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2018・8月岩手・青森・北海道・新潟 ブログトップ

お土産、その② [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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辛さをおさえた國稀の代表作、北海道の地酒に相応しい清々しい味わい、純米酒「国稀純米 ひやおろし」。「純米 暮れ六つ」、そして「暑寒美人」は暑寒別岳の伏流水と、増毛産の酒造好適米で仕込んだ…との一本。
香りも良く、女性向けや日本酒の入門酒としてのやや甘口の吞み口。化粧箱にも書かれているが、"地域限定販売品なので私が頂きました。
ですが…、正直なところ、辛口とか甘口とか、未だよくわかっていません。

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同じく増毛の「港町市場」で買ってきた「干しなめたがれい」、これ薄塩で美味しかったです。

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サッポロビール工場では勿論、サッポロクラシック購入。そして豆菓子、チーズスナックも。

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上富良野町だっけ?「麦とホップ富良野」、ノンアル「小樽ビール」は、O川さん用に。
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富良野メロンは勿論、忘れずに持ち帰ってきました[るんるん]

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こっちゃんへのお土産にピッタリ、洋梨ジュースは「フルーツの里」増毛町観光協会の「がらがらポン!」でゲットです。

遠い海外をひと月も旅してきたような長々とした記録、ご一緒いただきまして・・・本当にありがとうございました。
往復にフェリーを使ったと言え走行距離は2424キロ、ガソリンの給油回数6回(156リットル)。総費用・・・それは内緒。
東北~北海道~帰路・・・と長かった旅行記も、これでお終い。
ずっと天気は最高だったし、良かった~~♪ 来年もまた行こうかなぁ、次回は7月頃、花の季節が良いかもね。

40年も前の旅行では大きな熊の木彫りを3個も買ったけど(笑)、あれはそれぞれどこへ行ったのだろう?それ以外にも木製二ポポ人形、壁掛けまで買ってしまい、車のトランクがいっぱいになってしまったのでした。今は笑い話のひとつながら、同じような経験をされた方いますか?
時代が変わり・・・食べてなくなってしまうのが、一番ですよね[るんるん]
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉙新潟港から自宅到着 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

新潟市内を抜けて、その後は家路を急ぐのみ。
米どころ新潟の新潟平野を、東へ走る。しかしここでも節約し・・・高速の「関越道」も「磐越道」も使いません。阿賀野川沿いに下道を通って帰ります。

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そこで、思い出した[ひらめき] 何時もO川さんがお土産に買ってきてくださっている、「安田ヨーグルト」の工場が近いことに。
ごく普通の住宅地の中にポツン建つ工場。その敷地内に…↑、可愛らしい直売所がありました。
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向かい側には、おしゃれなムードのベーカリー「レーチェ」も。あとでO川さんに伺ったところ、そちらでもヨーグルトの販売はあると言います。
ヤスダヨーグルトを使った自家製天然酵母の「ヨーグルト種」で仕込んだひと味違うパン、やさしい味わいの焼き菓子も並んでいるとの事。
※新潟県阿賀野市(旧安田町)は、酪農が盛んな町です。そこで生まれる新鮮な生乳の消費拡大を目指し、ヤスダヨーグルトは設立されました。

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清流輝く、大河「阿賀野川」に沿って新潟から、山形、福島へ走ります。

遅めのお昼を、福島県の最後、芦ノ牧温泉の「うえんで」食堂に立ち寄りして食べる事に。
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芦ノ牧温泉駅前と言えば…もう一軒の「牛乳屋食堂」も人気店。牛乳屋さんで前回食べているので、この日は「うえんで食堂」さんへ寄ってみた次第でした。
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メニューから、中華そばと、ブタ丼を。
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モチモチの、おうどん?って太めの麺、濃い目のダシがしっかり効いたスープ。 ブタ丼は想像通りの味、次は焼き鳥(カシラ)の方をいただきたいです。

山間なれば、雨も降ってきて…
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素材の良い北海道もだけれど、福島も負けないくらい、どこで食べても美味しいものは多い[グッド(上向き矢印)]

道中のどこもが山深い土地だけに、丘の起伏が様々な表情を見せてくれた・・・美瑛町をはじめとする道内で感じた空気とは、全く違った雰囲気を感じました。
真冬の厳しい自然の中、人々が待ちわびる春~夏。毎年その時期には美しい緑で彩られた山々の、自然を愛でる気持ちは同じであろうけど。。。
青森・大間港までの道中で二泊。
少し前であったら泊るのは一晩くらいで行けたものだが、最近は夫もサスガに無理だそう。
宿泊予約に関してヘマをしたり(←どちらかは?定かでないものの、下風呂温泉「さつき荘」さんでの予約ミス)・・・とあったものの、今回もこれまで同様濃い旅であっと思います。
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旅の最後は雨・・・と思ったら、「虹」も見てしまった[るんるん] ラッキーな気持ちになれました。

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大間の「天然とろろ昆布」は、「つる屋 さつき荘」のチェックアウト時、ママちゃんから頂きました。
そして、この記事を書いている最中です。
そのママさんから達筆なお手紙が届きました。8月初め頃に、宿の前で撮った写真をプリントして送っていた。それに対してのお礼状でした。
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ささやかでも、離れた土地に暮らす方とつながりが出来るのは嬉しいもの[グッド(上向き矢印)] 驚きの温泉、美味しくて食べ応えじゅうぶんな食事も文句なし。今回の旅の中で一番くらい思い出深かった宿、是非また泊まりに行きたい・・・と思えたのも、こちら下風呂温泉「さつき荘」さんですもの。
明るく気さくでサッパリした性格、なによりも一番の魅力は女将さんの人柄かと思います[グッド(上向き矢印)]
下北半島の最北端に位置する風間浦村、そのような北の果てまで旅が出来たことに感謝!

これまで記事を書き続けるのは、自分でもあまりに長く、途中心が折れそうになったのは事実。それでもやはり書いておかないと落ち着かない。
「旅は、日記を書き終えるまでが・・・旅!」[るんるん]( ^ω^)・・・我ながら「名言」でしょ(^o^)なーんて、そんなの他所の人には迷惑!

・・・と言うことで、買って来たものたち。
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まずは保冷バック詰めされて並んでいた、ヴァリエーションに富んだヨーグルトドリンク、ヤスダの乳製品です。ベーカリー「レーチェ」のチョコパンも置いてあったので買ってみました。

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小樽「かま栄」の「かに甲ら」。
どうです?蟹の甲羅に、蟹のすり身入りかまぼこ、その上にずわいガニの棒肉がぎっしり並んでいる。見るからに豪華でしょう[ぴかぴか(新しい)] 他にほたて焼き、えび天、棒天。これ以外にもえびかまや、〇〇揚げとあったものの、途中知り合いのお宅に置いてきているから。
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お久しぶりであった、かに甲らは…思っていた通り…とてもウマウマでした\(^o^)/
まだちょっとあるので、次回にわけますね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉘小樽からフェリーで帰ります [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月7日(火)
船が小樽港を出港するのは、夕刻5時。
小樽観光の時間もあったものの、今回特に行きたいところもなくてパス。余市までは前に行っているから、本音としては…あと半日あれば、積丹半島まで足を延ばしたかった!
でも美味しいかまぼこ屋さん「かま栄」でお買い物をするのは別です。
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駐車場は満車、平日など関係ないみたい…。混みあった店内では皆さん、かまぼこを大量に大人買いしている様子でした。

私が買いたいのは人気の「パンロール」。
蟹の甲羅にバラ身の入った玉子入りすりみを詰めて、その上にずわいガニの棒肉がふんだんにのせてある「かま栄 かに甲ら」…初めて見た人は誰もが驚く!かま栄の超人気商品。
「かに甲ら」は息子達のお土産として一度貰って食べたことあり。その格別な旨さには一度で虜。…なのに、買ってきたのはその時だけ。
甘いものやスープカレーなどより「かに甲ら」が欲しいのに。一個1400円なり…のお値段では仕方ないのかな。
それもあってこの時には、3個まとめ買いしてやったぜ!…と言っても3個だけですけどね[あせあせ(飛び散る汗)]

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一昨年泊まったホテル「グランドパーク」の近くであったから、出港するフェリーターミナルの場所はわかっている。
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旅も、これで最後。日本海を眺めながらのんびり帰りましょう[ダッシュ(走り出すさま)]

予約してあった「新日本海フェリー」新潟港行き「ラベンダー」は、2017年3月小樽 - 新潟航路就航の新造船。
広いエントランス、船内はお盆の帰省ラッシュ前で、程よい空き具合。フェリーと言ってもレストラン、カフェ、ゲームコーナー、北海道と行先である新潟の物品が並ぶショップ。それ以外に浜焼きコーナーなど…工夫が凝らされていて飽きない感じ。揺れも少なく快適な船旅でした。
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フォワードサロン「凪」から、沈む夕陽を眺めるひと時。
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これこそ、日本海!

ふた月前に予約しておた…ステートルームA、窓なしインサイドルームは、その名の通りオーシャンビューではありません。しかし一晩過ごすだけならじゅうぶんに感じました。
手前のディスクにポットやお茶セット、テレビ(BS対応)、冷蔵庫、ロッカーやスリッパ。
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浴衣、バスタオル、フェイスタオル、アメニティと揃っているものの、部屋には洗面&トイレと右手のシャワールームのみ。乗客のほとんどは、大浴場を利用するからでしょう。
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部屋に置かれていた、船の通過ポイントと、おおよその通過時刻です。

フェリーで北海道へ渡る旅は結婚後すぐの40年ほど前、夫の先輩である小樽出身の人に誘われて、そのおじさんと仲良く3人同乗して行った。
また息子が小二の時の家族旅行にも利用を。まだあの頃は北海道へ航空機なんて贅沢な旅であったから。。
しかしその時に船内のレストランでとった食事の美味しくなかった事[バッド(下向き矢印)]
今は随分改善されていると思うのだけれど。これ以上の出費を抑えたくて乗船前、フェリーターミナルから近いイオンモールに寄り道。
船内での飲み物、夕食代わりのお弁当、翌朝の果物、パン、牛乳&ジュース等は購入済みでした。
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サッポロクラシックに、かま栄で買い求めた「パンロール」。
かまぼこをスナック感覚で食べることは出来ないか?…を追求、先代社長が発明した「かま栄オリジナル商品」だそうです。それから、おむすび、他にも何かあったはず???

8月8日(水)
時に揺れはしたものの、安心して熟睡しました。気持ちの良い朝です。
朝シャンしてしてから…、買ってあったパン、フルーツに十勝牛乳で簡単朝ご飯♪
なお船内で催されていた、クイズラリーイベント、これは数か所を周るだけで誰でも正解する内容ながら…。
見事全問正解!…それは当然ながら私、景品のバタークッキーをゲット致しました。ささやかにツイています♪
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定刻の9時15分、新潟フェリーターミナル到着。降車もまたライダーさん達からなのですね。
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いよいよ下船時刻、新潟はよく足を運ぶ私達です。またこちらのフェリーターミナルより佐渡島へも渡っているから。周辺の土地など勝手はわかっておりまする。

長々続いた、今回の旅日記、次回でようやく終わりになりますね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉗映画「駅 STATION」の増毛駅周辺を歩く [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

最後の宿「夕陽荘」をチェックアウトし、小樽港のフェリーターミナルを目指す。・・・その前にせっかくなので、前日も通った増毛の町をもう一度見ていくこととしました。

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「旧丸一本間合名会社」として1882(明治15)年創業、道内でも最北にあると言われる「國稀酒造」です。
かつては礼文、他にも存在していたそうながら…今や、日本国内でも最も北の蔵元「國稀」。
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酒造りに使われる仕込み水・・・は、同じものが屋外でも汲めるようになっていました。
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1981年製作の、降旗康男監督作品「駅 STATION」は、2014年亡くなった高倉健主演の映画。
作中で実家のシーンとしても登場するのはこの店のお座敷であり、また館内の階段シーンなのでした。

3本ほどお酒を買い求めた後、建物内の見学をしていたら、増毛の話。また映画にまつわるエピソードの話。
主演女優であった「倍賞千恵子さんが30年ぶりにお店を訪れて下いまして、飾ってあったポスターにサインしていってくれたのです」とスタッフさんの説明がありました。
平日の午前中とあって客も多かったわけではないけれど、お店の皆さんはどなたも親切、感じの良い接客でした。

次に近くの「港町市場 増毛店」をのぞいてみましたら…。
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晴れた日には積丹半島や天売焼尻島までを望む…日本海に面した漁港だけに、甘エビ、タコ、鮭、タラ、真イカ(スルメ)、ヒラメ・カレイ、ニシン、ツブ、ウニ、アワビ、八角、ハタハタ、ホタテ…とあり。
中でもボタンエビの漁獲高は日本一だが、アマエビやタコなどの水揚げも多いと言います。

その並んでいる品々のどれも、夕陽荘さん昨夜の海鮮BBQで提供されたのと全く同じものだったのでした[あせあせ(飛び散る汗)] この場でこれを見なければ、美味しく楽しい想い出として残ったのに、ガッカリです[たらーっ(汗)]

「駅 STATION」でも重要なシーンが撮影された増毛駅。
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広い北海道内で次々に廃止されてしまった路線のひとつ。
2016年12月に惜しまれつつ廃線となった留萌本線(留萌~増毛)の終着駅駅舎は改装されていましたが、人影も少ない閑散とした駅周辺は・・・作中の撮影当時の面影が残っていると感じられました。
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駅舎内の半分は食堂とお土産物屋さんになっている、現在の役割は、観光案内所の意味あいの方が強く感じられるのだけれど。。
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そして、フランス料理「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ三国清三さんの出身地が北海道と知っていたものの、ここ増毛であったとは。
「実家の方には飲食店はほとんどなく、ハンバーグやグラタンと言った洋食は働いた店で生まれて初めて食べた」と以前彼が話されていたのは記憶しているのですけれど、生まれ育った増毛で捕れたての新鮮な魚介を食べて。またお母さんの畑から生まれた野菜もずっと食べていたから、自然と「舌」が肥えた。…料理人としての成功は本人の努力、才能もだけれど、その下地はここ増毛の地…であると考えられますね。
増毛には当然、シェフプロデュースの「オーベルジュましけ」もありました。

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旧「旅館富田屋」に隣接する建物は、これまた映画の舞台となった「風待食堂」で、作中の佇まいで残っています。
今では観光施設となっている…建物の内部には、映画のワンシーンを伝える写真がびっしり張られていて。
風待食堂の正面にあった、健さん扮する刑事が宿泊した「増毛ホテル」=日本通運増毛営業所は現在では更地とか。

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鰊と海運で栄えた増毛の往時を感じさせる、重要文化財「旧商家丸一本間家」は道沿いでもひと際目を引く立派な佇まいの建物でした。

夏目雅子主演の「魚影の群れ」のロケ地でもある増毛ながら、こちらの映画は未だ観ておりませんので…。
道内の道路は徐々に広げながら開発してきた経緯からも、峠越えの道の険しさ。。
雄冬(おふゆ)国道が開通するほんの20年ほど前まで「陸の孤島」とまで呼ばれていた、増毛からの定期船でしか訪問が叶わないでいた…わずかな平地に形成された雄冬集落。
雄冬は増毛と国道231号線(オロロンライン)一本でしかつながっていず、通年でのアクセスが可能となったのが1999年。
そんな雄冬こそ、前日に宿泊した「夕陽荘」近くであったのだ[ひらめき]
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断崖絶壁に挟まれた陸の孤島、国道は断崖絶壁をいくつものトンネルで越えて走っている。

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風待食堂建物内に再現されているのは、桐子=倍賞千恵子の店です。そして英次=高倉健と桐子の距離が近づいた時の一枚。
この二人のシーンを真似た記念写真用の衣装も用意されていて、スッカリその気分になりきってポーズをとり撮られた写真の数々には…カップルのみならず、男同士のものまであり笑わせて頂きました。

