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福島県湯野上温泉へ・・・⑧〆は「かつや」ランチ、お土産沢山! [2019・12月バースディは、近場の福島で]

遅めのお昼はとんかつ・かつ丼チェーン店「かつや」で。
一番人気のカツカレーが500円で食べられる・・・6日から8日まで、「お客様感謝祭」キャンペーンの最終日であったから。
最後の最後まで、「ぬかり」のない私達。←ただ貧乏なだけなんですけど[あせあせ(飛び散る汗)]

3日間は「カツ丼(竹)」「ソースカツ丼(竹)」「ロースカツ定食」「カツカレー(竹)」の4品のみを販売、いずれも500円で食べられるのであった。
夫はロースカツ定食、690円→ワンコイン。私は790円→ワンコインとなるカツカレーで。
店内でも同メニューを注文している客の姿が目立ちました。
名物「壺漬け」を食べながら、待つ事しばし。

一応べジファーストである私。タップリの千切りキャベツは嬉しい[るんるん] 一種類だけながら、ドレッシングもありました。
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普段は入ろうとは思わない「かつや」、それが美味しく感じたのは、なぜ?
それは言うまでもない、きっとワンコインで食べられる値段のせいに違いない(^o^)
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冬晴れとはならなかった旅の始まりも、最後はスッキリとした青空に。

最後は買って来たものたち・・・
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「いちます醸造」さんの「一枡」割烹醤油、「田舎みそ昔の香り」、奥さんからのオマケ「会津熟成うどん」。
こちらのお醤油、お味噌は期待しちゃいます♪ 一日も早く食べたい♪

「かりん糖の水車」で購入、「隠れ川原のたぬきかり人糖」の「白」と「黒」。
様々なタイプのかりん糖が並ぶ中、最もスタンダードなものをチョイス。黒糖のかりん糖は、ほど良い固さで、黒糖の味わい。かりん糖でイメージする味そのものでした。
そしてよく見たら、製造元「旭製菓」は西東京の会社でした(ノ´Д`)・・・お土産、あるあるです^^

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翌日から即、食卓に上る白菜、レタス、里芋、椎茸、長ネギ、キュウリと言った野菜類は、下郷町物産館にて。
福島産りんごは不揃いながら、5~6個入っていたと思います。会津のサンシャイントマトも、直売所「よらっしょ」で。

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夫が毎晩「おいちぃ♪」と言いながら呑んでしまいました「福島県産 白桃のチューハイ」。お正月用に取っておくはずだったのにね(^-^;
「金子牧場のヨーグルト」はしっかりした固さもあって木綿豆腐みたい。でもそれは、チーズのような濃厚な風味が特徴であるゆえ。
「あかつき桃クラフトチューハイ」は気に入ったから、次回も買ってきましょう[るんるん]
「会津高原みそ」はお味噌第二段!味噌は「会津の味覚」を代表するものであるし、毎日消費するものだからいくらあっても良いのだ!

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道の駅「しもごう」では、「旬菜 塩麹漬」には大根・人参・キュウリ・メロンの4種の野菜、塩麹と麹酢入りなのが美味しくて一気に食べてしまいました[グッド(上向き矢印)] キュウリの漬物「奥会津の逸品」、「会津只見産わらびしょうゆ漬」は、こっちゃん用にとってある。
郷土料理である「棒たら煮」「鰊の山椒漬け」、こちらはまだ開けていないので。。どうかな?美味しいかな?
※カチカチの鱈の干物、これが大量に干された光景は・・・北海道の最北の街・稚内の至るところで目にしました。まだ10月中旬と言うのに、上から、下から吹き付ける・・・霙混じりの強風の激しさ!
ホテルから一歩外へ出ただけでそうなのだもの。。
蟹、北寄貝、水タコと美味しいものだらけの「食の宝庫」は魅力!それでも失礼ながら「とてもじゃないけど、稚内で暮らしていくのは無理だ」と感じてしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]
その干し棒たらを水で戻し、調味料で長時間骨まで柔らかく煮込んだ料理だそう。

お財布からの2000円に加え、@3000円の利用券でこれ程沢山のお土産まで買えて、本当にラッキーでした[グッド(上向き矢印)]

