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2011・12月静岡・焼津のまぐろ ブログトップ

清水町、柿田川湧水 [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

           柿田川2.jpg
最後に寄り道をしたのが・・・沼津市と三島市の中間に位置する清水町です。
文字通りに、清水の湧く町。その中心が柿田川なのです。

柿田川3.jpg

柿田川(かきたがわ、かきだがわ)は、全長約1.2km程の小さな川です。
しかし都市河川でありながらも、比類なき豊富な水量を誇る川でもあります。

国道1号線沿いにある柿田川公園。
大きな駐車場に車を置いて、国道沿いの歩道を歩いて向かいました。
そうしたら…こんなところで、今年最後の紅葉に出会ってしまいました。
柿田川1.jpg

公園内の「わき間」から湧き出る湧き水に源を発し、途中からは狩野川に合流していく柿田川湧水。
その水温は、季節を問わず15℃前後だそうです。

柿田川4.jpg
こちらでは上流に公園があり、地下水の湧く様子が展望出来るようになっているのです。
富士山に降った雨が三島溶岩流に浸みこんだ、そこから湧き出る大量の地下水が源なのでした。

            柿田川6.jpg
公園内の「第一展望台」、そこは柿田川の最上流部。
国道の下から忽然と湧き出る、何か所もの「わき間」を見ることが出来ます。

次に向かったのは・・・昔、紡績工場が井戸として利用していた湧水の見られる「第二展望台」です。

柿田川5.jpg
日の光と川砂とが合わさり、川底を神秘的な色合いに変えています。
行った事ないけど、南イタリア・カプリ島の「「青の洞窟」をイメージしてしまいました。

            柿田川7.jpg
このような風景からは長野県の安曇野を思い出してしまいますけれど・・・さすがに水の綺麗さ、透明度はずっと勝るものと思えます。

ここの湧水量は日に70万~100万トン程と、湧水としては「東洋一」を誇るものだとか。
上水道用水にも利用され、清水町のみならず周辺の沼津市・三島市・長泉町などにも送水されているとの事。
それにしても圧倒的な知名度の割には、意外なほどにこじんまりとしていて。。。そして街中を流れる様子にも驚かされました。

富士山の湧水としては、他に忍野八海や白糸の滝が有名で・・・随分以前に、どちらも訪問済みです。

柿田川8.jpg

この川は四万十川や長良川とともに日本三大清流にも数えられ、1985年には「柿田川湧水群」として名水百選に選定されました。
さらには国の天然記念物に「地質鉱物」の枠で指定され、また日本の秘境100選にも選定されていると言います。

この地を訪れて・・・
川が人間を含めて動植物の「命の源」となっている事を、改めて教えられました。
http://www.town.shimizu.shizuoka.jp/roman/roman.htm

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焼津まぐろ隊…これでお別れ [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

          12日も4.jpg
焼津側から見た大崩海岸。静岡側に位置する石部海上橋。

焼津港へは、前回行ってしまっていたものですから・・・
焼津のさかなセンターの中の地図で見つけた、名勝地へ行ってみる事にしました。

12日も2.jpg
駿河湾沿いの大崩海岸(おおくずれかいがん)です。

大崩海岸とは、静岡市駿河区石部から焼津市浜当目にかけて約4キロほど続く急崖の海岸線のこと。
この地名は崩落が多いことに由来しているのだそうです。
勇壮な海岸線、駿河湾ごしに富士山や伊豆半島が見える景勝地として知られるだけに…付近には数軒のホテル。そしてミカン園も点在していました。
海岸沿いを走る旧道はカーブの続く難所で有名だが、それだけに眺めは最高でした。

12日も3.jpg
古くから交通の難所として知られ、「東海の親不知」とも言われる程。
静岡十景のひとつとしても数えられているのだそう。

晴れた日にはこうして、富士山が望める景勝地。

海側に目を移せば、こちらも駿河湾の絶景!黒潮が飛沫をあげて打ち寄せる様は圧巻です!
12日も.jpg

車窓から美しい景色が楽しみつつ、最後のドライブを楽しみました。
やっぱり、海はいいなぁ~~!
こんな景色を毎日見て暮らしていたら・・・気持ちまで大らかで、大きな人間になれるような気がしてしまいます。

海底が透き通って見える、海の綺麗さにも驚きます。
12日も6.jpg
これでは今年二月に訪れた初島の海と、それ程変わりませんもの。


そして帰路の、東名高速。下りが間に合わなかったから・・・上りで、と思ったら・・・

上り車線の、富士川SAから見る富士山の姿はいまいち。東名高速では、最も雄大な富士山が眺められるスポットに関わらず。。。

             12日も5.jpg
絶好の好天に恵まれたせいもあって、富士山の絶景パワーは感じられたものの・・・
徹底的に邪魔である電線があるし、景色そのものもそれ程のことはなかったように感じてしまった。