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その桐子をはじめとして、幼子を連れて英次の元から去っていった妻・直子、通り魔犯・五郎の妹で「風侍食堂」で働くすず子…が登場する映画「駅」については次回になります。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉖増毛「夕陽荘」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月7日(火)
今日も良い天気です。多くの区間で日本海を眺めつつ走行する。
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増毛の宿は・・・「夕陽荘」と書いて「せきようそう」と読みます。小規模施設だから無論高級感はないけど・・・その分、海を身近に感じられるのは間違いありません。
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上にある駐車場から、建物の右上に見えるのが国道231号線。←この時は全く関心もなく、そうした情報もゼロの状態でした。
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荷物を持って玄関から中へ。館内、客室も綺麗にしてあり、女将さんの無愛想をのぞいたら・・・って、実は一番大切だけれどね[あせあせ(飛び散る汗)] あの辺りも割りきったら悪くないかな(笑)
※夕陽荘は、昭和56年に町営の公衆浴場として開場。現在の建物は62年に完成するも、平成14年建物の老朽化により閉鎖されました。
地元の建設会社が平成19年に買い取り、建物や浴場などを全面改修して再開。だからオーナーは建設会社社長であり、夕食の炉端焼きの準備と料理指導もするおじさんと言う訳らしい。
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フロント左手の階段を上がり、客室の並ぶ二階へ。右手に見える赤い暖簾がそれぞれの客室の入り口なのです。
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さっぱりとした12畳和室、その先に眺望の良い家のキッチンみたいなスペース。
食卓&椅子の置かれたキッチン。流し台に冷蔵庫が並んで自炊可能ながら、このキッチンを使う事ってあるかしら?
当然、全室オーシャンビュー[ぴかぴか(新しい)] 窓の下を走るのは国道231号、通称「オロロンライン」。こちらの宿、食事時間以外はほったらかしだから、思う存分自由に過ごせると言う訳[あせあせ(飛び散る汗)]

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それでもクローゼット内の可愛い柄の浴衣、小物、ピンクのバスタオル&タオル・・・とどなたの趣味か、置かれている小物、備品はどれも可愛らしい。ティバッグのお茶は好きじゃないけど。
 
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夕食は食事処で。
二階から階段を下りて、受付の廊下を奥に進むと温泉でした。
岩盤浴のある日帰り入浴として営業しているから、その為の畳敷き休憩室の奥。窓際に海鮮炭焼きコーナーが設けられていました。並んだ3個のテーブルでそれぞれ頂きます。
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高台にある温泉宿ですから。目の前に日本海を望み、海に沈む夕陽を眺めながら・・・は、宿名通り!
キンキンに冷えた「生」で乾杯。テーブルに置かれた大ざるの上にはホタテ、カキ×2、平貝、エビ、ハタハタ、ツブ貝。それにハッカクと、ピーマン、カボチャ。

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前菜となる甘えびののったサラダは量も控えめ、こちらも野菜がもう少し欲しい。
甘エビ・タコ・ホタテのお刺身はホタテのヒモ添えで。おしぼり受けをはじめとして、什器も凝っている感じがします。
ふたり共ハッカクは初めてながら、脂がのっていて美味しく食べられました。
炭火で焼く海鮮BBQ、夏場だけに炭火の前は少しだけ暑いものの・・・。窓全開にしたら涼しい風が入り、それ程苦にはなりません。
カキは平な方を下にして焼く。ホタテは開いたら、そこにタレに漬けこんだイカをのせて焼く。それぞれがシンプルな味わいで美味しかった[るんるん]
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ご飯と共に、ウニ・秋刀魚の入ったお吸い物、・・・と言うか、お澄まし。
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フルーツ盛り合わせは、メロン・さくらんぼ・デラウェア・・・と豪華。増毛は「フルーツの里」として知られ、北限の果樹産地だそうです。8月に入ってから口にするさくらんぼは美味しい♪♪♪ 市販のケーキなど出されるより、ずっと嬉しく思います。
以上でちょうど良いボリューム。ご覧いただいた通り・・・地元の食材を使っているのがよろしい。
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この時点では自分で焼く海鮮BBQに満足したものの、翌日立ち寄った増毛の港町市場で、ほぼ同様のものが並んでいて・・・それにはガッカリでした[バッド(下向き矢印)]
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席に着くと、隣との境にロールカーテンが下げられて目隠し。
しかし食べ終えての帰り際、お隣のテーブルをチョッと見たら、食後のあまりの汚さに絶句!色々な人がいるものですね。

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夜、内湯のみの大浴場で入浴。期待していたような特徴はない代わりに、ツルツル感は残りました。
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脱衣所の洗面台周りにも、花柄のティッシュケース←これ、我が家のとほぼ同じ♪ 同柄の浴室のイス&洗面器、アヒルちゃんのタオルとか、どれも可愛い♪
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夕食は一階の食事処でしたが、その間にお布団の用意をしてくれました。これまた色違いのタオルケットの柄も可愛いのだ♪
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夜間は目の前に、沖に浮かぶ漁火の光景が広がります。いやがおうにも旅情を誘われました。

8月8日(水)
熟睡できたようで、早々に目覚めてしまいました。夜明け頃の群青色の空を眺めるのが好き。
目の前の小さな港には、昨晩の漁船が着くのだろうか。
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海を望みながらの朝ごはん。
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朝食には野菜のお浸し・タラコ・玉子焼き、脂がのった鮭、イカ刺し、ひじき豆、浅漬け。若布のお味噌汁に、〆のコーヒーまで。
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朝ご飯も準備係りは社長?会長さんがひとりで細々と用意、運んでくれました。
The・朝食と言った内容、その他のことは特に覚えていないのです。

3室しかない事で予約の取れない宿として知られている割りに、笑顔のサービスはゼロだし、居心地はイマイチであったような。
・・・なんて、そんなに自分は立派なのか?他所の方の事をどうこう言えませんけれど。また館内も煩かった訳でもない。
「夕陽荘」さんへの我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆
これまで泊まったところでWifiなしであったのも、ここだけ。なんと言っても全3室なのだから。
ロケーションの良さに、全体的なパフォーマンスは悪くない感じながら、一度泊まって気がすんだのかもしれませんね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉕北竜町ひまわり畑 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

富良野のラベンダーをはじめとして、北海道に8月、花のシーズンを期待して来るとガッカリする・・・
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6~7月に花の時期を迎える道内では、この後の9月以降にならないとこれ!と言って目立つ花はどこにも咲いていないからです。
涼しさを求めて来た私達にとり、それは大した問題でなかったけれど。
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それでも、一か所と思い向かったのは北竜町。北海道雨竜郡北竜町…と言ってもイメージするのは難しいでしょう。
美瑛町の北、旭川市からは真西に位置しています。この日の宿は増毛に取りましたので、立ち寄りするにはピッタリなのでした。

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東向きのひまわり畑に咲く、150万本のひまわりの花。とても大きな、大きなひまわり畑です。ゆっくりのんびり散策が理想ながら、それにはかなり歩く必要があり・・・無理です。

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ギラギラの強い太陽にも負けず、咲き誇るひまわりさん♪
絶好の天気、青空の下満開のひまわり畑は迫力の規模!これだけ大量に咲きほこった美しさ[ぴかぴか(新しい)]
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「ひまわりまつり」期間中とあり、展望台も迷路も賑やかでした。 
北海道とは言え、晴れたら暑い[晴れ] トラクターが牽引する観覧車「ひまわり号」(@500円なり)で場内を巡ります。
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※1979年(昭和54年)の夏、当時の北竜農協職員が、農協研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感動したのをキッカケにスタートしたひまわり栽培。農協婦人部による1戸1アール運動が展開し、まちおこしボランティアグループ「北竜町竜トピア会」が設立。そして1987年(昭和62年)に第1回ひまわりまつりが開催されました。

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一斉の後ろ姿。周囲には北海道らしい田園風景も広がって、国内とは思えない光景、感覚に陥ります。

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北海道らしい白樺の木がアクセントとなっている光景・・・の割りには、ピンボケだけど。。

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そっと静かに佇むひまわりさん[るんるん] 他の畑より背の高い「ハイブリッドサンフラワー」品種です。

北竜町では町のあちこちにひまわり畑が点在しており、町全体で50~100haもの畑にひまわりが作付けされるという。
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ここでもお約束の、ウェディングドレス姿での撮影風景[カメラ] ただし日陰がほとんどないので他人事ながら、顔は勿論、背中や腕の日焼けが心配になりました。若いから大丈夫って言われそう!?

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三連水車と、バックに輝く、ひまわりたち。
真夏の太陽を浴びて華麗に咲き誇るひまわりたちは、まさに「命の元気パワー」であり、そこには北竜町民の熱い想いも感じます。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉔美瑛の丘~北竜のひまわり畑へ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月6日(月)
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簡単でも、短時間でも、美瑛観光も欲張りたい!

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お蔭で真夏の8月ならでは・・・濃い緑色をした美瑛の丘、パッチワーク模様に出会えました。

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前田真三氏の写真集「塔のある丘」により有名になった。校舎に教会の塔を思わせる三角屋根をもつ「美馬牛小学校」。一昨年乗車した「釧路ノロッコ号」の車窓からも見えたくらいだから、美馬牛駅の近くです。

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麦の砂丘です。
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残念ながら、ここにはなかった。刈り取った麦わらを集めた、麦稈ロールの転がる光景。


格別な美瑛の雄大さを楽しめるジェットコースターの道です。助手席に乗ってもジェットコースター[ダッシュ(走り出すさま)]
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真夏の青空の下広がる大地と、アップダウンを繰り返す・・・まっすぐな道を進む心地良さ[るんるん]
上富良野町にある全長約4kmの一般道路ながら。適当に走っていただけでも探せました。

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その風景の美しさからTVコマーシャル、商品パッケージに使われ、私達にも馴染み深い丘、木が沢山あり・・・この付近を走っていたら・・・見たような光景が次々と登場してきます。
「〇〇の木」「〇〇の丘」…そうした名前のついてない場所だって、国道237号線に沿った辺りは、どこもかも観光地のよう・・・これこそ美瑛の光景なのです。

しかし観光名所となっている木の多くは畑の境界を示す。家畜をつなぎ止めておく。そうした理由で私有地である農地に植えられました。
農作業の副産物として生まれた景色ですから、作業の邪魔をしないよう気を付けるのもマナーのひとつと心得ましょう。

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5月から10月にかけては絶えずどこかの花畑でなんらかの花が咲いている「四季彩の丘」です。

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四季彩の丘に植えられている、マリーゴールド・ケイトウ・サルビア・クレオメリヤトリス、そしてブルーサルビア。一見するとラベンダーに見えるがよく見るとちゃんとサルビアと同じ花の形をしている。なお隣に見える赤い花はサルビアの一般種。 それぞれの、花の香りに包まれて・・・。

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7月に入ってから経験した暑さなど忘れられる程、美瑛は爽やか、涼しい好天でした。

そして改めて感じた・・・「丘のまち美瑛」は、自然と人との・・・合作によるアートだ!
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長くなってしまったので、北竜のひまわり畑は次回に。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉓ホテルラビスタ大雪山・食事編 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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「ダイニング nonno」で6時から。
※北海道ならではの旬の食材を活かしたフレンチ風フルコース料理をお楽しみいただけます。山岳の懐で、料理長自慢の創作フレンチをご堪能ください。・・・だって。
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フレンチのフルコースを選ぶと、サラダバー、ジャガイモとカボチャに溶かしたチーズをかけるラクレットコーナーが食べ放題。
野菜の産地にも拘り・・・のサラダだけに、ドレッシング色々、トッピンクの種類も豊富です。
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夜はなるべくビッフェ以外を選ぶようにしています。
今回もフルコースなので、一応バイキング、またはハーフバイキング等よりは落ち着いて楽しめるかと思ったのだけど・・・。

ラクレットコーナーに立って、溶けたチーズを切り分けていたおじさん、「全く愛想の欠片もない、同じ仕事をするなら楽しくすれば良いのに」と夫が口にしていたが、HPを見たら料理長でした[あせあせ(飛び散る汗)]

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ラクレットは随分昔訪れたスイスで食べて以来。使っているチーズは花畑牧場のラクレットチーズ。
当時は珍しく思えたものの、改めてみたらそれ程美味しいものでもなかった。
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アミューズは上品な量に、加えてルックスも地味。右の画像のサラダの隣りにあります、焼き茄子と完熟トマトのジュレ。
サラダに負けた見た目も含めてアッサリの上に、アッサリです。

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モッツァレラチーズと生ハムのサラダ仕立ては、食べ始めてから気づいて撮ったもの。だから料理の量が減ってしまいました。
「冷製ガルピュール」とのスープ、特製ダッチパン・枝豆とチーズのパン。
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呑んだ、ホワイトサングリア。夫はヱビスビールで。
お魚料理は、根室産帆立とあいなめのソテー。美瑛和牛のポワレ、私の分はカットされた状態で。これはサーブしてくれたスタッフさんの一言があった模様です^^、、、
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デザートのグラスパフェ、Cafe et the ou Expressで〆。

シェフ自慢の創作フレンチ料理との事だけれど、メインのふた品とも美味しくない[バッド(下向き矢印)]
全85室とそれなりの規模のホテルだけに調理も忙しいと思うものの、どちらももう一度食べたいとは思えない味わいでした。 デザートもファミレスみたいでしたし・・・。先の八幡平「Beaver」さんで美味しいのを食べてしまっていたから余計にそう感じたのかな。
夏休み期間中につき各テーブルには、ファミリー・カップル・我々のような中年~老年夫婦(笑)。
ホールスタッフのサービスは親しみやすく、それなりのスマートさもあって良かったと思います。
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夜10時から食事処「ヌプリ」にて提供される、ビジホの「ドーミーイン」でもお馴染み、サービス夜鳴きそば。
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夫婦して胃の疲れる年頃ながら、ここのはドーミーインと違ってチャーシュー入りだから。細めの麺に、醤油味の濃い目のスープで、お腹がいっぱいでも入ってしまいます・・・ってウッソー!写真を撮っただけ、私は食べませんでした。
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フリーのドリンクコーナーのポップコーンや、蒸し&生食トウモロコシなど、人気がある様子が伺えます。
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8月5日(月)
朝食はバイキング形式での提供。
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スープカレー、富良野ジャム等、地元の食材を使った北海道ならではのメニューの数々。
「朝食日本一」として有名な同系列の「ラビスタ函館ベイ」で人気、海鮮丼コーナーは同様の「山の海鮮丼」なるコーナーあり。
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洋食の定番、ご飯のお供各種。ドリンク類も色々。ベーコン、焼き魚をテーブルに置かれていたコンロで炙って・・・。
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ウロウロするのも、お替りするのも面倒。和食系料理はたどり着けませんでした。
エッグベネディクトとご飯を食べたら他まで回らない、具だけ食べればよかった。
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ドリンクやプチデザートも豊富♪ なのに・・・盛り付けしたら貧弱過ぎる見た目の悪さで・・・トホホ・・・品数が多すぎて、また前夜の分も残っていたのか、思った程食べられません。
食べたいものが沢山あるような気はするものの早々に放棄。時間の経ったポテトやグチャッとしたスクランブルエッグなんて食べたくない‥‥、
それでも朝はヨーグルト、ジャージー牛乳も必須アイテム。それからメロンもね[るんるん] 赤いのはルバーブジャムだったかと思います。
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これ程大自然の中、外の景色を眺めながらだと爽やかな気分で食事が出来ると思うのだけど、ロケーションが楽しめない。それも残念な点のひとつです。
ラウンジの方は眺めも良かったように思ったのですけれど。。
ロープウェイに乗ろうと思っていたのに、翌朝の慌ただしさで忘れてそのまんま。10月に入った今、山頂付近ではすでに初冠雪をしている。そして雪溶けするのは、5月の連休明けくらいの模様。
大雪山系・旭岳…今回の旅で私。ちゃんと眺めたのだろうか?
「ラビスタ大雪山」さんの我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆
大型ホテルの割りにリゾート気分も味わえ、全体としては悪くなかった。
アイスバーの食べ放題、夜食にラーメンもあるし・・・家族連れにはお勧め。これで食事が美味しかったら言う事ないのに・・・って、シツコイ?[あせあせ(飛び散る汗)]
個人的な好みながら、部屋に豪華さは望みません。食事の美味しさ、質の良さが宿の印象の決め手なのです。