会津は明治維新時の戊辰戦争で負け、国賊とまでされた悲しい歴史をもつところ。領地を没収された…藩士とその家族は、明治2年(1869年)青森県むつ市下北へ、「斗南藩」と名ばかりの土地で再興を許され移住したが・・・過酷な自然条件の下、多くの命を失う程の生活を強いられました。
そして東日本大震災での被害、原発事故に対しての風評被害に、県内各地が苦しめられたのは実際目に、耳にしています。
今回にしても落とした金額は申し訳ないくらいに少額ながら、頻繁に訪問をし、情報発信を心がけていきたいと思っております。
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福島県湯野上温泉へ・・・⑦「道の駅しもごう」まで [2019・12月バースディは、近場の福島で]

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会津盆地から南に目を転じ、那須連峰を背にしたあたりが「南会津」と呼ばれる地区だそうです。
奥会津から会津若松へと流れる・・・大川渓谷に抱かれた、山あいの温泉地が湯野上温泉。落ちついた佇まいの民家、旅館が混在する温泉街は、山間渓谷の風景に溶け込んでおりました。(12月8日撮影)この地も今は真っ白な雪で覆われている事でしょう[ぴかぴか(新しい)]

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ナビを頼りに、下郷町大字大松川の場所を訪ねてみました。前夜のものでしょうか。周囲が白い光景に変わってきました・・・。
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今からおよそ160年前「安政元年」から「いちます」の商号により代々営み続けてきた…との「いちます醸造」さん。
機械化により大量生産の進む大規模メーカーと競争する中、客に喜んで頂ける商品を作り続ける・・・「古武醸造」の伝統を継承。福島県大豆使用、昔ながらの伝統の薪炊き製法で醸造した・・・香り高い味噌や、醤油。
応対してくれた女将さんの、気取りの全くない、長閑過ぎるほどの応対はサイコーでした。

「289号線」を進んで・・・道の駅「しもごう」は、久しぶりの訪問です。軒先にズラッと並び干されていた、干し柿が印象的でしたが、、、サスガに今はない。
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出迎えてくれた・・・会津の名産品の数々♪
こちらはまた南会津の雄大な山々を一望できるベストスポットながら、この天候ではね[バッド(下向き矢印)]
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車を置いた駐車場から建物までの途中も、粉雪が舞っています。

「道の駅しもごう」から更に東へと進む。
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福島・栃木の県境近く、那須連山も望む、山間なればトンネルに次ぐ、トンネル。
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西郷村から県境付近は、12月初頭と言うのに、真冬の様相を呈しています。

しかし「那須甲子道路」の展望台から、那須高原を望む[目]
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そして下界へと下りてきた頃には青空(●^o^●)・・・だから、それがどうした!?なんて言わないでよ^^

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福島県湯野上温泉へ・・・⑥「湯野上温泉駅」にて [2019・12月バースディは、近場の福島で]

チェックアウト後、まず向かったのは湯野上温泉駅でした。
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今や全国でも珍しい、茅葺き屋根の木造駅舎として知られる、会津鉄道「湯野上温泉駅」。
茅葺の建物が並ぶ宿場町「大内宿」への玄関口として、その風情ある景観になぞらえ・・・昭和の終わり60年代にふかれた屋根だそうです。
この姿を横目に見ながら…国道121号線は年に何度も通っているだけに、特別な思い入れはなかったけれど立ち寄ってみました。

※この湯野上駅に次いで、大分県玖珠郡九重町にある「豊後中村駅」も茅葺き屋根の駅舎となった模様です。
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駅のすぐ脇駐車場に車を置きましたら、目の前では・・・駅~大内宿間を往復運行する循環バス「猿游号(さるゆうごう)」が乗客待ちをしているところでした。
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待合室の一角にある囲炉裏で火が焚かれる板の間は、観光向けサービスとばかり思っていたら、茅葺き屋根に集まる虫を煙で追い払う役割を果たしているのですって。
駅舎の中は、切符を売る窓口、特産品を販売している売店もあり・・・会津の名産品はここにも並んでいます。
しかし以前、こちらで買い求めたニシンの山椒漬けは、保存可能なものだけに美味しくありませんでした[バッド(下向き矢印)]

一両きりの列車入線。
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自動改札などはなく、駅の業務を委託された下郷町観光公社の女性達が交代制で駅長を務めているとか。カメラを持って待っていたら、「入場券を買わなくてもいいですよ」と、ホームに入れてもらえました。
会津若松行きの列車が到着。これに合わせて、皆さんお帰りになったようね。

