先週末の日曜。
雨の予報にもめげず、県内を北上して行った私です。

            
だって市内の桜はすでに散り始めてしまい、ワァーッと迫力のある桜を見ない内に見ごろが過ぎてしまっていたのだから。。。
こうなったら桜前線と共に北上をするしかない。
また中々予約のとれないと言われる、日光市内の人気店のランチの予約が偶々とれたこともありました。

途中の車中から眺めた山々は、芽吹き前後の赤や薄緑色の木々。
そこに淡いピンクの山桜も加わった様子は綺麗#59125;
北の山々にもようやく春が到来して参りました。

突然ですが、福島市郊外にある「花見山」ってご存知でしょうか。
かつて日本を代表する写真家であった、故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」…と毎年訪れていた場所。
花木栽培農家の私有地に関わらず所有者が公園として市民に無料開放しており、特に春の花見シーズンには多くの観光客がお花見を目的にして訪問をしているのです。

本物の花見山へは数年前からずっと行きたいと思いながらもタイミングが合わず、また昨年の震災後にも続く余震のせいもあり未だ訪問には至らず。
しかし私にも、たぶんそこに近いと思われる「ミニ花見山が」ある#59133;
数年前から通りがかる度に「綺麗だなぁ~」って、ウットリ眺めてしまう秘密の場所があるのです。



今回は、ここでもこの冬の寒さが影響をしてしまっている模様。その上、時期もまだ早かったような・・・
もう少し綺麗な、3年前の5月に書いた日記の写真をご覧ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/hana7899/diary/200903090000/

梅にハナモモ、数種類の桜。レンギョウ、ボケ、サンシュユ、モクレンなどの花々が競って咲く。まさに「桃源郷」の言葉がふさわしい場所です。

私が勝手に「私の花見山」と名付けているところ。


先の黄色い菜の花畑のところまで、鮮やかな水仙の花でぐるっとかこまれた広大な敷地、これ全てが個人の方のお庭。だから普段は外側の道路から撮らせて頂いておりました。



今回は、こちらのお宅の奥さんがちょうどお庭にいたものですから、お声をかけてみましたら…「どうぞ、どうぞ。奥まで大丈夫ですから、入って行ってください」ですって。



庭を埋め尽くした、紫の花大根。諸葛菜(しょかっさい)、紫花菜(むらさきはなな)の別名があります。
その中でところどころに、白花のハナダイコンも咲いていました。


すっかりお馴染みになってしまった、椿です。
ないものを探す方が難しいくらい・・・こちらのお庭は、外れがないです。



今にも雨が降り出しそうな、曇天の下。
青空の元だったら、この枝垂れ桜だってもっと綺麗だったのに#59136;


紫がかったピンク色、フルフルした薄い花弁のヤシオツツジです。
家の周りではすでに終わってしまったヤシオツツジが、ここではまだ残っていて良かった#59126;

本物の福島の花見山は勿論、このお庭もこれからの季節は更にもっと美しくなっていくことだろう・・・
梅や桜が終わっても、まだ蕾の白や赤の木蓮の花。濃厚な赤のボケ。
美しい花の景色が、私達を楽しませてくれるのですね。

この日の目的地、日光はこれからですよ#59117;