神奈川県の茅ヶ崎に、夫のお友達が住んでいます。
お友達のMさんは、勤務先の先輩であると共に、夫の海釣りの師匠なのです。
先ごろリタイアをされた後は、毎日が釣り三昧の日々を過ごされているご様子。
何度か誘って頂いた事から、夫も海釣りにはまってしまい・・・西伊豆は何度も訪問していました。
まだ元気でいた頃の私も、そこに同行した事は数回あります。

行き先は駿河湾より、日本一の山・富士山が見える西伊豆の戸田です。
今は沼津市の一部となってしまっていますけど・・・
深海に住む巨大なタカアシガ二で有名な戸田は、海と山との豊かな自然に恵まれたところ。
山にグルッと囲まれてはいますけれど、釣り船を持つ民宿も数多く、かつては戸田漁港を中心とした小さな集落なのでした。
http://www.heda-kanko.com/

私の事情から我々が以前のように西伊豆を訪問する事が出来なくなった後も、お友達のMさんは度々、釣り上げたお魚を我が家に送ってくださっています。
だからこれまでも家に居ながらにして、釣りたてのメジナやイサキ、イナダやカツオ等を食べる事が出来ていたのでした。
ところが先の大震災後は、獲物のかかりがさっぱり悪くなってしまったとか!?海の生態系が狂ってしまったのかしら。

今週に入って夫が、突然「佐野のおばあちゃん、家に遊びに来てくれないかな」
私「どうして?」「Mさんからカツオを送ったからって、さっき電話があったからさ。どうせ二人ではとても食べきれないだろう?」
日中の暑さから、最初は「悪いけど・・・いいわ」と言っていた母も、夫の直接の誘いで断りきれなかったのか。
一昨日の夕方、家に来る事となりました。


だって、見て!この大きさですもの。
体長50センチ以上、胴回りは測りませんでしたけれど・・・かなり太めです! 大きな発泡スチロールの箱に、大物がドーンと横たわっているのです。
あまりの重さから宅急便のお兄さんも心配して、ここにおいて大丈夫でしょうか!?ですって!

今夜は、お刺身、お刺身・・・と届いたお魚を車に積み、まずは到着する母のお迎えのために駅へ。
これ程の大物でなくても、私はおろか夫も、お魚をおろしてお刺身に造るのはまず無理。
何時もご近所のスーパーの鮮魚コーナーへと、持込をしてしまっております。
そしてここは海なし県だから・・・決まりきったお魚しか並んでいない中、他のお客さんからは羨ましがられているのでした。
今回も持っていったら、「何時ものお客さんですね。でも良かった。お魚屋さんのお兄さんがまだ帰らずに居ますから、少し待っていてくださいね」と。


で、ドーン!!

どうよ!どうよ!これだけ大量のカツオのお刺身。量だけじゃないの、一切れ一切れが大きくて、厚いのです。
こんなのを食べていたら、また伊豆半島の戸田まで行ってみたくなってしまうというもの。
半身はお造りにしてもらい、残り半分は、切り身にしてもらってきました。
もうご飯が入らないくらいに、母と二人で食べたぁ~! 
肝心の夫さん、カツオは苦手だって見るだけで一切れも食べませんでした。こんなところは、ダメな人ね~!
ワケギにミョウガ、生姜のすり卸したので頂いた、トレトレ新鮮なカツオのお刺身はもう最高!! ビールがすすむ事間違いなし!なのでーす!