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[ぴかぴか(新しい)]2002年(平成14年)「東北の駅百選」選定。現在では田舎風の素朴な魅力に、多くの観光客が訪れる名物駅となっています。
屋根の上側に着いた緑色の苔が、良い雰囲気を醸しておりました
駅の隣には源泉かけ流しの足湯「親子地蔵の湯」、旅行客だけでなく、通勤・通学客までが利用、旅の疲れを癒してくれる存在となっている模様。 何分にもこちらは「湯けむりの里」ですものね[いい気分(温泉)]

・・・しかし私達が駅へと向かった理由は・・・
フッ、フッ、フ!! チャンと理由はあったのだ!
「下郷町観光協会」主催「冬のしもごう満喫 スタンプラリー」のちらしを、「にしきや」さん館内で見つけたからさ[目]
私達夫婦は揃って、こうしたスタンプもの大好き[るんるん] これまでもスタンプを集めて、様々な特典を受けてまいりましたものね~~(^o^)V

※スタンプラリー加盟店で・・・泊まって(必須)、食べて、買っては(500円以上でスタンプ1個)…スタンプを3つ集める事で、先着or抽選にて素敵な特典をプレゼント・・・と言うもの。
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スタンプを3つ、アンケートに答えて・・・
*1 先着 3,000 名、湯野上温泉駅にて、下郷町内で使用できる3000円分の利用券と引き換えられる。
*2 ガラガラポン抽選で、1000名に特産品をプレゼント♪
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ガラガラの福引では、一つ一つ手づくりされる「湯六庵」くるみようかん。
地元下郷町で愛され続けてきた一口羊羹は、くるみの香ばしさと餡の甘さが口の中で優しく溶け合います。それぞれが起き上がり小法師と一緒にラッピングされているところも嬉しい[グッド(上向き矢印)] 起き上がり小法師は会津地方に伝わる郷土玩具のひとつです♪ 
湯野上温泉駅の売店と電車の中でだけ売られている、「限定」くみようかんなのですって。
丸いのは「しんごろう」かしら?「Shimogo town」ボールペンも一緒にゲット!

さて、お買い物券利用の成果は・・・。
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一体どれだけ続くのか? ここまできたら諦めてお付き合いくださいな(*´艸`*)
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福島県湯野上温泉へ・・・⑤「湯宿 にしきや」朝食、そして・・・ [2019・12月バースディは、近場の福島で]

障子が開け放された、朝の食事処です。前夜と同じ席に着席。
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味付けは良かったものの、朝食に特別なオサレ感はありません。
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箸置きは、夜とは違ったデザインの「起き上がり小法師」でした。
凍み大根、根菜にさつま揚げ等の煮もの、温泉卵、上質な焼き海苔と並んで。。天翔窯の大皿に盛り付けられたのは・・・野菜サラダ・花形に並べられた明太子、おくら、山芋みじん切り、ひきわり納豆、大根おろし、真ん中には梅干しと、彩り良く見せてます[かわいい]
奥の焼き魚は鱒だったかも?
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シンプル、あっさりな内容ながら、身体の喜ぶ品々が並びました。浅漬け野菜も塩麹が効いているのか美味しくて、いくらでも食べられそう(^o^)
他の皆さんがご飯のお代わりをされてたから、珍しく私もあと一口って感じで食べてしまいました。またもお腹いっぱい!

昨夜同様、冷たいお水の用意。お茶以外にセルフでいただくコーヒーもセッティングされていた・・・朝のコーヒーはあるとないとでは大違いですものね。
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水が良いから、コーヒーも美味しい。スプーンだってプラじゃないわよ、ホーロー製で燕が描かれた・・・新潟県燕市で制作の「GLOCAL STANDARD PRODUCTS」ツバメ スプーン。
   
朝の時間も、MarshallのスピーカーからBGMが流れます♪
また給仕をしてくれるお手伝いの女性が明るくて、出川の「充電させてもらえませんか」で宿泊した際のエピソードなど、穏やかな話しぶりに心和むひと時でした。
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学問・書道の神として振興させる菅原道真公を祀った人形「会津天神」の温和な顔つき、上品さ、そして素朴な表情は、各地の「天神人形」の中でも屈指のものとして広く知られているそうです。

