三月に入ったと思ったら、早くも来週にはホワイトディをむかえます。秋が短かったせいか、今年の冬は特に長く感じました。

家の近所でもようやく白梅が咲き始め、そろそろ見頃なのでした。。。


お花見と言えば桜。
その桜とは同じ種に属していながら、こちらは咲く時も散る時もゆっくり。

梅の木はゴツゴツとした幹、花も地味な印象ながら・・・その代わりとして香りがあるのです。



      「人はいさ 心も知らず 古里は 
        花ぞ昔の 香ににほひける」
      ・・・古今集  紀貫之



足元に咲く小さな花も、好きです。



周囲をポッと明るくしてくれる可愛い花は、水仙。ギリシャ神話では、美少年ナルキッソスの化身。
ナルキッソスはその美しさと高慢ゆえ、水鏡に映った自分の姿に恋をさせられた。水面に写るわが姿ゆえこたえてくれるはずもなく・・・そのまま水辺にて、自分の姿を覗き込むかに咲くスイセンに変わったと言われる。
花言葉は、当然「エゴイズム」#59130;
水仙の花は、かのシェークスピアの作品にも登場しているのだそうです。

決して派手な花ではないけれど、秋植え球根では定番の花・ムスカリ。
こちらの原産地も、同じ地中海沿岸だそうです。
ブドウの房を逆さにしたように見える、 濃い青紫の花がつきます。とにかく丈夫そのもの、長く楽しめる花のひとつに思えます。

冬の花壇を彩る花、クリサンセマム・ノースポールです。白く可憐な花からこのネーミング=「ノースポール・北極」?
耐寒性は強いけれど、それでもようやく元気になってきたところなのです。

今朝は風が冷たくて、写真を撮りに行った時はまだ冬のコート姿でした。
それでもこうして、季節は巡って来ているのです。
もう少しで、いろいろなお花が咲き出す春。お散歩するのも楽しくなりそうです#59126;