3回目か、4回目にして、ようやく撮れた#59133;
首都高の江北JCT付近、地下に潜る前に慌てて撮った。チッコイけど・・・スカイツリー!
今頃になって!?なぜ、今さらなんて言わないで~~

だってこの日の目的はこちら。日本一の山、富士山なのですもの。
と言いつつ・・・、富士山の姿は、途中である東北道の佐野SAからすでに見えていたのです。



都内に入るとさすがに近い、大きく見えますよ#59025;
ビルの谷間から覗いて見えた、シッカリ、はっきりとした富士山の姿。ドンドン近づいてくる富士山です。


実際にはもっとずっと大きいのに、肉眼で見るのと、カメラを通して撮ったものとの違いは大きい。


東名高速の御殿場で下りたのは、この勇士を眺めるため?
いいえ、違います。
でもサスガに12月。積雪が何度か続いてあったのですね。山肌はもう真っ白。
山頂付近にスッとかかった、細い筋雲が綺麗でした。



しかし、私の目的はこちら。

高級羊羹でお馴染み「虎屋」さん、その「とらや工房」がここ御殿場にあるのを知っていたからなのでした。
虎屋のサイトにものっていない、ここは知る人ぞ知るところ。
と言ってもこれだけ情報にあふれている今、ご存知の方は多い事でしょう。
http://www.toraya-group.co.jp/main.html
お店は御殿場IC.を下りてプレミアムアウトレットのすぐ近く、岸元総理の別荘「東山旧岸邸」に隣接というか同じ敷地内の一部がそうなっているのでした。
             
工房の入口には趣のある立派な門が建ち、私達を出迎えてくれます。
茅葺の立派な門構え。
門をくぐった先にも、竹林の小径は続きます。
広大な竹林には、風にそよぐまっすぐに育った青い竹。それだけで風雅な趣がします。

今回は時間もない事から、旧岸邸の見学はせずに手前のとらや工房でお茶だけしていきましょう。
散策路を歩いていくと、道祖神や東屋など・・・敷地内は、どこもかも素敵な雰囲気がありました。


林の中の散歩を楽しみながら、進むと…静かな森の中に突然現れるオシャレな建物。



池の畔に建つ建物は、厨房・販売所・テラス席・喫茶席から成っています。

もう少し温かな季節であったなら、風が気持ちよく抜けるテラス席で。そちらには勿論、大型ストーブが炊かれていたものの・・・この時は奥の喫茶室で甘味を頂くことにしました。


私は、あんみつ 850円。母は、お汁粉 850円。

どちらにもお替り自由の煎茶と、細く切った塩昆布がつきます。
紅葉した葉っぱを模った綺麗な彩りの寒天と、普通のサイコロ状の寒天。白玉3個と上質な餡子、白蜜の組み合わせです。


母のお汁粉は、お餅がとても香ばしく焼き上げられていて・・・こちらも、やはり美味しかったです。


夫は、煎茶付きのどら焼き 500円。白小豆餡の方をチョイスしました。

和菓子は勿論、お茶も美味しいです。
お替り自由な煎茶は一煎ずつ茶葉を代えて淹れてあり、さすがは虎屋さんと感心してしまいました。
どら焼きの皮に記された、燦然と輝く・・・富士山の「稜線」&虎屋の「と」のロゴ。

どのメニューにしても、虎屋のあずきの美味さを改めて実感するものの・・・銀座店、帝国ホテル店等、都内の「虎屋菓寮」であったら、どれもがとてもこのお値段では頂けません。
セレブな奥様方が大半を占める、首都圏を中心に展開する「TORAYA CAFÉ」にしても然り。。。
ガラス張りの工房は、外から作業の様子がうかがえます。焼きたてのどら焼きの皮が、一個ずつ計りで重さを確認していたところは、驚き!!
軽食メニューとして、「栗ご飯」の終わったこの時には「とろろご飯セット」が用意されていました。


この場所は竹林も立派ですし・・
ゆったりと散策すれば、気分は正に京都。嵐山気分になれますね。もう少し早い、紅葉シーズンだったら、もっと良かったな#59125;

さらに奥に位置する、岸伸介氏が晩年を過ごした東山旧岸邸まで行ったら・・・より深い静寂に満ちた空間。
訪れる人もなく、風の通る音や鳥の囀る声くらいしか聞こえてきません。
鋼板と無垢の木貼りが美しくカーブを描く建物と周囲の森がうまく調和して、良好な景観を形成するとらや工房は、静岡景観賞の静岡県建築士会賞として優秀賞を受賞したのだそうです。
すっかり落葉した寂しいお庭ながら・・・小さなピンクの寒梅がすでに咲き始めていました…そんな些細な事でも心が和みます。

庭の景色と雰囲気を楽しみつつ、ゆったりとお茶するにはピッタリなところだと思います。
今月間もなくの「冬至」の日、その日に合わせてオリジナルの柚子羹の予約限定販売もあるとの事です。
http://www.shizuoka-navichi.net/shop/shop.shtml?s=2765

このシリーズも覚悟してね、長いです#59120;