朝食の時刻が遅れてしまった為か、連泊の方をのぞいて皆さん次々帰られていきます。
列車利用の方たちを、主人が車で送って行く様子も見られました。

12月7日(土)より一泊、@11000円。入湯税@150円、アルコール代1650円を入れたら税込みで23950円なり。そこから楽天クーポン8000円を差し引いて、今回もお得に泊まれてラッキー!
個人的感想である、我が採点は・・・。
     部屋 ☆☆☆☆☆
     設備 ☆☆☆☆ (構造上から了解ずみながら)トイレ、洗面所が共同であった為  
     風呂 ☆☆☆☆☆
     料理 ☆☆☆☆☆ 
     接客 ☆☆☆☆☆
     全体では ☆☆☆☆☆
大人だけの静けさの中、これまでになくのんびり出来ました。
代々家族で大切に守り続けてきた素晴らしい建物に、良質な湯。この地ならではの郷土色を全面に、都会のエッセンスを効かせた「湯宿 にしきや」さん。想像していた通りの良い宿でした[グッド(上向き矢印)]
大規模宿やホテルでは味わえない、・・・ってはじめから泊まらないけど。。
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この先にある「芦ノ牧温泉」へは随分前に泊まっていましたが・・・湯野上温泉は素朴さが残る分、良いなって思いました。
温泉街とも呼べないような小さく温かな雰囲気が漂う、小ぢんまりとした宿も多く・・・しかも惹かれるところが他に二軒もあるって欲張り~~!? 今回のような出会いが、旅の醍醐味なのだ[揺れるハート]


3年前の3月末に出かけた東北旅で二泊目は福島のいわきのホテルに。そう、目的は未訪問であった〇パリゾート〇〇〇〇〇ズながら。。あまりにも素人なピントのずれた接客、こちらからの問いにもトンチンカンな反応[バッド(下向き矢印)] 内部のベニヤ板張りぼての店々でハワイ気分は無理と言うもの[バッド(下向き矢印)]
どんどん無口になってしまった二人、二日目のチケットを無駄にまでして、帰ってきた苦い思い出が!ああした…なんちゃって~~なレジャー施設は合いません[あせあせ(飛び散る汗)] 長崎ハウステンボスで懲りていたはずなのにね。

それと比較したら、代々地のものを受け継いできた本物があった、、、山菜の時期にでもまた泊まりに行きたいなぁ[るんるん]
湯野上温泉駅についても書くはずが・・・たったの一泊で、記事をいくつ書くつもりなんだろうね!?

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福島県湯野上温泉へ・・・④「湯宿 にしきや」夕食編 [2019・12月バースディは、近場の福島で]

予約時から、最も楽しみにしていた・・・それは勿論!宿で出される食事♪ もうバレてはいるものの、お見通しのとおり・・・食いしん坊ですからね~~(*^_^*)
夕食は6時半から、一階食事処で一斉に頂きます。
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お隣のテーブルは私達と同じ、同年代くらいのご夫婦、女性二人組に、1人泊のお客さんは二組。特に仕切り等はないけれど、会話が聞こえる、目があうと言った事はありません。

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達筆なお品書きの用意あり。
お席にはアルコールメニューもありました。まずは生[ビール]夫の場合は、これお約束です!風呂上がりの一杯がたまらんらしい・・・プレモルの生で450円は安いかな♪
「師走のおもてなし」はじめのテーブルセット♪ 会津漆器・天翔窯の大皿を使った料理が並びます♪
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箸置きに描かれているのは、可愛らしい「起き上がり小法師」。 
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私は福島の地酒から「飛露喜」と迷った末、純米吟醸酒「風が吹く」を頂くことに。爽やかなガラス製の 片口&お猪口で。

見た目も鮮やかに盛り付けられた前菜は、会津見知らず柿とアボカドの和えもの。渋柿をたる抜き(渋抜き)した?柿の風味はしっかり、そこへアボカド、ソースが絡んでこれまで経験した事のない味でした。・・・食べようと思えば、容器ごと食べられるそう。
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・温かい「こづゆ」・・・帆立貝柱のダシの効いた薄味のお汁で、根菜を煮ています。ハレの日には欠かせない具沢山の一品なのは知っています。
・蕨のおひたし・おかか添え・・・これ、食べ始めてしまってから撮ったもの[あせあせ(飛び散る汗)] 蕨採りに凝っている夫:「どうやって、保存しているんだろう?」と。
・そば豆腐・・・そばの風味が香る豆腐は、上に可愛らしく山葵を添えて♪
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・なます・・・酢のものもキュウリでおめかししたら、ご馳走の雰囲気♪
・ニシンの山椒漬け・・・鰊の味わいに山椒の香りがピリリときて、これぞ、会津の味!絶品です!
・会津の漬け込み・・・人参などと鱈が漬け込まれていました。
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・牛肉の陶板焼き・・・は、火が消えたらタレでいただきます。この辺りでお酒がなくなって、次は「会津娘」いきますね[るんるん] 酒器も会津塗りのものへと変わって。。
会津地方で保存食として・・・長年重宝されてきた料理は日本酒は勿論!ご飯にも合いました。
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・桜肉の赤身と炙り・・・会津名物・馬刺しの赤身をお刺身で…は普通のスタイル。 炙りと二種類にアレンジされた。それを辛味噌で食す…。ところが我が夫「お馬さんは怖くて、食べられない[バッド(下向き矢印)]」だったら、午年の私が二人分頂きますよヽ(=´▽`=)ノ
舌に馬刺しがふわり。「うう、柔らかい上に、旨味がじゅわ~~とくる!」地元だけに格別な味わいに感じます!
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楽しみであった「こづゆ」からはじまる会津の郷土料理は、思っていた通りに美味しかった。

