日曜日は、他にも行ったお店があります。
息子のお嫁ちゃん・Mさんは仕事の出来るキャリアウーマン、その一方で食べ歩きも趣味のひとつ。
だから美味しいものに対するアンテナの高さは、当然のことながら私を上回ります。
せっかくのお休みの日。
「栃木まで来たら、どこか行きたいお店があるでしょ。どこでもOKだよ!」って夫さん。

そして行った先は、お店を持たない「天然酵母パンreclu( レクリュ)」さんでした。
自分の店舗を持たないで、曜日ごとにいろいろなお店で出張販売しているパン屋さんなのです。
当日の日曜日と月曜日は 「彩 cafe」 さんという路地裏のカフェで、出張販売をしているのだそう・・・・お休み中のカフェを使って、「reclu」 さんは営業をしているです。

この店構えをご覧ください。
ここは市役所のすぐ近く、たぬき坂と呼ばれる坂の途中に時が止まってしまったような家並みが残るところ。
この感じは、私がまだ小学生くらいの頃に遊びに行ったお友達のお家に似ています。

「やっているのかな」と思いつつ、木とガラスの古い引き戸を開けると・・・・まず目に入るのが・・・棚に並んでいるこちらのパン達です。
玄関先のたたきのすぐ目の前が棚です。この様子に思わず私「この感じって、京都みたいね~~」と口にしてしまいました。
店の奥から、丸顔の可愛らしい女性が出てきて応対しています。この方がパンを焼かれているのですね。
並べられているパンはどれもみんな美味しそう。きっと丁寧に、一個一個愛情込めて作られたパンなのでしょう。
リュスティックやキッシュ、ふっくらとした餡バターなど何種類かを購入して、満足顔のMさん#59120;
私も、たっぷりと餡がはさまれた餡バター(サンドされているバターは高級で、いつも横目で見るだけの一個1000円以上すると言うカルピスバター・・・)にはチョッピリ心動かされましたが何も買わず、邪魔になるから車の方へ戻ってしまいました。
私たちはまた何時でも買いに来れますものね。そしてこちらのパン、「fromagerie l'avedone カフェ・ラヴェドン」さん、「keicaケイカ」さんでも購入出来るそうです。
recluさんの天然酵母パンが購入できてお食事も楽しめる「彩カフェ」で、Mさん「今度はお茶したいなぁ~」ですって#59126;
栃木のあちこちにはまだ昭和レトロな家が残っています。だからそれを利用してお店を始めるパターンが多いように思います。
今、若い人達が古民家を上手に使ってムードのあるカフェや雑貨屋さんを開店しているパターンて、あちこちで見かける風景です。
昨日の「アンリロ」さんも、そうでしたけれど・・・・皆さん、上手ですね。

どうして買わなかったかと言いますと・・・家には前日のスーパーで購入したばかりの○崎の食パンがあったから#59136;
家にホームベーカリーがあるのに関わらず、飽きてしまうものだから時々は市販のパンも買うのです。でもだからと言ってどうして○崎のパンなのかな#59142;
それから知り合いのお宅からどっさりと小豆の餡を頂いたばかりで、冷蔵庫にはつぶ餡とこし餡がまだいっぱい入っているのです。
下のは、帰り際にMさんがおすそ分けしていってくれた「カボチャのブリオッシュ」。
緑色のカボチャの種が良い感じ。黄色いカボチャ色した可愛いらしいパンは、早速美味しいうちにと食べてしまいました。
             


鹿沼の「アンリロ」でランチをした後ですが・・・「まだ食べられるでしょう」、ここまで来たら栃木の美味しいおそばを二人に食べさせたい。
山間部の旧・粟野地区まで足を伸ばすことにします。
おトイレ休憩を兼ねて、またも「清流の郷 かすお」へも行ってしまいました。
ここで面白かったのは・・・Mさんが地元で採れたお野菜を買っていたこと。
ほうれん草や人参など「どれも安いのね~」。帰りが電車なので諦めたものの、出来たらお葱も買いたそう。
私が「このジェラートって、スゴク美味しいのよ~~」#59125;
でもランチを食べたばかりです、それにこの後におそばも食べねばならない私達#59144;

         
このトンネルを向けた先に、以前母と共に来店したことのある「峠の味ところ 大越路(おおこえじ)」があります。
大人が4人揃ったのだから・・・ひとり一枚などと言わずに、ここは五合盛りの大ザルでを頼みたい#59028;
ここのから揚げは美味しいと評判・・・・なのでしたら・・・そちらもね。
すると息子が、から揚げにはやっぱりビールでしょう#59125;
大ぶりのから揚げには、たっぷりのキャベツやマカロニサラダ・トマトも添えてあります。私は一個しか食べられなかったけど、評判通りに美味しいから揚げです。

本命の、冷い湧き水でしめたおそばはやっぱり美味しかった#59125;
麺は平たい感じで細め、でもこしがあって細くても物足りない感じはしません。
大どっくりで出てくる濃い目の汁も、しっかりとした味。その後の、そば湯も濃くて美味しかったです。

前回の訪問は夏でしたから、涼しくてとても気持ち良く感じたこの辺り。
でもこの日は、雪でも降ってきそうな寒い寒い一日でしたから、涼し過ぎました#59122;
しかしこの後、家では前日から煮込んだ温か「おでん」が待っているのだった。。。
家にあるものを適当に合わせて(もうスーパーにはおでんの材料コーナーがなくなっていたので)、私が片手でチョッチョッと作ったおでんです。
冒頭で書いたように・・・・お嫁ちゃんのMさんは食通で、グルメの世界ではかなりの有名人らしいのです。
そのような方に、いくら家庭の味とはいえ・・・そんなものを食べさせてしまってよいのだろうか#59142;