まだ、いきますね~~。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉒ラビスタ大雪山 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月5日(日)
一泊くらいは普通のホテルにも泊まりましょう。・・・と言う事でこちらへ。
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手を抜いて車窓から撮ってしまった看板。
かつてはハイクラスとされたホテルであったのだうろが、厳しい冬に耐えてきた様子。雪深い土地柄も関係して建物の外観は少々くたびれた感じを受けました。
「La Vista=眺望」と言う名前・・・昨年訪れた釧路でもロケーションの良さを誇る「幣舞橋(ぬさまいばし)」の袂にあったリバーサイドホテルは、「ラビスタ釧路川」でしたもの。

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さすがにロビーも広く、館内は綺麗にされていました。ロビーラウンジ奥のコーナーからジュースを運んでもらい、飲みながらチェックイン手続き。
チェックインからアウトまでセルフで頂けるコーナーが充実したホテルなのです。

彼とはその時はそれだけで終わりましたけれど、夕食前話をする機会があり・・・聞けば「ラビスタ函館ベイ」勤務ながら、前日から手伝いに来ているとの事。
函館から始まった北海道です。
ラビスタ函館ベイでも部屋からは花火は見えず、男性用大浴場からチラッと見えるくらいながら、それでも当日は半年前から予約が入る程の人気と言います。
「函館は普段はあんなに人がいる訳でもないのに、なぜか「港まつり」期間中はスゴイんです」
私:「ラビスタ函館ベイと言えば朝食が美味しいホテルとして、常に1位か、2位争うホテルとして名高いから・・・実は今回も泊まって、その朝ご飯を食べたいと思っていたんですよ」と話したら、「それがですね、今年は圏外まで落ちてしまいまして、元々ビジネスマン向けに造ったホテルだけに、レストランの大きさが宿泊客数のキャパシティを越えてしまっているのでしょう」と。
接客上手と言うと上目線ですが、短い時間でも快活で聡明なホテルマンであるとの印象をもちました。
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部屋は上階の「407号室」、アイアンを使った照明などの他…館内のあちこちが北海道出身の作家の版画や装飾品、伝統工芸で飾られていました。
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ドアを開けて入ると思っていた以上に広く、造りも良い。ホテル外観が山荘風なら、山小屋の趣きのある客室です。

最もリーズナブルなプランでの予約に関わらず、予約時のコンフォートツイン29㎡より広め、45㎡以上のフォレストビューDXルームにアップグレートして下さった模様。シモンズベッドでもベッドは3台もいらないけど、窓際のリビングスペースは広めで良い。ベッドも大きめのセミダブルサイズ。
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窓からの眺めは原生林でしょうか、下に小川が流れていました。周囲の風景は、紅葉の時期になると・・・そう今頃はより美しく彩られているのではと想像されます。

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暖炉風の暖房の上、LAVISTAオリジナルのコーヒー豆にコーヒーミルも備えてあり、二杯ずつ飲めました。

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ベッド脇のに設置されたミニ冷蔵庫、流し付きのミニキッチンには、ポット、お茶セットにLa Vistaお菓子、グラス類。
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部屋に入って左手に洗面所。棚が多くて使いやすい洗面台と奥にシャワールーム。反対側側に?独立したトイレ。
フェイスタオル・バスタオル・湯かご・館内着・レディースセット(綿棒・コットン)・歯ブラシ・ブラシ・ドライヤー・・・と揃っています。
引き出しの中に置かれていたのは厚手の部屋着であったが、館内を見学しながら大浴場に行ってみましたら・・・。

2階 エレベーターホール10種類の枕を選べる安眠コーナーが設けられており、1階には、サイズの違うパジャマ、夏用の白い綿パジャマ、バスタオル&タオル類が沢山設置されていました。
サイズも様々な白い綿の薄手のタイプ、子供用と…細かいところにまで気配りのある宿と言った感想ももちました。

大規模施設に関わらず、貸切風呂があったのも決め手のひとつでした。
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「 しゅまりの湯」と名づけられたプライベート風呂へ。「しゅまり」はキタキツネのことだそう。

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レンガ風呂と温泉蒸し風呂の「くみち(おかあさん)の湯」、「くころ(お父さん)の湯」は大雪山そのままの岩風呂。
入った時刻もバラバラ、私の写真では温泉の気持ち良さも伝わりませんけれどね。
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「くぽ(ぼく)の湯」と名付けられたお風呂には陶器風呂と、露天の檜風呂があり、夜間は「くぽの湯」が空いていました。
夜に撮影したので薄暗い、内風呂は一人用っぽい感じ。露天風呂が付いているのはこちらだけでした。
身体を洗うのは大浴場、または部屋との事で・・・浴室はどこも洗い場は設けられていません。
脱衣所、置かれていた小物たち…と忘れてしまっておりますが、それでも貸切風呂の三カ所は嬉しく思えました。

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男女それぞれ4種類の温泉のある大浴場には入れなかったものの、パウダールームだけ幸い無人だったから、パチリンコ[カメラ]
癒し処が設けられて、風呂上がりにちょっと休憩。お風呂あがりは無料サービスのアイスキャンディーが。
夜はアイス、翌朝は乳酸飲料も飲み放題(笑)←画像はなし。
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また暖簾とちょうちんがついたら、夜食タイムスタート。半玉サイズの醤油ラーメンがまっています♪
ビジホからリゾート、旅館まで広く手掛ける、宿泊客からの評価も良いドーミーイングループです。
館内のいたる所で金額にしたら幾らでもないけれど、お得感を感じるサービスを楽しみました[グッド(上向き矢印)]

夏休み期間中に関わらず、比較的リーズナブルな料金で泊まったが、親しみやすいスタッフの接客に文句はありませんし、楽しい滞在となりました。
これで食事がもう少し美味しければ!?・・・言う事なかった。次回はその食事編です。

PCが壊れています。この記事はようやくのアップです。皆様のところへは出来る限り伺う予定ながらどうでしょう。
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避暑を求めて北海道旅行・・・㉑美瑛「青い池」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月5日(日)
前回の富良野、美瑛観光で行かずに終わってしまった・・・「青い池」。青い池は上川郡美瑛町白金にある、人造池の通称との事です。
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美瑛市街から車で30分の距離、富良野のラベンダーと並ぶ人気スポットながら・・・白金温泉までの一本道だから、たどり着くまでの渋滞でも知られています。
シーズン中の週末などは早朝に出ないと、当地まで延々・・・車中の人となる可能性も大きいと。
そう知って、反対側の白金から向かった訳です、そのお蔭で駐車場へ入るのもスムーズでした。
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昭和63年に噴火した十勝岳の火山泥流災害を防止する為、美瑛川に作られた堰堤でしたが・・・その防災工事の生産過程による副産物である人造池のひとつ。
山の地下水が崖の途中でアルミニウムを含んだ水と美瑛川とが混ざり、「コロイド」という粒子が生成され、太陽からの光も相まることから水面が青く見えるのだそう。

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水没により・・・カラマツ、白樺などの木々は枯れています。

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周囲を取り囲む木々の間から垣間見る、水面のコントラスト[ぴかぴか(新しい)]
見る時間帯や見る角度によりひとつの池で・・・ライトブルー、スカイブルーやコバルトブルーからシアン色への・・・グラデーション。色の変化が楽しめます。
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サッと風ひとつ、水面が揺れるだけで色合いに変化。澄んで見える湖面も美しい。
立ち枯れのカラマツ、池から生えたように見える木々が、神秘的なムードを醸している・・・・と言うのに。
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左上に写っている観光客の多さにはお気づきですか?
遊歩道の狭さに加えて、賑やか過ぎる観光客。
C国、K国の観光バスが駐車場に並んで、賑やかな団体客だらけに。これまで周ってきたところとは違った雰囲気が漂っていました[バッド(下向き矢印)]

夕方近い時刻に関わらず混み合う散策道、ラッシュアワー並みに溢れていました。写真では美しい光景ですが、写真を撮るのも一苦労するくらい[バッド(下向き矢印)]

今回の地震により観光業にとって海外からツアー客減少は痛手でしょうが・・・、とにかく声が我々の基準値を超えて大きい、数が多くなる事による異常なうるささ。
ベストスポットでは待っている人など目に入らないのか?次々と決める自撮りポーズ、これまたマイペースで長い・・・かの観光客達の存在は勘弁してほしいなぁと感じるのであります[あせあせ(飛び散る汗)]
大体自分の国にも、絶景として知られる世界遺産「九寨溝(きゅうさいこう)」があるじゃないの。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%AF%A8%E6%BA%9D四川省北部から更に移動、チベット民族自治州へ向かうのも大変らしいですけど。。行った事ないし、ましてや態々行こうなんて気持ちはありません。

間もなく初雪の観測される十勝山麓。秋の紅葉が見られる期間は短いものの、池に映し出される紅葉シーズンはまた混雑をすることでしょう。
立ち寄りせずに来てしまいましたけれど、「青い池」の源流「白ひげの滝」も見どころのひとつと言います。
観終わってからの帰路、まだ続く反対側の渋滞を目にして「わ、これからまだまだ~~!お気の毒に~~」って。
この日のホテルへ向かいますね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑳大雪を目指して・・・ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

大雪目指して・・・などと勇ましいタイトルを付けたものの、当然登山の予定などない。私の場合は当然と言えば当然ですね。
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麓郷の森は昨年見学したばかりなので、上富良野町から白金温泉方面へ。途中には「北の国から」のドラマ中に、宮沢りえと五郎=田中邦衛が入浴したシーンで一躍有名になった、無料混浴露天風呂「吹上温泉」あり。

ここで、キタキツネ君3号に遭遇。初めての場所はどこだったかしら?忘れてしまったものの、2号は可愛そうに車に引かれた後でした。
3号君には「森のふくろう」さんで作ってもらったおにぎりを、 野生動物に人間の食べ物を与えるのはいけないのは承知の上・・・それでもそんな気持ちになってしまう・・・みすぼらしい姿なのでした。
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上川郡美瑛町白金、「十勝岳望岳台」は大雪山国立公園十勝岳本峰の真下に。
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標高930mに位置する事で、大雪山の主峰「旭岳」を始め美瑛岳、美瑛富士、上富良野岳などが間近に見える絶好のビュースポット。
・・・と言いつつ、空を覆う雲と、知識不足から・・・
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どの山がそうなのか、不明なまま。
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山々の他、旭川市から富良野市までの360度の展望が楽しめました。真下には、パッチワーク状に拓かれた美瑛の畑。
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この場所は十勝岳周辺の登山基地用の駐車場も広く設定されているらしく、夏場だけに登山スタイルの方を多く目にしました。
「旭岳」は今月、すでに初冠雪を見たとか。
今頃はこの周囲にしても、紅葉真っ盛りでしょうね[ぴかぴか(新しい)]
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岩場に張り付くようにして咲く花たち、スイバの一種?右はイワブクロ?どちらもわかりません。その仲間とか?

ホテルチェックインまでにもう一か所、目的地までの渋滞でも知られるところだから、スムーズに行けると良いのですけれど。。
この分でいったら10月に入ってもまだ続く?20記事を越えてしまって、もうどうしましょう!?
それでも、自己満足の世界なので・・・まだ続きますね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑲ラベンダーはお約束♪ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月5日(日)
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ハマナスと同様に、北海道を代表する花ラベンダーです[るんるん]
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脚本家の倉本聡により、20年もの長期に渡り製作、放送されたドラマ「北の国から」。
舞台となったのは北海道富良野市麓郷(ろくごう)地区。今にしたら贅沢にもほとんどのシーンが現地で収録されたと言います。
そんな「北の国から」ロケ地を巡った前後、麓郷展望台から眺めたのは、富良野市内とラベンダー畑でした。

しかしラベンダーの開花時期は意外と短くて、7月中旬から終わりくらいまで。
富良野でラベンダーが咲く畑をもつ「富田ファーム」←道内でもラベンダーイコール富田ファームと言われるくらいに名所ながら、8月は刈取り作業も終わっているはず。

それでも、とりあえず行ってみる事にします。
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ぬかびら温泉から273号線を層雲峡方面へ?それとも南回りで大雪山を越えたのか?ひと月以上経って記憶が曖昧になってしまっています。

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美瑛・富良野を旅したら…度々目にするお馴染み、丘の連なる光景。色違いのモザイク模様です。
スッキリ鮮やかな青空も眩しくて、、、
花にしても、8月初めに・・・コスモスとニッコウキスゲが一緒に咲く様子が興味深い。

刈取りの終えた麦畑には、刈り取ったそばからロール状にされる牧草ロール。旅の間にはロールちゃんを運搬途中のトラクターを何度か目にしました。
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下に写っている変わった円筒形のもの、何かわかりますか?

答えは、収穫した豆を乾燥途中である・・・「ニオ積み」と言います。
昔ながらの「稲架」と呼ばれる仕組みに稲束を掛け天日で乾燥させた・・・稲のはざ掛けと同じ。機械化が進んで作業が効率的になってしまったように、こうした光景は今後益々減っていく事でしょう。
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ニオ積みして自然の風にあてた豆は、自然の風による作用で風味が格別との事。豆本来の香りがあると言うか ・・・。

ラベンダーも山間に位置する標高の高い麓郷地区のこの場所なら、平地とは気温差があるゆえまだ少しは残っているはずと予想[ひらめき]
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そして、ありました!

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ほら、こんなにも咲いています[グッド(上向き矢印)]
隣りで沢山生っていたハスカップの実は、すでにほとんど萎れてカサカサの状態ながら。ラベンダーは元気!
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展望台近くに広がっていたの、ラベンダー畑だけじゃなく。
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サルビア、ルピナス、ハマナスの花畑も広がっていた…ハマナスだけまだ残っていたものの、ルピナスは種になる直前[あせあせ(飛び散る汗)] 藤の花を逆さにしたような独特な花穂がカラフルで華やか[かわいい] ・・・なのに、この枯れ枯れの姿は・・・(;^_^A

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展望台の奥には刈取り前の麦畑、それからマリーゴールドも植えられています。
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この下の方にあった富良野ジャムの駐車場はいっぱいであったのだけれど・・・この場所は富良野盆地まで見渡せるベストスポットなのに、訪れる人はほとんどいなかった。

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ピンク色は「クレオメ」、その向こうのブルーはラベンダーなのか、ブルーサルビアなのか?その辺りも記憶が曖昧であります。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑱ぬかびら温泉「森のふくろう」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

しかし私たちの目的は廃線巡りではない(先に見に行ったけどね・・・)
昨年泊まって楽しかったペンション「森のふくろう」さんを、もう一度訪問したかったのだ。
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ここ、ここ、これよ・・・
館内に入ると正面がフロント・・・と言うか厨房カウンター。それ以外はフロアー全体がロビー及び、食事するレストランとの兼用です。
部屋も食事も前回の宿泊とほとんど変わらないのでレポする必要はないものの、大好きな宿だからやはり書いてしまいます。
チェックイン時のオーナー曰く「一番良い部屋だよ」って、ホント? 今日はママさんはご不在なのかしら?是非会いたいと思って来たのに。
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確かに他からは少し離れた角部屋特典の2面採光で明るい、そして山間ビュー。
全体的にサッパリしているものの、10畳くらあるので圧迫感はありません。ベッドの上に浴衣・バスタオル・タオル・歯ブラシ。手前側に座卓とお座布団で、一応和洋室風?