郷土料理を盛り付けるのは「手塩皿」、手塩皿は全部合わせたら10種類、料理と共に一皿ずつ違った柄を楽しみながらのスタイルも楽しい[るんるん]
※会津漆器:会津の風景・民話・下郷町(大内宿)を描いた、オリジナルの手塩皿。のせる料理達は、より美味しく感じられるものです。
自然豊かな南会津の四季を感じて、地元の味覚を味わってほしい・・・とする思いの込められた品々でした。
・しんごろう・つと豆腐の田楽・・・会津伝統の「しんごろう」は、ご飯を8分つぶしにしたお団子。「会津の味」でよく使われる、地元産の「じゅうねん」=エゴマを差す方言で、じゅうねんを味噌に練り込み、団子にしたご飯にぬって焼いた郷土料理が「しんごろう」です。

※山の恵み、水の恵み、大地の恵み。そして先人の知恵と伝統が生み出した郷土料理。
冬のこの時期でさえ、地元の食材が並ぶ・・・南会津は食材と、グルメの宝庫。
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・鮎の塩焼き・・・こづゆと同じく、焼き立て熱々で運ばれてきました。
・お味噌汁はお豆腐と蕨。ご飯は各自炊飯器からよそってくる気取りのないスタイルで。せっかくだからご飯もちょっぴりいただきましょう。
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控えめなボリュームで、「Marshall」のスピーカーからJazzの音色が流れる[るんるん] 浴衣に綿入れ半纏と、寛いだ格好で食事する私達。
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その隣には朝晩共に冷水の用意があり…、全体はレトロでもあり、作り手の丁寧さ、拘りの感じられた夕食でした。
長くなってしまったから、この続きは次回へ。
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福島県湯野上温泉へ・・・③「湯宿 にしきや」温泉編 [2019・12月バースディは、近場の福島で]

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外観は平屋ながら、二階…と言っても中二階にも客室があるのです。丁寧に磨き上げられた廊下や手すり、床は当然ピッカピカ。
お部屋を見せてもらった夫曰く「二階の部屋も雰囲気が良かったぞ」ですって[るんるん] 「翌朝見たら、障子にはたきをかけるところから掃除をしているんだ」。

この階段脇から入る形の・・・最初に浸かった浴室は「岩風呂」でした。館内には24時間入れる?かけ流しの温泉が二か所あります。
夕食前は男女別のルールがあった為、その後貸切にしてもらおうと考えていましたが、大女将の「その前に入ってしまっていいですよ」。・・・とのお言葉に甘えてIN!
脱衣所はチョッと狭め、必要最低限にシンプルです。
シャワー&カランは3カ所。
シャンプー類はよくあるPOLA製品、それに大きな固形石鹸も。これに、夫喜ぶ(^o^)
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柱がある為、変形の四角い湯舟。自分で撮ったものは、あまりの湯気にボケてしまっていて・・・宿のHPからお借りしました。
後で利用の檜風呂と比べて、コンパクトサイズ。そして温泉成分がびっしり付いた湯口には、なぜかリスがいるのです(^o^)
弱アルカリ性高温泉、源泉温度は54℃と熱めの湯が並々かけ流されていました。
とりあえず、お風呂へ。
熱めの源泉なので投入量はやや少なめ。熱い湯に肩まで浸かり、じんわりと旅の疲れを解き放つ。・・・って、疲れる事など何もしていませんけれど[あせあせ(飛び散る汗)] お湯が熱めなので半身浴もしたりして・・・プライベートな雰囲気を味わいました。
掛け流しの源泉が熱いので、どうしても表面が熱くなりやすい。そこでお湯をかき回す「檜の湯かき棒」が置いてあったのだ。
「この湯かき棒は、家で使っていたのと同じ。しかしあんな小さな浴槽で、湯かき棒なんか必要があったのだろうか?」(^-^;

