上欠町にある「聖山公園」遺跡の広場で、数日前に撮ってきた写真です。
こちらへは初夏に咲く、ニッコウキスゲの時期は足を運ぶものの・・・。
偶々立ち寄りした夫。「チタケが出ていた」と言うので、一緒に行ってみました。
チタケは、チチタケ(乳茸)とも呼ばれる。
チタケを茄子と油で炒めた濃厚なダシで食す・・・「チタケうどん・チタケ蕎麦」は初秋の味であり、栃木県民のソウルフードとも言われる郷土料理のひとつ。
スーパーや道の駅で買ったら、ひとパック(4~5本で)1000円近いお値段で売られているのでした。
でも私の目的は勿論、チタケなんかじゃない。
食べず嫌いではないけど、積極的に食べたいとは思わないのだ#59136;

広い敷地内、なにかしら秋のお花が咲いていないかしら?
大好きなシュウメイギクが咲いているのを見っけ#59025;
9月~10 月に開花するシュウメイギクは、キンポウゲ科の多年草。
しかし長く続いた降水、日照時間も少なかったせいか、花の生育は残念な感じでした。


    

漢字で書くと「秋明菊」、または別名、キブネギク(貴船菊)。日本原産ではなくて、中国からやってきて野生化したと言われています。

純白の花弁=実はこれ、花のようにみえる部分ながら「萼片」。コロンとした丸い蕾、風に揺れるしなやかで可憐な風情が素敵。
花のあとには綿毛が出てくる。そんな変化も興味深く思えます#59125;

          
ホトトギスも数株あったものの…どれもまだ、蕾でした。。

     
復元建物が建ち並ぶ広場は、昭和61年に縄文前期の集落跡が発見されたのがはじまり。
高台になっている為、斜面の下を覗いたら・・・木々の間から、黄金色した稲刈り前の田が垣間見えて・・・美しい。

野生の胡桃って、こんなグレープフルーツみたいな生り方をするって知ってました?
熟すと?自然に、ぽろぽろと落ちるみたいです。


他の花も撮りました。

初めて目にしたのは・・・チョウマメ、蝶豆?
インドから 東南アジアにかけて分布するつる性多年生草本とか。・・・すぐ脇からはえんどう豆みたいな、インゲンマメみたいな実が下がっています。
深い蒼、可愛らしい花です。
日陰であった為か、まだ一本だけ残って咲く彼岸花も。

この場所は、今から5000~6000年前の集落跡。
全国的にも極めて珍しい大型の住居・建物跡群が見つかった後、「根古谷台遺跡」として国の史跡の指定を受け・・・平成3年3月に史跡公園「うつのみや遺跡の広場」として開園。
子供が小学生の時、親子で縄文土器づくりの体験に来ました。また縄文クッキングとかの企画もあるそう。。


人影もなく、ほぼ貸切状態の広場を出ます。…北の駐車場からは・・・遥かに日光連山の光景が望めるのでした。
秋になって・・・澄んだ空気。高い空。
冬の到来が少しだけ先に用意されている気配がします。