甲斐駒ヶ岳を源とした北杜の地は、青緑に輝く森々が続く涼味満点のところです。
その中でも白州は名水の里として名高いところ。その白州でもう一箇所だけ遊んだところがありました。

サントリーの白州蒸留所・天然水工場は南アルプス甲斐駒ヶ岳の山麓でウイスキーや天然水を製造しています。
白州は「名水」、「名山」、「名道」と三つの日本百選を有する町ですから、大自然に抱かれたその広大な敷地内から地下水をくみ上げて水資源の確保もしているのです。
        
大自然が育んだ、「森」の蒸溜所と言えましょう。
無料で工場見学(ガイド付き)が行われているので、私達も参加してみました。
ウイスキーと、天然水、両方少しずつの3コースの工場見学ができます。まず受付で、どれかを指定してから見学の開始です。
ずっと前に、北海道の余市で経験はあったものの・・・正直、最近の私はウィスキーを飲む事はほとんどありません。だから工場見学ってどうかなぁって思っていましたけれど#59142;

敷地内は広く、各工場へはバスで移動します。
普段の生活でバスに乗車する機会をほとんどもたない私、でもそこは夫のフォローでゆっくり、焦らず。
しかし他の方の迷惑にはならないよう、気をつけて行いました。
ウィスキーの樽が並ぶ倉庫内は一歩足を踏み入れただけでウィスキーの強い香り#59138;思わずむせかえってしまうようでした。
GW期間中とあり機械が作動していないのは残念でしたが、それでもウィスキーや天然水が出来るまでの過程。それを保つ為にサントリーが努力しているなど、美人ガイドさんの説明付きの見学は楽しい。
大人でも、じゅうぶんに勉強になりました#59028;
ここで初めてシングル・モルト・ウイスキーの意味、銘柄として蒸留所を記述する事などを理解したのです。

最後のお楽しみ・試飲タイムには、航空機の機内で出るようなミニおつまみ&チョコが付きます。ウイスキーの試飲は、最初にハイボール、次が水割りと、二種類楽しめました。
水割りは勿論、甲斐駒ケ岳の地下水を詰めたナチュラルミネラルウォーター「南アルプスの天然水」で。
暑くてすっかり喉が渇いていてしまったためか、この試飲、特にハイボールがとても美味しかった#59125;
午前中という時間に関わらず、結果として三杯も飲んでしまったのだ#59133;
ここは事前に想像していたよりも楽しめるところでした。
ウイスキー好きな人は是非#59117;
子供や夫のようなドライバー用にはジュースもあるので、家族で行っても楽しめると思います。
併設されているレストランの利用が出来たなら、もっと良かったと思いました。外から見ただけで、この日は激混みな様子でしたもの。

「日本名水百選」に選ばれている「尾白川」は水が綺麗でおいしい事が有名です。その名水の里にあるのが、道の駅「はくしゅう」。私がここを訪れたのも、何回目でしょう#59125;
建物の前にある名水の持ち帰りコーナーは、人気のスポットです。

白州町の豊かな名水を使って仕上げた自家製豆腐の冷奴。冷やしたぬきはトッピングが寂しいものの・・・手打ちうどんは美味しかったです。

お昼を食べたら・・・・また渋滞があるかもしれないから、もう帰りましょう。
中央高速から一般道へ。甲府南からは雁坂みちを秩父方面へ。これも渋滞を避けるため。
「道の駅みとみ」、冬でしたらここからも山梨側から眺める富士山の姿が大きく見られるのですけれどね。

長い長い雁坂トンネルを抜けると、そこは埼玉県の秩父になります。ここには珍しいループ橋もあります。
以前夫婦で温泉にはまっていた頃、真冬の大雪の降った翌朝に秩父と雁坂みちを通った事がありました。
そんな状態では他に通行する車もなくて、ひとり占めした真っ白々な雪景色、奥秩父の景色の美しさ#59130;と言ったら#59125;
それはしっかりと私の記憶の中にはあるものの・・・言葉では表現する事は不可能と言わざるをえません。早朝の寒ささえ、忘れてしまうほどであったのでした。
長瀞から寄居町まで来たら、もう外は真っ暗。夕ご飯を済ませてしまった方が良さそうです。
通りがかりのお店に入って・・・そこはトンカツ屋さんでした。夫はカツ定食。母と私は、先日日光で食べそびれてしまった、そして食べたくて仕方のなかったカツカレーにしましした。
花園インターから少し遠回りをして高崎JCTへ。後は北関東道を通り実家に母を送り届けて、自宅には夜の10時に到着。
こうして明峰・富士山と共に旅した・・・私のGWも無事に終わったのでした#59125;