お風呂は1か所のみですが、家族ごとの貸切なら十分な広さ。洗い場も浴室に風情はないけれど、お湯は並々。宿全体のアットホームさ、昭和な感じもたまらない。
このお風呂以前は温泉でしたが、7年前の東日本大震災を機に全く出なくなってしまったとか。
昨年はお隣「中村屋」さんの混浴風呂に浸かってしまったのですけど。週末の土曜であるから立ち寄り温泉は諦めておりました。

食事は朝・夕共に食事処で。・・・なーんて書くとカッコいいけれど、そんな上等なムードはないです[あせあせ(飛び散る汗)]
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オーナー自慢の山菜と、女将の実家「えりも」産のツブ貝などの並ぶ「前菜」。手前右側のはエゾシカのソーセージ、食前酒は濃い!ハスカップ酒。
芽室町産温泉卵入りサラダはご覧の量ながら、野菜の力、ドレッシングの美味しさでなんなく完食出来ました。
当然ビールは、サッポロクラシックに決まってますね[るんるん]

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シャキシャキの長芋にチーズのかかった、長芋のチーズ焼き。
お鍋は3種の中から予約時に選んだ豆乳鍋。席に着くなりお鍋に点火されました[あせあせ(飛び散る汗)] これはもう少し後が良いのに。
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泊まったのが土曜日で、子連れファミリーが多かったせいか賑やか。配膳の方もスピードが速く、食べるのも忙しかったように思う。
出ました!お待ちかねのポークステーキ[グッド(上向き矢印)]
これまた前回よりもずっと早めの提供でした。
お肉の大きさ、厚みも申し分なくボリューミィでしょう!しかも素材が良いから、脂身のところまで美味しい!!
以上でお腹いっぱいだから、ご飯は辞退。山菜おこわ・ホタテ・カキから具を選ぶ釜めしは、今回もおにぎりに変身です。
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デザートはグースベリ―(セイヨウスグリ)[右斜め上]のゼリー、この一年の間にお嫁さんが加わった事で、彼女の名前を付けた「Yちゃんの新デザート」が登場したのでしょう。
しかし悪いけれど、チョッと物足りない。前回の地元産の濃厚アイスクリームが恋しく思えました。
豪華さはないけれど、たっぷり過ぎる量、上手な味付けで・・・今回も満足。

週末泊でも平日と宿泊料の変わらない、こちらの宿。お喋りの楽しいオーナー&ママの親しみある接客ゆえ、リピートする客は相当いると見た。

到着時のオーナー、「去年も泊まってくれたんですね。奥さんの顔を見てわかったから」って、気を使って言ってくれたけれど。
また食事で二階から降りて行った時、厨房から顔を出したママ、ニコニコ笑顔で「いらっしゃ~~い」と。
料理の配膳時に交わしたお喋りが、今回は癒しになりました。
ママも「悪いんですけど、お名前までは覚えていないのです。でもお二人の顔を見て前回も来てくれた方だってすぐにわかりました」と、・・・と言っても本当は顔じゃなくて、身体を見てじゃないかしら?きっと、そうだと思います。

そうした会話の中で、「失礼だけどママさんは結婚する前、なにか接客の仕事をしていたでしょう?」と夫。
ママ:「札幌のパ〇〇内のお店で働いていたの」「その頃から接客大好きで、売り上げ一位とか、二位とかなるくらい仕事していたかな。売り上げ上位で40年前のハワイも行ったしね」
私達二人して、前回泊まった時から、見ていて只者ではないと踏んでいたけれど、やっぱりそうだったのか!って感心をしてしまいました。
思わず・・・「ママの仕事好き、客の気持ちをつかむ確かさは天性のものですね♪ ペンションの女将にはピッタリな才能をお持ちだから、納得してウケてしまいました!」と。
オーナーさんが客の相手をしてお喋りしている間、厨房内で仕事をし、自分達の食事はその場で立って済ませてしまうと言う・・・そういうのは私は真似出来ませんもの。
そして、お話しながら思い出したのは・・・ウン十年前の日曜劇場、森光子主演の「天国の父ちゃんこんにちわ」の決め台詞「こんちわ~~パンツ屋です」←ママごめんね♪ 夫に言っても、番組を夫は知らなかったらしい。
その後でオーナーと話す機会があり、「奥さんは昔、〇ルコの中の〇〇ールさんで働いていたんですってね!?」と話すと「そう、そう、パンツ屋!」だって(笑)

子連れファミリーが二階に上がってしまった後。もう一組の常連さんと4人で「大人の時間です、よろしかったらご一緒に」と声かけがあったものの、そこまで図々しい真似は出来ません。気持ちだけ頂いて退室しました。
その後も夫が喫煙に行くと(ハンモックの置かれた外のテラスが、喫煙場所なので)、暗い中ママだけ遅くまで起きてテレビを見ていたそう。その度に手を合わせて「ごめんね」ポーズ[揺れるハート]
皆が寝静まった後二階の様子を見に来たのが、翌朝綺麗になっていたトイレ、洗面所の様子から伺えました。

8月5日(日)
翌朝もテーブルにはお釜がズラ~~ッと。朝からひとり、一釜(笑)
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十勝の「よつ葉牛乳」、麦茶、お水は数か所に置かれて、セルフで。
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えりもシャケの特製付け焼きをはじめとして、朝のおかずもどれもが皆美味しい[るんるん] 食べてほっとするものばかりだった。「鹿追」産生卵に、「上士幌町産秋田大豆」納豆・・・と地産地消の拘りも感じます。
全てをお腹におさめて・・・食後にはコーヒーが運ばれた。そして朝も、鮭入りのおにぎりが目の前にドーン。
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「2017じゃらんOFTHEYEAR泊まってよかった宿大賞接客*サービス一位」受賞。
「楽天トラベル総合順位・3位、帯広・十勝エリア1位」の宿だけに、年間の宿泊客はどれくらいいらっしゃるのでしょう。
初めての宿泊の時に感じた・・・ご家族の皆さんがとにかくよく気が付いて働く。お客さんの立場を最優先させている。当たり前なのだけど、出来ていないところが結構あるのです。
ご夫婦それぞれの役割でもって二人三脚、「居心地の良い温かい宿にしていこうとする」気構えを今回も実感した。
ハッキリ言って、ぬかびら温泉は歴史こそあるものの、そこまでの魅力がある訳じゃない。
そうした中でこの宿は、オーナーご夫妻の明るい接客が抜群に良いのだ[るんるん] 話しやすさだけでなく、どの客に対しても万遍のない気遣いが感じられました。

立派な体格のオバちゃんが二人!・・・って、オイオイ!?そこじゃないから。
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最後のツーショットでもシッカリつかまれたのは肩だけじゃない、ハートまでつかまれて帰って参りました[カメラ]「次は週末を外して、今度こそゆっくりと泊まってくださいね」と優しい、女将さんのファンがいる事はわかります。
「森のふくろう」さんへの我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆
部屋にトイレがなくとも、廊下の足音が多少響いても・・・今回も期待した通り、居心地の良い一晩でした。
飾らない言葉と、宿内はどこもは例えようのない優しさで包まれていた。来年も出来たらまた泊りに行きたいな[るんるん]

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避暑を求めて北海道旅行・・・⑰ぬかびら温泉郷で見学 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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全域に雄大な山岳景観が広がり・・・トムラウシ山から十勝岳連峰、ニペソツ山、ウペペサンケ山、石狩岳と連なる…北海道の屋根と呼ばれる大雪山国立公園。
そうした登山者たちにも愛される「ぬかびら温泉郷」。「ぬかびら」とはアイヌ語で「人の形をした岩」という意味だそうです。
    
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チェックインまで時間があったので、「上士幌町鉄道資料館」へ入館してみます。
トロッコに乗ったり、旧国鉄士幌線についての知識が得られたらと思ったものの、しかしトロッコは故障で乗車は不可。
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館内では路線図や歴史、工事写真、保線工具、ジオラマなど各種資料を閲覧できました。士幌線現役時代に運転席から撮影した・・・帯広駅から糠平駅までの映像も、大型スクリーンで見ました。
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士幌線は主に石炭輸送の為「帯広」「十勝三股」間の87.3キロを結んでいたが、エネルギー源の石油への転換、森林資源の枯渇、車社会の到来より、1987年(S62年)完全廃止となった。
ひとりの見学者も見えない事から、入館を躊躇してしまったけれど。我々の後からは次々、、、こちらは町営の施設との事。11~3月は冬季休業、入館料は100円なり。

旧士幌線は大雪山国立公園内を通っていることから、自然の中にかかったアーチ橋がまだいくつも残されています。11のアーチは古代ローマ時代の水道橋を思わせる美しい造り。
最も知られるのは・・・水位によって姿を現す「幻の橋」、美しさも人気の[ぴかぴか(新しい)]タウシュベツ川にかかるタウシュベツ川橋梁、通称メガネ橋だ。

タウシュベツ川橋梁は1937年完成のコンクリートアーチ橋ながら・・・水のない1月頃から凍結した湖面に姿を現わし、水位が上昇してくる5月頃から沈み始め、夏は湖底に沈みます。
国道近くだから歩いて私でも行けた、橋を望む「タウシュベツ展望台」。橋までは遠かったけれど。https://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2017-09-09
昨年は幸いにも橋を眺められたものの、今年はすっかり水没していると言います。

「ひがし大雪自然館」は東大雪国立公園のひがし大雪地域の山々、多様性にとんだ生態系等をグラフィックパネルと剥製標本を使って紹介。
大雪山国立公園及び東大雪地域のパネル展示・映像解説のほか、ガイドマップによる散策・登山ルートや国立公園のルール、周辺案内、交通、ヒグマ出没などのリアルタイムな情報を提供。
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なのに、こんな写真しか撮って来なかった、って・・・オホホ。       http://www.ht-shizenkan.com/
案内所でタウシュベツ展望台以外に、我が足でも見に行けそうなアーチ橋を眺める場所。2~3ヵ所教えてもらったものの、実際に行ったらどこも無理なところばかりでした[バッド(下向き矢印)]

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人造のダム湖とは思えない自然に調和した糠平湖。 そうした自然を大切に栄えたぬかびら源泉郷です。
昨年の訪問時には外湯巡りで、お隣の「中村屋」さんの混浴露天風呂へ。
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山の木々が迫る緑濃い開放的なお風呂、幸い誰もいなくて自分達だけの贅沢な湯あみが出来たものの・・・。今回は、さぁ、どうかしらね?
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑯日勝峠を越えて十勝へ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月4日(土)
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宿をチェックアウト。アイドル犬もいましたけど、私達にウケたのはノラちゃんぽいムードのこちらのニャン♪ 可愛いとは言えない・・・堂々の中年ぽさにわく親しみ♪
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「えりも岬へは行かないんですか?」と勧められたものの、「えりもの春は~なにもない~春です」の吉田拓郎の歌が浮かんできてしまい、何もないはずはないけれど次回の楽しみとしてとっておく事に[あせあせ(飛び散る汗)]

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道央、十勝を結ぶ、北海道の大動脈のひとつにあたるのが「日勝峠(にっしょうとうげ)」。
東西にわける・・・天塩、日高山脈を越えなければ、道内の東へは進めない。その最大の峠となるのが標高1022 mの「日勝峠」。昨年は豪雨の影響で通行止めとなっていたせいもあり、念願の国道274号&峠越えで、一気に十勝平野へ進もうと言う気分に。。

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日高まで戻って274号線「樹海ロード」を進む。途中分岐するがそのまま北へ行くと「占冠」、バブリーなツインタワーのそびえる「トマム」を通過する「道東道」。
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しかし山間の国道、「日勝峠」経由でも時間的には変わらない。
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「日勝峠展望台」では十勝平野を広く見渡すことが出来て、大パノラマが楽しめました。
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日勝峠は、北海道沙流郡日高町と上川郡清水町の境界にあり。峠の東側は十勝川水系、西側は沙流川水系となる。日高山脈の分水界であるが、両水系とも注いでいるのは太平洋。清水町の先には広大な十勝平野、帯広市・・・となる訳ながら。
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北海道らしい光景と言えば、まず思い浮かぶのが・・・どこまでも続く真っ直ぐな道路、道路脇に続く麦、トウモロコシと言った農作物の畑の存在。
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その代表格は、C国人にも大人気!の「美瑛」です。普通に農作物を作っている個人の所有地に関わらず、すでにほぼ観光スポット化されてしまった美瑛。かく言う私も初めて訪問した時は、やはり「わぁ~~」と感動したのは事実でした。

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しかし道内の・・・と言うか国内の「食」を支える穀倉地帯は、ここ十勝であったのだ。
帯広を中心に南北120キロにわたり、ジャガイモ、小麦、豆の畑が広がる風景。
広大な北海道でもこれほど広い平地は他にないと言う。モザイク模様の大穀倉地帯の中央に、帯広の街があるのです。

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また旭川から富良野、帯広、 十勝にかけては沢山のガーデンが点在する事から、「北海道ガーデン街道」と呼ばれる。
レトロなデザインとバタークリームの濃厚な味わいで愛され続けるロングセラー菓子「マルセイバターサンド」の「六花亭」。銘菓「三方六(さんぽうろく)」をはじめとする菓子のメーカー「柳月(りゅうげつ)」にもそれぞれガーデンがあります。
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それから豚肉、十勝ポークの豚丼も忘れてならないもののひとつです。
241号線、通称「足寄街道」から「糠平国道」へ、ぬかびら温泉の今宵の宿。ポークステーキを求めて急ぎましょうか。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑮冠町「シルバーフォレスト レストロッジ」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

ビールを呑んだら、この日の宿へ。日程、道中もそれ程欲張った訳ではないものの、広い北海道。
この分でいったら、旅日記も20記事を越えちゃう。ホント呆れられますね。
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恵庭からは南、目指すのは今回の地震でも被災をした新冠町。途中からは右手に太平洋が広がります。
安平町、厚真町、むかわ町、日高町・・・と、今回の地震で変わってしまったでしょうね。あの時は全く考えもしませんでしたけれど。
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競走馬の町「新冠」・・・それだけに国道235号線からシルバーフォレストまでの道のり、周囲は見事に牧場ばかり。
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ナビには宿名を入れて出ないだけでなく、住所でもダメ。特に目立つ看板もない為電話で連絡し、目印となる旧施設なのでしょうか。そちらを目当てにしての訪問。

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ログハウス調のシルバーフォレスト レストロッジ、入館したらまず二階のお部屋に案内されます。

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天窓付きのリビングスペースにテレビ&ソファ、隣りにベッドルームとが並んで…と言うのも、元は別々の部屋だったと想像。
食事を終えてからお風呂へと思いクローゼットを開けたら浴衣。奥には綿入れ半天がかかっていました。それだけ冬季は冷え込むのでしょう。
しかしタオル&バスタオルはどこに?よくよく探したら、ベッドルームの壁のタオルかけへかかってました。
それを始めとしてこちらの宿、なぜか次々とズレタ箇所、アラばかり目についてしまって・・・。

例えば、この日の宿泊客。子供を入れたら女性は7名でしたが、二階の女性トイレ二か所の一室は使用不可。いっこしかないおトイレを順番に使うのは嫌だなと思い、一階へ向かうも、ここでも4室の内半分しか使えない状態とは[バッド(下向き矢印)]
また歯磨きをしようにも、洗面所にコップがありません。
困ったなぁと思い、仕方がない後にしましょうか。部屋に戻ってみると、ディスクの隅にポツンと置かれたプラカップ二個。置くのはそこじゃないと思うのですが・・・[バッド(下向き矢印)]
それにしても・・・あらゆる所に節電の文字表示。部屋に、トイレのある洗面所にも貼ってあった「節電にご協力を」の文字がウザい[たらーっ(汗)]
節電、節水は大地震後の今、とても重要であるのは認めるものの。。
トイレの便座には「毎回蓋をする事で一年にしたら、〇〇円の省エネになります」・・・って、どうしてそこまで~~!?一泊でも省エネが必要でしょうか!?
いくら宿泊料が安いとは言え、「非日常」を味わいに来ているのに。それは自宅内だけにして欲しいわ。←言い過ぎかな?
・・・などと書いてしまいましたけれど、別に悪気があってとまで思いません。しかし沖縄・名護の〇〇〇〇リゾートさんと言い、いかに成功しているか自慢話を聞かされて、宿のルールに合わせられるところは好きじゃないです。
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さぁ、お楽しみの夕ご飯。
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ミニキャロット・キュウリ・キャベツ全て自家製との夏野菜をディップソースで、素揚げしたジャガイモ・サツマイモ、どちらも見た目通りに素人料理って感じが強い。
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メインのジンギスカンは良いお肉でした、これは二人分です。上の二皿のプレートもそう。
ジンギスカンの宿と言えば、蔵王温泉の「ろばた」が思い出されますが、お肉の量、その他の料理も以上より上回る感じがしてなりません。
※北海道産羊のジンギスカンです。柔らかくてくせが少なく、うまみが強い北海道産羊をご堪能ください
・・・との事ながら~~メインだけにもうちょっと頑張って欲しかった[バッド(下向き矢印)]
お品書きがないので、この先何が出てくるのかわからないものの・・・。
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夫は、瓶ビールを。私はサスガにビールは呑みません、軽めのサワードリンクにしたかと思います。

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農場で収穫した有機栽培のそばを石臼でひいた特製手打ち蕎麦、こちらももっと食べたかった。

ご飯を勧められ、夫だけお願いしましたら・・・ご飯の入ったお茶碗ひとつを手に。お漬物、お汁の類はなし、先程スープがあったから仕方がないものの、それであったらお皿で提供した方がスマートじゃないかしら。←大きなお世話と言われてしまうかも?
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デザートも市販のアイスクリーム?に自家製ブルーベリーソースをかけた一品、脂っこくて味の濃いジンギスカンの後なのに、お茶のサービスもなし。
以上の内容で@10000円にしたら量が足りないと思ったけれど、食べ終わる頃にはお腹も満たされました。

浴室は別棟に二か所ある家族風呂で、それは承知の上での宿泊。
部屋の冷蔵庫の上、家庭用冷蔵庫の高いところに見えたカップ&湯沸しポット、しかしティバッグは見あたらなかったような。
喉が渇いたまま仕方なく寝た夜は悲しかった[たらーっ(汗)] 歯磨きをする気力さえ失せてしまいました。
これは一人一本ずつウォーターサービスがあり、夫が私に黙って凍らせてしまったのが原因のひとつであったから、宿を責めるつもりはありません。
しかし見上げるところに置いてある、何時使ったのか不明なポットを洗面所まで運び洗ってまで使うかな~~?

