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2023・12月~1月九州シュガーロードを行く ブログトップ

2023年〆の西九州旅・・・㉓無事に帰宅 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

今回で終わります。ようやく迎えたラストで、自分自身でさえホッとしています。
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帰宅したのが2024年一月一日でした。そこでトップ画像は、やはり富士山にしますね[ぴかぴか(新しい)] 上に航空機の翼がかかっておりますけど。
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「福岡空港」の「御翔印」です。これを見て「長崎空港」でゲットするのを忘れた、近頃やたらと多い忘れもの(´·ω·`) 今後長崎空港を利用する機会は多分ないと思います。 失敗したぁあ[あせあせ(飛び散る汗)]

元旦の道路は空いていました。福岡空港まで一時間かからなかったかと。
初回の福岡での印象が良くて、その後は新千歳、那覇と借りる機会の多いバジェット・レンタカー。ホンダのフィット乗車で長崎から福岡まで582キロ、博多空港で乗り捨て(別途7700円)…トータルで35000円弱。これだけ走っても燃費の良さで、給油は返却時の一度きりですみました。
店舗からすぐに関わらず、最後はターミナル口まで送っていただき、その時のドライバーさんから「事故が多いんですよね。今日の午前中のこの時間でも15件も!その中には死亡事故まであったのですよ。事故が多いと会社側としても車が足りなくなるから困ります」ですって、それを聞いて、初日の長崎市内での市電との追いかけっこ[ダッシュ(走り出すさま)]を思い出してしまい[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]    
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「福岡空港」内には博多ラーメン横丁ならぬ、数店が軒を連ねる「ラーメン滑走路[飛行機]」なる一角があり。
リサーチ不足で美味しいお店がわからないので、とりあえず並んでいる人の多さで「博多一幸舎」に決めた。
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唯一無二。「元祖泡系 博多一幸舎」きめ細やかな泡、濃厚な豚骨の旨味と甘みが特徴の「元祖泡系」、麺は福岡で人気の製麺所『製麺屋慶史』が作る、こだわりの細平打ち麺。豚骨ラーメンの本場 博多で味わう渾身の一杯・・・との事。
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ここでようやくの朝食兼お昼、ホテルで食べなくて良かった♪・・・と私は感じたが、余程空腹であったのだろうか?夫は替え玉も頼んでいました。濃厚スープの博多ラーメンならではですね(≧∇≦)

ラーメン食べて、お土産も買い、空港ラウンジを使っても、まだ時間があまる。。

それでも、ようやくの搭乗時刻。14時発JAL316便は、翌日の羽田での衝突事故機と同じエアバスA350だった模様。久々のモニター付きシートでご機嫌でありましたけど、もしあの時と同じ状況下におかれたらと考えるだけで本当に怖い。事故の際の乗客、乗務員さんたちの冷静かつ賢明な行動はいかに立派であったろう[グッド(上向き矢印)]
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飛び始めて一時間あまりで早くも、小さいながら見えてきましたね[目]
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伊豆半島?それとも三浦半島付近でしょうか。  富士山の姿は何枚でも撮りたい[るんるん]
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・・・そして、定刻通りに羽田空港到着。
しかし、ここからの道のりが一番長く感じられて、辛かったです[バッド(下向き矢印)]
空港発の地元までのリムジンバスは数分前に出たばかりでした。この時周囲からは「地震」「津波」の言葉が聞こえていたものの、疲れていた私はボオーッとしていて、あれ程の大惨事となっているなど予想もせず。本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

そこから2時間近くも待ってからバスに乗車、バスからマイカーへ乗り換えてホッと一息つく。しかし翌日やって来る息子一家の為、買物をしてから帰らなくては。
ただでさえ夜間の8時過ぎで、その上新年の一日とあって営業しているスーパーは限られます。
知らない店の、慣れない売り場を周っての買物って、とにかく疲れますね[たらーっ(汗)] 

家は何時になろうと、帰宅をしたら即、荷物は片付けます。だからこの夜寝たのは、翌日へと日付が変わってからでした。
それでも、買ってきたものたちは載せますね[るんるん]
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空港で食べた博多ラーメン「博多一幸舎」ラーメンセットに、孫娘の好きな高菜漬け。
今回は行けなかったけど「太宰府天満宮」名物の「梅が枝餅」、ご存じ銘菓「博多通りもん」と。

味の明太子「ふくや」の明太子は、ふた箱。夫が嬉し気に、得意顔で手にしてきた「めんツナかんかん」、「悪いけどそれ、どこでも売ってるし、買った事あるんですけど」…って悪いなぁ~~[バッド(下向き矢印)] 言ってはいけなかった?( ̄∀ ̄)
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「梅が枝餅」も空港のは冷凍販売ゆえ、リベイクしたものって・・・本場で頬張る、焼き立て熱々の「梅が枝餅」とは別物(><)

大量のみかんは夫がリュックで、背負って運んできました。こんなのスーパーで買ったものと、そう違いがある訳ではないが、これも旅先ならではの雰囲気にのってと言った感じかな(*゚▽゚)ノ
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缶詰のミカンをそのままジュースにしたような長崎名物「金太洋つぶオレンジみかん」缶、キンカンのこのほろ苦さはスッカリ癖です♪

伊万里の道の駅で購入♪ 孫娘が大好きなフルーツグミ色々・・・すました顔で全部自分のものだと持って帰っちゃいました。でもその為に買ったものだから良いのです♪
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佐賀銘菓「がばい」丸ぼうろ(ポルトガル語でお菓子を意味する「ボーロ」が語源の南蛮菓子)に、ソフト一口香、佐賀茶、焼きあご出汁、小城羊羹。
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家にはお高い伊万里焼だけにささやかに、私と孫娘用のご飯茶碗、夫にはお湯のみ。
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道の駅「伊万里」で乗せられて、つい買ってしまった有田焼小鉢たち。落ち着いてよく見たら、民宿とかで使っている器みたいながら、これもまたエピソードを含めた旅の思い出という事で[揺れるハート]
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スーツケースを転がして、ミカンの詰まったリュックを背負い、手には「伊万里」「有田」の陶器を入れたエコバッグ。その上、私の身体もフォローしなくてはならないのだから・・・夫には今回も大変にお疲れさまでした(^O^)
長崎街道から九州西部を伝わってきた、歴史と、文化と、美味しい食べ物たち。図らずも今回の旅のルートと重なった形ながら、それは予期せぬ偶然であったと思います。
3か月も前の旅ですのに、これまで長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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2023年〆の西九州旅・・・㉒「グローカルホテル糸島」夕食&感想、糸島を後に [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

オシャレな雰囲気が漂うレストラン「太陽の皿」さん。この店は向かいにあった以前の場所から2021年3月、「グローカルホテル」へと移転オープンをしたとの事でした。
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大晦日とあって食事を外で済ませる選択肢など、徒歩圏内に多くない飲食店、食堂、レストランとどこも閉店中とあってなかった訳です[バッド(下向き矢印)] 遠出するのも面倒であった状況はイタイ[たらーっ(汗)] 結果的に仕方なくこちら一択で。それは多分他の宿泊客皆さんも。
5時半からの予約であったと思う。そこでお昼を控えめにした訳でした( ̄∀ ̄)

海と山の幸に恵まれた糸島食材をメインに、フレンチシェフが腕を振るう創作料理の数々・・・!?
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ビュッフェ台に並ぶ料理の写真は撮りにくいもの、端から端までどこも料理は並んでいたし、隠れているコーナーを曲がったところにも品数は沢山並んでいました。
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当然、ライブで調理するミニステーキ、フリッター、パエリア、ピッザ等…作りたてが次々提供されます。
量だけでなくてブログ的にも画像がもう少し欲しい気持ちはあったものの、他の方からしたらそうした行為って迷惑でしょう。
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こちらは取り分けた一部。
私は白ワインをグラスでオーダー、夫は+1200円で呑み放題プランにしました。
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ブイヤベース風スープ、右の野菜寿司は、夫が取ってきた一皿。何時もながら、わかってないわ(°д°) 初めからこんな炭水化物まつりしていたら、種類が多く食べられないではないか[バッド(下向き矢印)]
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ホールスタッフさん達も皆さん親切で、リゾットとか、グラタンとか熱々出来立て料理提供の際には、必ず声をかけてくれました。
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パン、デニッシュ、フルーツやミニケーキなどのデザートの並ぶケース。
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初めに取ってきて美味しかったメニューも、次に行った時にはなくなり、別メニューとなっていました[あせあせ(飛び散る汗)] 最後の方はデザートも、サラダも皆一緒って、こうした汚さが嫌い…ってオイオイ よく言うわ^_^;
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ビュッフェの食事は落ち着いて食べられないせいもあり、どうしても満足度が下がる原因となるみたいです。
メニューは一品一品、丁寧に作られているのですが、並ぶ中には多少の作り置きがあったと思われました。
地元のありふれた食材をシンプルに調理で良いから、むしろその方が嬉しい♪ これ!って思える味がいくつかあったなら、、心踊る料理が出ると…おのずと印象が違ってきますものね。
結果的には何度かお替りして、お腹はいっぱいになったのですが・・・

翌朝の提供もビュッフェのみとの事から、朝食は頼みませんでした。だって当然メニューは同じようになる。夜メニューとかぶると想定されましたもの(^-^)

※追記しますね。
ホテルの食事については好みや、賛否両論あるものと思います。
沢山の種類が並んでいて、好みのメニューが選べて沢山食べられる。このスタイルは好き(家の夫も、そのタイプです^^) 私は自分のペースで取りに行けない、盛り付けが汚い、そこが好きになれないだけ、個人差は大いにあるのはわかっています。
ビジネスホテルチェーンで人気のトップスリーは、ドーミーイン、東横イン、スーパーホテルとの事ながら。一見豪華で美味しいものが揃ったドーミーインの朝食、他のホテルと比較をしたら充実の内容、味と感じるものの、その分宿泊料もドーミーインは他より高めだから。
出来るだけ安く泊まって、なおかつ美味しい食事の提供を求めるなんて本当に図々しい希望であるのはわかっています。それでも何時か、どこかでそうした施設に出会えれば…との思いは持ち続けています。・・・などと言いつつ、来月の予定でも朝夕共にビュッフェのところを一泊入れてしまいました。理由は安かったから!
宿泊料は安く、食事は素敵なムードで食べたい。そんな都合の良いところなどある訳ないのに、あくまでも私個人の希望と感想だから、その辺り大きな心で読んでいただきたいです。

一晩経ったら年明けして、新年の1月1日です。
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事前決済済みなので、ドリンク代のみを支払い、チェックアウトしました。
12月31日から一泊、宿泊費が20400円。
そこに夕食(ビュッフェ)7600円、朝食はつけず、夕食時のドリンク1700円を合わせて、年末年始のハイシーズン価格と考えたら、安く抑えられたと思います。

泊ってみての感想を書きますと・・・、
ハード的にはこじんまりとした、リゾートホテル?(豪華さはゼロですが)、清潔感に溢れているし、居心地も良かった。それにしても私の場合不満の要因のひとつは、やはり食です。
呑む、食べるのループで酔いもまわった夕食に関しては・・・やはり物足りない感じがしました。
6連泊目とあって、外で食べる食事に飽きてきた…のも、理由のひとつであったかも[たらーっ(汗)]
個人的な感想を出来るだけ率直に、記憶に残った部分を書いておきました。

