次なるポインは、蔵とラーメンの街「喜多方」です。
蔵が数多く残る街として知られる、喜多方。
そんな蔵を見学したり、市内には120軒も軒を並べると言われる喜多方ラーメンの店々で朝からラーメンを食べる。
イコール喜多方の「朝ラー」は・・・以前食べて、太めの縮れ麺が美味しかった記憶がありますが。。
今回、喜多方へやって来た目的はただひとつ#59138;
先日ご紹介した一冊・・・「にっぽん氷の図鑑 かき氷ジャーニー」は、覚えていらっしゃいますか?
その掲載店のひとつが、ここ喜多方市内にあるのです。

本に載っていたかき氷店、一店くらい開拓したいなぁ~と思っていたら、速攻でチャンスが訪れたという訳でした#59126;


店を構えてどのくらいなのでしょう?お店の外観、ハッキリ言ってかなりキテイマス#59142;
色のあせた暖簾、今では見かけるのも希な・・・ショーケースに並んだ食品サンプルは・・・古き良き「昭和」のムードを出しています。

昔ながらの甘味処と言ったドアを開けて入店。
右半分はテーブル席、残り半分は畳敷きの小あがりで、そちらにはすでに数組の先客あり。
常連客らしき近所のおばあちゃんグループの会津弁が飛び交う空間は、そこに身を置くだけで「昭和」へタイムスリップ出来てしまうというもの!

着席したらオーダーをながら、なにを食べるか・・・私の気持ちは決まっているのだ#59133;

「にっぽん氷の図鑑 かき氷ジャーニー」に掲載されている、フルーツ白玉氷水をください」と言いましたら、「本を見て、かき氷を食べにきたのですか?」
「はい、どうしても食べたくて、栃木から来ちゃいました」って言うと、「あら!まぁ!嬉しい~♪」「ここのかき氷を食べに、態々ですか?」ですって。


そして、見よ! 眩しいくらいラブリーで、キュートなピンク色のかき氷の全貌を#59117;

          
写真と全く同じルックス、かき氷の大きさはオーナーである真理子さんが子供の頃に食べていたものがベースとなっている。
当時大きく見えたかき氷のサイズを、大人になっても感じてもらえるよう意識して、こしらえているのだとか。
降り積もった新雪のような・・・ふわふわ、きめ細かい氷は、いちごシロップと練乳がベースになっています。
かき氷の頂点に輝くのは、真っ赤なチェリー。←甘味処ではこれ、お約束ですから!
トッピングされているピンク色のものも、実はかき氷=キューブ状のシャーベット。そこにさくらんぼ・缶ミカン・パイン等のフルーツ。白玉と、彩りの良いぎゅうひと…色々なものが楽しさいっぱいで、ゴロゴロ…#59126;
氷の中にアイスクリームが隠れているのも、見っけ#59025;
これだけの大きさゆえ、後半溶けはじめましたが・・・溶けた氷まで美味しく、完食してしまいました。

お腹が空いていないと言いつつ、なにを思ってか夫がオーダーしたのは「なべ焼きうどん 600円なり」。そう、軽食のメニューも充実しているのです。
                             
女性ばかりなので、ウケ狙いだそう。。真夏に汗を流しながら、鍋焼きうどんを食らうオヤジの姿←しかし周囲からは、全く反応なし!


座った席から厨房が見渡せたから・・・他の方のオーダー時に見ていましたら。。削ってはかけ、削ってはかけを、3回ほど繰り返した氷。
その度ごとにシロップと、練乳をかけ・・・小まめに冷凍庫を開けては、シャーベット氷やフルーツ、白玉と言ったものをその都度出してトッピングする様子が見えました。
天然氷ではないものの、丁寧な削り方だから、ふわっふわな氷#59130; 手間を惜しまない丁寧なかき氷なのは食べても、見ても、実感できます。

どのメニューも皆、魅力タップリながら…。出来たら、ミルクのかかった宇治金時「うらら特製氷水 650円」も食べてみたかった。
素朴なムード漂う中、更にマッタリ感を覚えてしまう・・・店内と接客。それでなのか平日の一時過ぎなのに、客席はほぼ満席。
真理ちゃんのキャラ、フロアー担当のオバちゃんとの明るくて、温かい接客ぶりがとにかく気持ち良く、居心地の良さを感じてしまうお店なのでした。
地元で長く愛され続けている「オアシス」的なこちらのお店。冬季は雪の多い寒い福島県内と言うのに、なんと通年でかき氷が食べられると言う。

一度足を運んだら・・・是非とも再訪してみたくなる、どなたにもお勧めできるお店です。私自身行く前はどうしようかなと思っていたのだけど、行って良かった#59125;って、心から思えるお店でした。
お店自体は素敵でもなんでもないけれど、これも忘れられない旅のヒトコマ#59117;
ttp://urara.chagasi.com/

うらら甘味処 / 喜多方駅

昼総合点★★★★ 4.5






これで残るのは、磐梯高原のドライブのみ。磐梯山を中心にして、雄大な自然が広がる磐梯高原へ。


古くから湯治場として親しまれてきた、ひなびた風情が漂う温泉地・熱塩温泉を過ぎて・・・今宵の宿のある裏磐梯まで行くのだ。


喜多方から入るコースですと、最初に見えてくる湖は「桧原湖」。磐梯山の噴火でできた湖の中でも、桧原湖は最も大きくて、裏磐梯観光の拠点とか。



国道459号線は、別名「桧原ビューライン」。途中には「道の駅裏磐梯」もありました。

この辺りには野生の猿が多く住んでいるらしくて、木々がざわざわと動くところへ目をやると必ずくらいにその姿を見かけました。


レークライン途中の「三湖パラダイス」は 桧原湖、秋元湖、小野川湖の3つの湖を一望できるビューポイントのひとつです。


          
磐梯吾妻レークラインにある、標高900m地点の小野川湖が見渡せる展望スポット「涼風峠」。小さな島が点在する湖の風景は、「三湖パラダイス」から眺める小野川湖の風景とはまた違ったものと感じられました。

ここまで来たら、今宵の宿はもう間もなく。五色沼入り口近くのちっちゃなホテルなんです。
続きますね。