またまた・・・
青森の街で迎えた3日目。
この日は前日乗車した「特急つがる」に再度乗って、秋田まで戻るつもりです。
秋田からその先は、今年の一月の旅で暴風の為運休となってしまった・・・「特急いなほ」の人となり、新潟県内まで行くつもりなのである。
日本海にそって冬景色と共に旅する、大人の旅ですね。

            
しかしその前に、せっかくの青森。
午前中は、市場の探検を楽しみましょう#59125;
JR青森駅前の「古川市場」は昔ながらの朝市の光景が広がっていました。
その名物と言えば・・・青森魚菜センターの中で、市場に並んでいるものを少量ずつ買って丼にして食べてしまうと言うもの。
「のっけ丼」の青森魚菜センターとしては・・・前回のアウガ地下一階の新鮮市場より有名みたいです。

好みのお刺身、惣菜など・・・好みの具材をのっけて食べる・・・究極のわがままどんぶり「のっけ丼」。
丼を片手にお店を廻って好きなものをのっけてください。との事ながら、すでにホテルで朝食をとってしまった私達は眺めていただけでした。
                            
ご飯は100円から200円、上にのせる魚介類も100円から200円くらいに小分けされて選びやすくなっています。
見るからに美味しそうですね。その様子は見ているだけでも楽しい#59126;

     
昔ながらの木箱のりんご箱が並ぶ・・・いかにも青森らしさを感じたワンシーン。
顔を出した真っ赤なりんごは、つい買ってしまいたくなる魅力が感じられます。
しかし今回も夫が背負ったリュックだけだったから、当然お土産を買う予定はなし。

「アウガ」地下の新鮮市場へも足を延ばしてみました。
少しだけ歩いて、ファッションビル「アウガ」に到着。


施設の地階は新鮮市場となっていて・・・同じく、味・鮮度にうるさい青森市民の台所となっている。
海鮮・野菜・精肉から干物・果物・和菓子・地酒 まで、 あらゆる食材が揃う「食」の宝庫であり、買い物はもちろん、食事処もある等、こちらの方が規模的には大きいです。
「AUGA アウガ」とは津軽弁で「会おうか」の意味で市場とショッピングモール、コミュニティプラザの複合施設、87店が軒を連ねる新鮮市場。

前日の3号の折り返しになるのか、青森駅を10時4分に発つ「特急つがる」にて奥羽本線を。前日と逆ルートでもって秋田駅まで戻っていきます。
その間列車に乗っているだけ、青森も前回秋田に泊まってしまったからと言う理由で足を延ばしてみたのです。

ホント好きだなぁ~って、今回のルートは私が初めて計画作成をしてみました。
時刻表を見ながらルートを作っていくのは楽しい、興味深いものながら・・・地方へ行けばいくほど一日に走る本数は少なく、乗り継ぎも悪くなってしまうもの。


秋田から石川県の金沢まで日本海側を海沿いに南下しようと計画を立てた時。泊まるとしたら、ここって決めていたところがありました。
新潟県の北部に位置する瀬波温泉は・・・子供が高校生になった頃。夫と久しぶりに二人きりで旅した思い出の地。
日本海に沈む夕日を、波打際に手が届くのじゃないかしらと思えるくらいに海沿いのホテル、部屋から眺めた。
翌朝は浴衣姿のまま海沿いを歩いて、朝市をひやかしに出かけた事。そこで振る舞われた温かいお鍋は日本海の味がした事など・・・
あの頃は二人旅があんなに楽しかったのに・・・・!?


秋田からの羽越本線、酒田までは特に列車本数が少ない区間が続きます・・・しかし、目の前には懐かしい列車の姿。
昭和40年代くらいかしら?子供の頃、駅で見かけた急行列車の姿そのままです。
昭和のワンシーンを、この列車は今もまだ運んでいたのでした。
時代を感じる、感じる。。

内部は更にレトロ、くたびれているものの・・・ビジュアル的には、旅人が夢見るパーフェクトさがあるように思える。
多くの旅人達の、住人達の希望と夢を共に運んだであろう…味のあるムードが漂っています。
リゾート列車、ジョイフルトレインの「きらきらうえつ」号の魅力には負けるのかな?
乗車率もいまいちのようで、ガラガラの車内。


スッカリお気に入りとなった「飴せんべい」、今回はこれまでのメーカーとは違ったものを。青森産小麦「ねばりごし」を使った・・濃いめの飴がサンドしてあります。
パリンとした香ばしいせんべいと濃い水飴のコラボレーションは、相変わらず美味しいです#59126;

秋田からの羽越本線の旅。秋田駅を発車した列車・・・

仁賀保(にかほ)の手前では、風力発電の風車が並んでいました。車窓からは日本海が見えてきます。







左手には雪山の連なる姿が、一際高いのは鳥海山なのでしょう。 仁賀保は、日本海と鳥海山に抱かれたまちなのですね。

山形県に入り、鳥海山を見える事で酒田に近づいたのがわかりました。
・・・昨年秋に泊まった部屋からクッキリとした姿で鳥海山が見えた事を思い出し・・・ここでもつい探してみたものの。
「出羽富士」と呼ばれているこの山も、 山形側からはかすんでいて見えることができなかった。

余目、鶴岡と・・・列車は田園地帯、庄内平野をかけていきます。

庄内米の産地であり、ブランド野菜としてもうスッカリお馴染みである庄内野菜の産地もここ。
それから前日からずっと目にしていたもの・・・それは田畑の上に、白い姿で佇む白鳥たち?の姿。
北国から越冬してきたのでしょうか。
日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行く鳥。

          
国道を挟んで向こう側は、日本海。

                              

抜群のロケーションが続き・・・


瀬波温泉の最寄りの駅は村上。その少し手前には、日本百景にも選ばれた名勝地「笹川流れ」があります。
笹川流れから見る夕日は絶景と言われています。

               
そうする内に、夕日が沈んでいきます。

結局、この日は海に沈む夕暮れを見ることができませんでした。 続く・・・・。