先日お土産に持ち帰ったもの。それは湧き水だけではありませんでした。
私が写真を撮っている間。
車を止めた近くの野原でもって、夫がササッと収穫をしたものは佐渡産の蕗とフキノトウです。
どちらもこれまでの例年の春には、季節になるのを待ちわびていたかのように那須方面の山間に入って採っていたものですのに・・・今年は地震と放射能の影響から、そのように山へ行く気にもなれずにいたのでした。

ホントに両方とも一回分だけ。


フキノトウは大分花が開いてしまったものもあったけど、このくらいは大丈夫でしょう。
サッと湯がいてから細かく刻み、お味噌・みりん・お酒で味付けをし蕗味噌にしました。
口にするとプーンと香ってくる、独特の香りの強さ。ほろ苦くて、美味しい!!
売っているもののように肝心のフキノトウが見つからないくらいチョッピリ、なんてことはないのです。
それでも今年、最初で最後の蕗味噌です。

蕗は細くて柔らかな山蕗だから、こちらも湯がくだけ皮はむかずに調理してしまいます。
切りそろえたら、油でサッと炒めて味付けするだけ。

最後は、佐渡汽船の売店で購入してきた「うちまめ」です。
うちまめは東北地方や新潟など、寒い地方でよく食べられている大豆豆の食べ方のひとつ。どこだったかは思い出せずにおりますけど・・・どこか他のところでも見かけたように思いました。
料理の前に長時間水に浸さないといけない大豆と違って、このお豆はサッと洗っただけですぐ調理出来てしまう。
袋にはお味噌汁に入れたり・・・と書かれていました。よくわからないから、とりあえずは切り干し大根の煮物に入れてみましょう。


その隣りは県内の道の駅で買って来たものながら・・・大きな根っこのついた田せりです。
田セリを使って、私達ふたりとも好きなセリご飯にしました。

何だか、山で採ってきたものとか、ただ同然のものばかりですね。
そう、お家が貧乏で・・・お野菜も買えないの~~ トホホホ・・・
なーんて!

そんな時のお供には、これ!!

全国の地ビールより一歩先じて製造された、地ビール第一号の「エチゴビール」。これ、お約束!
ピルスナー・ビアブロンド・こしひかり越後ビールの三本パック。
新潟県産こしひかりを使用して作られた、こしひかり越後ビールはもう飲んでしまいました。
透きとおった淡い色合いの、お上品なビールでした。http://www.echigo-beer.jp/
ビールの「あて」にピッタンコだったのがそのお隣、ホテル特製の「ワカメの田舎煮」。こっちもウマウマだから、ご飯もビールもどちらもすすむ君なのでした~~。


最後は、すでに盛りを過ぎてしまったバラ。モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)です。


このバラは咲き始めは良いけれど、成長も早いかわり開花も早いというセッカチさんなのだ。
花弁が茶色に汚くなる前にと・・・先週、急いで撮ってきたものです。
モッコウバラは黄色の八重咲きが一般的なようです。しかし中には白いもののもあります。



白花は黄色より開花が少し遅く、その代わりと言うのも変ですがより甘い芳香を放つように思えます。
重たいくらい大量の花をつけた大きなモッコウバラの開花時は、まさに圧巻!
見事と言うしかありません。

季節はすでに、バラの季節へと移り変わっているのですね。