肘折温泉で泊まったのは「湯宿 元河原湯」と言う旅館でした。派手さのない、いかにも山奥の温泉宿というムード漂う外観。
               
働いていた仲居さん、男性スタッフ達もそれぞれ一生懸命で感じが良かったものの…宿の女将さんについてはチョッと疑問が残ったものだから・・・
今回は、食事編から。。

いきなりですが・・・
お風呂のあとは、お待ちかねの夕食タイム。
お品書きがなく説明はしてもらいましたが、すでに記憶があいまいなので・・・以下、覚えているだけ・・・

最初に出された一式。
上から茄子の〇〇味噌和え?の小鉢、地味な見た目ながら、素朴な味わいが美味しかった。キュウリのお新香の隣りは、蕨の醤油漬けです。今まで食べていた蕨とは比べものにならない立派さ!


前菜は夏らしい涼しげなプレートで・・・クリームチーズにエビ、蕨のお浸しにパリパリの揚げ蕎麦、鶏肉?のゼリー寄せ。
じゅんさいと冬瓜の冷やし鉢。身欠きにしんとミズ・山うどの煮物。目の前の囲炉裏では、岩魚にお味噌をぬった岩魚田楽が炙られています。
まずはビールで乾杯。長い道中の運転、お疲れ様でした#59144;


ここでは普通のお造りの代わりに、馬刺しが提供されるのですね。
隣りの新庄市が馬の産地である関係から?「馬刺し」が食べられる模様。大好きなので、目を惹くのは当然!思ったよりも量もシッカリあって満足。
臭みや硬さが全くなくて美味しかった#59125;ここにまた蕨、旬のフルーツ佐藤錦も添えらています。
囲炉裏から岩魚を移して、思ったほど濃い味でなくサッパリと頂けました。
鉄鍋には鴨肉、山菜、ささがきゴボウ、キノコ類、地場産のお豆腐やお麩も入れられて…勿体ないけれど、お鍋は半分も食べられず。。

食事は、まだ来ます。
                 
大きくて立派な月山竹=根曲り竹、焼き餅用のお餅、焼き味噌おにぎりがドーンと届けられ・・・
炭火で焼いた月山竹は香りも良くポクポクしていて旨い#59125;マヨを付けて食べました。
主人が打ったとの手打ち蕎麦にも、月山竹の天ぷらが2本付いてきて・・・お蕎麦は一口も食べていないので・・・夫に聞いたところ「旨かった」との事。
「ご飯も用意されています。鴨鍋に入れておじやにすると美味しいですよ」ですって。しかしそんなのとても無理#59142;
お汁だけ持ってきてもらいました。大ぶりに切ったミズがタップリ入ったミズのお汁は、山菜のミズ、塩クジラ、大きなジャガイモが入ってボリュームたっぷり。
枝豆ソースのデザートで、ようやくお終い。
どれを高級な食材が使われているとか、調理方法が凝っているとかではありませんが・・・手をかけていると言うより、山菜や地元の食材を中心にして肘折らしさを出そうとしている感じがします。これはこれで良いと思いました。
ただし途中でお腹いっぱいになってしまい、完食は出来ないと感じました#59142;


朝食も昨晩同様、囲炉裏の同じ席です。
大きな囲炉裏に同席する形で、同年代の仙台からいらしたご夫婦が。ここがお気に入りらしく、年に2回は訪れているとか。
ご一緒したのが、気さくで親しみやすい方達で良かったです。
一度意識すると度重なって会うもの。翌朝の朝市、勿論朝ご飯の時もお会いして和やかなムードで食べられました。


翌朝早かったので、まだ人の少ない時に撮った食事処です。
奥が川沿いになっていて、一人でも気を使う事なく、横一列のカウンター席で川を眺めながら食事がとれるのです。

                          
焼き鮭、煮物、サラダ、自家製梅干し、紫蘇巻・タラコ・わさび漬け等…お馴染みのごはんのお供が並びました。
温泉卵に即席漬け、即席漬けにも蕨、ミズは入って・・・。
シンプルな素材、味付けのそれぞれが、ホッとする味で美味しかったです。
後からごはんと、お豆腐・油揚げ・キャベツのお味噌汁がきました。
旅先でキャベツ入りのお味噌汁って初めて#59124;お味噌汁は少々濃い目でしたが意外に美味しいものでした。
ごはんはつや姫ですもの、美味しいのは当然。

         
デザートのフルーツヨーグルトに、後から今度はお餅がやってきます。納豆・きな粉・小豆の中から選べるお餅は…残念ながらそれ程つき立てとは言えなかったけれど。。
名水で淹れたコーヒーのサービスがあったのは嬉しいですね#59126;
山奥の秘湯なので、これだけ出たら・・・・満足というもの。

次は少し辛口です。続く・・・。