もうひとつは、檜の香りも楽しめる長方形の内風呂「檜風呂」。宿の規模に比べて、脱衣所も、浴室の湯船も大きいです[グッド(上向き矢印)]
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畳敷きの脱衣所の床は温泉熱でポカポカ、スノコのベンチが二つあり着替えも楽チンです♪ 
アメニティーは置いていないけど、洗面台もありました。ここでもチューブラーのダストボックスが、ベージュ色は家のと全く同じよ♪
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カラン&シャワーは二か所だったかな。湯舟への出入りも、手すりがあれは一人で大丈夫!助かるわ~~
奈良時代に開湯されたとされる・・・湯に身をゆだね、天井を見上げると・・・立派な梁に圧倒されます。
2人では勿体ない程に広い浴室と、木々の宿す歴史を感じながら・・・ただ湯を愉しむ、贅沢。
大きな浴槽なので、足を伸ばしてゆったりと温まりました。

ドアに取っ手に「女湯」あるいは「男湯」、「家族風呂」「空いてます」の札をかけ替えるだけの大らかさが良い[グッド(上向き矢印)]
部屋数が元々少ないところで必ずどちらか空いていたから、予約の必要もなく利用しやすく思えました。

部屋に洗面、トイレがないので、お風呂の前に共同のおトイレがあります。
左手の2カ所が女性用。その奥が男性用となっている造りながら・・・土曜泊、温泉入り放題で@10000円チョッとの料金なので・・・。つまりこの程度の事は気にしません(笑)
元が民家であったと言う構造上から、また各部屋にトイレ&浴室を持たない為に、その分低価格の宿泊を提供出来ていると言う。。
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二か所の洗面所、朝食後の一時だけは待ちましたけど、仕方がないと割り切るしかありません。
食事については省略。次回に詳しく・・・・。

夕ご飯を食べ終えて部屋へ戻ると、お布団が敷いてありました。ムアツ布団の足元には、湯たんぽ[るんるん]
この湯たんぽに、夫はあまりの懐かしさからか大喜び!エラク感動しています。もう単純なんだから(・o・)
しかし今の湯たんぽって朝まで熱くて冷めないのね。
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全館温泉を利用した床暖房とありましたが、エアコンだけではどうにも寒くて、ヒーターを借りてきたらやはり温か~~い♪

寝る前には、広く使い勝手の良い檜風呂へ。
天井が高く!檜の浴槽の下、湯口から熱めの源泉が常に湧き出ています[グッド(上向き矢印)] お部屋でゴロゴロした後、源泉7カ所!毎分3000リットルの噴出量を誇る豊富な湯量の温泉に・・・浸かるのは、本当贅沢!

熱い湯野上の湯を愉しみ・・・朝までグッスリ!寝心地の良さは言うまでもありません。
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Frank Lloyd Wright/フランク・ロイド・ライトのタリアセン[ぴかぴか(新しい)]
古い日本家屋故、防音面の心配はあったものの、隣りは一人旅の方と…宿のサポートのお陰で静かに過ごせました。

そしてまた、起床後にも一浴び[いい気分(温泉)] 源泉100%の天然温泉は何度でも浸かりたくなるのでした。
乳白色のすりガラスから差し込む朝の光が、とても柔らか[グッド(上向き矢印)] 熟睡した後の目覚めのお風呂~~♪
熱めのお湯なので、早朝のひんやりとした空気の中、気持ちが良かった。

美味しい食事に温泉。これ以上の贅沢はない(●^o^●)・・・と言う事で、次回は食事編です[るんるん]
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福島県湯野上温泉へ・・・②「湯宿 にしきや」館内編 [2019・12月バースディは、近場の福島で]

