福島旅の続きを書いてしまいますね。
夜間に一晩中降り続いていたのは、雪ではなくて雨でした。
      
庭に積み上げられていた雪は大分溶けて、雨上がりのしっとり風情へと変わっています。窓からの光景、右端に浴室の湯気ぬき窓がチラリ写っています。
・・・そうなると、他の誰か起きてこない内に「お風呂へ行こう!」

こちらの「岩風呂」は、到着後すぐにも。大女将「今日は4組しかいないから、その前にでも入ってしまっていいですよ」。・・・の言葉に甘えて利用したところでした。
館内に24時間入れる、かけ流しの温泉浴室は二か所。夕食前は男女別とのルールがあった為、その後貸切にしてもらおうと考えていましたが、今回もそれ以前でも問題なくOK!

脱衣所はチョッと狭め、必要最低限にシンプル。
浴室の外に積まれた雪を見ると改めて冬を実感する。
シャワー&カランに置かれたシャンプー類は全て「イソップ」、オーストラリアの高級スキンケアブランドだそうで、自宅で使っているものよりずっと高級です!!そして良い香り(^_^) 髪がサラサラになって嬉しい#59125;
日光杉のタガなし風呂桶、木曽サワラの風呂椅子は無論ありました。

翌朝も早朝のひんやりとした空気の中で浸かる温泉#59127;
単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)源泉54度と高温だけに、やはりここは冬訪ねるところ#59138; 到着後と朝と、二度入りました。

湯野上温泉の噴出量は毎分3,000リットルと、全国でも指折りの湯量豊富な温泉郷。湯野上地区の140戸にも給湯し続けていると言います。
夕ご飯の後、寝る前浸かったのは、大きく広い「檜風呂」。
宿では夜間から朝までは、三枚の札をかけかえて自由に使用する仕組みです。

畳敷きの脱衣所の床は温泉熱でポカポカ、広い脱衣所にはベンチが二つあって、着替えも楽々♪ こちらは洗面所があるから、歯磨きもここで済ませてしまいました。

奈良時代に開湯された・・・湯に身をゆだねて天井を見上げると、立派な梁に圧倒されます。宿と温泉との歴史を感じながら、ひたすら湯に浸かひと時を愉しむ贅沢。大きな浴槽なので、足を伸ばしてゆったりと温まりました。また熱めなので半身浴したりと・・・プライベートな雰囲気#59125;
…と言いつつ長く独泉するのもいかがなものか、他の方の利用も考えねば。
     
男女別二か所ずつおトイレも、4組では一緒になる心配などしなくて大丈夫。
女性用トイレの個室は2室、「TOTO」の NEOREST。シンプルで直線的なデザインが家にも欲しいと思いつづけているお便器なのです(*´ω`*)
カッコイイ!!と毎回思うデザインサンダルは、この場がトイレなのを忘れそう。
拡大鏡も付いていて、ソープ、紙コップ、ペーパータオルと揃った…リニューアルされた洗面所には言う事ありません。

洗面スペースと、壁に飾られていたデザイン違いの可愛い額#59128; これくらいなら描けそうな気もするが、未だ至らずにいる(`_`)ノ゛


雪を反射した朝の光とすがすがしい空気は、食事処のお座敷にも流れていました。

食事処にかけられた大きな日本画は、千住博氏の代名詞ともいわれるほどポピュラーな「ウォーターフォール」←Boss365さんに教えて頂きました\(◎o◎)/
7時半の朝食も、夕食と同じテーブルでいただきます。

定番のメニューに特別感はなくて、天翔窯の大皿へはベビーリーフ&ミニトマトの野菜サラダ、中心に花形に並べられた明太子、オクラ、山芋みじん切り、ひきわり納豆、大根おろし、真ん中には煮豆とシンプルに。焼き魚は鱒だったかも? 可愛い盛り付けは毎回、目を楽しませてくれます#59128;
凍み大根、根菜類とさつま揚げの煮もの、温泉卵に、良質な焼き海苔と並ぶ・・・朝ご飯は、タップリの漬物、お味噌汁とでじゅうぶんです。
箸置きの可愛らしい「起き上がり小法師」も、朝はデザイン違いのもの♪

お替わり用のお釜。食器棚にはお茶、冷水、コーヒーと用意されていました。

               
この白南天は、蔵の前に植えられていたものでしょうね。

明治中期建てられた民家だそう、温泉宿として開業した1975年。温泉宿としても50年近い歴史をもつのですね。部屋数は全部で6室(一室が専用風呂付の特別室となった為)。
建築当時の職人技が光る客室。南会津ならではの郷土色を全面に出しつつ、都会のエッセンスを効かせた「湯宿 にしきや」さん。リフォームされた館内は和モダンでスタイリッシュな部分あり#59130;、民宿の概念を覆す素敵な要素たっぷりの空間に魅了されます。「湯野上温泉 にしきや
      
珍しい真冬の雨により、大分少なくなってしまった庭の雪です。
皆さん次々にチェックアウトしていかれます。私達も帰る事にしましょうか。今回も良い滞在でした#59125;
2月18日(土)から一泊、@15000円→割引を上手に使い@8400円なり。(キャンペーンはすでに終了してます)
        
ここに来たら食べられる会津の郷土料理、選べる地元のお酒が嬉しい#59125; 古い建物を上手く活かした館内は清潔でもあり、全てが本物!! ナチュラルテイストなデザイン性に優れた備品とのギャップとあって、どちらもスゴク好みなのです♪