7月の「武田神社」に続いて、特に意識をした訳ではないけれど、米沢と言えば「上杉」でしょう!…と言う事で立ち寄りをしたのは、ベタな観光地である「上杉神社」でした。こちら、二度目になります^^
      
武田信玄と並んで戦国最強の武将と語り継がれてきた上杉謙信。
「成せばなる 成さねばならぬ 何事も」で知られる上杉鷹山など、上杉家の史跡が点在する、歴史好きにとって堪らない魅力のスポットです#59126;
      
4月下旬には堀沿いの200本の桜が咲き誇り。堀の水面に映る桜と、お堀に架かる赤い橋とのコントラストの見事さ!それはフォトジェニックな光景だそう。
桜は10月下旬~11月上旬鮮やかに紅葉をし、四季折々の光景は見る者の目を楽しませると言います。

松が岬公園はかつて伊達氏の本拠地が置かれた土地、伊達家17代藩主・伊達政宗の出生した城でもありました。

伊達、蒲生・・・その後の江戸時代は米沢藩の藩庁が置かれて、直江、上杉諸氏と、歴代藩主が居住した城なのです。本丸跡は現在上杉神社の境内となっていて、境内入口、参道に謙信ゆかりの「毘」と「龍」の軍旗が対でなびいているのはお約束。
「毘」はご推察の通り、毘沙門天を表し、、流れるような字体の「龍」は「懸かり乱れ龍」と言われ「不動明王」を表しているそうです。


米沢城は一般的には上杉のとして知られますが、伊達家8代から17代・政宗までの212年間は伊達家の支配下でありました。
米沢城で生まれた伊達政宗でしたが、北条氏との戦で豊臣秀吉より「小田原城攻めに参陣せよ」と命を受けたものの、北条と組んで天下を狙おうと企み参戦をしませんでした。
豊臣軍の数力により、北条氏が勝つ見込みがないと知った後・・・秀吉の元へと駆けつけましたが・・・遅れて着陣した伊達政宗は、その見返りとして米沢の地を没収される憂き目へ。
その「奥州仕置」では蒲生氏へと与えられ、蒲生郷安が入居。しかし蒲生氏の米沢支配は短期間で終わってしまうのでした。
上杉謙信の嫡男・景勝は、慶長3年に蒲生氏の領土・会津と米沢92万石を与えられ、それまで所有していた佐渡、庄内を合わせて120万石の藩主となります。

上杉神社の「手水舎」は「虎」#59138; それは「越後の虎」と呼ばれた謙信の名が「長尾影虎」であり、それから「上杉輝虎」となり、出家した後の号が「上杉謙信」であったため。

まずは上杉景勝の重臣であった直江兼続が城主となって米沢城へ入り、米沢はその後幕末まで上杉家の居城、上杉の城下町となるのでした。
湯治場としても400年を越える歴史を有する、福島の高湯温泉、山形の蔵王温泉とともに「奥羽三高湯」に数えられた・・・雪深い冬の季節は特に趣ある出湯として。それ以外の季節でさえ常にヒッソリした空気漂う福島県との県境の峠・白布温泉には、かつて米沢藩の鉄砲製造場が置かれていました。
山形城の最上義光に戦で負けた後、直江兼続が白布の地に鉄砲工場を作ったのです。

上杉家の歴史上において上杉鷹山の存在も忘れては通れません、公園のすぐ側には上杉鷹山を祀った「松岬神社」。ご当地グルメとお土産の並ぶ「米沢城史苑」とありました。
直江兼続「天地人」に続いて、山形県が大河ドラマの主人公として推しているのが上杉鷹山。未だに「愛」の兜の直江兼続=妻夫木君、「天地人」ポスターは見かけますものね#59025;
上杉鷹山について書き始めたら長くなってしまうから、こちらへ#59030;
         https://yonezawa-kankou-navi.com/person/yozan.html
鷹山の奨励した、いざとなれば食べられるウコギを植栽した塀は、小野川温泉でも目にしていました。

上杉神社のふたつの鳥居をくぐると、正面に神門あり・・・


神門内、垣の中に藩祖・謙信公、二代・景勝公、直江兼続公を祀る社殿があります。
私も家族の健康、安全、無事をお願いして参りました。


上杉神社の敷地内にあったマンホールの蓋。 米沢市の花「アズマシャクナゲ」がデザインされています。

柔らかく風に揺れる姿そのものが「秋」の花、「萩」。長く枝垂れた枝に多くの花が咲き、風に揺れるその姿は美しい#59130;

上杉神社の社務所で拝受してきました「上杉神社 御朱印」です。
        


身近な場所で出会い、季節の移ろいと、たおやかな秋の風情も味わえた、上杉神社でありました。

「道の駅 米沢」で購入したものは・・・。

本格焼酎「大ふへんもの」、白米を主原料として減圧蒸留し、赤ワインの樽で貯蔵しじっくり熟成させた、味・色・香りの楽しめる本格焼酎。
ネーミングの「大ふへんもの」=前田慶次も、直江兼続と運命的な出逢いをして、ともに『義』のために戦ったとされる戦国武将。
米沢牛まぜご飯の素と共に、息子へのお土産でした。

牛タン入り伊達カルパス、玉こん二種は、ママとヒメへ。
「ラ・フランス」が出回る前の品種「バラード」。黒枝豆、安かったから買った舞茸、家は松茸は買えないの~~#59143;
これにて、山形県米沢の温泉旅は終了です。