先週のお彼岸、実家へ行った時の事。
さいたまから来ていた弟夫婦が手にしてきたもののひとつに、「柳津のあわまんじゅう」がありました。
デパートの食料品売場の催事コーナーに小池菓子舗さんが出店していたから、買ってきたのだそうです。

福島県の西部、会津若松よりも奥の只見川沿いの温泉地・柳津。
            
    
柳津には日本三大虚空蔵尊の福満虚空蔵尊(ふくまんこくうぞうそん)のある円蔵寺があり、ここは紅葉の名所としても有名です。

おまんじゅうの掛け紙にも、それは描かれています。
             

では、「身ぐるみ剥がし隊」の活動をしましょう。

身ぐるみを剥がしてみた!蓋をオープン!
            

箱の中は、まっきっき色の可愛らしい姿のあわまんじゅうが整列しています。
どれもまだ温かさの残るおまんじゅう達は、とてもやわらかくて繊細な感じ。
手にとっただけで、形が変化してしまいそうなのでした。

そしてもう一度、身ぐるみを剥がしてみた!


包まれているビニールを剥がそうとしたら…これが、中々に手強い。
おまんじゅうの名前は付くものの、これはどう見てもお餅です!

そして、実食。
粟や稗って耳にした経験はあるけれど、実際には食べていないからよくわからないですけれど…
粟の粒々した食感とモッチリ感が魅力。中の餡は控えめな甘さです。
買ってからまだそれ程時間が経っていないから・・・蒸したてのあわまんじゅうに近いものでした。

ホカホカしてお餅みたいで、美味し~い。出来たら、蒸しあがったばかりの熱々のが食べたかったです。

只見川が大きくカーブを描いた、その川沿いに発展した門前町・柳津。
門前町だけにもともと虚空蔵尊の宿坊が軒を連ねていた模様ながら、その後温泉旅館に姿を変えて只見川添いでは知る人ぞ知るといった隠れた密やかな温泉地となっている「いで湯の里 柳津」。
そこの代表的なお土産が、このあわまんじゅうなのです。
虚空蔵尊門前には老舗が軒を連ねて、それぞれでふかしたての自慢の味を競い合っています。

かつて夫婦で温泉にはまっていた頃には、度々遊びに行っていた福島県。
柳津温泉には入らずじまいで終わってしまったけれど…その近辺だけに限っても西山温泉。玉梨温泉、会津湯野上温泉、湯ノ花温泉、木賊温泉等・・・どこも皆、懐かしいです・・・

その時あわまんじゅうを買って食べたのも、この小池菓子舗のものでした。
蒸したてホッカホカのあわまんじゅうをその場でほおばって食べてみた。モチモチの食感に上品な甘さが美味しかったです。
柳津は小さな町なのに、おまんじゅう屋さんだらけの町。
久しぶりに、そんな想い出がよみがえってきました。
お馴染み食べログでもhttp://r.tabelog.com/fukushima/A0706/A070601/7000660/dtlrvwlst/1499407/