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糸島では宿に泊まっての帰路にも、観光スポットはあります。
福岡中心部まで車で40分ほど、今や福岡のリゾートとして名を馳せる糸島。名前に島がついていますが島ではなく、福岡県北西部に位置する半島です。
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サンセットロード=県道54号の海岸線を走る絶景ルートをドライブして福岡方面へと向かいます。この道路沿いには美しい夕日が見られるスポットが数多くあり・・・玄界灘に向かって、最もよく知られているのはここ、糸島の海に浮かぶ鳥居が目印!「桜井二見ケ浦」と「夫婦岩」。
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「日本の渚100選」にも選ばれ、岩の間に沈む夕陽は絶景との事です。この日もここだけは。記念撮影スポットとして人の姿がありました。
桜井二見ヶ浦はパワースポットとしても有名で、縁結びや夫婦円満のシンボルともいわれているそうで・・・2024年の我が家は平和?、安泰かしらね?
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南国のヤシの木揺れるおしゃれなカフェも、年明け早々でどこもオープンしていません。
観光シーズンを外したこともあって、道は空いているし、遊んでいる人の姿もほとんど見かけない…。
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土地のグルメを堪能はしなかったけど!また恋愛成就にご利益があるとの「櫻井神社」も。今日は寒くてその気になれません!
海の透明度が高くて非常に綺麗なので、浜辺をのんびり散歩出来たら良いが、強風でそれも諦める。
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悪天候のせいでこんなだけど[あせあせ(飛び散る汗)] 糸島は海辺の海水、ビーチも綺麗なんです。その辺りが好まれる理由かもしれません。
透明度もあって、出来るなら実際目にした綺麗さを伝えたかった[ぴかぴか(新しい)] 不満も書きましたが、ゆっくり泊まった旅の最後、〆に海の光景も味わえて良かった。
次回で、帰りますね、
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2023年〆の西九州旅・・・㉑最後は「グローカルホテル糸島」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

「糸島」といえば言わずと知れた福岡県のThe観光地[ぴかぴか(新しい)] 大都市・福岡に隣接しながらも県内屈指のオシャレ、人気のリゾート&観光スポットです。
・・・だからという訳ではないですが、旅の最後となる大晦日は静かなところで、ゆっくり過ごそうとの思いで決めたホテルでした。
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チェックインまで駐車場から、併設のレストランでランチする福岡マダム達の様子を眺めて待ちます。主婦であれば忙しい一日であろうに、満席近い状況から「ここって、美味しいのかな?」って思ってしまう。
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オープンして2年ほどの施設だけに白を基調として、どこもモダンで清潔感が漂います。時間になったのでフロントでチェックイン。
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入館したら入ってすぐのスペースは「ブック&カフェ」です。ここはロビーラウンジであり、旅に役立つような糸島に関する雑誌にガイドブック、フリーペーパーも置いてありました。
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客室は二階以上となり、私達は「405号室」を案内されました。
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部屋は一言でいえばシンプル、更に良く言ったらスタイリッシュ?
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お隣が九州大学キャンパスだけに窓からは海ではなく、普通の野山の光景が広がり格別感は全くありません。
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ワイドサイズのデスクはリモートワーク用?受験生向きなのかも?洗面所が部屋の中にあり使いやすい仕様です。
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簡単なクローゼット内に金庫、タオル地スリッパ、バケージラック等揃って。機能的と言えなくもない。
トイレとバスは、セパレートになっています。洗い場付きのバスルーム、シャワーも最新式のものでした。
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チェックイン時に手渡された、おみくじ飴、女性には「雪肌精」の化粧パック。上下セパレートのワッフル地パジャマ。洗面台のアメニティグッズ、ふかふかのタオル類と過不足なく揃えられています。
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テレビ下に収納された冷蔵庫・電気ケトル・ボトルウォーター・グラス類も収納されていました。
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糸島ブレンドのドリップコーヒーパックに、お茶は八女茶。

また温泉ではないけれど、ホテル最上階には男女別の大浴場があります。
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入口のラウンジスペースには、何種類かのフリードリンク、駄菓子屋さんのようなガラス瓶にはおせんべい、ラムネ、グミと可愛い小菓子が入っていました。どれも部屋に持ち帰りできます。
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どうせ使わないからと、専用のカードキーは受け取らず仕舞いながら、せっかくだから様子を覗いてみれば良かった。
ホテルから1~2分との温浴施設「伊都の湯どころ」無料チケットも頂き、夫だけ歩いて浸かりに行きました。

館内では地元福岡の彫刻家の作品、ステンドグラス、水彩画など、館内アートが随所に見られます。
ホテルから近い「元気くらぶ伊都・伊都の湯どころ」内の伊都ダイニングでの食事もお勧めとありましたが、大晦日の為に早めに営業終了となってしまうから。また周辺幾つかの居酒屋もこの日の営業はなし。
夕食は館内の「太陽の皿」でとるしかない状況でした。
一気に書いてしまいたかったけれど、長くなってしまったので、次回へと続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑳糸島へ向かいます [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

この日はあいにくの天気、雨模様の寒い一日でした。路肩には残雪が、まるで石のように凍てついた道路状況が寒々しさに拍車をかける。だけど一週間のうちには、こんな日だってありますね。
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小雨は降っていたものの、途中の「雷山千妙寺」さんへ立ち寄りをしてみました。
気づかずにいたが、この場所はその「雷山」を県境とし、佐賀から福岡県へと入っていた模様です。
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「雷山千如寺 大悲王院」が正式名で、大晦日であったこの日。これから訪れるであろう「初詣」客を迎えるためか、石畳の両側に灯りを灯すためろうそくを入れるガラスポットが綺麗に整列してありました。
ゆったりとした境内には、福岡県の天然記念物にも指定された樹齢約400年の大カエデもあり、11月の紅葉時期には真っ赤に色づいてたくさんの参拝者で混雑が予想されるとか・・・新緑の頃も大変美しく、四季を通じて様々な光景が楽める模様です。
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更に石段を上って行ったら、奥の院? ご利益が期待できそうながら、寒いのと滑って階段落ちの危険ありで明日帰宅出来ないと困る。ここはパスしましょう(@_@。

大悲王院は宝暦2年(1752年)に黒田継高公が建立。鎌倉時代作の国指定重要文化財「木造千手観音立像」」「木造清賀上人坐像」をはじめ、福岡県の指定文化財である「木造多聞天像」「木造持国天像」など安置されていると言います。
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冬景色ながらも見事な庭園と、石像も多い古刹でした。
そして待つ間に、神職さんがさらさら書いてくださった「御朱印」はこちら。
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寒さにめげず、次に向かったのは「白糸滝」でした。
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見事な水量を誇る滝の流れは、その名のごとく白糸のような滑らかな流れから・・・これが夏であれば良かったものを[バッド(下向き矢印)]
水辺ならではの湿った苔、朽ちた木、そこから生えているシダの風情も、「萌えポイント」である私。
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標高900メートルの羽金山の中腹に位置する、滝の落差は約24メートル。清流と自然あふれる憩いの場としてファミリー層に親しまれているとのスポット「白糸の滝ふれあいの里」。
土砂災害の影響で?冬場の客足の少なさから?…、閉店中でした。
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滝周辺には、約5000株10万本ものあじさいの植樹[ぴかぴか(新しい)] 季節によってはヤマメ釣りも可能との事ながら。。
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川のせせらぎ、森の中の木漏れ日を楽しみながら歩いた、寒々とした森林浴[たらーっ(汗)]

時間は経ってもあいにくの天気[曇り]は変わらず。これでは海辺まで走っても仕方がありません。
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それではと以前も立ち寄っていた、農畜産物直売所の「伊都菜彩」へ。ここでは前も、簡単な昼を食べました。
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内部の撮影は駄目…と知らなくて、ゴメンよ[バッド(下向き矢印)] 入ってすぐの果物コーナーで撮ってしまった一枚。JA糸島直営直売所だけにこの大規模施設いっぱいに、糸島産の全てが詰まっていると見受けられました。
大晦日であった、この日。地元の皆さん方の「ここぞ!」とばかりの買いっぷりの良さ!
大量の握り寿司、お刺身盛り合わせ、精肉コーナーでもビッグサイズの肉パックが次々売れていく様子には[目]
観光客の私達はなんとなく場違い感が濃厚です。

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サスガにあの朝食ではお腹が空きました。
建物の端っこにあった「まるいとうどん」で、素うどんをすする私達(´゚ω゚`) その姿にはよそ者感がより出てしまった模様[あせあせ(飛び散る汗)] しかしこの素うどんには訳があるのでした。
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2023年〆の西九州旅・・・⑲佐賀駅近くのビジホ&居酒屋で [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

この日泊まるビジホこそ、宿泊料の安さで選んだところでした。
JR佐賀駅北口前のエコノミーなビジホ、「ホテルサンシティ」。
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駐車場に車を入れて、館内へ。7階のツインルームを案内されました。
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施設、部屋共にかなりの経年劣化は見られたものの、テレビ、電話、無線LAN接続、湯沸かしポット、お茶セット、冷蔵庫、電気スタンド、上下式パジャマ、ミネラルウォーターのサービスとあって特に不便はありません。

一息ついたら外へ。
駅前の立地に加えて、ここと思う店へはどこも仕事を終えた若者たちが集って、次々入店していく様子を見て…。
これは早く決めないと、夕食が食べられなくなる…そんな状況が予想されてきます。
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そこで適当に選んだのは、佐賀名物「呼子のイカ」アピール中の「さかなや道場」、ハッキリ言って海鮮水産系チェーンながら、仕方がないかと(^Д^)  実際、私達の後入ってきた人たちはお断りをされていました。

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スーパードライの生で乾杯[ビール] 相変わらず不要な、高いだけのお通し。

小海老のシーザーサラダ、胡麻鯖と良い味です。
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4種のソースで食べる大きなアジフライ、 鹿児島県限定の芋焼酎「南之方(みなんかた)もいただき。
まぐろハラミのすき焼き、これは見るからに美味しさが予想されるでしょう? 確かに美味しかった[グッド(上向き矢印)] もう一皿、お替りしたら良かったな♪
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玄界灘・有明海に面しているから美味しい魚介類が味わえ、自然豊かな山の幸も豊富・・・と言われるこの地ゆえ。
生簀からすくって調理する活きいかも、オーダーは大サイズで。
日本三大朝市「呼子の朝市」、「呼子のいか」は全国的に知られていますが・・・その呼子地区で食した際の提供方法は、ポスター通りの薄造りでしたけど…。
これは、これで美味しいから許す[グッド(上向き矢印)] ただし後造り天ぷらは別料金となっていました。
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夫は生を追加して、わたしはもも串としゃもつくね串を食べて、お仕舞いです。好きなものだけをオーダーする、居酒屋の手軽さって良いね♪
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佐賀駅北口広場より見あげる…駅の佇まい。また来るかどうかの遠方の地だけに、格別「旅情」が漂います[ぴかぴか(新しい)]
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長崎本線、唐津線の主要駅となっている、佐賀駅です。
以前博多から佐賀県内の唐津、呼子方面は足を伸ばしていました。

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佐賀駅構内を歩いて、商業施設の探検などしていたら・・・この佐賀駅近くのホテルに決めた理由、駅南口で展開中であった佐賀のイルミネーション「サガライトファンタジー」を観る。その事さえスッカリ忘れてしまったのであった[あせあせ(飛び散る汗)]

夫は食事代わりとなるおむすび等を、コンビニで買い求めていました。
本当に、駅前です。
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しかし駅を中心にした鉄道高架下に展開しているオシャレ系の居酒屋、バル等のテナントで若者たちが呑んで、食べて、お喋りする姿、その様子を眺めるひと時さえ、旅する楽しみのひとつと感じられました。

このホテル、軽食モーニング無料サービスも素敵です。どう、これ[exclamation] シンプル・イズ・ベストのサンプルみたいでしょう( ̄∀ ̄)
袋パン&ジャム、バナナではもりもり・・・とはなりませんが、5泊目だからこの程度控えめで良い、それなりに食べました。
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12月30日(土)から一泊11000円、そこに完全予約制の駐車料金が(この12月1日より)500円別途必要となりました。
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2023年〆の西九州旅・・・⑱佐賀と言えば・・・「吉野ケ里遺跡」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

