もキャベツ、玉ねぎ、ピーマンにカボチャ、エリンギ。そしてこんにゃく王国・山形ならではの・・・カットして手綱にしたコンニャクは、焼いて食べても美味しいの#59126;

ジンギスカンにお味噌汁とご飯、お漬物。そして小鉢のついた定食です。

そこに付く小鉢は・・・、下にひき割り納豆が隠れてるイカ納豆。
食用菊の生産全国一の山形県だけに、食用菊の王様「もってのほか」の酢の物。ワラビと白滝・油揚げの煮びたしと…定食に付く小鉢の割りには一鉢、一鉢がチャンとした一品になっています。
これだけでも、結構お酒が進んでしまいそう。。


そこに別オーダーで、蔵王の山の恵みである山菜、ミズの実の部分=みずこぶ。
郷土料理である、あけびの皮に鳥ひき肉とキノコを詰めたあけび焼きには、甘辛のお味噌がタップリとかかっています。
あけび焼きを食べたのは今回が二度目ながら、ネットリとした食感、野趣あふれる味わいがしました。
二人ともお腹が空いてしまっていたので、それに酔ってしまったらお風呂に入れなくなってしまうのでやめておきましたが、これだけ酒の肴ガあるのだからホントはビールが飲みたかった#59136;

前回美味しかった芋煮が、メニューに載っていないので聞いてみましたら・・・
「芋煮は夜の泊まりのお客さん用にしか作っていないのです。昨日は団体さんで芋煮も入れてと予約があったから用意したんです・・・」ですって。
少し甘いすき焼き風の芋煮も、美味しかったのに。。。

紙のエプロンをつけて、お肉を焼きます。 食べます。
ウ~~~~ウ・ウマーイ#59125;
ろばたのジンギスカンはやっぱり美味しい。これだけでも食べにくる価値があると思います。
ひとつ欠点を上げるとしたら、焼いて、食べてがとにかく忙しいの#59142;
ズラリと並ぶ他のものも食べないといけないし、ご飯やお味噌汁だってですもの。

地の物をふんだんに使った料理、こだわって選んだ食材たち。タレも特製の良いものを使っているって感じました。
ご飯は勿論、美味しいお米です。
ここは接客が良いとか、サービスに期待をすると外れなのですが・・・そういった商業主義的なイメージから離れたところに魅力があると思います。
夫も「愛想はないけど、あの女将さんは料理上手なんだ!
使われている山菜はきっと爺ちゃん、婆ちゃんが山で採って来て、上手に保存をしておくんだろうなぁ」って。
出てくる料理はどれも量が多め、その上味も良いのですから、言う事ありません。

そして奥の内湯も素晴らしかった。それは次回に。
ろばた




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