帰りも富士山の雄姿を眺めながら・・・都内へと戻りましょう。


帰りのお昼、静岡県由比町で駿河湾特産の桜えびの料理を食べるなら、ここって決めていたお店がありました。
一昨年の新年、静岡~三重県の伊勢まで足を延ばした旅のはじまりに出会い、スッカリ気にいってしまったお店。
太平洋を一望する・・・山沿いの小さな集落。海とみかん畑に挟まれ、細長く続く・・・旧東海道沿いの料理店。店名は由比東倉沢の地名からとったものでしょう。
駅前の「桜えび通り」の看板。由比の駅からでも歩ける距離かと思います。
 

桜えびで知られる由比漁港。静岡県の由比は桜えびの漁獲高日本一を誇るところです。
冬の時期の新幹線の車窓から、桜えびを干す=赤い絨毯が見えるのはお約束!


店のすぐ脇からの眺め・・・ここでは富士山と駿河湾の両方の風景が楽しめます。
東名高速のすぐ裏側にあるお店ゆえ、東名一のビュースポットである「由比PA」も目の前。

これまでいく度となく通りがかってはいるものの、何時も他のところで済ませてしまうものだから、由比で桜えびを食べる機会はありませんでしたが。。
一度口にして、半端じゃないサクサク感。カリッとした香ばしいエビの旨さにやられました。

だから自分でも食べたいのは勿論、息子達にも味あわせてやりたかったのだ。
着席するまで、近くにあった漫画、「美味しんぼ」を読んで待ちます。
美味しんぼのエビ編には、ここ「くらさわや」さんも登場しました。ガラス越しに見える店主の顔は、作中に描かれたまんま、あまりにそっくりで可笑しくなってしまうくらいです。
三連休中とあって、2時近くに訪れた私達がランチタイムでは最後の客となってしまいました。

目の前に広がる駿河湾を眺めながら、かき揚げや生桜えび、釜あげなど、多彩な桜えび料理をいただけるだけでなく・・・旬の地魚も提供しています。・・・のはずが、焼き魚やお刺身等はすでに売り切れとの事。
でも桜えびをふんだんに使ったメニューさえあったら、それでじゅうぶんですから。。
釜めしとかき揚げの両方が楽しめる「桜えび釜めしセット」をオーダー。


桜えびのセットはそれぞれが、みそ汁、小鉢、つけもの、フルーツ付き。


まずは、生桜えびののったサラダ。他にこの日の小鉢はカボチャの煮物だったかと。


味わい深い桜えびのかき揚げは、香ばしさと桜エビの風味が楽しめる・・・絶品とも言えるひと品。

エビ好きを自認するお嫁ちゃん。私のように単に食いしん坊なのとは違いグルメであり、日本中を旅している彼女なのに、ここ由比の桜えびを知らないでいた・・・のは意外でした。
口に入れると、半端ではないこのサクサク感!!
新鮮な生の桜えびを使ったかき揚げの風味の良さも格別です。

そして今回気づいた事がひとつ、一枚目と二枚目では味わいが変わってしまうという事!
ほんの少しでも時間が経ってしまうと、最初に食べた瞬間の感激が薄まってしまうのです。
衣がこれ程に薄いと、ほんの数分でも変わってしまうものなのですね。
値段からは高めに感じられますが、内容からすると納得の美味しさです。

                        
お釜の蓋を開けた時のプンと香った磯の香り!
ほんのりとした淡白な味付けで桜えびが香る上品なご飯。しかしインパクトの強さで言えば、やはりかき揚げの方です#59133;
それだけに3月下旬から6月の上旬、10月上旬~12月下旬までの年に二回ある漁期を楽しみにしている人もいるという。
「水曜どうでしょう」の大泉さんも、 柿田川湧水で知られる柿田川公園の次にこのお店に立ち寄って、お昼に桜えびのかき揚げを食べているとの事。

どちらもデザートとして最後にみかんが付きました。
食べ終えてお店を出たところで私達に、「くらさわや」さんのお爺ちゃんが袋いっぱいのおみかんを持ってきてくださった。
重たいビニール袋を嬉しそうに持つ、こっちなのでした#59126;

くらさわや魚介・海鮮料理 / 由比駅

昼総合点★★★★ 4.0




・・・後は、真っ直ぐ家に帰るだけ。
今回も、よく食べた二日間でした。
一緒になって食べたばかりに、その夜から胃の調子が狂ってしまった私。←考えもなく食べてしまったオバカさん。
お蔭で翌日は一日絶食状態となってしまったのは、最初に記した通りです。
それはこの店の油がイケなかったとかではなくて。一日に採る食事の量が、前日から狂ってしまったと言うだけかと思います。


今回の富士山を見ながらの二日間は上天気、まさに旅行日和でした。
ホントに楽しかった#59125;
皆がずっとニコニコ笑顔で過ごした・・・それが一番の思い出だったかと思います。