佐賀の行先は、吉野ケ里遺跡でした。
そうだ!吉野ケ里へ行こう[ダッシュ(走り出すさま)] よくわからないけど、吉野ケ里! 時間があるから、吉野ケ里行っちゃうよ[exclamation]
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吉野ヶ里遺跡は、工業団地開発に伴う埋蔵文化財発掘調査により発見された・・・
小さなムラが弥生時代の約700年を通して、クニの中心となる40haを超える大環壕集落へと発展する過程のわかる、極めて学術的価値の高い遺跡として1991年国の特別史跡、「重要文化財」へと指定されたそう。
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吉野ヶ里遺跡の保存、当時の施設の復元や発掘物の展示などを通じて、弥生時代を体感できる場を創出し、日本はもとより世界への情報発信の拠点とすることを目的に作られた…施設との事。
かつてこれと言った産業の乏しかった佐賀の地に、工業団地を造る計画が持ち上がった過程で、本遺跡の価値が改めて認識され、昭和61年から本格的な文化財の発掘調査が行われました。
その結果、我が国の弥生時代最大規模の環壕集落であると確認され・・・。「魏志倭人伝」に記された「邪馬台国」の様子を彷彿とさせる建物跡などの発見からも、日本の古代の歴史を解き明かす上で極めて貴重な資料や情報が集まっているものと、一躍全国的に注目を集めました。
・・・以上、ガイドさんによる説明より・・・
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園内マップによりますと、巨大な祭殿など9棟の建物が復元されている、北内郭までかなりの距離があるように感じられ、とりあえずはバスで移動をし…。

そこからは歩いて、
北内郭で行われる祭祀や政治的儀礼に使用する道具などが作られていた場所と考えられている、中のムラへ。
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関東から近い、静岡市駿河区登呂にある「登呂遺跡」は30年以上前親子三人で観て、復元された高床倉庫、出土品数の少なさを覚えていました。

そこで今から約5,900~4,200年前に存在した、大規模集落の遺構である確かさから。ガイドさんへ「縄文時代に遡りますが、青森の「三内丸山遺跡」との比較はどうですか」と尋ねましたら。
「遺跡面積そのものが約117ヘクタールと、比べたら悪いけど全く規模が違っていて話にならないです。三内丸山遺跡も、集落の終焉は気候の寒冷化によるものでしょうね」って。
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吉野ヶ里遺跡より発掘された約3000基の甕棺墓(かめかんぼ)。
古代の森では全長300メートル、約500基の墓列が復元されているそうです。
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発掘後の展示物、屈めた遺体を甕棺に密閉して埋めた甕棺墓たち。
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「吉野ケ里遺跡」、弥生時代のQ&Aは、こちらへhttps://www.yoshinogari.jp/introduction/qa/
 
帰りはそのまま徒歩で…。終わりまでの見学コースは約2時間強。 弥生時代のお墓の後は、気分を変えて参りましょう!
歴史は好きな方と自分でも思うけど、弥生時代はあまりにも遠過ぎます。正直関心がなくてわからない事だらけなのです。
現在放送中の大河「光る君へ」にしても、脚本家・大石静氏と、主演の吉高由里子は好きだけど、道長役の人が苦手!?もっと適した配役にしなかったの?? ほぼ見ておりません。
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こちらは、まだ続きます。
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2023年〆の西九州旅・・・⑰伊万里の夜は、ステーキだったけど [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

「伊万里グランドホテル」宿泊プランにセットされていた、4店舗から選んで使用する5000円分の食事券。暮れも30日とあり、営業していないお店の方が多かった為です。
無論、5000円では全く足りませんが…。ホテル近くの、ステーキ店「つじ川」で利用することに。
入店して案内されたのは店中央の、大きく長い鉄板カウンター席。
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オーダー後すぐに、サラダとコーンスープ。ステーキ用のたれ&岩塩と。

サラダを食べ始めたばかりというのに、目の前ではオーナーなのか?早くもエビが焼き始められてしまう。それも無言で(@_@。 とにかく、焼き始められる。
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スープは急いで飲んだが、なんか市販のものっぽい味[バッド(下向き矢印)]
伊万里ではよく知られた、お肉の名店らしくて、常連さんらしき賑わかな会話が聞こえてきます。

私達には「ガーリックは大丈夫ですか」、ここで初めて声を聞いた気がした。
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こうしたカウンター席って、天ぷらにしろ、ステーキにしろ、会話しながら調理、食べる状況を楽しむのでは?
ロンドンで以前に食べた際も、簡単な単語にしても客を楽しませようとするお喋り、ショー的なパフォーマンスがありましたけれど。沖縄でもそうでしたけどね。
・・・ところがこのお店、私達が高い伊万里牛のオーダー客でなかった。そんな理由から?
それと一見の観光客だったから、この程度の接客なのかな(´Д`;)

エビ、お肉、焼き野菜と手をつけていないのは、サラダとスープで忙しかったせいでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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「食べログ」の口コミでは、「マスターの軽快なトークと、美味しいお肉・・・」と言う方のもありましたが、それは相手次第ですか?メニュー単価の違いによってのもの?
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食事が終わり次第、食器は即下げられていき、デザートへと。
早く帰って欲しい様子が自然に伝わってきて、なんとも嫌な感じです[バッド(下向き矢印)] これ、僻みからのもの!?
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観光客だからと軽視する接客態度はいけませんよね[たらーっ(汗)] それはいずれ客が離れる、そんな形で返ってくるのではないかしら?

さて、翌朝のチェックアウト後は、、
ホテルで頂きました4000円分の「伊万里まるごと周遊券」を使わなくてはと、道の駅「伊万里ふるさと村」へやってまいりました。
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伊万里市の特産品、丸ぼうろや、逸口香、うれしの茶・・・と色々お買い物も済んで、お陰で孫娘へのお土産まで無事ゲット!
その際スタッフさんに、「この辺りで御朱印がいただける神社はありませんか」と尋ねたところ。
「それでしたら、先日〇〇明恵さんが「還暦祝い」で訪問された、白山神社が近いですよ」と教えてくださったから。

「伊万里白山神社」です。九州には白山神社はほとんどなく、常駐の宮司さんまでいらっしゃるのはここだけだとか。
国道202号伊万里バイパスの「道の駅伊万里」から300m程、井手野の地に鎮座していました。
奥へ向かった夫が、ひとりのおじ様と戻ってきました。その方がどうやら準備前の宮司さんらしくて、「まだ全く準備していないものですから、チョッとお待ち下さいね」と、急いで墨をすり書いてくださいました。
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長久2年(1041年)、松浦党の祖である松浦久がこの地の凶賊征伐の戦勝祈願のため、加賀国の白山比咩神社を勧請したのが始まりらしいです。
階段の先にあった「拝殿」への参拝は、省略してしまいました。
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人の姿もなく静か、境内は良く手入れをされた神社です。忙しい中でも、御朱印の対応をして頂けました。
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買い物を済ませて、伊万里の街で御朱印も頂きましたが、それでも時刻はまだ12時。この日泊まるのは佐賀市で、すぐお隣です。
だけど、これから何をする? どこへ行こうか? ノープランの午後なのであった[あせあせ(飛び散る汗)] 

そこで思いついたのが、例のところでした。 続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑯「伊万里グランドホテル」は、良いホテル [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

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一泊@7000円の宿泊料金からして、駅前ビジホの覚悟をしていた私。それが予想に反して中々の規模、ビジホとシティの中間クラスと言ってもよいホテルではありませんか。
フロントでは、長身のネパール美人スタッフによる案内によりスムーズにチェックイン。
説明を聞いていて全く違和感のない、流暢で明朗、完璧な日本語に「美人の上に、とても優秀なのね」の言葉が思わず出てしまった程。ルックスは言うまでもなく、近頃とみに衰えつつある我が思考能力を思うと恥ずかしいくらいの違い、「才色兼備」の言葉の似合う方でした。

部屋は、1612号室。
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ここでも何時もの節約精神がつい出てしまって、予約したのは最もリーズナブルなダブルルームなのです[あせあせ(飛び散る汗)]
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ベッドと、ディスク周りのみのコンパクトサイズであるのは、一目瞭然! 広い居室は自宅で常に経験しているから、時にはいいものよなんてね( ̄∀ ̄)・・・オイオイ
サービスのミネラルウォーター、水色の上下別パジャマ&アメニティ、パイル地スリッパの用意もあり。
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確かに部屋は格安ビジホそのものながら、フリードリンクコーナーに、シャンプーバー。駐車料無料で、無料朝食も付きます。私は利用しなかったけれど、二階には大浴場もあるとの事でした。
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またエレベーター内の「朝食バイキングに伊万里牛カレー登場!」を見て喜びを感じた私達[グッド(上向き矢印)] しかし改めて読むと「火曜日・金曜日の朝のみの限定メニュー」の表記でガッカリの私達って[バッド(下向き矢印)] わかりやすい??(≧∇≦)
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@7000円と書きましたが、正確にはそこからポイント2000円引き、12月29日(金)より一泊12000円なり。
予約したのは【伊万里満喫】ダブルベッド2名利用 大浴場あり【伊万里で人気のお店お食事券5000円分付】プランでした。食事券付きの内容だけでも充分!しかしそこに@2000円なりの「伊万里まるごと周遊券」まで当日頂けるとは!!

翌朝はもう暮れの30日です、ロビー内も迎春の模様替え済みでした♪
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一階奥のレストラン「青磁」が、朝食会場です。
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無料朝食のイメージから既製品、インスタント食品ばかりと思って、カメラは持参しないでもいいかなと思っていた。
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それが中々どうして!?
毎日30品以上の日替わりメニューたちは、どれも作りたての熱々、地元食材に拘った( ^ω^)・・・地元スタッフの手作り品が並びます。身体に優しい、愛情たっぷりの朝ご飯[るんるん]
他のお客様の邪魔となってはと、写真は控えめに撮ったものの・・・パンを焼くトースターにしても「アラジン」「バルミューダ」と、トースターの二大双璧が並んでいて!
良いなぁ♪ どっちでも良いから、家のと取り換えて~~!
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迷いつつ選んできたメニューです。ね、チャンと温泉卵もあるでしょう。他に目玉焼きもありましたよ。
お客さんの「エビチリが食べたいのに、ない」との言葉にも即、補充がありました。
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これだけで1500円くらい取っていいって思いました。お礼にHPを張っておきます「伊万里グランドホテル」

帰宅後数日経って届いた、ホテルからの礼状です。
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温泉旅館では幾度かありましたけれど、この規模のホテルから届いたのは初めての経験でした。こんなところからも一生懸命さが伝わってきますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑮佐賀県、伊万里焼きの里へ [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

今回からまた、昨年末に旅した九州旅行記へと戻らせて頂きますね。え・え・え~~!?の気持ちは理解するものの、私としてはこれから怒涛の勢いで終わらせるようにして参ります。果たして言葉通りに、書けるか?内容的にもどうかな?
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長崎県内をまたも縦断、こんな無駄な日程を組んでしまったのか?今となっては忘れてます。自分で理解不能。  
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それでも好天の下、のんびりドライブには最適コース! 走行量も少なくて、ローカルな雰囲気が良い[グッド(上向き矢印)]
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県境を越え、やって参りました。 日本列島南西部、九州の北西部に位置する佐賀県の伊万里市。JR九州筑肥線と、松浦鉄道西九州線が乗入れている「伊万里駅」。
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JRが使用する東駅舎と、松浦鉄道が使用する西駅舎に分かれた東西の駅は道路を挟んでペデストリアンデッキ(高架型の歩道をそう呼ぶらしいです)で繋がっていて、乗り換えに困らない模様。

市街地の南に位置しているとは思えない程、閑散とした駅でした。通路でキラキラ光るのが石ではなく、陶器の欠片であるの辺りに「伊万里」を感じました。
駅の観光案内所で「伊万里焼きを見て、出来たら買いたいのですが…」と尋ねても、「おまんじゅうの伊万里焼はすぐにわかります。お茶碗の伊万里焼はどこで買えるのかしらね~~?」・・・とは、予想を超えた言葉に驚かされました。でも私が行きたいのはおまんじゅう屋じゃない[バッド(下向き矢印)] 地元の方にしたらこの程度のものかもしれませんが それにしてもね~~[たらーっ(汗)]