夕食後のオーナーさん、9時前とまだ早い時刻なのに「今日の営業はもう終わりです」と自宅へと引き揚げていく姿にも疑問が。何か問題が起きても、すぐに対処できないのでは?

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翌朝は、蕎麦畑をお散歩。
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蕎麦畑とは言えスケールの大きさが、県内にあるものとは全く違います。
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立派な農機具が何台も、事業主として成功されている様子が伺えました。

朝ご飯の時間です。
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朝は、暖炉前のテーブルで。昨夜はジンギスカンを焼くため、大きなダクトの設置された反対側のスペース・・・↓でいただきました。
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パンはHB製と思われるものの、テーブルのオーブントースターで焼きながら食べるのは楽しい[るんるん]
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目玉焼き&野菜サラダ、ミニグラタン、キャロットラペ、ヨーグルトのワンプレート。
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コーヒーに、ブルーベリー・赤いのはルバーブ・・・の自家製ジャム、蜂蜜も美味しい。右は味噌スープとの事ながら普通にお味噌汁でした。
お腹いっぱいになった朝食は、満足感も得られました。
泊まった方のブログ記事、また旅行サイトでの口コミも大変良かったので・・・しかし受け止め方、感じ方は人それぞれです。ログハウスが立派で素敵と感じた方がいたのも当然ながら、自分はチョッと?思ってしまった次第。
我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 ☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆
五段階評価で辛口過ぎる結果?スイマセン。決して営業を妨害しようといった気持ちはなく、感じたままなのです。
続きますね。 
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑭ニセコをあとに、次はビール♪ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月3日(金)
ニセコアンヌプリをはじめとして、西側にはイワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ・・・と連なるニセコの山々。
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しかしニセコを代表する山は、この羊蹄山(ようていざん)です。
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ランドマークとして雄大にそびえる羊蹄山は標高1,898m、蝦夷富士とも呼ばれる・・・「母なる山」。すっくり青空に映える夏山の爽やかさが美しい[ぴかぴか(新しい)]
ニセコから真狩村、北海道ではお馴染みのコンビニ「セイコーマート」で小腹をみたして札幌方面へ北上す。目指すのは恵庭市にある「サッポロビール北海道工場」。

旅は観光もながら、体験ものをひとつくらい入れるのはお約束ですね。
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サッポロビール北海道工場は広大な敷地の約44%が緑地である豊かな環境、清潔な工場内には新鋭設備が共存。しかし楽しみと言えば・・・ビール出荷までの過程の見学もながら、無料の試飲が一番の魅力!では(笑)
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事前にHPから予約して、見学コースの集合場所へ。まず入口のおにいさんからして親切。
そこからはバスに乗って見学開始地点への移動となりますが、ここでもバスのドライバーさん「ここよりも出口側へ車を置いた方が早く帰れるから便利です。今車を移動したら、そちらへバスを回しますので、先にそこから乗ってください」と、これまた親切すぎるアドバイスあり。

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ガイドさんに連れられて見学コースを周るのは、他ののビール会社でもお馴染みです。
しかし今回の札幌工場のお姉さま、高〇嬢による丁寧な説明、落ち着いた案内ぶり・・・には、夫婦して感心しきりでした。

真面目で的確、心より客をもてなそうとする気持ちが伝わってくるガイドは、これまでも山梨のS社、仙台のK社、沖縄名護のO社と経験している私どもでも脱帽する程の熱心さ[グッド(上向き矢印)]
サッポロビールの歴史や製造工程を学びました。製造ラインの一分は写真撮影禁止となっていますが、飽きさせないようにとの工夫もあり。
[ひらめき]さて、ここで問題です
瓶ビールの王冠、蓋にはギザギザが付いていますが、ギザギザの数は何本でしょうか?
①18 ②21 ③24
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
答えは、②番の「21」、はい私、正解しました!
※この21という数字はフタが瓶から外れず、瓶の口をしっかりつかむ最もよい数字だそう。
物をシッカリとつかんだり、支えたりするには、二点でも四点でもなく三点が最も適している・・・が力学の常識。そこで研究を重ねたところ、直径26.6mmの王冠は21個のギザギザで固定するのが最も良いとの結果となったとの事。

この時にそんな訳を知る由もなく、勿論「感」で「21」にしただけ。この時の正解者は5名だったかと、そこで次はじゃんけんで一名に絞る事になりました。
    ・
    ・
    ・
そして私、勝ちました[exclamation] やったね!

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最後にお楽しみの試飲タイム。緑あふれる工場の敷地を上から眺めながら。。
呑む前は試飲2杯など無理と思っていたものが、喉が渇いていたせいもありクイクイと。自分でも呆れるくらい気持ち良く呑み干してしまったのであった。

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黒ラベルと、サッポロクラシックの工場直出しは、一口目から普段呑んでいるものとは味が違いました。最高の一杯[るんるん]ドライバーにはノンアルコール、ジュースが提供されます。
試飲している間に、美味しいビールのつぎ方を説明してくれる・・・これまたお約束ですね。
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黒ラベルのあとは、クラシックも行っちゃいますよ♪
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あまりの気持ち良さで、ご覧のありさま。ビールに呑まれた~~だれか、助けて~~!完全に酔っぱらいです。
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ショップコーナーでは当然、気持ち良く買い物もしました。そのくらいはしませんとね。

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黒ラベルのコマーシャルをしている妻夫木クン、良い仕事がきて良かったね。
お姉さんには最後に「説明がとても丁寧で上手でしたよ」と言いましたら、「皆様がこうして来て下さるだけで嬉しいのです」って、なんて謙虚、最後まで上品で丁寧な挨拶がありました。
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バスのおじちゃんもありがとう♪
これまで何度も行っている北海道、それなのになぜ初めであったのか。訪れてみて来なかった事を後悔。
サッポロクラシックは元々好きだったけど、更にファンになること請け合いです。それほどお薦め出来る工場見学でした。
ビールを呑みつつジンギスカンの食べられるレストランも併設されていますが、今夜の宿の夕食とダブるのでそちらはスルー。
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クイズに正解、じゃんけんで勝ってゲットした商品はこちら。なーんだなんて、ここでしか入手できない非売品のサッポロクラシック貯金箱ならぬ、貯金缶よ[揺れるハート]
中身のビールを充填した缶に蓋をするのは勿論機械ながら・・・それを手動で見せてくれるコーナーがあり、そこで作った缶なのです。

※こちらの工場も今回の地震で被災。節電の要請を受けて瓶製品の製造ラインは止めているが、缶ビールなど一部製品の生産と出荷は再開との事でした。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑬ニセコ「湯ごもりの宿アダージョ」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

大型ホテルの集中するニセコの中心エリアから外れた蘭越(らんこし)地区に建つ、温泉宿アダージョに到着。
隣家の庭も夏真っ盛りで、朝の早い時間に周りをお散歩・・・別荘地らしい夏の花々が咲いている様子は先にご覧いただいております。

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宿には新館と本館があり、中庭をはさんで建っています。本館に宿泊しても受付・食事は新館だそう。
チェックインをしたら、早々にお部屋へ。館内に入った途端、どこからともなく漂ってくる硫黄臭・・・。
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共同で使用する冷蔵庫、お茶コーヒーなど自由に飲めるセットの置かれた・・・廊下の先、私達のお部屋は1階一番奥の角部屋です。
掃出しからの景色は、庭の木々が色づき始めていました。
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ただし新館ですが、そこまで新しくはありません。無駄に広々とした空間にツインのベッド、椅子&テーブル、大きな棚の上にテレビがドーンで、素朴さと殺風景さは否めないものの・・・。硫黄泉による機械の故障が多いからテレビは一年程で故障してしまうとか。私達は旅先で見る事がないので、必要ないと感じたけれど、湯治目的の方は別なのかな?
だから冷蔵庫も各部屋にはなく、廊下に設置しているという。
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新館は各部屋には源泉掛け流しの内湯が付いてるのです.\(( °ω° ))/  宿名に「湯ごもりの宿・・・」と付く所以ですね。
タイプは違っているらしいのですが、ここのお風呂は完全内湯タイプ。よく言えば木のぬくもりが感じられる素朴な浴室♪♪♪ 1〜2人に適したコンパクトな浴槽で洗い場はスノコ敷き、シャワーが1基設けられていました。
浴槽は既に温泉で満たされています、塩素殺菌・循環・ろ過一切なし。
湯は硫化水素臭のする灰白色に濁った単純硫黄泉。色といい匂いといい、温泉らしさが満喫出来るのは間違いなし[るんるん]
八幡平「Beaver」さん、下風呂温泉「さつき荘」さんに続いて…真っ黒蛇口、第三弾!
硫黄の湯けむりが立ち込めているせいで、金具類はことごとく黒ずんで腐食してしまうそうです。
その隣りは洗面台とウォッシュレット付きトイレ、洗面所とは一体型でした。
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「浴室のドアは開けっぱなしにはしないでください」との注意書きに、浴室を覆う大きなカーテン・・・と、この宿も温泉成分の強さに苦心している様子が見てとれました。
浴室入口にバスタオルとタオル、浴衣と歯ブラシが置いてあったように思います。

・・・にも関わらず、こちらの宿泊料金も格安の@8800円。
この設備としてはリーズナブルですが、相対的にはそれほどお得感は感じられません。
その理由のひとつはこちら。
食事は朝夕共にレストランと言うか食事処にて。
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平日限定!お料理ちょっと少なめ@8800円エコノミープランで予約しましたので、メニューは簡素そのもの。
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メインはハンバーグ、もずく酢、キャベツ炒め、アボカドグラタン、ヒラメのカルパッチョ。
予想の上とは言え、目の前にしたらオーダードリンクまでケチりたい気分に[あせあせ(飛び散る汗)] 夫はサッポロクラシック、私はグラスワインで結構です。
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ご飯は蘭越産だそう、そうめん汁、漬物。アイスクリームのデザートにはコーヒーで。
食事時間にも、お茶やコーヒーは自由にセルフで飲むことができます。
食事はグレードを上げることでポークソテーやメロンがつくそうながら、食べ過ぎない量でちょうど良く感じました。

翌朝も窓からの光を浴びつつ温泉三昧で……はぁ~~…幸せ[グッド(上向き矢印)]
いつでも好きな時に掛け流しの温泉に入れるのは嬉しいです。写真ではわかりにくくて申し訳ないけど、良い温泉でしたよ(^_^)v
ペンションだけにサービスと言ったものは一切ありませんが、その分気ままに過ごすことができました。

そしてこちらが朝食。
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朝も和洋折衷の家庭的なもので、特筆すべきものはありません。素朴な目玉焼きもながら、ウィンナのケチャップ和えを食べたのって何年ぶりでしょう、そちらのインパクトが強すぎ[あせあせ(飛び散る汗)] 右上の鶏肉の煮たものもチョッと!?食べようとは思いませんでした。
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どれも味は普通そのものながら、一応温かいもの、お味噌汁は着座後に運ばれます。またフルーツのデザートだってあるのです。

しかし次に行く機会があったなら、違う宿に泊まりたいです。
夫曰く、いくらペンションとは言え接客がなっていないと。最後に「お気をつけて」の一言くらいはあるべき、また見送りしようといった気配りも一切なし。
マニアックな宿なので外国人の姿はなくて、それは良かった。温泉でのんびりリフレッシュを目的とした常連客、仕事関係で宿泊する方がほとんどのようでした。
「アダージョ」さんに対して我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆
全てにおいて、お値段なりと言った印象を持ちました。
まだまだ続きます。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑫函館からニセコへ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

9月6日未明に起きた北海道胆振地方を震源とする最大震度7の大地震。これまで地震の少なかった北海道内各地に甚大な被害をもたらしました。
厚真町隣りの安平町には一昨年泊まっていますし、各地の被災状況の大きさ、住人の方々の不便な生活が報じられる度心がいたんでなりません。

・・・なのですが、中断していた北海道旅行に戻ります。
8月2日(木)
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函館のホテルをチェックアウト後は、函館本線と並行するように北上するのみ。
寄ってはみなかったものの、「函館北斗駅」って函館の街からは離れているのね。
  
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函館の北に位置する、大沼国定公園内にある大沼、小沼、そして蓴菜(じゅんさい)沼・・・と言った湖沼群。
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大沼へはこうして夏しか訪れた事がないけれど、年間を通じて様々なアクティビティーが楽しめる模様です。
蓴菜沼に船を浮かべて、じゅんさい採りをしている様子も珍しいものでした。だって30年前には、「じゅんさい」など食べた事ありませんでしたもの。

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偶々撮れた、この車体は函館⇔札幌を結ぶ「特急スーパー北斗」で良いのかしら?

大沼を過ぎたら、風光明媚な「内浦湾」を眺めながら・・・名物駅弁「いかめし」の森駅、更に進んだら・・・「カニ飯弁当」の長万部と。思い浮かぶのは、食べものばかりになってしまっているものの。これも北海道ならではと言う事で(笑)
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行く前は心配であった天候ながら、雲ひとつない青空、湾内とは思えない綺麗な海。こうしたシーンからも、大地の大きさが想像されます。
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目の前に、羊蹄山とニセコ連峰・・・ニセコの山々が見えてきました。

北海道のイメージはと言えば大自然と、そこから生まれる食べ物の美味しさ。
自分自身のこれまでの経験から予想できずにいたものの、国内の温泉地数の一位は北海道で250種ほどあるとか。
そしてニセコは海外のスキーヤーにも愛される「雪のまち」。ウィンタースポーツどころか運動と名の付くのはどれも嫌いな私、それもあって今回が、初ニセコだったのかもしれません。
また有珠山噴火により生まれた「昭和新山」など、地球の活動を体験できるエリア。
水と森が織りなす絶景、一面緑の季節となる夏の「ニセコ」。ニセコは札幌からも2-3時間で行ける観光地であり、温泉郷であります。
狭い範囲に無数に違う泉質の温泉が湧き出で、バラエティに富んだ湯治場風情を残す温泉の宝庫だそうです。
この日の宿、湯本温泉の別荘が立ち並ぶ中に位置する温泉ペンションは、大型ホテルの集中する中心部より外れた蘭越(らんこし)地区に建っていました。

宿の紹介は次回として・・・翌朝散歩して撮ったお花たち。
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「エゾノシモツケソウ」でいいのかしら?全く自信がありません。
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萩の仲間でしょうか?、フサスグリ、まだ残っていた可愛い赤の紫陽花、クロスグリ・・・と。
北国の短い夏の間、懸命に咲く花、実。
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ひょろりとした黄色い花は、一昨年の富良野でも各地に咲いていました。
その隣りはわかります、フラワーアレンジメントにもよく使われるヒペリカムが、色づく前の状態で。


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昆布温泉まで行くと、ニセコグランドホテルの前に「ニセコ名水 甘露水」があると聞き、やってまいりました。
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この自然湧水が「甘露水」と呼ばれるいわれは・・・昭和29年8月、太平洋戦争後の復興と発展途上の北海道を昭和天皇、皇后両陛下がご巡幸に。その折召し上がった冷たい湧水には喜ばれて「甘露である」とのお言葉が。その事により以後、この湧水は「両陛下行幸啓記念の 甘露水」と名付けられました。

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たぶん冬季の方が賑わうであろう、ドイツ風の建物「ニセコ駅」です。雪景色が似合いそう[ぴかぴか(新しい)]

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南東に位置する洞爺湖へは何度か足を運んでいるものの、何分にも初めてのニセコです。何もわからずただ泊まって来ただけって感じになっちゃいました。もう一度出かけてみたら、少しは理解出来るでしょうか。
私達と前後して、こっちゃんの遊んだ「ルスツリゾート」へも行かなくちゃね[るんるん]
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑪函館と言えば「朝市」だけど・・・ [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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函館山上空にかかる雲の様子が素敵、鰯の群れに見える雲は、すでに「秋」を感じさせてくれます。
二日目は少しだけ観光っぽい行動もしました。
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朝食はホテルのビュッフェバイキングを勧められましたが、ついつい食べ過ぎてしまうし、朝食代で@1728円増となってしまう。
函館ではトコトン節約の鬼となっていた私ですから(笑) カッコよく言えば、この日のテーマは市場で食べる・・・なのでした。
そうそう、ホテルに対して我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆
     設備 ☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆
     料理 上記の通り食事はとっていません。 
     接客 ☆☆☆
シティとビジホの中間くらいに位置するこちらのホテル。観光にはまずまずの立地ながら、宿泊施設が多数ある函館の街です。せっかくなら次回は、別のところに泊まってみたい!
 