下は、昨年のGWに撮った画像。
同じ富士川SAでも下りの方からは、富士山、富士川、東名高速の三点セットが楽しめるのでした。
m_E5AF8CE5A3ABE5B79DE3818BE38289EFBC91.jpg


それでも足柄SAを過ぎた辺りでは、さすがにもう、「さよなら~~」。

また私、会いに来ますからね!しかしそれはもう、来年の事になってしまっています。


☆今日の日記もこれまでと同じような画像の羅列になってしまいました・・・もういい加減飽きた事でしょうし、今日はコメント欄は閉めておきますね。



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焼津まぐろ隊・・・ギョギョッ!? [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

翌日には、巨大ショッピングスポットである焼津さかなセンター行くのは勿論ながら・・・
その前に、宿泊したホテルの経営母体である福一漁業のお店「福一焼津流通センター」でお買いものをして行くことにしました。
福一漁業は焼津でも老舗のマグロ漁船を有する大きな漁業会社、世界中の海へ出かけて行ってマグロを捕っているのだそうです。http://www.fukuichi-world.jp/
だから泊まったホテルでも、時々は「マグロ祭り」を開催しています。
抽選により…ラッキーであれば一等賞として、マグロが一本当たるのでした。私達も二度ほど応募をしたものの・・・しっかり外れましたけどね。
            福一1.jpg

建物の頭上にマグロ漁船の大きな模型が飾られていたのには・・・笑えました。

店内の冷蔵ケースの中には、これでもかと言うくらいにマグロのブロックが並んでいました。
生の本マグロ、ミナミマグロといった高級品から、バチマグロやトンボマグロなど…中トロ、大トロ、赤身・・・と。
またそれぞれによって、値段の方も様々です。
しかし家にマグロを買って帰ってもね!?美味しく食べる自信がないの。

そのまんまドーンとした大型マグロの姿には、お目にかかれませんでしたが・・・
福一2.jpg

その代りに、珍しいマンボウの姿。これって、どうやって食べるのでしょうね?
あれ~、恐ろし~~! チッコイけど鮫さんも。
珍味であるナマコちゃんは、もっと他にもいっぱいいましたよ。
今だから普通に食べてしまって…コリコリして美味しいなんて言っているけど。ナマコを最初に食べた人って、勇気があるわね~。
早朝5時から営業をしているこちらのお店。魚の種類が豊富なだけに、買い物をしているのは・・・飲食店経営のプロの方がほとんどのようでした。

魚の街・焼津には、このお店のような魚屋さんや、魚をウリにしているお店が他にも沢山あるのでしょう。

焼津魚センター2.jpg
次に向かったのは、ご存知。船元・魚の仲買人・卸売業者・魚加工製造業者・お茶製造業者など70店舗が一堂に集っている焼津さかなセンターです。http://www.sakana-center.com/
まだ時間が早かったせいか、人の姿はまだまばらで静かなセンター内です。
こちらには日本有数の水揚高を誇るマグロやカツオをはじめとする旬の鮮魚、干物、加工品等、どれも豊富に揃っています。水揚げ日本一の「焼津」が誇る海産物市場ですから。。。

日持ちのする干物を買って、知り合いに送りたい私。
それと、帰りによる息子のところのお土産にも。
一通り見てから、大きな干物屋さん「ヤマクニ水産」さんで買う事にしました。
「焼津港」「焼津小川港」からわずか2〜3キロのところに立地しているだけに、ここで売られる干物たちは冷凍ものなどではありません。
どれもとり立てを干した、生干しタイプ。
港から運んだ獲れたての地場の旬なお魚を、毎日開いて干して作った…トレトレ新鮮な干物たち。
自宅用にも金目鯛と、大とろあじ、エボダイを買ってきました。
焼くと身から脂がジュワーッと出てくる、脂ののったジューシーな干物はとても美味しかったです。
生協やスーパーなどで購入する干物とは、一味も二味も違いました。

それから、釜揚げしらすも。駿河湾産、鮮度抜群!の釜揚げしらすは、昨日の夕ご飯に大根おろしと一緒に食べました。

ちなみに・・・
こちらは新鮮さが売りだけに…年末年始の繁忙期は、自家製干物の販売を中止しているとの事です。

忘れてならないのは、こちらも削り立て、新鮮な鰹節。
これがまた香ばしくて美味しいのよ。
前回買って帰ったものが、あっという間になくなってしまったものだから・・・
今回は、6袋も買ってしまった。
このオカカにカットした焼き海苔、いりゴマ、塩昆布、サクラエビをミックスした自家製の即席ふりかけ。
ホテルの朝食に「焼津まんまの素」として出ていたのを真似して、チョッとアレンジしてみました。
美味しいから、これだけでご飯が何膳でも頂けます。

これではまぐろ隊ならぬ、鰹節隊と呼んだ方がピッタリかもしれませんね!?

