日光から鬼怒川温泉、見事な渓谷美が名高い龍王峡。更に奥の川治温泉を過ぎて、そのまた奥へ。
そこは、深山深く清流が静かに流れる山里の湯西川地区。
この地はその昔、源平の戦いに敗れた平家落人が隠れ住んだとして数々の伝説が残るところです。

以前は同じ県内とは言え日帰りで行ってくるのは一仕事#59142;遠い、遠い所と思っておりましたけれど・・・次々に新しい道路が開通して、それに伴って新しいトンネルも出来て、湯西川は随分と近くなりました。
この日も家を出てから、約2時間で到着です。
その間は、所々に白い雲の浮かぶ真っ青な空、道行く道路の脇は薄紫の山藤も咲く万緑の緑をずっと目にしながらの快適ドライブでした#59125;
             
空と湖の色がおんなじです#59130; でも車内から撮ったので、橋の欄干まで撮れてしまっている#59142;

天然温泉のある道の駅「湯西川」は、野岩鉄道「湯西川温泉駅」に直結しています。
館内の二階では大浴場とともに、岩盤浴の設備も整っているそうです。でも私は、その両方とも利用できない・・・・
この辺りではどこにいても、会津へと向かう野岩鉄道の車両の音が聞こえても来るところ。
そしてここは、全国で唯一の水陸両用バスの「発着所」でもあるのです。
水陸両用バスは一昨年の夏にも見て、一度は乗ってみたいと思い続けておりました。
しかしこの好天とあって、この日はどの便もすでに満席・売り切れでした。所要時間80分間で大人@3000円と結構なお値段ですのに、目の前にするとやはり誰もが乗りたいと思うのですね#59126;
特徴は二階建バスに匹敵する高さと、車体の後ろに見えるスクリュー。運転席のハンドルの右に、水の上を走る時に使うハンドルがあるのも特徴のひとつだそうです。
以前見た時とは、バスの外観のデザインが変わっていました。


「水陸両用バス」で行くダムとダム湖探検ツアー2010」
上記リンク先に、詳しい乗車説明があります。
と言う事で、この日もお見送りをしただけ。今年の紅葉の時期には是非乗車して、バスの乗り心地、車窓からの景色を楽しんでみたいものと思っております#59125;

道の駅「湯西川」の手前には五十里湖があります、湖が出来る前は河川で、そこには河童が棲んでいたというカッパ淵もあったとか。
それでなのかな、併設された足湯で利用客の心を和ませるお仕事をしていた河童君たち。
可愛いわねぇ#59126;


私もせめて足湯くらいはと思いました。
でもこの時は利用客がいっぱいだったから、帰り道の途中で川治温泉の足湯を利用しました。

温泉街の中心部にオープンした足湯付きの公園です。
ここは少し奥まったところにある為、ほとんど貸しきり状態で快適な足湯でした#59127;すぐ脇では、源泉が噴出しているのか・・・岩の間から湯煙が出ていました。


江戸時代の面影を今に伝える旧会津西街道沿いのドライブでは、このような風景が至る所で見られるのです。
とうとうと川を流れる水は澄みきっているから透明そのもの、川底がはっきり見えています。小さな滝もあちこちにあって。
この付近では川下りの「ラフティング」は勿論、川や湖をカヌーに乗ってツーリングする「カナディアンカヌー ネイチャープラネット」も楽しめると言います。
この日の目的地はもう間もなく・・・でも長くなってしまいましたので、この続きはまた明日#59063;