先週開花した桜が、都心では見頃を迎えているとか。
風が吹いた昨日。
「もしかしたら、ここでも気まぐれで一個くらいは咲いているかも」と思い、近所の桜を見に行ってみました。しかし、咲いている花は一個もありません。
先日目にした時よりは随分と色づき始めてはいるものの・・・まだ少しだけ早かったようです。
桜はまだでも、その周辺に咲いているユキヤナギだけは満開です。そして、黄色いレンギョウの花も咲き始めていました。

そう言えばカタクリも、4月初旬に咲く花です。
さすがにカタクリはなかったけれど、同じ山野草の仲間・イチリンソウが咲いていました。
これまでも何時も見ていたところなのに・・・こんなところで、静かに咲いていたのですね。ここにイチリンソウがあるなんて知らなかった#59125;

キンポウゲ科のイチリンソウの仲間は、イチリンソウとイチゲとに分けることが出来るのだそう。。。
この花も最初は、私。アズマイチゲの花かと思っていました。
野草独特の濃い深い葉の色。控えめに咲く花の様子。どちらも、いいですね#59126;

「つぼみが拳に似ている」から、コブシ(拳)だそうです。
                     
先日アップした、ハクモクレン(白木蓮)に似ています。だけど、それよりは小さい花。
今はまだ大丈夫、でもこの花もあっという間に茶色になってしまうかもとあわてて・・#59009;
この花、誰もが知る歌の一節にあります。コブシの花が咲くと、北国にも春が来るのでしょう。


風に揺れる様子が可愛いスズランスイセンの花。
白い花びらに、緑色の○がポイントになっています#59117;

地面と一体化するようだったタンポポが、ようやく少しだけ茎の長さを伸ばしてきています。だって、ホワホワの種が出来る頃にはしっかりとあの姿になるのですもの。
日の光を浴びて、意外にも黄色が鮮やかでした#59130;
                                  

昨日、那須方面で採れたというフキノトウを沢山頂いたので、蕗味噌を作りました。
細かいゴミや土を取ったフキノトウは、黒ずみを防ぐためにすぐに水にさらしておきます。
大目の熱湯でサッと湯がいてからまた水にさらして、細かく刻みます。
お鍋に、お砂糖、味醂、お味噌。それぞれ適当な量を適当に入れて、刻んだフキノトウをここに加えて煮詰めるだけです。

お味噌は先日買ってきた仙台味噌。このお味噌がとっても美味しくて、こんな事でしたらもっと買って来れば良かった#59133;
フキノトウって大きくなる時には一日で育って、花開いてしまう・・・油断の出来ない植物だそうです。
それ程美味しいものとは思いませんが、今の時期にしか食べられません。
それに市販のものはフキノトウがいったいどこに入っているのと探してしまうくらいに、お味噌ばかりですもの。
先週末は、出始めたばかりの筍も食べました。
九州産で堀立てではなかったけれど、あのえぐみもなく、独特の香りの良さが美味しく感じました。

話は桜に戻って・・・
咲き始めるまでの待ち遠しさ、見頃の時の華やかさ、散り始めの風情だって捨てたものではありません。
今週末からは、お花見を楽しむことが出来るかな。