それでも地図を頂き、伊万里焼の里「大川内山」までやって参りました。
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※鍋島藩の御用窯として伝統技術を継承する伊万里市の「伊万里焼」、日本磁器の発祥の地として有名な有田町の「有田焼」とをゆうする県内北西部は日本随一の陶磁器の産地。まさに「やきものエリア」なのです。  
17世紀から19世紀にかけて、佐賀藩(鍋島藩)における藩直営の窯が、伊万里大川内山にありました。
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高度の技術を持つ陶工達を集め、技術が他に漏れないようにする為、三方が険しい山で囲われた立地に加えて、開口部に関所を設置する・・・技術を守るに相応しい場所が、ここ伊万里大川内であった訳です。
「秘窯の里」大川内山は今もなお風情ある石畳の坂道に30軒の窯元が集まって建ち、藩窯で培われた「鍋島」の伝統を現代に受け継ぎ続けています。
山に囲まれた山水画を思わせる独特の雰囲気、煙突やトンバイ塀、焼きものでコラージュされた橋、陶製のオブジェなど、絵になる風景が広がっていました。
鍋島焼の伝統は1871年(明治4年)の廃藩置県でいったん途絶えたが、その技法は今泉今右衛門家により近代工芸として復興され、21世紀に至っているとの事です。
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気合を入れて臨んだ、伊万里焼ではありましたけれど。
[ぴかぴか(新しい)]白磁の肌に染付で文様を描き、本焼きをした後、赤・黄・緑を基調にした上絵を施して再度焼き上げる…伊万里焼は陶磁器の最高峰として、その美しさを誇っている。
…だけあって、気軽に買い求められるものではありません(╥﹏╥) 伊万里焼に向き合う考えが甘かった[バッド(下向き矢印)]
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それでも買い物を済ませ、また駅近くまで戻ってきた私達。
この日泊まる宿は、この「伊万里グランドホテル」です。
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続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑭雲仙温泉「青雲荘」感想、雲仙普賢岳 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

直食会場も、同じ二階の「エーデルワイス」で。
個別食、ハーフビュッフェとありましたけど、その内容の貧相な事[バッド(下向き矢印)]
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青雲荘は数少ない「自家源泉」所有の施設。泉温63.5℃の源泉をもつと言いつつ、提供されるのは生卵[たらーっ(汗)] 朝食メニューが温泉卵ではないって信じられます?[たらーっ(汗)] 焼き海苔、納豆。ソフトドリンクにヨーグルトの内容でビュッフェと呼ぶ?? ここまでお粗末さには笑ってしまう程。
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案内されたテーブルで、置かれたお弁当箱をオープン!おお!見事にどれも業務用の袋から出して並べた、冷たいおかずばかりであるのが一目でわかる[バッド(下向き矢印)] 真冬のこの時期に温かいのはご飯、お味噌汁だけの侘しさ(_Д_)
朝も入室して、30分足らずでそそくさと後にする。前夜と同じパターンでした[たらーっ(汗)]

12月28日(木)から一泊35600円、そこに貸切風呂2500円に入湯税、アルコール代金は別。
これは年末のハイシーズン価格と思われるが、それにしても内容が伴っていない。スタッフの接客の未熟さも含めて不満の多い宿泊となりました。
昭和9年にはわが国で最初の国立公園に指定をされた、観光地である雲仙です。
雲仙温泉には泊まれたらといいと下調べもぜず決めた…この施設、だけど時には失敗ってありますよね。

観光も一か所くらいしていこうかと、残雪の残る山道を走りやってまいりました。
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長崎県の島原半島中央部にそびえ、半島中央部にある20以上の山々の総称となる「雲仙岳」。
山体の中心部は半島の中央を東西に横断する、雲仙地溝内とあった。
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現代でも火山活動は続いており、1991年5月から1996年5月に9432回もの火砕流が観測された。
中でも1991年6月に発生した大規模火砕流では43人、1993年6月の火砕流でも1人が死亡。
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1991年5月初めての溶岩ドームが出現して以来、実に13もの溶岩ドームが誕生します。ドームは成長とともに幾度かの崩落を繰り返し、その崩落の際に引き起こされたのが火砕流で、尊い人命が奪われました。しかし噴火活動はようやく収まり溶岩ドームも雄大な景観を持つ雲仙岳の一部となりました。
島原市は雲仙市とともに、最初の溶岩ドームが出現して5年目を迎えた1996年5月20日に、ドーム部分を「平成新山」と名付け、長く続いた災害と新たな復興の記念とします。
平成新山の標高は、1995年6月の1488メートルをピークに、現在はやや縮小して1482.7メートルだそうです。「普賢岳」の1359メートルを抜き雲仙岳の最高峰となったのでした。
平成新山は火口から吹き出した溶岩が冷えて固まったもので、その容積は約1億立方メートルもの熱い岩の固まりが出現したのが要因との事です。
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時間がないので島原までは行けず、長崎編はこれにて終わり。 佐賀へ向かいましょう[ダッシュ(走り出すさま)]
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2023年〆の西九州旅・・・⑬雲仙温泉「青雲荘」Ⅱ [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

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こちらの施設は雲仙温泉の中でも大型施設らしく、日帰り入浴も積極的に受け入れている模様。日帰り客用ローカーから男女別の大浴場、それぞれの露天風呂、そして休憩室とあり…。
冬休み期間と重なった為か、走り回るガキンチョお子様たちも多く騒がしかった[バッド(下向き矢印)]
遥々雲仙温泉まできたのですから、予約済みの貸切風呂へ。一室/50分 2500円「紅梅」の湯に入ります。
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予約時間になったらフロントで鍵を受け取り、入室。「貸切中」に替えて入った訳ながら、なぜか無理やりにドアを開けようとする気配が数回!「入浴中」の字が目に入らないのだろうか[exclamation&amp;question] 
だから「貸切風呂」と書かれているだろうっ! ドアをこじ開けて何をしたい訳!? 
いい加減にしてよヽ(`Д´)ノ

そして、ここにきて「ハッ」と気づいた私です。
私としたことが、可愛いダッパくんを忘れてきてしまったではないか[たらーっ(汗)]
「ダッパくんを置いてきちゃった」と嘆く私に、夫:「あんなの邪魔だから、いいんだ」って、ささやかな我が願いに、冷た過ぎないか? 長崎のお湯に、ダッパくんと浸かる楽しみ・・・[たらーっ(汗)]
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貸切風呂としては適度な大きさ、湯の温度も適温[いい気分(温泉)] 単純硫黄温泉「自家源泉」所有の施設です。
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気持ちの良い温泉でした。

無事入浴を済ませ、部屋に戻り、外を眺めていたら・・・
ほんの数分間のうちに、陽はスッカリ沈んでいた。最後のオレンジの光が山間に消えるまでは早かった。急激な寒さを感じたのは気持ちの問題だろうか?
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夕食は6時から、食事処「さざんか」にて。
アルバイトと思われる、食事処の接客レベルの低さは、稀に見るお粗末さでした[バッド(下向き矢印)]

「長崎和牛と旬彩会席」プランにて。
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・先付 柿なま酢 ・前菜 吹寄せ   ふたりで「生」をオーダーします。
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・造里 三種盛り ・蒸しもの フカヒレ蒸し 
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・蓋物 根菜炊き合わせ ・洋皿 海老と帆立のクリームソースがけ
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・揚物 鮟鱇竜田揚げ ・台の物 長崎和牛の陶板焼き
席に着くか、着かない内に陶板焼きに火を点けようとする、、、サスガに、それは止めてもらいます。お肉のトングはないし「トング下さい」と言っても、???顔にも呆れました、トングを知らないの?
お造りの色が素敵だから 夫が「これ、何ですか」と尋ねると、平然と「鰹です」。鰹ではないのだけは我々も一目で「色の悪い鮪に見えますよ」と返しましたけど、メニュー内容の確認、共有は基本中の基本のはず。
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・釜飯 きのこ御飯 ・吸い物 鱧&梅干し  
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・香物 二点盛り ・デザート オレンジ&葡萄・ケーキ

~長崎和牛と”旬”の食材をご堪能~・・・と謡っているはいるが、内容を楽しむでもなく一時間足らずで食べ終えてしまった[バッド(下向き矢印)] それは近くの方達も同様で、この施設に食事を楽しむ…期待するのは、無理みたいだ(°д°)
配膳スタッフたちをその間観察していたら、意味もなくただウロウロ、焦っているのか?何をしたいのか不明な動きばかりヽ(`Д´)ノ それでも当人たちにしたら働いているつもりでいるのかしら[あせあせ(飛び散る汗)]
席を立っての帰りも、一言の声かけもなし。こちらも無言で出て参りました。

これには続きがあるのですけれど、それは次回へ。
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2023年〆の西九州旅・・・⑫西海みかんから、雲仙温泉 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

大島をあとにし西海市へ。
「道の駅さいかい」と言えば、西海市は県内有数のみかんの産地。半円形のドーム型の建物が特徴のみかんドームは、特産のみかんに沿ったネーミングです。
西海市の土産品から観光情報まで揃って、、季節のみかんを丸ごとギュッと搾っていただくフレッシュみかんジュース、特産みかんをたっぷり使ったシャーベットとどちらも人気商品ながら。お腹いっぱいで食べたい気分になりません( ̄∀ ̄)
向かい側に建つ直売所の方へ向かいましたら、これでもかとみかんが大量に並べられていました。
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ひと袋が500円くらいから、小粒が入った100円前後のものまで。
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初めて目にした「獅子柚子」です。
獅子柚子はブンタンの仲間で、柚子の仲間ではなく柚子の実を持つ果物だそう。この柚子は獅子の顔に似た変わった見た目から、縁起物としてお正月に玄関、お店に飾られた後、マーマレードジャムにするのだそうです。右側は、国産レモンたちですね♪

辺り一帯の山々はみかんの段々畑が広がり、季節的にみかんの香り漂う地区だけに、道の両側の行く先々に、無人販売所が点在しています。
採れたて新鮮なみかんが数個入って、どこでも1袋100円!それは当然美味しい♪ スーパーで買うと400円近くするかも??お金を料金箱に入れて購入する。
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走っている最中。目にする度に販売所に寄ってみたくなります。
諫早市多良見地域西部の「伊木力みかん」直売所。
江戸時代後期にみかん栽培が始まり230年以上、栽培と改良を積み重ねてきた・・・ 本当のみかんの味を知って欲しい! この想いから産地直送という形に拘りをもつ!希少な…みかんです[るんるん]

「大村湾」の東側を半周、長崎空港脇も通過、雲仙温泉へと入ります。
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ここは「雲仙[いい気分(温泉)]地獄」、湯煙もくもくの光景はこれまでも観てきたから、特に目新しくはありませんでした。
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そして温泉街の奥、この日の宿「青雲荘」さんへとやって来ました。
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外観は悪くなかったが、滞在中に疑問と問題を感じた施設。・・・と言うかこうした大型施設、私には合わないと改めて感じさせられました。
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入館してフロント。
広めのラウンジスペース等は良い感じながら、フロントスタッフの応対、説明とまるで素人。田舎なのでこんなものかと思いましたが・・・。
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長崎県下に6つのホテルを展開するホテルアライアンス、長崎バスホテルズのひとつらしい…。
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フロント脇に選べる浴衣が置いてあり、プラ系アメニティも同じ場所にありました。

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4階のスタンダードツインです。小ぢんまりした、ビジホ並みのお部屋[あせあせ(飛び散る汗)]
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セミダブルサイズのベッド2台設置。小さな部屋なのは了解済みであったから良い♪ 和室よりもベッドの方がやはり過ごしやすいのだ。角部屋なのでベランダ付きの掃き出しと、窓と開放感は多少あります。
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踏み込みの先に洗面所、そしてトイレ。テレビ・冷蔵庫・電気ケトル・ドライヤー。お茶セットにエビ煎餅。
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色浴衣を選んできたが、部屋には男女別の作務衣の用意あり。タオル、バスタオル、巾着袋。
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標高約700mの国立公園内に位置する青雲荘だけに、ここは前日の大島と比較したら、とにかく寒かった印象が残っています。
浴衣に着替えたら、さぁ温泉へ入ろう[いい気分(温泉)]

続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑪崎戸島の先端「北緯33度線展望台」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