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焼津まぐろ隊…お気に入りの、居酒屋さん [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

夜はホテルの近く、お魚が美味しい居酒屋「海鮮心 あきやま」さんへ。実はここへ行くのも、今回の目的のひとつ。
場所は焼津インターから程近い、焼津さかなセンターもすぐのところです。
しかし幹線道路から少し脇に入るので普通ならまず気づく事のない、観光客の方でしたら目にとめる事もないであろう。

宿泊したホテルでも事前に予約をしておけば、定食やお寿司・マグロ丼が食べられます、又駐車場のすぐ脇にはコンビにもあります。
でもせっかくの焼津の街です。
前回、ホテルのフロントで勧められて食べに行ったのが「あきやま」さんだったのでした。
その時の日記はこちらhttp://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2010-05-08
  
             あきやま.jpg
この店構え、店内に足を踏み入れた時に感じた違和感!?
壁いっぱいに本日出来るものが沢山書いて張っているような、ごく普通の居酒屋さんなのです。
でも食べたものはどれも美味しくて、外れがなかった。
三人でしばらくの間、「また、あのお店へ食べに行きたい!!」と。何かきっかけがある毎に話題に上がった、すっかりお気に入りになってしまったお店なのでした。

入店してみるとお鮨屋さんと同じショーケースの向こうに、見覚えのある親方の姿が。
「あきやまさん、こんばんは。また美味しいものを食べさせてね~」って、これは私の心の中の声。

あきやま2.jpg
まずは、生で「乾杯〜!」。
今回もお通しは、地元焼津で春に採れるという巻貝の「ナガラミ」。身が、プリっとして美味しいの。
翌日の市場で見かけたのでお値段を見たら、ナガラミって結構高いものなんですね。

あきやま3.jpg
どうよ、お刺身の盛り合わせ!
このボリューム!どれも大振りに切った、7種類のお魚!! さすがに「海鮮心」をうたうだけあって、どれも美味しい~~!
海鮮サラダは、三人でもミニサイズの方でじゅうぶん。
でもこれでもかなりのボリュームで…生野菜&海藻の上にはマグロの赤身、イカ、タコなどがいっぱいトッピングされていて…やっぱり美味しい!
見ていたら、ドレッシングだけでも三種類もかけていたわよ。きっとかける順番だって決まっているのでしょうね。
ホタテのバター焼きも、これまたウマーイ。ボリューム的にも満足。

あきやま4.jpg
魚や野菜のフライ盛り合わせは、エビやイカ、マグロに黒はんぺん。
そしてチーズや野菜類のフライが、大皿にこれでもか!と載せられてきました。チーズにしてもオーダーの度ごと、冷蔵庫から取り出してカットをしている模様です。

ここにきたら、これを注文しないとね。「三ヶ日みかん」ハイボールを、お代わりします。
最後はガラスケースの上に載っていた大きなホクホクのおじゃががあまりにも美味しそうだったから、頼んでしまったジャガバター。
食べたものは、どれも新鮮、美味しかったです。
でも、もう入らない~~ご飯ものも頼みたかったけど、お腹がいっぱいなのですもの。
前回にも感じた親方の丁寧な仕事ぶりは、見事な職人技です!
その様子を目の前で見ていたら…このお店は冷凍などでなく、オーダーを受けてから全て、直前に手作りするのでした。

カウンター席だったせいで、料理を待っている間も少しも退屈する事などありませんでした。
その都度、手間隙かける居酒屋さんだから、親方の丁寧な仕事振りをずっと目にする事が出来たのも楽しかった。
ホントに良いお店ですね。
http://r.tabelog.com/shizuoka/A2203/A220301/22004072/

お腹の心も満足してホテルに帰ってきたら・・・もう、ダメ~~
この夜の「月食」の事など、すっかり忘れて寝てしまいました。
そこで、翌朝。
朝の6時前後に、撮ったお月様。
                    ホテル・月.jpg