路面電車に乗り、新川町に移動。お目当てはこちら。・・・と言うか、偶々なんですが「はこだて自由市場」があったから、ここで食べようって、急にヤル気が出た。
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イカ・毛蟹・アワビ・ウニをはじめとし、紅鮭に、蛸。お刺身用の貝類・・・ツブ、ホタテ、ホッキ貝。
店々に並ぶ、カレイ、ホッケ、キンキ等など、北海道を代表する魚たち。

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函館駅の隣り「函館朝市」へは二度ほど足を運んでいるけれど、あまりに観光化され過ぎてます。
観光地価格の料金設定に、これでもかっ!って感じてしまう程の客引き、どの店も呼び込みが強引過ぎて歩きにくいったらない[あせあせ(飛び散る汗)]
それと比較したらローカルムード漂う市場で、自分が食べられる分だけというのは気楽です。
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毘沙門通りの「函館すし雅」さん。
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焼きイカに、シャコ・ボタン海老・カニを握ってもらいました。のり巻きといなり寿司でお腹をみたして・・・ロクなもの食べていませんね[バッド(下向き矢印)]
はこだて自由市場は、戦後すぐに開場して約70年の歴史をもつ、函館では老舗の市場だそうです。
函館朝市に比べて規模は小さいものの、函館市民の市場で地元ならではのムードも味わいました。
それから、函館と言えば・・・の「ラッキーピエロ」のハンバーガーも絶対!と思っていたのだけれど。。今回も食べ損ねました・・・トホ!
ホテルは1泊1000円の有料駐車ながら、チェックアウト後も午後15時までの駐車OK!…なところが魅力なの。

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「チャーミーグリーン」のコマーシャル等で全国に知られるようになった、「八幡坂」。
函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして紹介されることの多い坂です。
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「二十間坂」からすぐ、畜産王国・北海道の歴史で大きな貢献をしたドイツ人。カール・レイモンの「レイモンハウス 元町店」あり。

自然や街並みとの調和性、地形としての面白さなどが評価ポイントとなって、 八幡坂は「観光で訪れたい坂」No.1に輝いた・・・との事。
「ハリストス正教会」「函館聖ヨハネ教会」とすでに訪問済みだったから訪ねなかったものの、教会の鳴らす鐘の音だけを聞いていました。

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函館の街を代表する象徴的な存在だけに、函館港を見おろす景観は美しく思えます。
幕末期道内でもいち早く他に先駆けて、横浜・神戸と共に開港を果たした函館。町並みの中に日本最初や日本最古のものが点在していると言われています。
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あまりにも名前の知られたカレーの老舗店「五島軒」では、パン粉のついた揚げパンではなく、ふんわりつるつるなパンタイプ、ひき肉の詰まったピロシキをゲット!

先のデコレーション市電=花電車も「ワッショイはこだて」の企画による、パレードの一環のよう。元町散歩中に3機ほど見かけたものの、「撮ろう」と思った時にはすでに通り過ぎてしまったあとでした。
車体に色とりどりの飾りや電飾を施して、夜間は更に楽しめる仕組みに。「港まつり」二日目もはじまりは夜とか・・・しかしここに留まる訳にはいきません。
これから向かうのは、数百キロ離れたニセコです。               

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避暑を求めて北海道旅行・・・⑩「函館港まつり」の花火を見る [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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花火の打ち上げ場所は函館港、函館到着のフェリーターミナル~西埠頭間に突き出た「緑の島」。函館駅から続くベイエリア、そして坂の町だけにロープウェイ側の元町エリアから眺めるのがベストだと言います。
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宿泊したホテルの場所「宝来町」から「十字街」をぬけて、赤レンガ倉庫の並ぶ海沿いまでは私の足でも思った程かかりませんでした。
函館=「GLAY」が生まれた街。花火が打ち上がる緑の島、そこも彼らのライブ会場となるとの事です。

金森赤レンガ倉庫群は、ベイエリアに建つ函館の代表的な観光スポット。1909(明治42)年に建築され、1988年全面リニューアルし、ショッピングモール、ビアホール、イベントホール等で営業しています。
赤レンガ倉庫群の右手に見える小高い山が、函館山。麓近くからロープウェイにより函館山に上って、眺める美しい夜景。
ミシュランガイドに三つ星として掲載された「極上の眺望」。
函館と言う地方の一都市に関わらず・・・両側を海に囲まれて中央がくびれている・・・この独特の地形が演出する眺望[ぴかぴか(新しい)]・・・実際目の前にしてみれば、函館なんてどうせ大した事ない!?と言った思い込みは吹き飛ぶはず。
・・・と言っても私がその様な感慨をもち函館山山頂から眺めたのは、すでに20年以上も前。これまた大昔と言われてしまうのはわかっています。
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函館の夜景は四季それぞれに見どころがあり。。
晴れの日が多く空気が澄んでいる秋には、遠くまで見えることも多い。冬の季節は雪やイルミネーションとの競演。
雲海が広がる春、6~12月にはイカ釣り船の漁火、霧が出る夏は隙間から幻想的な夜景が出現することもあるそうです。

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・・・と、夜景の説明などを長々記しているのは、ご覧のように真面に撮れた画像がない為。別にフザケテイル訳ではないのだ。

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これなんかまだ良いくらい、・・・と言うのも、花火の見える海に沿って隙間なく座り込む、また立ったままで眺める、半端ない人の多さ。
チビな私など人混みに紛れてしまったら、もうどうにもならない。
花火を間近で眺めるシチェーションはラッキーながら・・・待ちに待ってから、始まって20枚くらい撮ったでしょうか。
しかし全く駄目でした、これではこれ以上チャレンジしても仕方がない。カメラをもつ腕も疲れてしまい・・・それで動いてしまうのが最大の原因であろう。心が折れてしまったのありました[あせあせ(飛び散る汗)]

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そんな私などお構いなく、皆さんスゴク逞しい!花火見物に繰り出した皆さんのなんとも気合の入った事!
花火の打ちあがる「ドーン」の度、「おお~~!」とあがる歓声!!
観客の熱意にも完全に負けて、ここは乾杯ならぬ完敗でござる[バッド(下向き矢印)] まだまだ続く花火ながら、観るには観たし・・・これにてホテルに戻りまする。

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帰る途中も、道路の脇に自宅から持ち出したテーブル、いすを並べて、家族揃って花火見物&パーチィ[るんるん] 手にはビール、並べたおつまみ類で楽しそうです。
旅先ながら、そうした気分の一端が味わえただけで良しとしましょう。

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以上。写真が趣味の方達には、呆れられてしまうのは・・・十分承知している花火写真の羅列でした。

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翌日の「ワッショイはこだて」パレードについては、また、、、、。・・・って、実は観ていない。。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑨「ホテルWBFグランデ函館」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

函館のホテル選びには苦労しました。
平日と言うのに、主だったホテルはなぜかどこも満室。または宿泊料金にしてもどうしてこんなに?[たらーっ(汗)]と感じるほど高いのです。
いくつか当たっていくうち、函館最大のお祭り「函館港まつり」当日である事に気づきました。それでなのですね。
函館ベイサイド、赤レンガ倉庫群近くに佇む眺望の良さそうな「ラビスタ函館ベイ」「ウイニングホテル」・・・と電話で問い合わせるも、「花火の見えるお部屋に空きはないです」ですって。
そう、函館近郊で温泉好きなら「湯の川温泉」も普段なら候補地ながら・・・、湯の川には大昔、泊まったなぁ。

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でもこの日は花火がメイン。だったら元町近くで、函館山ロープウェイ・ベイエリアは徒歩圏内と立地も良い「ホテルWBFグランデ函館(旧函館グランドホテル)」で予約を。
14時のチェックイン時刻ピッタリに入館。
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フロント横のロビー前には、ウェルカムドリンクのコーヒーサービス、デザート&子供向けにかき氷など置かれたディスクあり。

そしてお部屋へ。
11階の1112号室、レストラン下のハイフロアーでした。
最もリーズナブルなスタンダードダブルルームゆえ・・・部屋のほとんどを占めるのはベッド、ベッドが部屋かって感じてしまう・・・コンパクトさなれど、一晩寝るだけなので問題なし。
ユニットのバスルームにおトイレ、アメニティも普通の品揃え、綿の上下別れた部屋着だけは良かったように思います。
持ち帰りOKのタオルはこちらのホテルをはじめとして…道内で泊まった宿はどこも貸しタオル、ホテルは当然ながら、あとも安宿ばかりであったのだから仕方がない。
持ち帰ると溜まる一方のタオルだけど、旅行中にも使うので予備のタオルは欲しかったかな。

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花火は見えないけれど、高層階だけにベッドからもオーシャンビューと眺めは良い。朝起きて、目の前が海って良いですね。何分にも海なし県の住人なので・・・。

宿泊プランは「~VOD+北海道クラシックビール+焼きホタテ珍味~◆函館出張・ビジネス」と言うもの。喉が渇いてラフラしそうなくらいだから、サッポロクラッシックを早速呑む。
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今回で函館訪問は3度目♪♪♪ 函館にカンパーイ[ビール]
そして部屋でひと休みしたら、←ひと休みどころか「~VOD」で、ベッドに寝転び映画を一本観てしまった。
せっかくの函館なのに観光もせず、勿体ない時間の過ごし方でした[あせあせ(飛び散る汗)]

大いに休んでようやく夕飯を食べに出るが、ご覧のようにまだ明るい外。緯度が高いせいでしょうか?
随分早目の夜ご飯タイムでした。
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特に考えもなく、ホテルの真向いにある「the very very BEAST(ザベリーベリービースト)」さんへ。
木を基調にしたアメリカンスタイルの広々とした店内、時間が時間だけにお客さんの姿もまばらです。
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前菜には、生ハム&スライスタマネギ。
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自家製のデミグラスソースを使ったビーストオムライス、ラザニア風にアレンジしたスパゲティドリアを選らんで・・・
久しぶりなオムライスには新鮮な気分。
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どちらもボリュームあり、それぞれにミニサラダ(キャベツばっかりだけど)、カップスープも付いてお腹いっぱいになりました。

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お店を出て赤レンガ倉庫方向へ。せっかくだからここ函館で、この夏の花火[ぴかぴか(新しい)] しっかり見ておくのだ!
途中に見かけた、街中を縦横に走る函館市電。この時乗ってはいないのだけれど、上は3003号車「五勝手屋羊羹号」。
※「五勝手屋本舗」は道内江差町に本社を置く、羊羹・和菓子を製造販売する会社です。赤い丸筒に入って、土産物店に並ぶのが「五勝手屋羊羹」なのです。

夕暮れ時とあって、そぞろ歩く観光客。それに気合の入った地元函館市民の皆さん。
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しかし花火大会の開始時刻まで、まだまだなのを知らないでいた私、ここでもプランニング、リサーチ不足が災いしていたのであった[バッド(下向き矢印)]

続きます。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑧大間から「津軽海峡フェリー」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

8月1日(水)
9時前後「さつき荘」をチェックアウトし、そのまま目的の大間港へ。津軽海峡に沿って20分くらい走っていくと、急に人家が増えてきて大間の町へ入った。
大間は本州最北端にあり、大間ブランドのマグロの町として知られています。それだけに前回の大間ではマグロに期待が大き過ぎて失敗をした、そんな苦い経験あり。
空腹ではない事もあり・・・マグロを食べる予定もなく、また特に行きたいところ、買いたいものもなかったのだ。
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それでもフェリー乗り場の下見をした後は、大間と言えば・・・の大間崎へは、一応行っておかねばなるまい。
また、あのマグロと漁師の腕のモニュメントのある岬へ。
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駐車場からの道中では「お姉さん、お食事は如何ですか~~」の怪しい声がけがやたらとあって、これから向かう函館と同じじゃないの。皆さん商売っ気アリアリで・・・ウンザリ。
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正面に海。右手に灯台のある弁天島があり、沖合を何隻か航行していた。肉眼では対岸の函館の山並みまでウッスラ見えたものでしたが・・・。
多少雲の多い空なれど、こうして海を眺めるのは気持ちが良い・・・これから向かう季節は重たい雲に覆われた空、鉛色の海が広がり、北の果てといった雰囲気も漂うであろう。

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そして、ポツンと一本立つ石碑には「こゝ本州最北端の地」と書かれていたのだが、さらに曇って暗かったり、日が落ちてから見たら怖い気もする。

モニュメントの隣に建つ大間崎レストハウスへ入って・・・大間=マグロの町と知ったキッカケのドラマ「私の青空」のロケ案内でも見て時間をつぶそうとした次第。
実はそれまで、マグロ漁の町がこんなところにある事を全く知らないでいたのでした。それって私だけでしょうか?