大島周遊時に内浦から、オリーブベイホテルの客室側を見る。周囲は山々と海(一部ながらも)、隈研吾カラーは感じず。スタイリッシュな外観はカッコイイ[るんるん] 夜間のライトアップされている様子も見たかった[ぴかぴか(新しい)]
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もう一度くらいは泊まりに来られるかしら? 福岡空港から2時間少々、二泊の日程なら大丈夫かも(≧∇≦)
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大島トマトといえば糖度が高く、フルーツのような味わいで有名だそうながら、旅はまだ始まったばかりでトマトは買えないです。頂きものの北海道下川町産トマトジュース二瓶も、未だ飲んでいませんし…。
ホテルにも置いてあった「ちょうちょうさん」「磨き大島」「一寸先は光」「529」と醸造する「大島酒造」も、「大島トマト」も、大島造船所の関連施設。
大島で採れるさつま芋は昔から特産品であり、高級焼き芋の原料として出荷されていました。
「この美味しいさつま芋を焼き芋以外にも使えないものか?」そんな考えから生まれたのが「大島酒造」の焼酎。西彼杵の清らかな自然水で芋を磨き上げ、杜氏の技で醸しあげた芋焼酎ながら、帰路を考えたらこれまた購入には至らず仕舞いでした。

西海市から橋を渡った寺島、大島。そこに蛎浦島(かきのうらしま)、崎戸島があり、ホテルスタッフさんも「大島よりは崎戸島の方が、まだ観るところはあります」ですって。
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途中の目印としてお魚バス停「鯛バス停」、「アラカブバス停」、一般的には「カサゴ」の名で通る赤いトゲトゲした魚を九州では「アラカブ」と呼ぶ。これ、以前入った門司の居酒屋さんで知りました。
それから九州ではどこへ行っても、東京はわかる。それ以北の「栃木」はどこにあるのか?訪ねた経験のある方もまず会いません。今回も「なぜ、長崎へ来たんですか?」と言われたくらい。「九州も来ないとダメでしょう」って答えておきましたが・・・。

現在は営業していないホテル前に駐車をして、進みます。
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崎戸島の先端にある「北緯33度線展望台」ですが、九州最西端の地として望台横には1938年建設、終戦までの7年間使用された「旧日本海軍佐世保鎮守府」の煉瓦造り建屋(潜水艦や戦艦のスクリュー音の傍受施設)があり。そこに隣接して展望台が建っていました。
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崎戸町の最西端にある展望台から、通るもののない空と海に溶け込むような光景を望む…。
崎戸町に属する江島・平島が見え、遥か、五島列島や平戸島までも見えます。
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「北緯33度線」を伝えれば、遠くモロッコのカサブランカ、バグダット、アメリカ・ダラスへも通じていると書かれています。
大海原に沈む夕日は観られずとも、美しすぎる程に澄んだ海と、空。  地球を感じる瞬間でした[ぴかぴか(新しい)]
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日本三大夕日スポットのひとつと言われているようです。
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見たくないでしょうけど、自撮り台での記念の一枚[カメラ]
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この後は、西海市内陸部へと戻りますね。
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2023年〆の西九州旅・・・➉大島造船所見学 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

宿泊者限定で行われている、大島造船所の工場見学に参加をしてみました。無料ですが、受付は2日前の17時まで。数日前に電話しましたら「ドライバーの確保が出来るか確認致しますので、お待ちください」と。

他の参加者の迷惑になる状況は避ける、無理はしないとの思いで申し込みした訳でしたが…。
朝食後の9時前にフロントへ。ところが見学ツアーの申し込みをしたのは我々ふたりだけ。一日にひと組と決めているかは不明です。
玄関を一旦出て宿泊棟横のパーティールームにて、大島造船所の歴史、造船している船の特徴等の説明を受けました。

ここ大島もかつては長崎の他の島々同様炭鉱で栄えましたが、炭鉱の閉山に伴い新しい産業を誘致した結果、大島造船所が誕生したとのこと。
元々は「ダイゾー」と言う大阪に本社を置く、エアゾール事業と鉄構造物の造船会社。タグボートの建造から、造船技術を応用して船舶の検査、修理、メンテナンス、鉄構造物の製作と進める企業のもと。
ばら積み貨物船の建造に特化し、国内3位の規模をもつのが「大島造船所」です。
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ワゴン車に乗り込んで、造船所敷地内へ。
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近くからもランドマーク的な大型クレーンが数機、びえる様子は見えます。
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ここからは車窓見学のみ、撮影禁止でしたが、建造工程を知る事が出来ました。

まずは工場の敷地の広大さ、あまりの広さから工場内での移動用としてひとり一台の自転車が割り当てられて、それに乗っての職場作業へと向かうそう。
製造途中の、貨物船の大きさにも驚きます。
朝靄の中で浮かび上がってくる、逞しく働く工場作業員さんの姿の美しさ[ぴかぴか(新しい)] この場で美しいと言うのは違和感があるかもしれませんが、事実そのように見えたのだから仕方ありません。

バルクキャリア(ばら積み貨物船)を中心に、年間30隻以上建造する。大島造船所では、3万トン~10万トンまでのばら積み貨物船を建造しています。
ばら積み貨物船(バルクキャリア)とは、小麦や大豆などの穀物、鉄鉱石、石炭など、梱包されていない様々な貨物を運ぶ船です。世界で最も運行している貨物船と言われています。
ブロックごとに鉄板を加工し組み上げていき、最後に大型クレーンを使いドック内で組み立てるため、効率よく建造出来る。
工場内で最大1200トンまで吊り上げられるレーンによって、船体の一部が運ばれていく様子、それは想像しただけで迫力満点!!
大島工場の勤務者は、社員および関係会社等を合計すると3,000名近くに及び。また2023年度の定期入社員のうち長崎県出身者が約81%を占めている、地域との強いつながりをもとに事業を営んでいるのが伺えます。
一艘が30~50臆もする船体ですが、この先3・4年は予約済みとも説明もあり。

閉山後の大島は、造船と農漁業の街となって…。
平成11年11月11日、11時11分11秒の記念すべき日に開通した「大島大橋(全長:1,095m)」。大島、崎戸両島民の悲願であった橋の開通で、島民の生活は格段に便利になりました。下関⇔門司間の「関門橋」よりも長い橋だそう。その上美しいシルエットが自慢の白亜の斜張橋と言います。

先のキャロライン元駐日大使以外にも、ノルウェーのハラルド五世国王陛下が、大島造船所を公式訪問。
ホテルは大島造船所グループの迎賓館として、国内外の来賓の宿泊の場であり、大島造船所の命名引渡式や賓客のもてなしの場となる。そうした際には4~50名規模のパーティが行われると聞きしました。

長崎スタジアムシティ建設中である、長崎県佐世保市に本社を置く通販会社「ジャパネットタカダ」に次ぐ、県内でも二番目となる企業が「大島造船所」でした。
当日28日は工場の年内仕業最終日に当たるとの事で、見学可能も最後の日でした。
撮影禁止につき、画像は少な目です。
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なおホテル専属送迎車サービスの車は、このワゴン車ではなくもっとスマートなお車でした。普段は仕舞ってあるの?
ガイドのお兄さんと、ヘルメット姿のワゴン車のドライバーさん、ふたり体制でのコースは時間的には短い。それでも造船所の見学など出来るものではありませんから、参加して良かった[るんるん]船舶に特別な関心のない私でも思いました。こうした機会は滅多にないだけに、宿泊の際は是非!!

実のところ、説明を受けたほとんどを忘れているのですけど[バッド(下向き矢印)]この時間まで入れたら、ホテル代も高いとは感じませんでしょう[exclamation]
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それにしても、温かな朝でした。「長崎の冬はいつもこんなに温かで過ごしやすいのでしょうか」
ベテランぐいぐいおばさんスタッフ:「昨日、今日は特別です。2日前は雪が降ったくらいですから、こんなに穏やかな朝はこの辺りでも珍しく感じます」それからもホテルのお話をして、チェックアウトをしました。
一目でわかると思われるのに「次回の宿泊を是非、お待ちしております」と、このベテランスタッフさん。何でも写真に撮ってしまう田舎もののボンビーな私達に関わらず・・・90度を超える120度の最敬礼で見送ってくれました。小さなことながら、そうした気遣いは嬉しいですね。

続ききます。
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2023年〆の西九州旅・・・⑨オリーブベイホテル・朝食編 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

途中目覚めることもなく、グッスリ熟睡[眠い(睡眠)] 起きた途端、いそいそと喫煙に。自分の身体を考えて、長生きして欲しいから煙草は止めて欲しいな(´Д`;)
ドアに朝刊が届けられていていた、「4階フロアーで埋まっているのは家と、もうひと部屋だけ」ですって。
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朝は一番乗りで写真も撮れました。全面ガラス張りの明るく、開放的なレストラン「オリーブ」。
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前夜と同じ席に案内され、シフトによるものなのか?スタッフさんは変わっていました。
朝食にもメニューがあったはずが、どこへいった??
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朝のテーブルセッティングでも、こうして見たらフルコースみたいね♪
オープンキッチンとなっている厨房近くから、またもワゴンがやって参りました。朝のドリンクはシャンパーニュ パイパーエイドシック・ 西海産みかんフレッシュジュース・大島産トマトジュースから…とくれば当然、シャンパンを選びますとも[るんるん]
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良いわね(*゚▽゚)ノ 朝から優雅な一時[ぴかぴか(新しい)]この程度では酔わないけれど。
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私だけの為目の前で作られる、新鮮レタスや彩野菜と“東洋オリーブ”オイルのトスサラダ
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しかし、大きな口でパクリいったはずなのに、レタスがポロリ!着ていたタートルに、オリーブオイルの油じみが[たらーっ(汗)] わーん!恥ずかしいわぁ(><)
サラダひとつ満足に食べられない私って?? なんちゃってセレブー、こんなところでバレてしまうのさ[あせあせ(飛び散る汗)]
サラダ自体は申し分のない量、とても美味しいものでしたのよ。
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優雅なシャンパン・ブレックファストを選んだ私に対し、和食チョイスの夫さん、この写真は一体どうしたものだろう[たらーっ(汗)]
小鉢各種・季節の魚、香の物、佃煮、ご飯とお味噌汁の食事。だけどこれでは、何を食べたのか?わからないじゃないか[ちっ(怒った顔)]  出汁巻き卵は撮るように指令を。ドリンクは、トマトジュースにした模様ですね。

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朝の焼き立てパンは3種類、これまた冷めないよう小石入りのパン袋で。
みかんジャム・りんごジャム?・蜂蜜・オリーブオイル・ホテル特製サワークリームだったと思います。
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温かなお野菜スープの後には。
洋食にしたら、卵料理でスクランブル、プレーン オムレツ、長崎和牛フィレ肉の網焼きの4種類から選べるのでした。
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朝から、お肉[exclamation]長崎県産黒毛和種のステーキ 温野菜添えを普通に食べてしまうのであ~る(*^^)v
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季節の地元フルーツ / 彩フルーツ盛り合わせ
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ワゴンでのライブショーは飽きた疲れた私達。朝はコナコーヒーではなく、お紅茶をいただきました。
フルーツ盛り合わせ、ヨーグルトへは残った蜂蜜、ジャムを入れて。ひとつとして残したらもったいない
シャンパンブレックファストとは贅沢、優雅なひと時にふさわしい内容に感じました[揺れるハート]
前夜に続いての至れり尽くせりのサービスと、良質なメニューで、幸せな朝ご飯。
「船主をもてなす」を趣旨とする施設だけに、ハイレベルなのは当然でしょうけど。この非日常感は、中々味わえないかと思います。

夫現役時は会員制ホテル「リゾートトラスト」の「エクシブ」は、東日本のほとんどを制覇。またホテルのラウンジアクセス・ルームも数か所で利用済みながら・・・これだけのサービスを受けたのは初めてでした。ホテルのもつ雰囲気と、この接客内容であれば納得の料金設定に感じましたが、、本来の目的が造船所の迎賓館で、宿泊はその間の空いた時間の活用のようなものだからなのでしょうね。
気になるお値段は12月27日(水)から一泊、@29000×2で58000円なり。

都会やリゾート地から離れたこの地で、スタイリッシュなホテル空間、洗練されたサービスが受けられる。なにもない贅沢を楽しみつつ[グッド(上向き矢印)] 静かな入り江の光景を眺める、宿泊を目的として過ごしてこそのホテル。
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・・・などと言いながら、チェックアウト前に出かけなくてはならないところがあるのです。
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それはどこかな? 次回へ。
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2023年〆の西九州旅・・・⑧西海市大島「オリーブベイホテル」夕食編 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

