この夏・・・部屋の前に生ったブドウ棚です。
ブドウの品種はこれ程生るなんて・・・全く考えもせず・・・小粒で種もある「デラウェア」。
二十年近くただ植えてあるだけ、枝ののび過ぎを抑えて選定するくらいでずっとほっときっ放しながら。。
          
今年は、思いのほか多く生りました。気温や雨の多さも関係するのでしょう?年によって実の付きにはバラつきがあります。
ほとんど食べずに、やってくる鳥たちの餌状態が長く続いていたものの。

数年前、試しにやってみた・・・自家製ワイン作りが成功。それを思い出して・・・
「今年も作って~~!」…お願いよ。なんちゃって!

しかし・・・ゲゲ~~!
ご覧のように、なにやらアヤシゲな状態#59136;
Myフェイバリットなんて言いつつ・・・こんなの飲んでお腹は大丈夫?って思われました?
   

一応説明いたしますと。自家製ワインの作り方は意外と簡単!、必要な物も、手順も、環境もシンプル。
1摘み取ったブドウはバラします。
2ブドウの果皮に天然の酵母菌が付いているので、洗い過ぎない。ワイン作りには、種子と果皮が重要なのです。
3手でざっと潰します。
4そこに砂糖、発酵促進の為にイースト菌を少量足しただけ。梅酒用の瓶に詰めてそのまま一次発酵を待ちました。
ブドウの糖がアルコールに分解されて、ぶくぶく・・・気泡が現れるのを楽しみながら・・・一週間くらい。
5煮沸消毒した布袋で搾ったものが、右のペットボトル。約6キロから二本近く取れました。

素人ゆえに、濁りが。下には相当オリも溜まりましたが・・・。成功したようです#59133;
          
はじめの頃はペットボトルのふたを開ける度、ポッと音がするくらい。まだ発酵しているって事ですよね#59126;
透きとおってはいないものの、一応はワインです。
「う~~ん!芳醇!」…とは当然なりませんが。。フルーティな香りはあるし、甘みも酸味もちょうど良い。
たぶんアルコール度数は相当低いと思います。飲料的にはブドウジュースに近いのかも?
それも含めて、一杯くらいで十分な晩酌にはピッタリ!
手間はかかったものの・・・(それも、自分がやったのじゃないけど#59142;) 毎晩、美味しく飲んでいます#59125;

飲む果実酒を作るのって、違法では?って思われましたか?
例外として無許可でお酒を作ってもOK!なのは・・・
アルコール度数が1パーセント以上になると、「お酒」を製造した事になりますけど、1パーセント未満のワインなら醸造は可能。
より本格的に楽しむなら…手作りのラベルとかを張ったら、更に楽しめる気がします#59117;

#59130;最後に・・・「ペルレ」ってご存知ですか? ペルレとはドイツ語で「真珠」の意味。
収穫したブドウを仕込んで. 2日から3日目くらいの発酵途中のワインの事。 アルコール分は2~5%くらい、甘い、微炭酸のジュース・・は、表現しきれない美味しさ!!
収穫・仕込みのこの時期だけ、限られたワイナリーでしか出会えない・・・希少な飲み物です。
以前新潟県上越市にある、日本最古のワイナリー「岩の原葡萄園」で飲んだ、感動のペルレ#59130;
アルコール分は1~5パーセントの、ワインになりかけ途中のワイン。
シャンパンのような泡立ち、ブドウのフレッシュな甘み&酸味とがあいまって、一度飲んだら忘れられない味でした。…それには遠く及ばないものの、まずまずの出来となりました。
ひと足早いボジョレー・ヌーボーです!