※結婚式当日に花婿に逃げられヒロインとその息子・太陽が、青森県大間町を舞台に故郷の人間関係の中生きていく。
主役は田畑智子、子役である太陽くんの後ろ姿がとにかく可愛くて♪、父親=伊東四朗の漁師役も良かったし、弟=山崎裕太の好演も光っていました。
給食のおばさん=あき竹城と、阿藤海との運命的な大人の恋(笑)にも、毎回笑わせてもらいました。
ドラマが放送されてから、もう20年近くも経つのですね。あの頃は今より熱心に見ていた気がします。連続テレビ小説初の続編「私の青空2002」まで放送されました。

まだ時間があったので外をブラブラ歩いてみるが、本当に他には何もなかった。これなら下風呂で海を見たり、共同浴場をのぞいたりしてユックリするのだった。しかし車のエンジンをかけたら、とにかく走ってしまう人=我が夫です[たらーっ(汗)]何時だってそれが出来ない[バッド(下向き矢印)]
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家々の庭先を彩る紫陽花がまだ咲いている様子に、北国の短い夏を思います。←旅人の勝手な感傷というヤツね。

大間フェリーターミナルからは、本州⇔北海道を90分あまりで結ぶ「海の道」最短ルートを、「津軽海峡フェリー」に乗船します。
普通車1台に定員まで何名乗っても11800円、2名の我が家にお得感はないものの、乗船の3ヶ月くらい前「海割ドライブ(WEB限定)」で予約をしました。
手続きを終え、11時半過ぎフェリーへ乗船。
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フェリーがやってきました。並んで待っていたいた車が一斉にエンジンをかけ、係員の指示に従って順番に乗船していきます。
下北住民にとっては生活航路として、また観光航路として利用されている「大函丸」です。
青森には三沢基地があるから、恐山でも意外に多く感じた、またここでもアメリカ人家族の姿を見かけました。

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私はひと足お先に船内まで、基本はスタンダードルームながら、船首にバリアフリー専用客席完備ゆえそちらへ。
乗船から貸切状態でおやつタイム、船内で購入したアイスクリームを食べ終える頃には道内着。
速力 約18ノットだそうですから、約33㎞/時。函館までの時間を楽しみました♪

栃木~岩手~青森から、ようやく北海道内へ。
津軽海峡を渡って、函館フェリーターミナルに到着。これからが本来の旅のスタート。辿り着くまでが長かったような・・・、まずは異国情緒あふれる函館の街を満喫しましょう。

これから始まる北海道旅行、まだしばらくの間はお付き合いくださいね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑦「つる屋さつき荘」食事 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

さて、夕食の時間です。
・・・と言っても@8500円は、9泊した中でも最安値の宿泊料。そんな美味しいものが頂けるはずがないと決めつけておりましたけれど、嬉しい誤算となりました。
さつき荘さんでは普段、朝食も夕食も別室を食事処としていただく形になりますが、私達が割り込む形で4組となってしまった為に我々は自室で。他のお部屋はわかりません。
時間になり待っていますと食事が運ばれてきます、周囲を気にせずゆっくりと。
お品書きがない代わり、女将さんがちゃんと説明して下さったのだけど……ほぼ忘れてしまっているかな?
下から階段で運ばれるだけにほぼ一気出しながら、お魚も温かく、時間にあわせて調理して下さっているのがわかりました。
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部屋にあったドリンクメニューです。 
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しかし夫は、お決まりの「生」で。私は「むつ」の地酒、半島最東端の「尻屋崎」にちなんだ「寒立馬(かんだちめ)」をいただきましょう。

おつまみ風?な前菜。
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小鉢のタコの粕漬けって珍しい、ずっと以前函館のイカの粕漬けは、頂いて食べた事があったのですが。その下はワタリガニの子供・平ガニ、女将さんが食べやすくしてくれました。そして大きな青ツブ貝。
モズク酢に、ホヤの酢の物も。かつら剥きしたキュウリと合わせてあるから、ホヤ特有の苦みやにおいは気にならずサッパリいただけました。もずく酢もたっぷりの量。

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マコガレイの煮付けは大きな切り身がボリューミィ!
どうですか!?テリテリに光った新鮮で分厚いブリちゃん♪ 普通にお刺身で食べられるとの事ながら、時期的に脂がのっていない為、こうしてしゃぶしゃぶで食べると言います。そのお鍋は後程。

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丼に並々と入った「どんこ汁」。
※ドンコ汁って知ってます? 太平洋側で多くあがる、深海魚ドンコ(エゾイソアイナメ)を使って作る、どちらかと言うと冬場の郷土料理。
生臭さは全くないとろとろの甘い汁、ほくほくした白身。濃厚なウニのような風味が印象に残りました。
〆はウニ・蛸・カレイと、白身魚は??・・・の握りずし6巻。

※ホタテは立ち寄りした道の駅よこはまで、一枚100円もしないくらいだったけれど…。
↑…は、下北でも潮の流れの速い津軽海峡に面した東通村「野牛(のうし)」で獲れる帆立とか。いわゆる「養殖もの」とは違い、海底にて自然の状態の「地まき養殖」で育つ。この時期のみの帆立だそう。

いずれも津軽の海の恵みながら、量が多くてここまで食べるのも大変。煮魚もどんこ汁も、こんな汚い食べ方では怒られちゃうと思いつつ食べました。
そのお蔭で「食べる時に火をつけて下さいと」と言われた、出汁を張った鍋、メインディッシュであるブリしゃぶが残ってしまった[バッド(下向き矢印)] 
こんなに見事な贅沢ブリ、「このままの状態で明日の朝、出してもらえませんか?」とお願いするも、宿のご主人「新鮮な状態で食べて欲しいので、それは・・・・」って。仕方なくひと皿だけ無理やりにしゃぶしゃぶ、ブリだけで結構な量に感じました。
空腹の時に食べたら、どんなにか美味しいでしょうに[あせあせ(飛び散る汗)]
地元ならではの新鮮な食材とシンプルな調理法と、まさかの素敵な夕食に二人して大満足。
ちなみに夜の食事を担当されてるのは隣りで居酒屋を営む弟さんとか。新鮮な海の幸をふんだんに使った料理たち、それでもお魚だけに胃もたれはなし。

熟睡した翌朝、起きたらまずはお風呂へ。
浴室の見事な変色ぶり、真っ黒に変色した蛇口・・・と、ママさんに伺ったら、「電気製品はもうすぐにダメになります」
「〇ロンギのヒーターもワンシーズンで使えなくなってしまって、問い合わせてみたら温泉のせいと言われちゃいました^^」ですって。
一日3組の宿泊客でこの料金、それでこれだけの設備を維持していく苦労って?!

朝ご飯は7時でお願いしましたが、朝は女将さんの担当とか。時間になったら、元気な足取りで運んで来てくれました。とにかく働き者のママなのです。
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朝食にも海の幸が、
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夜間出るイカ釣り船だけに、新鮮なイカ刺しが出るのはわかっていましたが…それでも「最近はガソリンが高くて、前みたいな手軽さはなくなってきました」と。
焼き海苔に塩辛。ゴマがまぶしてあるのは地元のお漬物。

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切り昆布の煮物も郷土料理だそうです。
「普通はこんなに沢山具を入れないのだけど、私は色々入れちゃうの、それにイカもね」。
目玉焼きにお醤油&おかかは初めて!手前は引き割り納豆、ふ海苔の入ったお味噌汁にご飯、お米も美味しいと夫。
夕食同様魚介が基本のオーソドックスな民宿料理って感じながら、どのおかずも美味しいよん[るんるん]

前泊した「Beaver」さんのフレンチと180度違った内容は、メリハリがあってよろしい。
さつき荘さんの食事はとっても美味しかったのだけど、先の浴室同様、私の文章や写真では上手く伝わらない。
朝ご飯を食べ終えた後、また布団に寝そべった夫「なんか、良い感じ」と、独り言を言っていたのが可笑しかった。

早い梅雨明け、それに続いた猛暑。一日中エアコンの効いた部屋で過ごし、飲むのは冷たいものばかり。夜間もず~っとクーラーを使いっぱなしであった今年の夏。しかしここではそんな日々が遠く感じられてなりませんでした。

そのまま、ウトウトと気持ち良い時間を過ごし、、、でもフェリーの時刻は決まっているから、何時までそうはしていられません。
チェックアウト後に、オーナーご夫婦と記念の一枚。
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この一枚はプリントしたら送らなくちゃ♪ 元カメラマンだったご主人にはこの後、夫婦二人の写真も撮って頂きました。

我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
@8500円なりのお値段から、お風呂さえ良ければと泊まってみたけれど・・・。家族で営む小さな宿の心づくしの料理は心に残りました。
特にオーシャンビューでもないし、部屋におトイレ、洗面所が付いていたら更に良かったと思うけれど、この金額では仕方がありませんね。
予約の電話でも良い感じがしたものの・・・明るくて親しみやすい、ママさんの笑顔は最高です。
たったの一晩、つかの間の下風呂ながら、青森県の下北半島を堪能した思い!・・・ちなみのお二人とも東京にいらしたのか、津軽弁ではありません。
9泊した中で最も再訪したい気持ちは強いけれど、なにしろ遠い。それに青森だけに冬季の訪問はまず無理かと。もうチョッと近かったらね。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑥下風呂温泉「つる屋さつき荘」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

海沿いに北上する事約一時間、久しぶりの下北半島。この前下風呂は通過したのみ、しかしここが温泉大国であったのは・・・実際に泊まってみて痛感した。
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今回の旅で下風呂温泉郷を訪問する事がようやく可能に。下風呂温泉とはどんなところか、想像をふくらませて・・・選んだのは、「つる屋さつき荘」さん。温泉マニアさんの間ではよく知られた宿のひとつです。
評判高い源泉掛け流しの温泉に、夕食は部屋食、値段も手頃(実は最安値の@8500円なり)は・・・まさに私共好みの宿で、3カ月前の予約となりました。

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そして、到着したこちら。温泉街のほぼ中央に建つ小さめのお宿よ(*^。^*)
まずは地味な外観、夜は居酒屋になる入口と隣り合っています。だから知らないと通り過ぎてしまうかも。
「駐車場の場所を聞いてくる」と中へ入った夫なのに、中々戻って来ません。
どうかしたのかなぁ~?と思っていたら、「予約がないんだって」と。
え!?なんと、ここまで来てまさかの事態です。女将さんが出てきて、「8月31日で予約を受けているんですけど・・・」って。
そんな、そんな、そんな~~!?
ただ夫曰く「7月と、8月にまたがっているから、7月と言ったつもりでも8月になっている可能性が大きい」だって。「だけど私は日にちに加えて曜日だって必ず言っているはず、それに8月31日では夏休みが終わっちゃうし~~」。
そこで女将「本日はあいにくの満室ながら、お部屋はこれから用意をしたら大丈夫ですから。食事も何とかします。メニュー内容が少し変わっても大丈夫でしょうか?」「おお~~、それは助かります!ご飯など居酒屋メニューで、かえってその方がありがたいくらいです♪♪♪」

「とにかく中に入ってください」と言われ…一歩中へ入って、置かれた物の多さにまず驚いた!怪しさMAXの異空間!?
それでも女将さんが優しくて、何かと気遣って頂いたから、不安な心が癒されました。電話で話していた時(こちらの宿の予約は電話連絡のみ)感じた通りの感じの良さ[グッド(上向き矢印)]
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二階はスッキリと片づけられて綺麗です。自室の手前側から、男女別の綺麗にリニューアルされたおトイレ、洗面コーナーと続いて、どこもお掃除も行き届いていました。

色々とものが多い、そしてなかなか渋いムードのする、6畳がふた間続く広いお部屋です。
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何時でも横になれるよう、すでに敷かれていたお布団がが素敵。
この枕、枕カバーにしても私の子供の頃でさえ見かけなかった年代物。全体的に漂う・・・昭和初期の香りが郷愁を誘って懐かしい~~[かわいい]
何度も水を潜らせた、柔らかい肌触りの肌がけも優しいわぁ[るんるん]
海沿いに建っている訳ではないので、部屋からは特に絶景が望めるとか期待出来なくて、お風呂に入ったら、お昼寝でもしようと話していたのでしたが。。

入浴後、窓から見えたこれが浴室棟であるのを理解しました。
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お茶セット、冷水の準備もあったのだけど・・・女将が甘酒を運んできてくださった。ウェルカムドリンクが温かな甘酒というのも初めて。
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とにかくお風呂!・・・と浴室へ直行。ひとつしかない浴室は部屋毎に交替で貸切利用します。入湯中は入口のところにスリッパを、また札を掲げておくのがお決まり。
廊下の突き当たりに外に出るドアがあって、建物から一旦出て歩いて行くと、匂ってきました。
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扉の隙間から見える浴室に、期待が高まります。

そして。
おお……まるで異次元の素晴らしい光景[ぴかぴか(新しい)]
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木造の長方形浴槽には完全に白濁した湯が並々と満たされています。かなり熱めの硫黄泉は、下風呂温泉街の中でも希少な「海辺地2号泉」と呼ばれる湯が引かれているのです。
女将さんが親切に電話でも「源泉の成分が強すぎて、何もかもすぐにダメになってしまう為、手すりも付けられないのですが入れますか?とか、とにかく一度二階に上がってしまってさえしたら、どうにかなりますから大丈夫ですよ」・・・など、あれやこれやお話してくれたものの。。

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鼻にツンとくるタマゴ刺激臭。ヌルッとくる浴感。あーー、温泉に浸かっているなあ、と言う満足感[グッド(上向き矢印)]
広い浴槽を独り占めできるのは嬉しいけれど、広すぎて適温に加水するのが大変!
湯口は浴槽の端に、見ると透明に光る湯、そこに細かな湯の花が舞っていて、周囲にグレーの湯の花の固まりが付着している様子、湯量も豊富です、だから熱いのだけれど、それも趣の内と思えてしまう。。
浴槽から、周囲。チラッと見える外の緑を眺めながら、湯浴みを楽しみました。
私の撮った拙い画像からでは、実際の雰囲気を伝えられるか自信など全くないのだけれど・・・。
浴室内に金具や建具がないもの、全ては強すぎる温泉成分の為。下から上へつっかえ棒で開く木の扉など、まるで時代劇みたいでしょう。

宿のママさは好感の持てる方で食事の時、それ以外も楽しい滞在でした。
チョコチョコとやって来ては、この辺りの事や、宿の話。ご自分の家族の話に、また以前医療関係の仕事をしていた事から私の身体の事まで。
明るく楽しいママさんのお蔭で、お昼寝をするどころか、全く退屈もせずに過ごせたのでした(笑)

湯治場のような板張りの浴室、中央に四角い浴槽。硫黄成分のせいか壁の上の方や天井が剥げかけたペンキのように白く染まっているなどスゴイ!の一言に尽きます。
遥々本州の最北までまでやってきた甲斐があったと思える、迫力ある浴室!!

下風呂には「大湯」と「新湯」のふたつの共同浴場があり、それぞれ地元の人たちに愛され続けていると言うのに、新たに露天風呂のある施設の建設予定があるとか。
「そんなバカな。ここに露天風呂やサウナ風呂を求めて来る人などいないはず。今のままが良い、これが一番なのにどうして?そんなものを新たに作る必要などない!?」と三人で憤慨したのだ[どんっ(衝撃)]

接客良し、食事良し、温泉良し(熱いけどね)の良いお宿。
辺境の地であり、HPは勿論、旅行サイトにも載っていない。予約は電話のみに関わらず、平日でも満室とは、やはりわかる人はわかっているのね[グッド(上向き矢印)]
次回は期待がなかった割りに美味しくて、たっぷり過ぎた食事の紹介となります。
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避暑を求めて北海道旅行・・・⑤下北半島を縦断する [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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本州最北端となる下北半島を旅した最初・・・終点駅「大湊」まではJR大湊線で。その次「リゾートあすなろ」の乗車旅は快適でした。
小さな大湊には一軒もなくて、手前の「下北」でレンタカーを借りて、半島を周遊した経験もあったものの・・・。

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それ以外には、マイカーで行ったのは「三沢」まで。「まさかり」型のつけ根、県内でも冬季は有数の豪雪地帯となる野辺地では「防雪林」が続いていた。
野辺地を過ぎたら、目の前にパッと海が開ける。それが本州と北海道を隔てる陸奥湾であるのは、わかっているのだ。
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「はまなすベイライン大湊線」をどこまでも走っていくと大湊。日本三大霊場のひとつとして知られる「恐山」へも続くのでした。
霊場でありながら・・・最も印象深かったのは・・・「恐山菩提寺」の温泉、 入浴料無料の・・・ 硫黄の匂いの強い、いかにも温泉と言った4棟の湯小屋。
https://hana2009-5.blog.so-net.ne.jp/2013-07-22

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なんて素晴らしい景色。これは真夏であるゆえ、観光として訪れているからそう見えるのであろう。

半島の付け根から北部に位置する、どこまでも続く菜の花畑で知られる横浜町。横浜は横浜でも政令指定都市・横浜市とは対照的な・・・人口5400人ほどの小さな町、小ぢんまりとした「陸奥横浜駅」の駅舎もイメージの通りの可愛らしさです。
東京ドーム約30個分にも及ぶ日本有数の広さの菜の花畑・・・見事な菜の花畑の続く光景はJRのポスターにもなったくらいでした。
道の駅よこはまは、ネーミングからして「菜の花プラザ」。
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横浜町の地場産品を取り揃えた物産館内に並ぶのは、「菜の花はちみつ」とその関連グッズたち。カラーは菜の花を思わせる黄色♪♪♪
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こちらは呑みたいと思わなかった「恐山ビール」。このシュールなコラボって?果たして美味しいのか?
町の花 菜の花を使ったソフトクリームは惹かれるものもあったけれど。。
              
大湊の手前から内陸へ。
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本州の果てに住む馬「寒立馬」と白い「尻屋崎灯台」のある海岸風景を望む場所、東通村は国内でも有数の風力発電装置が稼働している土地でありました。
青森県内には約200基の風力発電施設があるとのこと。