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夕食時間は何時も通りに、6時からにしたと思います。
レストラン 「オリーブ」へ向かいますと、皆さん着席されていました…と言っても、私達を入れても5テーブルだけ。厨房内に4人、ホールスタッフが3人だったかしら、この場で利益を得ようとしていないのがわかります。
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右端のナプキンリングを始めとして、カラトリー類の立派な事!!フランス製「ライヨールステーキナイフ」は、夏のホテル「フェニックス洞爺クラブ 」の夕食で出会ったもの。ここでは2本並んでいたかと[ぴかぴか(新しい)]
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夕食は☆Cuisine Oshima☆
アミューズ:大崎漁港から頂いた縞鯵の軽いスモーク  私は白ワイン、夫は何時も通りに「生」でした(/ω\)
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大村湾産檜扇貝のグリル  西海産蕪のブリュレ・グラダパターノをたっぷりと♪
ブリュレの下のトレーには、温めた石が敷き詰められていて、その上に料理のお皿がのっているのです。

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季節の茸、ゆずをコンソメと共にカルタファタ包み(イタリアンではカルトッチョ♪ 家ではアルミホイルですけど、業務用クッキングシートでのサーブ)   長崎市場から頂いた鮮魚・本日のお仕立てで

対馬漁師「大浦さん」から頂いた鹿肉のロティ  右のホテルメイドの焼き立てパンも同じく、フレンチとは言えパンが布製袋でサーブされたのも初めてでした。パンの下にも温めた小石。小豆島の「東洋オリーブ」のオリーブオイル、これ濃厚ですごく美味しかった[るんるん]
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お肉はまだ続きます。
各テーブルへとワゴンが出張してきて。テーブル前のライブにて、ファイヤー!のはじまりでした[ダッシュ(走り出すさま)]
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仕上がって提供されたのが、こちら[右斜め下]
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長崎県産和牛のグリル・契約農家から頂いた無農薬野菜

〆の食事は、有田鶏のカツオ出汁・麺 or 長崎県産鯛の漬け・出汁茶漬け・・・それぞれ。夫の鯛茶漬けは向かいから撮ったから左右が逆になりました。
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これで終わりではありません。
料理ワゴンがまたも静々と近づいてきます。
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スタッフさんのマジックショー披露ではなくて、デザートを用意してくださっている模様。
ガラスのボウルに液体窒素を入れて、懸命にグルグルかき回しているスタッフさん、迫力のサービスにやられました(爆)
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西海産サツマイモのスィートポテト・九州乳100%マスカルポーネをクランチアイスで[ぴかぴか(新しい)]…なる一品、その辺りで売っているスィートポテトとは、一味も、ふた味も違うって感じが伝わりますか? 正直言うと、ほぼ忘れてますが[あせあせ(飛び散る汗)]
しかし、まだ終わらない。
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ハワイアンコナコーヒー、または対馬紅茶さんの「べにふうき」紅茶からのチョイスでは、当然コナコーヒーでしょ♪
そうしますと、またもテーブル担当のお兄さんが、ワゴンを押してやってまいりました。コーヒー一杯であれ間違いがあってはいけません(笑) 目の前で淹れて下さるという[グッド(上向き矢印)]   
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先にあるのは、(頭が切れてしまった)切り株にのった可愛い焼き菓子2種類♪

始まりから、終了までたっぷり2時間半! 私達の様な超庶民も差別せずに提供してくださる・・・とは、ありがたや( ´艸`) でも時間の長さと、、こうした場に慣れている私さえ(爆)、一品、一品への丁寧さには少し緊張あり、疲れるものね[あせあせ(飛び散る汗)]
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意味不明と思われるが・・・インフィニティプールの夜間ライトアップ、バラのタイルはセレブ空間を象徴している感あり[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]
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長くなってしまったので、朝食は次回へ。
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2023年〆の西九州旅・・・⑦西海市大島「オリーブベイホテル」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

6泊した中で最も印象深い、良かったと感じたホテルは、西海市大島に所在する「オリーブベイホテル」でした。
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大島造船所グループに所属し、元々は大島造船所の迎賓館として建てられたホテルは、「船の引き渡し式などに出席する船主らをもてなす」のが当初の目的です。
また過去に幾度となく将棋のタイトル戦の舞台ともなったこのホテル、ホテル評論家の瀧澤信秋氏は「人生で1度は泊まっておきたいホテル」のひとつとして挙げているのでした。これ、後で知りました^^
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真っ白な「大島大橋」を通って紺碧の海を通過。その最中でさえ絶景です[ぴかぴか(新しい)] 始めに東シナ海に浮かぶ寺島。
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そして赤く塗られた「寺島大橋」を渡ると、大島へと出ます。右手に「大島造船所」 本社・大島工場の巨大クレーンが現れ、そちらに目を奪われてしまいますが・・・造船所の敷地に沿って進むと、目の前に忽然と現れるオシャレな建物[exclamation]
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地上6階建てとあるが、ホテルの車寄せ、正面玄関は3階部分になります。
チェックインにはまだ早い時間であったが、館内からスタッフさんが走り出てきて「お部屋の準備は出来ておりますから、すぐにどうぞ」って。
このベテランおばさんスタッフさん、「お荷物はカートでお運びします。あ、コートもですね」と、グイグイきます(≧∇≦) 「奥様は、お足元にお気をつけてくださいませ」、私:「あ、はい、了解いたしました」(爆)
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こちらのホテルも設計を手掛けたのは、世界的建築家の隈研吾氏。内装は多くの五つ星ホテルを手掛けたGA Design International社←こっちは知らないけどね(T▽T)
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フロントの椅子に座り、チェックイン。内海に面した部分は全てオープンなガラス張りののベイビューとなっていて、リゾート気分が上がります。
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フロアーの左奥にロビーラウンジ、この片隅には「キャロライン・ケネディ」元駐日大使のお写真も。
スーベニアショップ(売店とは呼びません)とあり。同じ階にバー「山吹」、下の階にはフィットネスジムがあると言う。どこも「ハイソ」な響きを感じます(^Д^)
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眼下にはホテル専用桟橋から出航するクルーザーボートを使ったアクティビティ、プライベートツアーでビーチや夕日鑑賞に出かけるのも可能。
プール水底に描かれたバラが浮かび上がる、オサレプールは勿論でございますわね。
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スムーズにチェックインを済ませて、客室廊下に敷かれたカーペットのカラーも、オリーブグリーン♪
この日のお部屋は「409号室」。32室のみの客室で、最もランクの低いスーペリアルームですけど・・・問題ありますか?(/≧ω\) お高いお部屋も、安い部屋もお食事内容は同じでございました^^
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白にオリーブグリーンがアクセントとなった、ナチュラルな雰囲気、落ち着きのある部屋でした。
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ドアを開けて、左手にトイレ、大き目の洗面スペース。そしてバスルームとベッドルームとの間の壁がガラス張りになっている、リゾートホテルタイプのもの。
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スッキリした白い茶器、グラスに、コーヒー・長崎びわ茶・和紅茶・煎茶等色々、ミネラルウォーター。
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これがラグジュアリールーム以上になると、テラスに置かれたビューバスから景色を望めつつ入浴すると言う。いいえ、そこまでは結構ですから[あせあせ(飛び散る汗)]
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ホテル内から続く散策路があるとの事。時間はタップリあるので「散歩へ出ようよ」と誘うも、夫:「もう寒くなってきたから、嫌」だって。
全面を覆う大きな窓。テラスにもテーブル&チェアはあるけど、、静かな入り江の光景に浸りつつ、お茶でも飲みましょう。部屋付きの「五島灘の塩味じゃがほっこり」「ディリーナッツ」と共に。
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その癖、喫煙にだけは出るのですから。
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確かに気温も下がってきて、夕暮れが近いと感じられます。

直線的でスタイリッシュな洗面台回り。洗面シンクの下にヘルスメーター、バスローブの用意もあったけど重たいから着ません。
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緑色のミニボトルのシャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュ・ボディローションは、ラグジュアリーホテルで選ばれているとの、英国ブランド「パンフォード」製品。こちらとバスルームとで2セットずつ揃えてあり、これは頂き!!
ブラシや歯ブラシセットと言った一般的なアメニティは白の四角いケースに入っています。
グループ会社である小豆島の「東洋オリーブ」、小豆島産オリーブを使った基礎化粧品「TOLEA」も提供されていた。こうした基礎化粧品セットは嬉しい[るんるん] 「旅行お試し携帯用トライアルセット 専用ポーチ入り」を密林でググったら1,620円[exclamation]当然、どれも上質です。
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ベッドサイズはゆったり目ながら、高級ホテルあるある…で、マットレスに座ると床に足が届きません(^-^) 夜はパジャマを着てお休みします[眠い(睡眠)]

静寂とプライベート感も満点、非日常空間で、ゆっくり休めたホテルでした。
高級ホテルはホントここだけ、後はどこも安いビジホですから。
次は「レストラン オリーブ」での、夕食編となりますね。
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2023年〆の西九州旅・・・⑥外海の出津集落、ド・ロ神父記念館 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

もうひとつの遠藤周作関連のスポット。出津文化村にある「沈黙の碑」は残念ながら見逃してしまいました。
遠藤周作が好んでいた場所にあり。碑には「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」と書かれているのでした。映画「沈黙」のキャッチコピーにも使われていたかと!?
後になってみたら、「旧出津(しつ)救助院」へと上がる道の少し先にあった模様。

「遠藤周作文学館」から車を走らせると、遠くに白い「出津(しつ)教会堂」建物、斜面に連なる家並みと見えてきました。長崎市西出津町出津文化村エリア内の「ド・ロ神父記念館」及び、「旧出津救助院施設」が次の目的地です。

角力灘は暖流の対馬海流が流入し、天然岩礁が多く好漁場と認知されているそうです。主に鰯・鯵・鯖などが獲れ、巻き網漁業が盛んに行われている。…とあるが、この急勾配の地形を目にしていると、漁村であり漁業を生業としていても、かつて漁で生活する為には厳しい自然条件により困難を極めたのでは?と想像されました。
天草やここ外海は元々耕作地が少ない土地で、漁業・海外貿易・出稼ぎで生活していました。凶作が続き、重税も重なり、生活の苦しさから住人のキリスト教への信仰は、精神的な支え、心の拠りどころとなっていたのでしょう。禁教下においても、キリスト教信仰が組織的に継承されてきた外海の出津集落。

1879年(明治12)外海地方に赴任した、フランス人宣教師「ド・ロ神父」が困窮を極める村人達を救うため私財を投じて設立した明治初期の授産・福祉施設は、後に修道院へと発展しました。授産場、マカロニ工場、鰯網工場(現ド・ロ神父記念館)の建物が残り、国の重要文化財に指定されています。
駐車場に車を止めて記念館へ。長い時を刻んできた建物は風格ある姿を見せていた。地域の人たちが大切に守ってきた様子が伺えます。
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近くに村人の生活の為に生涯を捧げた「マルク・マリー・ド・ロ神父」、寄り添う子供との像が立っていました。
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記念館は明治18年(1885)に神父自ら鰯網工場として設計、施工したもので、その後保育所として使われていました。昭和42年(1967)に県指定文化財となり、翌年「ド・ロ神父記念館」として開館。
「ド・ロ神父記念館」は木骨煉瓦造の平屋建て、上屋に洋小屋組(キングポストトラス)の屋根を架けた、明治時代の洋風建造物としては特異な建物だと言います。
内部には宗教関係や医療、土木、建築など神父がこの地で行った様々な事業に関する品物が収められている様子。どのような展示なのか?顔をのぞかせてみましたら、受付の方が「にっこり」顔があってしまいましたけど、靴を脱いで上がらなくてはならな為「申し訳ないのですが、見学出来ないのです」と話しました。
それでも出津救助院のお話、ド・ロ神父様がいかにこの地で尽力されていたかを説明してくださいました。「地元の方ですか?」とお聞きしたら、「私は、五島列島の方です」、「スパゲッティが日本で生まれたのは、ここ長崎なんですよ」ご自身も「キリスト教信者」と仰っていました。
内部は木製板張りの、昔懐かしい木造校舎のような造りです。

