いよいよ、陸奥湾ともお別れ。

下北駅近くのレンタカー店へは、返却時刻の午後3時半に余裕でOKでした。
24時間レンタして、下北半島ほぼ一周完了!
以前から旅好きだったから…今回のような弾丸ツアーを決行している私達には、珍しくない行程なり#59133;
青函トンネルを通過し函館までの乗車は経験済みながら、竜飛岬側へも何時かは行ってみたいと思っています。

お隣にあるガソリンスタンドを見ていると、帰りの「リゾートあすなろ」の乗車時刻に合わせて車を返す、熟年カップルが多くて皆同じだなぁって思ってしまった。


下北駅では、「リゾートあすなろ乗車証明書」もプレゼントされ・・・

列車の名前の由来は・・・青森の県木「青森ヒバ」の別名で、明日への希望をイメージさせる言葉「あすなろ」から。
車体のカラーリングは、夏祭りの熱気を表す「赤」。下北半島に咲く菜の花畑の「黄」、豊かな森をイメージした「緑」の3色で・・・これまた青森らしさを表現しています。

↑は、新青森到着時に。見苦しいから、モザをかけておきましょう。

新青森行きの車両も、他のリゾート列車同様に全席指定。
今回は1号車で、座席番号は何んと1-Cと1-D。前回書き忘れたものの…「あすなろ」車両も途中の野辺地でスィッチバック=方向転換をするから、青森→下北はC、D。帰路の大湊→新青森もC、Dの座席が陸奥湾側であり…指定をとるとしたらベストに思えます。
ゆとりのある回転リクライニングシートが配置されて、途中で座席を回転して乗車するのでした。

           
展望席に陣取るおじ様達。それでも前方風景を放映する車内モニター装置があるから、運転席からの展望を望むことが出来ます。





陸奥横浜の菜の花の時期、周囲は菜の花で詰め尽くされて・・・花で作った迷路も出来るのだそうです。
駅で「下北ほっかむり行商隊」の皆さんが下車。これまた盛大に、見送ってくれました。

ご当地色に染まった車内イヴェントが楽しい、快適なリゾート列車の旅って良いな#59126;
次は八戸~久慈の三陸海岸を走る「リゾートうみねこ」にも乗ってみたいです。





この辺りはとても風が強いようで、数えきれない程の風力発電がおこなわれている様子。

青森県境~県内の東北本線は、途中から青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線になったりして、最終的にはまたJRに戻る。そのルートでの周遊は昨年秋に体験済み。
複雑って言いかえれば、飽きないという事ですもね。

1時間45分で、青森駅に到着。

向かいのホームに入線していた「485系」、これから新青森駅に向って行き「特急白鳥」になるのでしょうか。

時間が許せばこちらのカッコイイ車両にも乗車してみたい。でも、スゴク人気があるのですって。
1両編成の列車やスイッチバックのポイントも何か所もあって、鉄道好きにはたまらない路線が沢山ある・・・青森県は、訳もわからず乗っているだけの私でさえ「チョッとした鉄子」気分になれる・・・魅力あるところ。
                            
「青森ねぶた」のお祭りも、間もなく。。

しかし、あとはもう帰るだけです。

18時24分発の、2011年に導入された新型新幹線「はやぶさ18号」はE-5系、だから他の新幹線と比べて内装も立派に感じます。
新青森駅をほぼ満席で発車しました。
青森まで新幹線が伸びたのって、地元の方にとっては大きな利便性、可能性が広がったと言う事なのでしょうね。
はやぶさ乗車では仙台駅で下車しなければならない私達、夫が「せっかく仙台を通るのだから、家に着くのが遅くなるけど、仙台駅で牛タンを食べて帰ろうか」と言ってくれたのだけれど・・・
でもそうしたら家に着くのが10時半過ぎてしまいます。。


結局は駅で名物駅弁の「八戸小唄寿司」を購入して、この日の夕ご飯も駅弁&ビール。
鉄道といえば駅弁ですものね。
八戸近海産の鯖と、紅鮭を丁寧に押し寿司にしたと言う、非常にシンプルな紅白2色の押し寿司。他は一切入らないシンプルさ、だからこそ素材が生きる#59125; 
お寿司は、付属の白い撥で好みの大きさに切り分けて食べるのです。パッケージと撥(ばち)は、青森ならではの三味線をイメージしていると言われています。
発売が昭和33年との事で、50年以上販売している駅弁は歴史ある味わいだったような・・・。
今回も八戸屋さんの「水あめせんべい」…夏ヴァージョンはベトベトしてしまうから、中の麦芽水飴が別パッケージで。。。

乗り換えがスムーズであった為、新青森から乗って自宅に到着したのは夜の9時半過ぎ。
前回のリベンジとばかりに秋田駅ビルで買ってきた「稲庭うどん」や、青森の「いちご煮」「ニシンの田舎煮」「恐山せんべい」なども購入して・・・今回の旅も大いに満喫#59125;

最終日はよく晴れた一日。
日差しは強いが、吹く風は涼しい。
たった2泊3日の短いものながら…四季の移ろいに合わせて変わる東北の短い夏を堪能した。雄大な自然に触れ、ほんの少しながら人々の営みも垣間見られたように思う。
そしていよいよやって来た、本物の夏休み。
また新たな出会いを求めて旅立とう!・・・なんて事はサスガに予定しておりません#59142;