続きはまだあります、来週もね。
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焼津まぐろ隊…夜のホテルまで [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

             ホテル2.jpg
             ホテルに到着後、イルミネーションをバックにして[カメラ]

富士山.jpg
標高3,776m、日本最高峰の山・富士山。
数多くの芸術作品の題材にもされた優美な姿は、国内のみならず国外でも日本の象徴として広く知られています。
また麓周辺には多くの観光名所もあることから、様々な楽しみ方も出来るところです。
とらや工房さんで頂いたスィーツで口の中が甘くなってしまった後は、近くにあった鈴廣さんのかまぼこをつまんでお口直し。ふふ、頭いいでしょ[わーい(嬉しい顔)]

富士山1.jpg
角度によって、8月の山梨側から見た姿とは、また違った趣が感じられます。
すそ野の広がりの美しさ、そのスケールも感動ものの大きさです。

周囲には、多くのビューポイントがあるものの・・・どうしても、人家や建物が入ってしまいますね。
御殿場からは少し下道の一般道を走ってみたり、でもやはり遅くなってしまうからと高速へ戻ってみたりと、気ままなドライブ旅を楽しみました。

富士山2.jpg

しかしそのお蔭で東名のビューポイントである富士川SAに到着した時には、もうあたりはすっかり暗く・・・
更に先の由比PAでは、当然もう真っ暗。
本来ならここは何も邪魔するもののない、目の前に広がるのは太平洋。そして山側には富士山と、最高の風景が楽しめるところながら・・・

こうなったら、先を急ぐことにしましょう。

この日泊まるのは、静岡県の焼津のホテル。と言ってもビジネスホテルよ。
地元の水産会社が母体となって経営をしている「HOTELnanvan」。こちらに泊まるのは、昨年のGWの一泊目に続いてながら…その時も、翌日の旧富士屋ホテル系のリゾートホテルの印象が薄くなってしまったくらいの満足感!

そこで今回も、リピートしてしまったという訳。
ビジホだけに、豪華や素敵さはありませんけれど・・・それでも細やかに周囲がイルミネーションで飾りつけられています。
ホテル1.jpg

お部屋の狭さは否めないものの、ベッドは世界のベッド・シモンズ。柔らかいワッフル地の白い寝間着と共に、寝心地は良いです。
大きな姿見に、革張りの椅子。
バスルームも他のビジホより、広めに感じます。
チェックインの時に必要と思うものは自由に部屋へ持ち帰れるよう…ロビー・カウンターには選べるアメニティの用意が。
だからお部屋のアメニティーは必要最低限です。バスルームのシャンプー類は、PORAでした。
          ホテル3.jpg

ビジネスホテルのサービス朝食と言えば・・・お握りサービスに簡単BF。無料サービスがつくだけ良いって程度のところが多いですね。
nanvanのサービス朝食はもう少しだけ良い感じです。
和食コーナーにはサラダや卵、温かいメニューの海老チリ豆腐や小鉢系。
地のものである静岡名物の「黒はんぺん」、マグロの漬け等も並べられていました。
洋食コーナーは、フワフワのあったかい焼きたてパンにヨーグルト。オレンジ&グレープフルーツジュースにコーヒーも飲み放題です。
http://www.nanvan.jp/index.php
期待を超えた良さだったから、今年のお正月には同じ浜名湖の「HOTELnanvan」にも泊まってしまいました。
浜名湖nanvanは、更に広いお部屋&壁掛け式の42型TVの設置がされています。

リピートしてしまったのはホテルだけじゃなくて、この夜に訪問したお店もなのです。続く。。。

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焼津まぐろ隊…富士山と、ずっと一緒 [2011・12月静岡・焼津のまぐろ]

スカイツリー.jpg
3回目か、4回目にして、ようやく撮れた[パンチ]
首都高の江北JCT付近、地下に潜る前に慌てて撮った。チッコイけど・・・スカイツリー!
今頃になって!?なぜ、今さらなんて言わないで~~

だってこの日の目的はこちら。日本一の山、富士山なのですもの。
と言いつつ・・・、富士山の姿は、途中である東北道の佐野SAからすでに見えていたのです。

焼津へ.jpg

都内に入るとさすがに近い、大きく見えますよ[目]
ビルの谷間から覗いて見えた、シッカリ、はっきりとした富士山の姿。ドンドン近づいてくる富士山です。

焼津へ2.jpg
実際にはもっとずっと大きいのに、肉眼で見るのと、カメラを通して撮ったものとの違いは大きい。

焼津へ3.jpg
東名高速の御殿場で下りたのは、この勇士を眺めるため?
いいえ、違います。
でもサスガに12月。積雪が何度か続いてあったのですね。山肌はもう真っ白。
山頂付近にスッとかかった、細い筋雲が綺麗でした。