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外海地区の中でやはり一番の見所は、ド・ロ神父が赴任して最初に建てた「出津教会堂」。このようにとても美しい教会ながら、数十mほどの坂を上がった先、ド・ロ神父が建てた教会も私の足では観る事が叶いませんでした。
そこで、お借りしてきた画像です。
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階段を使わずに行く道路があった模様ながら、初めての土地でそれもわからず・・・(._.)
第1・第3日曜日はミサの執り行いのために10時まで堂内見学は不可。見学希望の際は事前に連絡の必要あり。

100年以上経った今も健在する「ド・ロ塀」に囲まれた授産場 、マカロニ工場、旧製粉工場、旧出津救助院の施設たち。
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現在は、「旧出津救助院」の入館受付となっている「薬局」。
綿織物の製糸から製織、染色、そうめんやパンの製造、醤油等の醸造が行われてたそうで…。
授産施設の展示品には、救助院で使用したひきうす、カンコロ切り機、ド・ロ神父の記録簿。
出津教会で美しい音色を響かせていた、「ハルモニュウム」と呼ばれるミサ用高級オルガンは、今もなお大切に保存されています。
近代日本の文明開化が、このような寒村でもおこなわれていた…輝かしい業績[exclamation]が感じられました。
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そうめんなどの材料となる小麦の種子はフランスから取り寄せて栽培、水車小屋を使って製粉しました。落花生油をつかった独特の製法の為油となる落花生も地元の畑で栽培。「旧製粉工場」で作られたそうめんは、「ド・ロ様そうめん」の名で今も親しまれています。特産品は「道の駅夕陽が丘そとめ」にも並んでいました。
ここではどの建物にも、どこかしら「キリスト教」の「十字 cross」付きであったのが印象的です。


自然と共生し、人々が創りあげた石積み風景は、続く「大野集落」でも見られるそう、またドロ神父により大野集落の中心部には神浦・大野地区の信徒の為、神父が自費を投じ信徒の奉仕によって建てられた教会堂「大野教会堂」もある模様ながら、ここでも急勾配地の続く土地、曲がりくねった道の先、奥まった地に建てられた「大野教会」の建物は見えず。
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記事にしている今になってみたら、先を急がずに探してみたら良かったと思うけど・・・。森に囲まれていて近くに行かないと見つけるのは難しいとの事、仕方ありません。
禁教期の外海の大野集落において、潜伏キリシタンは表向きは仏教寺院に所属し、さらに集落内にある大野神社、門神社、辻神社の3つの神社の氏子となって信仰を守り続けました。

続く神浦地区は、外海地区で最初にキリスト教が栄えた場所、1570年代は教会堂も建っていたと伝えられていますが、清流・神浦川の河口に開けた古い港町の面影のみ。
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角力灘には小さな島がいくつも浮かんでいますが、目立つのが西彼杵半島の島々です。
奥の一番大きな島「池島」は、九州で最後まで残った炭鉱の島。42年間にわたる歴史に幕を下し閉山した炭鉱「池島炭鉱」の貯炭場、選炭工場、高台にある高層住宅群など、2001年閉山した産業施設の廃墟見学の出来る、体験型の観光地となっているとの事。
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角力灘(すもうなだ)の海洋と海崖の間に、バランスよく点在・・・立岩や小島が群れをなして庭園の石の如く、海上に姿を見せています。
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角力灘の水平線上に大角力、母子島、小角力…といずれも無人島の島。潮風を感じ、波の音を聞きながら、遥か遠く望む。
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神浦から、角力灘の眺望の美しい大瀬戸町へ。
西海市に入って間もなく、視界の広がった駐車場にも停車しました。雪浦周辺は、海と山、そして澄み切った青空とが織りなす、長閑な光景が広がっていました。
二日目のホテルへと続きます。
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2023年〆の西九州旅・・・⑤外海のキリシタン関連遺産と「遠藤周作文学館」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

日本列島最西端、九州西北部(壱岐市を含めて)に位置する長崎県。三方を海に囲まれて、多くの半島と島々から成る自然と土地柄からは…ここ!と言う景観に出会えました。透き通った海に囲まれた海辺と島々には自然、歴史、沢山の魅力が詰まっているのです。
今回の長崎県で最も訪ねてみたいと思っていた…それは、長崎市街の外海地区(そとめちく)でした。
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長崎の街は赤い街路樹が道路脇に並び、ウメモドキ?赤い実がこれ程鈴なりに生っている様子が珍しくて綺麗♪ やはり温かだから?でも可愛い♪
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道路上を走っていく路面電車はデザイン、カラーと多彩で可愛らしい[るんるん] この状況での運転は怖かったそう。余裕をもって、眺めている分にはですね…。
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長崎市の北西に位置する外海は市中心部から約40kmの距離にあり、豊かな自然をはじめ、独自の歴史や文化を有する地域。
東側を琴海地区、南側を三重地区、北側を西海市に接し、西側は五島列島を望む「角力灘(すもうなだ)」に面しています。
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「道の駅夕陽が丘そとめ」は、長崎市の北部に位置する道の駅。角力灘の美しい光景、海に沈む夕陽が楽しめるスポットであるのは、TTさんのブログで知りました。
道の駅には外海と所縁の深い作家・遠藤周作の「文学館」が隣接していて、この地を目指したのはその訪問目的で。
青い海をバックに、白い外観の平屋建ての建物。
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入館の為のアプローチ、この右側に広がるのは、遮るものの一切ない美しい「角力灘」です[ぴかぴか(新しい)]
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青い海色のステンドグラスが施されたエントランスホール。このステンドグラス絵は観覧券にも使われていました。
館内は国内各地に建つ教会風の造り、装飾に似ていると感じます。
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長崎市遠藤周作文学館内には、作者の愛用品、遺品、生原稿、蔵書などが展示され・・・、遠藤周作の生涯、足跡が見られましたし、彼の生誕から晩年までの年表にそって、主要作品がわかりやすく紹介されています。
展示室には遠藤氏の書斎、スマートにキメたダンディな遠藤周作肖像写真と(^-^)

外海地区はかつて交通の便が悪かったために「陸の孤島」と呼ばれていたそうです。役人の目が届きにくい面もあり、禁教期はキリシタンの潜伏地となりました。黒崎地区は潜伏キリシタンの歴史が色濃く残る場所。
小説「沈黙」を著すにあたっても、実在した「黒崎村」を、小説では架空の「トモギ村」のモデルに設定。
平成8年9月に他界した後、順子夫人をはじめとする遺族、生前に親交の深かった人々を中心に文学館建設構想が持ち上がり、関わりの深い文学や人物を語るのに相応しいロケーションという選考要件に加えて、それまで培われてきた縁により現在地に建設が決定。

かつて所属していた(大人向けの)読書会では市立図書館での講演会へ毎年のように作家を招待し、大江健三郎、吉村昭、沢木耕太郎と著名な作家達の講演を楽しみました。次回は是非、遠藤周作氏でと希望を出していましたのに、それは叶わないまま。

展示物からも地元キリシタンたちが歩んだ受難の歴史、日本の精神風土においての...キリスト教徒としての作者の強い意識が感じられました。
人間にとって「生きる」ことの意味、人のもつ強さ、自己犠牲の潔さがあり、またはそうした心を持ちあわせない大多数の人間の弱さや醜さ、作者自身の信仰告白・・・。深い普遍的なテーマが描かれた作品群。
遠藤周作原作の「沈黙」は、はじめに篠田正弘監督で映画化をされ、信仰という重いテーマに挑んだマーティン・スコセッシ監督作、2016年の「沈黙‐サイレンス‐」は劇場でも鑑賞済みでした。https://hana2009-5.blog.ss-blog.jp/2017-01-24
九州の大学付属病院における第二次世界大戦中の米軍捕虜の生体解剖事件を小説化、著者の念頭から絶えて離れることのない問い「日本人とはいかなる人間か」「生命の尊厳」を追究した「海と毒薬」。
現在企画展においては、「生誕100年特別企画展「100歳の遠藤周作に出会う」が開催中です。

ショップ「外海」を覗くも、「沈黙」「白い人」「黄色い人」「海と毒薬」「青い小さな葡萄」「男と九官鳥」と言った小説は自宅にもあり。映画「海と毒薬」「私が捨てた女」も、かつてながら鑑賞済みで…。
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文学館で遠藤周作の作家活動の足跡をたどって、人間として問いかけられる問題の大きさには、当然ながら安易には答えなど出る訳もなく。。外のテラスにてしばし、遥か東シナ海を臨む、角力灘の素晴らしい光景に目を見張る[ぴかぴか(新しい)]

道の駅では地元でとれた棚田米やお味噌、外海(そとめ)地区伝統の柑橘加工品、甘藷(さつまいも)を湯がいた後に干し、それを蒸して餅米と水飴、砂糖を混ぜてついた「かんころの餅」とあったが、やはり外海町といえば 「ド・ロさまそうめん」、日本発の国産パスタ「長崎スパゲッチー」。
※長崎スパゲッチーの「スパゲッチー」と言う当時からの呼び名、日本のパスタのルーツは長崎にあった点も面白く感じられました。
[ぴかぴか(新しい)]外海は長崎市内と共に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の名で「世界文化遺産」の指定を受けました。
「ド・ロ神父記念館」へと、続きますね。
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2023年〆の西九州旅・・・④世界に開かれていた唯一の窓「出島」を観る [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

王道とも言える「大浦天主堂」と、明治日本の産業革命遺産は前回の訪問で観光していたので、「眼鏡橋」の♡ストーンも発見済みであったけれど、それでも市内観光もしていきたい。
チェックアウトの前に、長崎「出島」の一か所だけ観てきました。
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こちらは当時の全体図で、正式名称は「出島和蘭商館跡」と言うらしい。
出島は1634年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島で、扇型をした土地の面積は3,969坪。周囲は2.7mの高い練塀で囲まれていました。
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ホテルから歩いて行ったものだから、始めは入り口もわからなくて、出島橋を歩いてしまいました。
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この場所からは、旧出島神学校、明治36年に建てられた旧長崎内外クラブ等が身近に見られます。
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15分の1のミニチュア出島の模型で、全体像も見られました。1820年ごろの出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したものとか。

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こちらが、1990年(平成2年)に復元された「表門」です。2017年には「出島表門橋」も架けられ、当時と同じく表門橋から入場できるようになりました。
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元の出島は、明治期の中島川変流工事によって削られた…川の中央付近まで位置していたと伺いました。
江戸時代には対岸の江戸町側から表門橋を渡るとこの表門があり、詰めていた探番(さぐりばん)が
出入りする人を改めていたそうで、この時も門前には黒っぽい着物を着たスタッフの姿がありました。
最初は適当に見学していたものも、、表門から出入りする人を監視するために出島の管理者である「乙名(おとな)」=「組頭」スタイルの歴史スタッフが説明しながら案内する「出島ガイドツアー」があると知って参加しました。
まずは「新石倉(総合案内所・出島シアター」で申し込みし、阿蘭陀通詞(オランダつうじ)による出島案内の映像での説明。その後はスタッフの解説を受けつつ、乙名詰所から見て回るコースです。
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「筆者蘭人部屋」、スパイスとして使用されてきた生薬「丁子」が出島にもたらされた「十六番蔵」=「丁子蔵」。
オランダ商館長(カピタン)の事務所・住居となる「「カピタン部屋」。
西洋と日本の文化・学術・貿易品が最初に出入りした象徴的な建物「水門」が最奥に。2つの通り口のうち南側は輸入用、北側は輸出用に使われていました。後ろのビルがホントに邪魔です事[あせあせ(飛び散る汗)]
皆さんよりどうしても遅れ気味となってしまう為、写真を撮っている時間はありませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
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考古館1階では、日本から西洋に伝わった磁器、逆に西洋から日本に輸入された陶器などの展示がされて。
幕末の商社の石倉であった旧石倉は、出島の発掘調査によって出土した遺物中心の展示。

