先にお風呂に入ってしまった事で…次はもうこれ、お約束です!!
ビジホに泊まった時は、居酒屋に行く。これが私達の最近の定番スタイル。
今回も下調べをして一応はホテルの近く、山形駅からも近いすずらん通りのお店「スズラン」に決めておきました。
とりあえずビールではありませんが…サクッと飲めて山形の郷土料理が少し楽しめたなら、他には言う事ありませんもの。
               
メニューがお店の外にまで、ベタベタと張られています。
入ってみると海鮮居酒屋さん。スタッフの年齢の高さといい、店内においても至るところでB級ムードが感じられます。

5時半くらいに入店してもすでに予約でいっぱいとの事でしたが…気の毒に思ったのか、お隣とふすまで仕切られている4畳半の小さなお座敷に通されました。
今度こそ、「まずはビールで! 乾杯!」口にしてしまった後なのですけど、この小ジョッキは、ホテルに置いてあったクーポンを使ってゲット!!したもの。


蕨と小芋・鶏肉の炊き合わせのお通し。
メニューが豊富すぎて混乱してしまいそうなので…あとは@2000円のコースでお願いしました。
豚肉の陶板蒸しに、銀ギスの煮付け。


一人前の天ぷら。次の芋煮と、つまみの必須アイテム・茶豆はアラカルトでオーダー。
「芋煮(いもに)」は里芋とお肉を使った、東北地方で作られる汁ものの事。
東北では秋になると河原で火を炊いて芋煮を作り、職場、学校、親しい仲間などでワイワイと食べる 「芋煮会」が盛んに開催されると言います。
中に入れる基本的な材料は「里芋」「牛肉」「長ネギ」「こんにゃく」。
どれも地元産のもので「牛肉」は「米沢牛」、「お酒」は山形の「地酒」、ついでに「水」は地元の「おいしい水」とくるから…おなべの味も、絶品になるのでしょう!
昨年9月の赤湯温泉の宿でも、夕食時には当然芋煮が出てきました。あの時も美味しかったわ。

茶豆は季節的にも当然、山形県鶴岡市の特産・だだちゃ豆ではありません。何しろ、だだちゃは「まぼろしの豆」と呼ばれていたくらいのお豆ですもの。


小あじの若布サラダ、お刺身、握りずしもそれぞれ一人前づつ。
山形名物の「だし」をたっぷりとのせた冷奴。
これは是非ともオーダーして、食べなくてはいけませんね。
新鮮なシャキシャキ野菜と、と~ろり昆布。野菜の旨みと昆布の旨みが癖になる美味しさである、山形の漬物料理なのです。
5年くらい前でしょうか。秋田県の秋の宮温泉に行った帰りに、市内のお漬物屋さん「香味庵まるはち」で頂いてからは、我が家の食卓でも「だし」はすっかり定番となっています。http://www.yatarazuke.com/
            

特に美味しい!って程ではないものの…とにかく、このお店は安かった。安くて、お腹いっぱいになりました。
母と夫は小ジョッキの後は、ビールや酎ハイに。
私は、ワインをオーダーしたのですけど…持ってくる度に、違う銘柄のものがやってきました。
メニューには「朝日町ワイン」「蔵王スターワイン」とあったのですけれどね。
別に拘りをもっている訳ではないので全く構わないけど…お店側が客の飲むワインを選んでくれるのって、何ともアバウトだぁ~~
店内は個室のお座敷がいっぱい。
そして、そのどれもが若い人でいっぱい。どこも盛大に盛り上がっていました。
リーズナブルな価格で、そこそこ美味しいから、きっと人気があるのでしょうね。
ホール係のおばちゃん達からも、おばあちゃんと言っていい年ながら、良い意味でのアットホームなムードがプンプンしていました。
味の店 スズラン さんは、http://r.tabelog.com/yamagata/A0601/A060101/6000329/


ホテルの朝食メニューは特筆することはなく、ビジネスホテルにありがちな極普通の朝食です。
しかし部屋の設えと言い、食事の提供の仕方と言い、とにかく合理的で無駄がない。
別にケチっているとかでなく、ロビーには情報収集用のPC、プリンター&コピー機。
各階にはプレッサーや製氷機等きちんとしているの関わらず、無駄なものが一切見当たらないのです。
こんなところを…国会で足の引っ張り合いをしている政治家の皆さん、T電力さんにも少しは見習って欲しいものと思ってしまいました。

この日だけは、朝ご飯も腹八分目で参りましょう!
いよいよこの後は、今回の目的であるさくらんぼ狩りです。
向かうのは、昨年と同じ東根市。
東根市はさくらんぼ生産量日本一を誇り、さくらんぼの王様「佐藤錦」発祥の地であります。
甘くてみずみずしい、真っ赤に実ったさくらんぼが、東根市ではどこへ行っても満喫出来るのです。


さくらんぼ東根駅の、駅前には東根市観光協会のテントが出ています。こちらで昨年同様、さくらんぼ狩りの割引クーポンを頂いていきます。
駅前に建つ「佐藤錦」の生みの親、「佐藤栄助翁と子供たち」の像。
このおじいさんがさくらんぼの品種ナポレオンと黄玉を交配させて、甘いさくらんぼ・佐藤錦を作り上げたのでした。

              
狩りについては、また次回。今回も、まだまだ続くのでーす。