こちらの宿、夕食も朝食も部屋食です。
料理を作るのは女将さん、これまではご主人のお母さんとご一緒にされてきたのが、お母さんは体調を崩されたとか。そこにご自身のお母さんのお世話までされるなど・・・とにかく働き者の女将さん、一日中動いている様子でした。
6時からの夕食は、部屋のコタツでいただく。ムードは感じられないが、何しろ私達だけなので(/ω\)
品書きはなく、運んできてくださる女将さんの説明から。

テーブルの前菜は、松の実と芹のあえもの、山葵の葉と茎のお浸しは辛くて!ツーン!この辛味は癖になりますね。 とりあえず( ^ω^)・・・のビールで、乾杯#58994;

宿の定番料理である、茄子の味噌田楽です。味噌田楽の真ん中には卵黄だから、マイルドな味わいが美味しい(^o^)V
筍・鰆・生麩・コゴミ・信州味噌の奉書焼き、当然ながら竹皮で。この時期は筍が出はじめの頃(4月1日)、添えてあるのはウドの甘酢漬け。
どちらもシンプルな素材だけに、絶妙な味加減でした。

 
アルコールの種類は地元産ワインから、自家製果実酒まで意外にも豊富。これはその中のホンの一部ながら・・・「酔園・七笑・井筒長」の信州セットを追加でオーダー。

筍のソティ「家の山椒がまだ摘めなくて、おかかでごめんない」と。これは日本酒に合う、そして美味しい#59125;
旬の天婦羅は、うごき、タラの芽、行者ニンニク、フキノトウ、こごみ、ウルイ…と、これまた、初物の山菜尽くし、素材が生きています。
下の肉料理は1000円安い鶏肉焼きプランの予約の為。それも夫が鶏が苦手である為「出来ましたら一人前はポークソティでお願い出来ますか」と備考欄へ書いたので組み替えてくださったのね。チキンのホイル焼きもボリューミィ、タップリの野菜&トマトソースで、手もかかっています。
「牛ステーキだとただ焼くだけで、つまらないから良いんです」と女将さん、特に愛想が良い訳ではないが、する事はキッチリしてます#59126;

ご飯は筍ご飯、こちらも「初物だ!」#59125; しかし頑張っても、私は一膳、夫も二膳しか食べられなくて・・・お櫃にはまだこんなに残っていた。
いったいなん合のご飯を炊いたのでしょう!?
「残ったのはおにぎりにしましょうか?」私達が躊躇している間に、「では大丈夫でしょうかね」だって#59142; 
私:「朝ご飯も、これで大丈夫ですから」と言ってしまいました。初もの尽くし、季節を感じた夕食であった。
忙しい女将さんを思って言えなかったのだけど…筍のおにぎり、ホントは欲しかったなぁ(^-^;

デザートも女将の手作り、梅ジャムのゼリーでサッパリと#59126;
        
二時間弱で終了!
またもお腹いっぱいで、温泉へも浸からず、この後は爆睡してしまいました#59137;

朝食です。またも身体に良さそうな料理が並びます。

それぞれをアップで紹介する程でありませんが・・・。
生麩の酢味噌和え、奥は筍・絹さや・蕗・若芽の煮物、上品な味付けです。
漬物の隣りは、人参とジャコのきんぴら、人参でも立派な一品になる(^_^)V
焼き鮭に添えてあったのは、???

ここに、焼きたてのほかほかの卵焼きが運ばれてきて、「たきざわ」さんより甘め、お弁当に入るような卵焼きは、家庭的な優しい味付け。手前には蕗味噌が♪
   
内容は素朴であり、食材そのものも高価なものはないが、素材の生きた朝・夕の食事。
どれも味付け良く、また食べに来たいなぁと思わせるおかず達でした。
最後は女将さんがお茶を淹れてくださり、そこで牛乳かヨーグルトのどちらかを選択する。夫は温かなホットミルク、私はヨーグルトでお願いしましたら、ドラゴンフルーツがタップリのって、そこに地元産ハチミツ、リンゴ?のジャム添えで提供されました。

最後は、貸し切りで利用する源泉かけ流しの素晴らしい内湯と、泊まってみての感想です。