「 湯宿 にしきや」さんの館内、お部屋について書きます。
予定よりも早く、宿の駐車場に到着。
別棟から半纏を運び出していたご夫婦=宿の主人と奥さんでした。私達に気づいて「「〇〇さんですか?」って。チェックイン時刻より早めについてしまったけれど、「どうぞ、いいですよ」と言ってもらえました。
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入母屋造りの(かつては茅葺き屋根)であったと思われる特徴的な屋根。
玄関までのアプローチには、陶器製の小人さんみたいな灯篭が並べられていた(小さくて見えていないけど)から、夜間の雰囲気も格別であったはず[ぴかぴか(新しい)] 寒さと、暗さが危ないので、夜は外へは出ませんでした・・・。
美しく磨き上げられた格子の引き戸を開けて、玄関から中へ。
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左手に靴箱。その脇の階段箪笥の上には、南会津のパンフレット等が置いてあります。
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床暖房付きロビーへ入った途端、目に飛び込んでくる・・・豪華な螺鈿細工のテーブル、長椅子、ひじ掛け椅子。時を刻む背の高い柱時計もアンティークかな?
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内から、玄関方向を見る。年輪を活かしたデザインテーブル上には、めらめら炭火が燃えるオブジェ[ぴかぴか(新しい)]

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案内されたのは、8畳の「花梨」続いて「春蘭」の部屋。
「出来ましたら一階のお部屋にしてください」の希望に、お部屋の位置の配慮も頂きました。
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まるでタイムスリップをしたような・・・佇まいには、「わぁ~~素敵!」と声が出てしまった。漆喰で固められた白い壁、磨き抜かれて光る柱や、桟。重厚な建具はどれも見事そのもの。
趣のある凝った格子、清楚で繊細な組子細工の施された・・・年代物のひとつ、ひとつが美しい[ぴかぴか(新しい)]
書院造りの地袋の上に小さなテレビ。可愛い三面鏡にティッシュボックス。
和風卓上スタンドはヤマギワの「Frank Lloyd Wrightタリアセン」、部屋に置かれたゴミ箱(これは脱衣所のも同じシリーズながら)我が家でも使用中であるチューブラーの「ideaco/イデアコ ダストボックス」、結構良いお値段だったと思います。
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当時の職人たちのすぐれた技と、美的感覚、心意気が伺える・・・数奇屋作りのお部屋は、細かな桟のデザインと言い非常に凝っています。素敵だけれど、こうして維持し続ける努力も想像以上でしょう。
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夫が借りてきたミニソファと言い、タオル干しも木製の「衣桁」風デザインのもの。
この様な宿、飲食店にありがちな・・・飾ろうとする意図はわかるものの・・・チョッと残念と思うところもこれまで多く見てきましたから[あせあせ(飛び散る汗)] 余計にこの宿は、良いセンスしてるわぁ!!

襖をそっと開けて隣り「春蘭」10畳の部屋を覗いてみるも、布団が収納されている押し入れの様子しか見えず、この二間続きの部屋はグループ客用と思われる。必要以外は客を入れていない模様でした。
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クローゼットの中には、縦じま模様の綿入れ半纏←良質なもので、着るとぽかぽかと温かい[るんるん]
ドライヤー、バスタオル(予約サイトではないと書かれていましたけど、あります)、浴衣、歯ブラシ、浴用タオルなど。
テーブルの上にお茶セット、シンプルだけど洗練されたデザイン・・・ちなみにお着き菓子はありません。全室無線LAN完備でスマホの利用もOK!
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床の間に置いてある「苔」の盆栽もながら、寒さの厳しい真冬に備えてか、「苔」を使った置物が館内のあちこちで見られます。
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帳場の前の棚に並んだ、緑の「苔」。和ダンスを飾るガラスケース内には、カラフルな色合いの起き上がり小法師、同じく会津の伝統的な張り子玩具・赤べこならぬカラフルな色合いで塗られたデザインベコ、ベコは会津弁で「牛」だベェ~~。

先代の主人、大女将の飾らぬ素朴な人柄&接客ではホンワカとした気分に。
息子さんでしょうね。モノクロの上下にギャルソンエプロンを着けた、若主人のカッコ良さ!
ローカルな土地ならではの建物、意外にもハイセンスな備品!・・・と、そのギャップも宿の魅力です。
続きますね。
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福島県湯野上温泉へ・・・①「湯宿 にしきや」まで [2019・12月バースディは、近場の福島で]

当然ですけど、先週末の7日は我が誕生日。・・・祝う程、めでたくもない〇〇歳♪
それでも、夫:「今週末、那須辺りでホテルかペンションの予約をしないか?その代わりに今年は花も、ケーキもなし」・・・ケーキは太るし、お花は自分で勝手に買いますから、望むところだぜ!
何でも午前中は用事があるとか、あまり遠いところへは行けないと言います。

