空港までの帰り道。
車の前に姿を現したのは野良犬ならぬ、痩せっぽちで弱々しい姿の…キタキツネさん#59142;


富良野観光を終えて、帰路は占冠インターから道東自動車道でと言われたけれど・・・。
まだ時間があったので下道を走り、こちらも気になっていた夕張観光もしていく事に。



しかし立ち寄りした夕張は、日中でも人影のない寂しいところでした#59136;
かつて炭鉱で栄え12万人に迫った人口も、今では9000人を下回るとか。高齢者の占める割合の高さから、国の高齢化社会の縮図との声さえ・・・。
今月に入ってからも、JR石勝線の夕張支線の廃止が発表されたばかり。発足時である1987年度の1日の平均通過人員数は1129人。それが2015年度には118人まで落ちこんだ。夕張支線を将来に亘って維持することが困難となった状況からだそうです。


                          
幹線道路沿いの商店街にはシャッターが下り、宿泊施設らしき建物も一棟だけ。
出会ったのはトップに登場したキタキツネ君。イヤーン!! こんな獰猛な顔のメロン熊なんて#59136;

夕張と言えば…で、街外れにある「石炭博物館」へ行ってみましたが、まさかの閉館。
「どこへ行きましょう」と思案中、トコトコと歩いてきたのが先のあの子なんです。余程腹ペコだったのか?何かもらえると期待させてしまって・・・ゴメンネ。
この時偶々ながら、本当にすぐ食べられるものをなにひとつ持っていなかった私達#59143;
後からパンでも食べさせてやれば良かったなぁ。。



                    
夕張市若菜にある、小倉屋ぱんぢゅう店へ入ってみました。
ぱんぢゅうとは小麦粉を焼いた生地に餡が入っている、今川焼きとたこ焼きを合わせたような焼き菓子です。
北海道内の小樽、夕張にぱんぢゅう屋さんがあり、小樽では看板だけ見かけてやっぱりあるのねって気づいた。
・・・ちなみに、札幌にもあるらしいです。
栃木では足利、鑁阿寺脇の公園に出ているぱんじゅう屋台は、数十年続く人気店ですから#59126;足利来訪時は、必ず立ち寄って買ってしまうのでした。。
夕張ぱんじゅうは皮がシッカリ、ミミが付いているのも特徴なのか。また餡も甘目に感じます。


昭和52年に公開された映画、高倉健・倍賞千恵子主演作品「幸福の黄色いハンカチ」。
風にはためく黄色いハンカチの幟、炭鉱住宅のロケ現場が残る「幸福の黄色いハンカチ 想い出ひろば」は遠くから#59009;

映画で使われた欽ちゃんの車、屋内に来場者が記念に書き残した黄色のメッセージカードが貼られている・・・それだけの中身に@540円払いたくない。



旅の最後は空港内でいい、旭川ラーメンで〆よう…と予定。しかしレンタカーの返却に思いのほか時間がかかり・・・ギリギリの搭乗。

最後の最後まで、日本国内にいるとは思えなかった。周囲から聴こえる多言語・・・ってほぼC国語だけど。
          

    
8月に入ると麦畑の麦。富田ファームのラベンダーも刈り取られ、沿道ではコスモスが咲き乱れていると言う・・・大地の魅力に満ちた北海道。

                 
久しぶりであった、今回の旅。
北国の食の魅力を堪能はなかったけれど。。天候には、恵まれて良かった。
時に想定外のザワメキ、喧騒にも満ちていた・・・北の大地よ!さらば!