とらや工房1.jpg
しかし、私の目的はこちら。

高級羊羹でお馴染み「虎屋」さん、その「とらや工房」がここ御殿場にあるのを知っていたからなのでした。
虎屋のサイトにものっていない、ここは知る人ぞ知るところ。
と言ってもこれだけ情報にあふれている今、ご存知の方は多い事でしょう。
http://www.toraya-group.co.jp/main.html
お店は御殿場IC.を下りてプレミアムアウトレットのすぐ近く、岸元総理の別荘「東山旧岸邸」に隣接というか同じ敷地内の一部がそうなっているのでした。
             とらや工房2.jpg
工房の入口には趣のある立派な門が建ち、私達を出迎えてくれます。
茅葺の立派な門構え。
門をくぐった先にも、竹林の小径は続きます。
広大な竹林には、風にそよぐまっすぐに育った青い竹。それだけで風雅な趣がします。

今回は時間もない事から、旧岸邸の見学はせずに手前のとらや工房でお茶だけしていきましょう。
散策路を歩いていくと、道祖神や東屋など・・・敷地内は、どこもかも素敵な雰囲気がありました。

とらや工房3.jpg
林の中の散歩を楽しみながら、進むと…静かな森の中に突然現れるオシャレな建物。

とらや工房4.jpg

池の畔に建つ建物は、厨房・販売所・テラス席・喫茶席から成っています。

もう少し温かな季節であったなら、風が気持ちよく抜けるテラス席で。そちらには勿論、大型ストーブが炊かれていたものの・・・この時は奥の喫茶室で甘味を頂くことにしました。

とらや工房5.jpg
私は、あんみつ 850円。母は、お汁粉 850円。

どちらにもお替り自由の煎茶と、細く切った塩昆布がつきます。
紅葉した葉っぱを模った綺麗な彩りの寒天と、普通のサイコロ状の寒天。白玉3個と上質な餡子、白蜜の組み合わせです。

とらや工房6.jpg
母のお汁粉は、お餅がとても香ばしく焼き上げられていて・・・こちらも、やはり美味しかったです。

とらや工房7.jpg
夫は、煎茶付きのどら焼き 500円。白小豆餡の方をチョイスしました。

和菓子は勿論、お茶も美味しいです。
お替り自由な煎茶は一煎ずつ茶葉を代えて淹れてあり、さすがは虎屋さんと感心してしまいました。
どら焼きの皮に記された、燦然と輝く・・・富士山の「稜線」&虎屋の「と」のロゴ。

どのメニューにしても、虎屋のあずきの美味さを改めて実感するものの・・・銀座店、帝国ホテル店等、都内の「虎屋菓寮」であったら、どれもがとてもこのお値段では頂けません。
セレブな奥様方が大半を占める、首都圏を中心に展開する「TORAYA CAFÉ」にしても然り。。。
ガラス張りの工房は、外から作業の様子がうかがえます。焼きたてのどら焼きの皮が、一個ずつ計りで重さを確認していたところは、驚き!!
軽食メニューとして、「栗ご飯」の終わったこの時には「とろろご飯セット」が用意されていました。

とらや工房8.jpg
この場所は竹林も立派ですし・・
ゆったりと散策すれば、気分は正に京都。嵐山気分になれますね。もう少し早い、紅葉シーズンだったら、もっと良かったな[グッド(上向き矢印)]

さらに奥に位置する、岸伸介氏が晩年を過ごした東山旧岸邸まで行ったら・・・より深い静寂に満ちた空間。
訪れる人もなく、風の通る音や鳥の囀る声くらいしか聞こえてきません。
鋼板と無垢の木貼りが美しくカーブを描く建物と周囲の森がうまく調和して、良好な景観を形成するとらや工房は、静岡景観賞の静岡県建築士会賞として優秀賞を受賞したのだそうです。
すっかり落葉した寂しいお庭ながら・・・小さなピンクの寒梅がすでに咲き始めていました…そんな些細な事でも心が和みます。

庭の景色と雰囲気を楽しみつつ、ゆったりとお茶するにはピッタリなところだと思います。
今月間もなくの「冬至」の日、その日に合わせてオリジナルの柚子羹の予約限定販売もあるとの事です。
http://www.shizuoka-navichi.net/shop/shop.shtml?s=2765

このシリーズも覚悟してね、長いです[わーい(嬉しい顔)]
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