考古資料の中には坂本龍馬と出島、海援隊と蘭商ハットマンの間において小銃の取引が行われたとあり。坂本龍馬と言えば「亀山社中」。貿易商社と言った意味で、後には「海援隊」となるのですが、龍馬が商談のため出島を訪れたこともわかりました。
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1500年代からの対ポルトガル貿易、江戸幕府はキリスト教の布教を阻止する為に市内に雑居していたポルトガル人を収容する目的で築造、25人の有力な長崎町人の出費により完成した。それが出島です。
1641年から1859年まではオランダ東インド会社を通して対オランダ貿易が行われました。 完成して200年もの間「出島」は、わが国で西欧に開かれた唯一の「窓」として日本の近代化へも役割を果たしてきました。
明治以降は長崎港の港湾整備に伴う埋立等により、扇形の人工島であった頃の面影は失われますが、日本だけではなく世界史上においても「出島」は貴重な歴史的遺産であって。。1922年「出島和蘭商館跡」として国の史跡に指定されているのでした。

グラバー邸のもうひとりの住人、グラバーの息子・倉場富三郎が、明治36年F・リンガーにより建立された建物。長崎の外国人と日本人の社交の場として利用された「旧長崎内外倶楽部」も残っています。
短時間に江戸から明治期の長崎の一端を垣間見ただけながら、近代日本への営みは興味深いものがありました。

しかし、ここで問題発生[exclamation] 私は歩くのが遅い。懸命に歩いても普通の人の3倍はかかります。
このペースでいったら、ホテルのチェックアウト時刻を過ぎてしまいそう。ホテルとの中間には、長崎中華街の店々、「北門」だったかな?もあったけれど、写真など撮っている場合ではありません。
そこで夫が「ホテルへは一人で走って荷物を取ってくるから、あなたは車の駐車場で待っていて」と。だけど、どうしましょう(@_@。慌てて出たものだから、スーツケースから出しっぱなしであった荷物をまとめていません。
ひとりで荷物を全て持ち、忘れ物をせずに来られるかしら?簡単に考えていた私の思慮の浅さ、詰めの甘さが出てしまった感じ。
それでも一緒だと足手まといになるだけ[たらーっ(汗)] ハラハラしながら、その姿が見えるのを待ちました。
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駐車場の真ん前には、「銅座跡」の碑が。
町の名前は江戸時代の享保10年(1725)、輸出用の棹銅を鋳造するために銅吹所が設けられ「銅座」と呼ばれた事に由来したそうです。
こういった状況では頼りになる夫さん、当然の事として嫌な顔ひとつせず普通にひとりで済ませるのは偉いなって感じるひと時でした。
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2023年〆の西九州旅・・・③長崎の夜、「FORZA ホテルフォルツァ長崎」朝食 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

ホテルマンのお勧めにより・・・
数分歩いた銅座町にある、鉄板焼き・海鮮 の「赤目(AKAME)」さんへ行きました。
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ビルの一階です。二階フロアーもある模様。ほぼ満席にてカウンターに座る。調理する様子が目の前で見られる…カウンターは嫌いじゃありません(^-^)
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鮮魚を合わせたお通しで、「生」を。暮れだけに客の8割がたは、地元の方たちの集まり、忘年会かな? 盛り上がっている様子には、若いって良いわねと思ってしまう。
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郷土料理の「ハトシ」に、カンパチ・鮪・ソウダカツオ・〆サバ・平目の刺身5点盛り合せ。そこにイカ肝合えをオーダーしたので6点盛りになりました。
刺身用のネタは、お寿司屋さん用木箱からひと品ずつ取り出して切りそろえていた様子です。
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穴子天はサイズ、量ともに多かった!夫はビールの追加オーダーをしたが、私はやめておきます。お出汁の効いた五島うどんを食べてお仕舞い。
居酒屋ながら見ていたら、一品一品に手間がかけられている、お刺身は新鮮で美味しかったし、良いお店に出会えました。

翌日の朝食は4階フロント奥となる、レストランで。
マツコの知らない世界で放送された「ビジネスホテルの世界」に登場。ホテル評論家・瀧澤信秋さんによるおすすめご当地ビジネスホテルとして…ここ「FORZA ホテルフォルツァ長崎」も「ホテルココ・グラン高崎」と紹介をされました。
朝日の入るダイニングスペースは広々。…と言っても、7時ではまだ暗い。平日だけに泊まり客も少な目のよう。
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ドリンクコーナーに、隣りはサラダコーナー。
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豚角煮&野菜のオーバル鍋、並んだ瓶は長崎素材ドレッシング。さつま揚げや焼き魚、だし巻玉子等和食メニュー。
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手前の佐世保レモンステーキは何度かお替り^^ 大村名物の鶏天や、ご当地・長崎「ちゃんぽん」もセルフで。
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朝は軽めの方にはパン、デニッシュ、ワッフルと。蒸し籠に角煮まんは当然あり。
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フルーツ、ヨーグルトコーナーに、長崎カステラも並びます[るんるん]
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一応はベジ・ファーストながら、色々な種類を少しずついただきました。長崎の味が食べられて嬉しい♪
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長崎名物の「ミルクセーキ」は、バニラアイス+ストロベリーアイス+練乳+牛乳を加えたスィーツ[るんるん] 専門店のものとは違うかもしれませんが、、この後スタッフさんに教えられて、牛乳を加えました。だってミルクセーキですものね。トッピングに赤いさくらんぼも飾りたかったわぁ(´∀`[黒ハート])ワァイ♪
カロリー少なめと都合よく決めて、朝から「わんこ・ミルクセーキ」だぁ(*゚▽゚)ノ 意外に丈夫なのを実感!!
我がお腹でした[あせあせ(飛び散る汗)]
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ピラフ・とんかつ・パスタ・デミソースを組み合わせた「トルコライス」も朝食で頂けるかと楽しみにしていたが、客室稼働の少ない平日は提供していない模様です。

12月26日(火)より一泊朝食付き、二人で17670円。そこに宿泊税200円、駐車料が1500円でした。
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2023年〆の西九州旅・・・②「FORZA ホテルフォルツァ長崎」 [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

平行して走る路面電車に、慣れない道路事情と。有料提携駐車場へ着くまでの苦労はあったが、ホテル自体に悪い印象は残りませんでした。
商業施設の4階から上がホテル。フロントロビー、ラウンジと想像以上に洗練された雰囲気です。
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チェックイン時に、2023年4月より長崎市宿泊税条例による1泊あたり@100円との宿泊税の徴収がありました。キーなしではエレベーターにも乗れない為、受け取りをしてスムーズチェックイン。

「819号室」のリラックスツインが、この日のお部屋です。
ドアを開けたら4畳ほどのスペースあり、クローゼットとその横がおトイレ。
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洗面所に、独立した洗い場付きのバスルームも白を基調として清潔感が漂います。よくわかりませんでしたがHPによりますと、ハンスグローエ社オーバーヘッドレインシャワーだそう。
シャンプー・コンディショナー・バスジェルは「プロバンシア」、洗顔ソープ、ハミガキセット、タオル&バスタオル。
マイナスイオンドライヤー、大きなスツールがあるのは高ポイントですね♪
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シモンズ社製ベッドの上の置いてあるのは、フットマッサージャー クッション。柔らかなナイトウェア。
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40インチテレビの前には、夫の好きなカウチソファが設置されて。お疲れでしょうからここで寛いで下さい[眠い(睡眠)] 
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その奥に電話、冷蔵庫、加湿空気清浄機、電気ケトル&お茶セット。ipad、ズボンプレッサー。
サービスのミネラルウオーター、マルチ充電器とナノケアフェイススチーマーは、どちらも使用せず。部屋設備・備品はこんな感じだったかと。初日に選んだだけに、居心地の良い部屋でした。
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基礎化粧品やコットン、入浴剤などの各種アメニティは、フロントカウンターから自由に♪

ホテルは「浜町アーケード」「ベルナード観光通り」と言う、大きなアーケード街が交差する場所の為、中華街までも徒歩で5分ほど…食事、観光と便利な立地なのです。
計画している最中は、名物「ちゃんぽん」の店、トルコライスにミルクセーキもと欲張っていたけれど。実際にはここへ到着しただけでそこまで元気はありません。
サービスが受けられるホテルビル一階の店舗ものぞいてはみたものの、リーズナブルさだけ魅力、レンチンらしきメニューでの長崎の夜って寂しい!?
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フロントマンに近くのお勧めの店を伺ってから行く事にします。ラウンジ奥のコーヒーマシン前で購入してきた品を食べているグループ客、フロアー全体に料理の匂いが漂ってしまってました(><)
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2023年〆の西九州旅・・・①羽田から長崎へ [2023・12月~1月九州シュガーロードを行く]

昨年10月頃だったかと思います。冬休みの計画が全くない状態であった・・・ある日、「この冬は九州へ行こうか」と夫から突然の提案あり。私はと言えば、少しでも忘れない内に書かないとって、夏休み記事作成の真っ最中でした。
この間には行く予定で予約済みであった、熊本と大分が2016年4月の熊本地震による被災で旅行は白紙に。
過去記事を見たら、なぜか2017年の秋に山口と、福岡周辺のみ訪れておりました。そうとあっても前回からは約5年ぶりとなる九州です。
しかし決めるとなればまず飛行機のチケットを取らなくては。航空会社はどこでも良い、とにかく確保が肝心だね!
またも勢いだけで考えもせず、長崎行きのJALにて、12月26日からの6泊7日の日程で決めました。
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今回は、茨城空港ではありませんよ^^ 家だって時には羽田も利用するのです。
最寄りの空港行きバス停から乗り、久しぶりの第一ターミナルビル。とりあえずは、空港ラウンジにて一休み(^^)/
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ソフトドリンクだけでなく、端っこで豪華空弁までウフフ♪ 食べちゃいますよ[あせあせ(飛び散る汗)]

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そうする内、ようやく搭乗時刻がやってまいりました。
飛び立ってすぐの窓辺からは、東京湾。
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そして見えてまいりましたとも!
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良いよね、日本人の琴線に触れる、富士山の雄姿[ぴかぴか(新しい)] 山頂付近が冠雪している様子がまた、いかにも富士山なのだ[るんるん]
羽田から長崎、帰路は福岡から羽田便にしたのだけど、往復共に富士山が見えるのは左側なのね。
窓側のシートに座るのは当然、私です。
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日本航空さんの機内サービスはチョッピリ。お上品という事にしておきます(°д°)
長崎空港までは2時間足らず、まだ明るい時刻に長崎空港へ到着しました[ダッシュ(走り出すさま)]
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長崎と言えば、極彩色のランタンなどで彩られる「ランタンフェスティバル」だけに、到着フロアーでは「辰年」の龍と、中国提灯が迎えてくれます。
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だけど今は、ノンビリはしていられないのだ。
長崎観光のスポットのひとつに「出島」が挙げられますけど、長崎空港そのものが「大村湾」に浮かぶ箕島に位置、名前は「長崎」でも大村市にある空港です。そこからはレンタカー会社の迎えの車に乗ってこの日からのマイカーへと移動しなくては。
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日本本土の最西端、九州の西北部に位置する長崎県。複雑に入り組んだ地形にて、空港から泊まる市内のホテルへはあまり遅くならない内に着きたいものである。
家は何時もの「バジェットレンタカー」、国内レンタカーよりも若干リーズナブル、かつサービス内容も悪くありませんので、初・福岡で利用後は北海道、沖縄と利用し続けているのでした。

長崎市内観光は二度目ながら、この時はホテル選びに失敗をしました[バッド(下向き矢印)]
九州横断自動車道、長崎大分線長崎自動車道経由にて市内入りするも、ホテルが「浜町アーケード」「ベルナード観光通り」という2つの大きなアーケード街が交差する「ハマクロス411」に位置。
初めての道路、その上すぐ脇をひっ切りなしに通過する路面電車たち。昔ながらの道路事情の悪さもあり、ホテル近くまで移動しつつも、アーケード入口さえわかりません。困ってホテルへ連絡をしたら、「提携駐車場にまず車を置いて、そこから歩いてお越しください」ですって。
キチンと調べもせずに予約、行ってしまう私が甘かったんだぁ(|| ゚Д゚)
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約一時間の予定が、夜の7時になってしまったのでした。運転していた夫には、無理をさせてしまいゴメンよ[たらーっ(汗)]

それから、どうしましょう!?
書くことが多すぎて、また㉚くらいまで続いてしまうかもしれません(@_@;)
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