・・・そして、決めました。こうした動きだけは素早い私[ダッシュ(走り出すさま)]ププッ!
福島県の南会津、会津鬼怒川線と並行して走る国道121号線、通称「会津西街道」沿いの湯野上温泉は小さな温泉町。そこに以前から泊まってみたい宿があった為でした。
「会津西街道」は、我が家お気にいりのスペシャルルートでありながら・・・真冬は県境から会津若松、更にその先は数メートルの積雪あり、今の私の身体では無理と言うもの(-_-;)
しかし12月はじめであれば、降ったとしてもまだそれ程ではないでしょう。

そうした訳で、12近くに自宅出発。お昼は途中のどこで食べようかな。
以前よく食べに行っていた上三依のお蕎麦屋「もくりん」さんはどうかなぁと思いつつ、電話してみましたら。。
昨年辺りから体調の悪かった「もくりん」さんのご主人でしたが、お元気そうな声で「残念ですが、12月からは冬季休業に入っているのです。春になったらまた食べに来てください」ですって。
「はい、勿論参りますとも~~」・・・と言う事で時間もないですし、同じくよく行く「日光けっこう漬け」さんで簡単に済ませることになりました。
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市内から眺めた「男体山」も、山頂付近は雪雲に覆われてスッカリ冬の様相を見せています。
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漬物屋さんでお昼?と思ってしまうところながら。。漬物店で、その上ドライブイン風のお店ながら、広々した店内の右が漬物屋さん、左側は飲食スペースが広がっているのでした。
地元産の地粉を100パーセントを使用、石臼で自家製粉する・・・まさに地産地消の蕎麦店なのです。…と言いつつ、オーダーしたのはけんちん定食に、いなり寿司でした。
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お茶と、お通し代わりのたまり漬を食べて待つ・・・。身体に嬉しい温かさで、一息つく。
野上温泉4.jpg
大きな器にタップリのけんちん汁、そこに栗飯、きのこ、湯波の含め煮の付いた定食。私は湯葉のお味噌汁と、漬け物ふりかけ入りのいなり寿司。これだけでお腹がいっぱい・・・宿の夕食に響かないかしら?
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時間が遅かった為か、蕎麦打ちはやっていません。湯波工房の方も今日はお休みとか。

湯野上温泉5.jpg
鬼怒川温泉付近だったと思います。車だから良いけれど寒々とした光景ですね。
日光と会津若松を結ぶ国道121号、県境を過ぎてすぐの道の駅「田島」は東北の玄関口。山王峠の項上付近に位置するゆえ・・・一足早く、白い冬景色へ。
道の駅も11月中旬過ぎには、冬季営業となり、外のテントも撤収。冬支度に入るのでした。
雪かきした駐車場の雪の固まりにのって遊ぶ子供の姿が、冬の訪れを感じさせます。

人も、品物も少ない館内で、珍しいもの見っけ[目]
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「かんぴょう」の元となる、夕顔の実です。栃木イコールかんぴょうの産地であったのに、最近目にする機会は減るばかり。
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会津田島の町に入って、「わぁ、珍しい!福島県内まで東武のリバティが走ってきている。しかも3両編成だ!」と思ってしまいました。

大内宿会津西街道の宿駅として1640年頃に整備された宿場町「大内宿」は、すでに訪問済みでしたし、この寒さの中行きたくない[バッド(下向き矢印)]
大規模な奇岩が連なる迫力満点の「塔のへつり」は、下郷町にある大川ラインの一番の景勝地ではあるものの、こちらも行っているから態々足を運ばなくてもいいかなって思いました。
また湯野上温泉と言えば、構内に囲炉裏のある日本で唯一の茅葺屋根のある駅舎で有名ながら。その辺りについては、後ほどのレポで。

これまでも幾度となくこの街道沿いは通過していたものの、家並みを目にして惹かれるものはなく思えた。
奈良時代に発見されたとの湯野上温泉…歴史ある集落は、国道121号線の開通により商人宿へ。
その後は素朴な旅館、民宿が二十数カ所点在する温泉街へと変貌するも・・・ハッキリ言って寂れたイメージが強くありすぎました[あせあせ(飛び散る汗)]
それが幹線道路から一本裏の通りへ入るだけで、落ち着いた雰囲気の家並みへと変わるのだった。

この日泊まる、「一期一会のおもてなし 湯宿 にしきや」さん。
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明治中期に建てられた民家で、昭和50年に温泉宿として開業して40数年。ノスタルジックな風情溢れる佇まいを実感しました。
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鯉の泳ぐ池もある、手入れの行き届いたお庭も素敵[ぴかぴか(新しい)] 奥には白壁の土蔵が見えました。

次回へと、続きますね。
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