道が津軽海峡にまで達すると、温泉地「下風呂」。その歴史は意外に古く、室町時代から刀傷や槍傷に効く温泉として旧南部藩や北海道、秋田からも湯治に訪れていたと言う。

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夏はイカ漁が盛りの季節であった。
夜の海には漁火が並び、旅情にひたれるだけでなく、陸揚げされたイカが宿の朝食でお刺身にして出されるのは…お約束です。勿論、食べて参りましたとも[るんるん]

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下風呂温泉郷の名物となっているのも「元祖 烏賊様レース」。
沖で捕れたスルメイカを、1周20mのコース内で速さを競わせる・・・と言うもので、7月下旬~8月中旬は無休。誰でも活イカを500円で購入、予約をしたら参加可能。
「イカサマ」なしで、イカ達に速さを競わせるのは楽しそうながら、到着時刻がよめなかったものだから予約はせず。この日は早めに終わってしまったのか?人の姿さえ一切見えません。
この日泊まるのは、民宿と言うか、居酒屋と言うか…情報も少なくて、冒険的な意味あいで泊まってみたものの、結果的には大正解[グッド(上向き矢印)] 楽しい一泊となったのでした。
続きは、次回に。

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避暑を求めて北海道旅行・・・④「十和田市現代美術館」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

7月31日(火)
この日八幡平から向かうのは、青森県の下北半島です。
青森でも最北の地を目指す訳ながら、一か所くらいは観光もしたい。そこで選んだのが、「十和田市現代美術館」でした。
青森県十和田市にある著名な美術館ながら、これまで機会がなく訪れたのも初めて。

※十和田市現代美術館は、「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、Arts Towada計画の中核となる現代美術館。

まず目についたのは・・・ 美術館の周りに並ぶ楽しいオブジェの数々。道路を挟んで向かい側にもカラフルな草間彌生の展示あり、フラワー・ホース、アッタ(巨大アリ)など野外展示もあり。入館前からいくつかの作品には触れあえるのです。

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「愛はとこしえ十和田でうたう」 草間彌生
アート広場の一角に広がった色鮮やかな水玉世界は、カボチャ、少女、キノコ、犬たちの8つの彫刻群。
しかし青森とは言えこの日はとにかく暑くて、駐車場からここまで歩くだけで汗が流れました。道路を渡って行くだけの気力など到底ありません。

美術館と言っても子供も親しめそうな雰囲気、身近にアートに触れる機会がもてるのは幸せな事。
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建物は中外共にシンプル過ぎる白い四角形の箱型、平日でも意外に多い来館者数。女性に子供連れの家族の姿が多く感じました。

入館してすぐに展示されていた彫刻作品「スタンディング・ウーマン」・・・これまでも写真では見ていたものの、大胆にして迫力のサイズ、しかしよく見れば表情はあまりにもリアルで、繊細な人体の作り・・・にも圧倒されます。
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「スタンディング・ウーマン」 ロン・ミュエク

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「オン・クラウズ(エア-ポート-シティ)」 トマス・サラセーノ

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「光の橋』 アナ・ラウラ・アラエズ

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「闇というもの」 マリール・ノイデッカー
林立する木々の間から光が差し込む、幻想的な風景・・・は、実際に森で樹木をかたどって制作した。巨大なジオラマは、本当に森に迷い込んだのかと錯覚するリアルさがあり、壮大な自然を目の当たりにした際に人が抱く畏怖の念を喚起してくれます。

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「夜露死苦ガール2012」 奈良美智
美術館の壁面に描かれているのは、弘前市出身のアーティスト奈良美智の作品。白いカンバスに見立てた壁にシンプルなブラックのラインで勢いよく描かれていました。
青森市の県立美術館にある「あおもり犬」も有名ですね。

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「ゴースト」 インゲス・イデー
以上2点は3階から眺めたものだったと思います。作品数はそう多くはありません。他にも「ファット・ハウス/ファット・カー」エルヴィン・ヴルムのユーモラスな作品の展示等。。土産コーナー併設のカフェもオシャレなスペースでした。
展示内容については理解したとは言えないものの、パワーをチャージしたところで今宵の宿のある下北半島へ向けて出発!
美術ファンには外せない場所であり、世代を問わず楽しめる「現代美術館」でした。

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避暑を求めて北海道旅行・・・③八幡平「全5室の小さな宿 Beaver」食事編 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

7月30日(月)
夕食は午後7時より、時間に合わせて私達もしずしずと参りましょう。
Diningへ入ると、テーブルに案内されます。・・・と言ってもこの日は二組だけ。
プランニングの時、大間までの一泊であればこちらしかないと予約した私。しかし一組と貸切なのは良いようようでいて、この予約さえなければオーナーファミリーもお休みだったはず・・・って思うと、申し訳なくて。。その後に、もう一室埋まった時にはホッ!
ママさん何時も通りの・・・キレの良い動きで、前菜を各テーブルに配膳中。
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テーブル中央に置かれたプレートのマシュマロみたいの、気になりますよね[目] ボトルの水を注いだら…あら、不思議!ナプキンに変身です。それも今回はハーヴの香り付きとか♪
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[ぴかぴか(新しい)]本日のディナーメニュー 「旬彩フレンチ・八幡平杜仲豚ベーシックプラン」
◆前菜 (上から時計回りに)・八幡平産ズッキーニのフラン ・穴子のフリット ・八幡平杜仲豚のパテ・デ・カンパーニュ ・(ピンクの最中の皮の中は)三陸産鯖のリエット ・八幡平マッシュルームと安比舞茸のオイル煮  
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毎回ながらどれも凝っていて・・・彩りも良く美味しそうな前菜から、あとの料理への期待も高まります[るんるん] アルコールが飲みたい気持ちになる品々。早くお酒をください!
迷った末に「紫波自園自醸ワイン メルロー」を。夫は、盛岡市内の醸造所「ベアレン」で造られる「ベアレン・クラッシック」のオーダーです。
パテやリエットは勿論、とっても滑らかで、彩りも綺麗なフランが夏を演出しています♪
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ドリンクメニューの一部です。

◆スープ 八幡平産とうもろこしの冷製ポタージュ
◆プチカンパーニュ & じゃがいもパン と、パンは2種類
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Beaverさんのパンは何時だって美味しい。ただ美味しいだけでなく、料理を引き立てる感じがするのです。

◆お魚 三陸産GV真鯛と帆立のポワレ 酒粕とシードルのソース
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身の厚さがフワッ、旨みのある真鯛と帆立は、繊細なソースで味わいもアップ!
先にこちらで美味しいのを食べてしまっていたからでしょう。大雪山のホテルで食べた同じメニューは違う味で美味しくなかった??
ベアレンの黒ビール、「シュバルツ」を追加。
◆お肉 八幡平杜仲豚肩ロースの低温ロースト 黒にんにくソース 
白いのはにんにくパウダーだったと思う、玉ねぎ、ポテト、しし唐が添えられて。
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※八幡平杜仲茶豚とは…
 杜仲茶葉を飼料に育成された、臭みがなく柔らかい肉質のブランド地豚だそうです。
豚肉でもここのは美味しいから大丈夫、火の通り加減も絶妙です。

お肉を食べるにはアルコールが足りないと・・・「ベアレン・イングリッシュサイダー」を追加。
※イングリッシュ・サイダーと、リンゴの果実酒シードルとの違いは?
リンゴのお酒なのに、シードルとサイダーとは何が違うのか?
本場・英国のパブで飲まれているエール。そうしたパブでエールビールと共に、文化を作り上げてきたのがサイダーだそう。
歴史のあるパブ文化を支えてきたサイダーはやはりお酒、シードルとは違うと言います。

シェフ渾身のフレンチは・・・旬の味を吟味し、地元の素材を拘りの調理法でアレンジの内容でした。
特に肉料理の低温調理や、ガストロバック(減圧調理器)を使用したメニュー。スープに添えられた雪泡にしても凝りに凝ったもの。彼は料理やスイーツに雪泡を添えるのが、お好みよ・・・ヽ(^∀^*)ノ

◆スィーツ チーズケーキと季節のGV果実 八幡平市・藤枝夢ジェラート キウイ
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ガストロバック調理で、透きとおって甘味の増したスイカと桃。隠れてしまっているチーズケーキ、キウイジェラートもサッパリとしているから、満腹ながら完食。
◆コーヒー・エスプレッソ・紅茶・ハーブティー・・・より
エスプレッソを選びました。夫はカモミールティで、ゆったり安眠するつもり?
最後まで手抜きなしの、期待を裏切らない美味しさ。ごちそうさまでした[グッド(上向き矢印)] あとは寝るだけね。

JAZZのBGMが流れる中、この料理を味わいたくて、、、こうした贅沢な時間が忘れられなくて、、、また来てしまう[るんるん]

しかし夕食を完食してしまったから、翌朝は入らない。
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7月31日(火)  朝食前のダイニングの様子です。

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焼きたてパンをはじめ、濃厚な田野畑牛乳に、特製ブルーベリースムージー、
地場卵のふわふわオムレツ、八幡平杜仲茶豚のホワイトソーセージ。お野菜のココットは二種。
地元食材を使った美味しいメニューは、このまま夜の食事にしてもいい。
それなのに食べられないのって勿体ない[あせあせ(飛び散る汗)]
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後から運ばれるベーコンと根菜の熱々スープ。前夜と同じくGV調理されたリーフサラダがキラキラです。そこにドレッシング。食後のコーヒー、紅茶はセルフで。
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朝のパンも焼き立てなのは勿論、バターロール・ミニクロ・セサミだったな?・・・はとても食べられず、ママに包んでもらいお昼に頂きました。

ここでまた、我が採点を再開。
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆ 
     総合 ☆☆☆☆☆
・・・と、ほぼ最高点となった次第。つかず離れずの絶妙な接客も、毎回わかっているなぁと思わされるもの。
再訪したい度も同じく最高ながら・・・サスガに6度目となると新鮮味が!?次回は少し期間を置いてからとします。
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避暑を求めて北海道旅行・・・②岩手・八幡平「全5室の小さな宿 Beaver」 [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

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先月で連続6回、毎年泊まりに行っているこちらの宿。ペンションと銘うつものの、提供される食事の美味しさは格別[グッド(上向き矢印)] 私達が6度もリピートをしているのはここだけなのです。

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建物の外観こそ古さが感じられるが、昨年12月の館内リニューアルにつき、どう変わったのか?期待も増すと言うものです。
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お決まりの・・・大女将の出迎えを受けてチェックイン。
(旧101号室)は一階にある唯一の部屋で、元々広さあり居心地の良さから人気、専用トイレ洗面付きの離れ感覚が味わえる和洋室でした。
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ドアを開けると中庭の臨める廊下です、その先には新設となった洗面とおトイレ。
洗面台、トイレ共に最新式のものに変わっていました。
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8帖のリビング+8畳フローリングベッドスペースと、間取りは同じながら・・・座卓テーブルがより落ち着いたローソファ&テーブルに、寝室にはマッサージチェアも設置。
クローゼットの中に浴衣と羽織。籠バックにバスタオルとタオル、歯ブラシの用意あり。
テーブル上の茶器セット、コーヒー&ティーパック、小型冷蔵庫にはミネラルウォーターとウェルカムプリンが入って、プリンは言うまでもなく美味しい!
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FreeWi-Fiの利用は可能、9泊した中でWi-Fi利用不可であったのは、増毛の宿一軒だけでした。

安らぐ大人だけでの時間を過ごす、、、、私達にとっては初ペンションであり、ペンションの良さを気づかせてくれたのがこの「Beaver」さんでした。
ただし夕食タイムが2時間と長くなってしまうせいもあり、12歳未満の子供は宿泊不可。そのせいもあってか、夏休み中に関わらずこの日の宿泊は我々を含めてふた組だけ。

天然温泉である硫黄泉、掛け流しのお風呂が24時間自由に貸切利用出来るのも魅力なのです。
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貸切風呂へ向かう廊下もムーディに演出されています。

到着後すぐに浸かったのは、露天風呂付きの「マグマの湯」。
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ここの脱衣所は広さの関係もあってか簡素、ドライヤー、基礎化粧品に、カミソリと言った必要最低限なものだけ置かれていました。
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御影石の内湯も、浴槽周りの雰囲気がウッディに変わって、よりナチュラルな感じ。
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周囲の緑がお湯の表面に写って美しい露天。お湯は以前はもっと白かった印象があるのだけれど。。
紫陽花が咲く緑に囲まれて息を吸うと、身体の中までリセットされる感覚♪
蝉しぐれに時おり聞こえてくるウグイスの鳴き声と、全てが短期間にやってくる北国の夏を感じさせてくれた露天風呂でした。
前は松川温泉からの引湯だったけど、変わったのかしら?
東八幡平温泉の源泉温度は68度もあるとのこと、この後も硫黄泉のお風呂に何度か浸かったのだけれど、こうした宿では硫黄の成分により水道、浴室内は勿論、部屋の家電にしてもすぐにダメになってしまうと聞く。
源泉パイプの詰まりや浴室内の手入れ、目に見えないところにかかる費用や手間。温泉宿を維持管理していく苦労は並大抵なものではないと、泊まる度に思わされます。

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翌朝の・・・個人的には、こちらの浴室も嫌いじゃない。
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「hiva湯」の洗面所にはドライヤー・コットン・綿棒・コットンフェイスマス ク・クリーム肌水の用意が。

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二人では勿体ないくらいな・・・広めの朝風呂にゆっくりと入った、気持ちの良い時間でした。

次回は毎回目で、舌で楽しませてくれるお料理たち。ロクなお昼を食べていないからお腹が空きました、
Diningへと参りましょう。
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避暑を求めて北海道旅行・・・①岩手・八幡平を目指して [2018・8月岩手・青森・北海道・新潟]

この夏の暑さはひとしおである。
まだ7月、夏休みに入るか入らないかと言う時期に関わらず・・・猛暑日が続いたと思えば、今度は台風まで次々と。
そこで今年も「涼」を求めて北の大地まで。
しかし飛行機ではなく、東北各県を通過した後は青森の大間港からフェリーで渡ると言うもの。
プランニングは何時も通り私でございましたが、勿論楽しい旅に。まぁまぁの出来ではなかったかしらん^^
帰路も小樽から新潟への日本海を南下するフェリーながら、台風の影響もなく、また10日間ずっと快晴続きと天候にも恵まれました。
自家用車だから荷物は沢山積めます。大きなクーラーボックスへは次々と食べ物を入れたり、持参したドリンク類、保冷剤も重宝して大活躍。

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7月30日(月)
自宅を出発したのは、ゆっくりタイムの8時。高速の東北道で走る事5時間あまり、宿のチェックイン時刻に合わせて、早過ぎてもと思い手前の「紫波インター」で下りる。

途中に食べたのはマックのコーヒー&マフィン、そして岩手の誇るブランド牛肉「前沢牛」ではなくて、前沢牛入りコロッケと…寂しい限りながら、全てはこの日の夕ご飯を美味しく頂くためなのであ~る。なんちゃって!ホントは違うのよ。
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おトイレを借りた西〇〇さんでは、こっちゃんの甚平の購入もしてしまいました。

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岩手県盛岡市内から、岩手山を眺めつつ北西へ。秋田、青森、岩手の3県にまたがる・・・アスピーテラインと樹海ラインをめぐる一帯は八幡平と呼ばれる。また湯量豊富で、湯治湯としての歴史もある八幡平。
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それでもまだ余裕であったから、八幡平温泉郷でも名湯として知られる松川温泉、峡雲荘が並ぶその奥。「松川地熱発電所」の見学をする事とした。

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昭和41年に日本で最初に運転を開始、世界でも4番目となる地熱発電所。山中にそびえ立つ・・・高さ46m、巨大ドーム型の「冷却塔」と、たち昇る蒸気に圧倒されました。

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資料の展示及び見学施設の松川地熱館があり、地熱館はPR施設となっており、内部に展示された映像・パネルにより、地熱発電のしくみが理解できるようになっています。
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八幡平のもつ地熱のエネルギーの凄さ!
地下から噴き上げる蒸気でタービンを動かして発電する、ドライスチーム方式で作りだされる100%クリーンエネルギーの様子。八幡平へはこれまで何度も足を運んでいたのに、見たのは初めてでした。

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さて16時も過ぎた事ですし、何時もの例のお宿へと参りましょうか。
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