一晩泊まって寝るだけ、翌朝はホテルを7時前にチェックアウトして新潟駅へ。
この後訪れた・・・長野駅、仙台駅同様・・・駅構内が大工事中!
前回の数年前とは全く変わっていて、早めにやって来ておいたのは正解です。


ホームに入線してきたのは、ジョイフルトレイン「485系NO.DO.KA」です。
空模様も予定通り#58942;自称「晴れ女」である私。
快晴の空であるのはお約束ね。

          
天候が良すぎて・・・画像の上の方が光ってぼやけている・・・。
絶好の乗車日和であると言えましょう。
ただ乗るだけでも楽しい気分になるジョイフルトレイン快速「信州秋の収穫祭号」、その乗車は私達にとっても楽しみなプログラムなのでした。
この時期は、各地で様々な趣向を凝らした臨時列車が走るものですが、「信州秋の収穫祭号」も中のひとつ。
これから長野県の長野駅までいざなってくれる、約半日の列車旅のはじまりです。


485系「NO.DO.KA」はJR東日本が1990年以降に運用している、ジョイフルトレインと呼ばれる鉄道車両の一種。
従来「シルフィード」として活躍していた車両を、2001年にカーペット車両に改装したのだと言う。
※お座敷列車とは少し異なる車内で足を伸ばしてくつろげる空間を提供し、鉄道の旅を味わっていただく車両として、愛称名を「NO. DO. KA(のどか)」とした・・・・。

  
3両編成の「NO.DO.KA」の1号車は展望車、上部には運転席。
2号車にはおトイレ、末尾の3号車にも展望席が付いていました。 小田急のロマンスカーとも似ています。
先頭車の両端は展望サロンになっているから、鉄ヲタと思しきお兄さんたちでいっぱいです。
走行中の車内から、ずっと固定したカメラで進行方向の線路を撮っていた。
その様子を見ていて、こう言うのがYouTubeにアップされる訳ねと納得!

ご存知・安田ドリンクヨーグルトのいちごヴァージョン「越後姫」#59128;おむすび、サンドイッチを食べて朝ご飯はお終い。


もっと海沿いを通るのかと思いましたら、内陸の「信越本線」を走って行くのだそう。日本海が見えていたのは・・・柏崎から直江津間のみでした。


よくわからないけれど・・・静かな日本海と、富山方面からの上り?下り?どっちなんだろう。色の鮮やかさが返って郷愁を誘う色あいに感じられた・・・とりあえず撮った一枚です。

         
          
これもどこか忘れてしまった駅#59142;
すれ違いの為に数分間の待ち時間がある度、ホームに飛び降りて停車中の車体をカメラに収める鉄っちゃん達。
こんな風に在来線には在来線の楽しみ方がある訳ね#59126;

自宅近くではすでに終えている田の稲刈り、しかしまだこれからの・・・黄金色に光る越後平野を駆け抜け、南下して行くNO.DO.KA。

各々が窓の外の景色をぼーっと眺める等、皆それぞれ静かな時間を過ごしていました。


途中で目につくのは、やはり来春開通予定である北陸新幹線の高架と大きく立派な駅舎でした。
経済効果は望めるのでしょうけど、あれ程巨大な駅って必要なんでしょうか?

列車はまたも内陸に入り、「新井」「妙高高原」「黒姫」など、これまで来た事のないところを通って行くのは嬉しい。
食べものもだけど、私は行った事のない場所、知らない土地を訪問するのが好きです。

      
車窓から一望出来た「妙高」の雄姿、雲がかかってしまっているけど、「絶景」と呼ぶに相応しく思えた。
・・・の割りには、変な写真でゴメンなさい#59136;
深田久弥選「日本百名山」にも選ばれ、日本の名山として名高い妙高山。
新潟と長野を結ぶ「信越本線」の車窓からは、北信五岳の山並みが楽しめるのでした。
これから迎える紅葉の時期はさぞかし見事でしょうね#59130;

          
車両内に設けられた、カーペット敷きの客席は・・・
4人分の座椅子&移動可能なテーブルがセットされていて、そこに座席番号が表示されています。
快速ながらまた在来線をユックリと進むものだから、乗車時間は長時間となり・・・少々退屈気味。
カーペットの上でごろ寝をしている姿が目だって、乱れすぎているからモザもかけまくってます#59142;
またグループ客は昼前なのに宴会モードに、それがこの列車の良いところなのね。
すぐ近くの席ではお兄さんたちがフルボトルのワインをずらりと並べて、スッカリ出来上がってしまっていました。
その人達、終点長野駅で降りた後も、まだワインを手にして道の真ん中でバスの走行を邪魔していた。完全に酔っぱらいですね。

車窓の風景に実りの秋を感じ、爽やかな秋風に揺れるススキ、咲く秋桜の姿に和む#59128;
ようやく終点である長野が近づいてきました。


線路の両側に続くのはリンゴ畑。
赤く色づいた信州リンゴが実る様子は車窓から見え、私達の目を楽しませてくれました。

一目見たら忘れない・・・特徴のあるデザインの車体&カラーは、鉄マニアの間でも有名なのかしら?
駅構内は勿論、沿線の所々でカメラを構えて待つ鉄ヲタの姿を目にしました。

ひとつだけ残念に思ったのは#59136;
ジョイフルトレイン、秋の収穫祭号」と銘うつ割りに、始発駅である新潟。そして車内で何のイヴェントもないなど…本州でも有数の魅力ある「食」と「酒」の故郷、その両方の魅力いっぱいの新潟がなんのアピールもされないのは勿体なく思えました。

退屈した頃を見計らって、特産品などを時々売りに来てくれたら楽しい。
新潟の新米で作ったおむすび、村上の鮭でも入れて作ったら絶対に美味しいはず。
また大鍋に入れたけんちん汁を売っても、飛ぶように売れていくと思うのだけど。。
停車駅での駅員さんの出迎えや観光協会によるパンフレット配布も、乗車記念となるようなものは一切ないとは#59136;・・・新潟支局の企画担当者さん、少しは考えて下さいね。
その点は拍子抜けした気分で降りた私達。


しかし終点・長野駅では、こうして駅員さん達のお出迎えの光景が。また信州リンゴとクマが合体したユルキャラ・「アルクマ」君もお出迎え。
楽しそうに皆さん一緒に、記念写真を撮っていましたよ。

まだ続きます。