関東地方で紅葉と言えば・・・。
山全体が赤や黄に染まる日光ながら…那須と塩原を観て・・・次は里山の紅葉?いきますね!
せっかく県内東部にいたのだから・・・その後向かったのは、もはやスッカリ定番となっている那珂川町。
塩原で購入した高原大根を、夫が同僚さんに届けたいとの希望もあり。。この日は母と3人で行く事になりました。
母はこれまでに通りがかった事はあったものの、本格的に町を訪れるのは初めてなのです。

          
・・・とその前に、那須塩原市にある乃木神社へ。偶々近くを走っていたところ、乃木将軍を祀る神社へは行ってみたいのだそう。
一昨年の夏に、私は訪問済みでした。。。
800メートルにも及ぶ神社までの参道、両側にズラリ植えられているのは桜の樹木。


母世代の人には、乃木大将として親しまれている、明治期の名将・乃木希典(のぎ まれすけ)。

境内には当然、乃木将軍がおわします…直立不動の姿で出迎えてくれるのでした。
                                
そしてこの季節。可愛い七五三の姿も見られて、ラッキーだわ!


一般的には、乃木神社としてのみ知られているものの・・・園内には他にも乃木別邸=「乃木希典那須野旧宅」、乃木清水と呼ばれる・・・湧水地も。
ごく普通の住宅地において、かつての姿を今に残す・・・乃木神社。
神社境内の鳥居下を通過して流れる、澄んだ清水は蟇沼用水(ひきぬまようすい)です。

                        
蛇尾川(さびがわ)上流から大田原城下へと流れる・・・蟇沼用水。
水の一部は、↑ 別邸内の静沼に引き込まれているのでした。静沼は乃木将軍の静子夫人にちなんで名づけられました。

乃木希典が明治24年に求めたとの・・・乃木別邸。
実はこの建物、平成2年10月28日過激派の放火により焼失。同5年3月復元竣工されたものだそうです。
生涯に四度の休職を経験した乃木は、休職期間中この地では多くの時間を過ごし、晴耕雨読の日々を送りました。
      
別邸に来ると自ら鎌や鋤を手に畑仕事に励み、農民たちとも親しく付き合うなど、この地の田園生活をこよなく愛されたと言われています。
今回は建物内、農機具小屋内部まで見られるなど。日によっては、見学も可能のようでした。


                     
もう、いい加減シツコイと言われてしまいますが、那珂川町のユルキャラ「なかちゃん」。
圧巻!・・・の、なかちゃん#59138;
その後はどうなったか知りませんけど、10月22日の時点では…この姿のまま残っていました。
母は田んぼアートを見るのも、たぶん初めてのはずです。


目の前を滔々と流れる、雄大な那珂川の流れ。
そこから吹いてくる、心地よい川風。
しかし平日とあって、閑散とした「高瀬のやな」でした。
せっかくなので皆で、橋を渡って簗まで行ってみます。

          
簗の上では、前回よりも更に多くの鮭の姿が。もうゴロゴロといった感じで、その数10体以上。皮も身もボロボロの状態で打ちあがってきています。
スゴイ数!・・・と思いつつ、簗の周囲をよく見てみれば・・・川の水辺に、水中にも、鮭の魚影は数えきれない程見えていた・・・。
10月1日より今年も、那珂川の鮭釣りは解禁されました。
水戸の河口より産卵の為に川を上ってくる鮭たち。
すでに傷ついてボロボロになったその様子からは・・・。生まれて・生きて・また子孫を残す・・・と言った、鮭の一生が。ありのままの自然の営みが感じられました。

          
晩秋の那珂川の流れを目の前に、焼き鮎の食べ納め。
なんと、卵! ピチピチの卵タップリ・・・の子持ち鮎でした!
お腹いっぱいで他のものは食べられなかったけど。(3 人とも朝ご飯の食べ過ぎてお腹が苦しいかったのです)

これで終わりです。 さぁ、そろそろ帰りましょう。

・・・母にも一応、この秋の紅葉を楽しんでもらえたかしらね?
紅葉を目にしたら・・・つい、しみじみとした気持ちになってしまいがち。
二日間に、これまであった出来事を思い出し・・・昔話に花を咲かせることも出来たのだ。それが今回の旅の、一番の想い出であったかもしれない。お終い。