いよいよ、青森の夜。
前回は青森には降りずにそのまま北上し、青函トンネルをぬけて函館で泊まってしまったので、この地に泊まるは初めてなのです。
この日宿泊したのは、「セントラルホテル青森」。http://www.central-hotel.co.jp/
             
ただ寝られたらよかったので全く期待していなかったのですが、良い意味で裏切られました。
駅からもそれほど離れていなくて、翌朝行動するにしても便も良かった。チェックインの時アメニティも沢山頂いてしまったり・・・

リーズナブルな宿泊料金の割りに部屋&設備は清潔感もあって、特別に良いわけではありませんが悪くはありません。

エレベーターホール&客室からは、青森港。ライトアップされたベイブリッジが眺められます。


さて次はお楽しみ、夕食タイム。一応リサーチはしていったものの、ホテルのフロントでお勧めのお店を聞いてみました。
やはり地元の方に伺うのが一番ですものね。
そして行ったのが、「海鮮酒房 壱乃助」さん。http://www.mapion.co.jp/phonebook/M01014/02201/G0177630590-001/

カウンターとテーブル席のある一階部分しか知りませんが、ビル全体が居酒屋さんになっているようです。

おひとり様でもカウンター席なら、気を使う事もないですね。


喉がカラカラだから、まずは生で乾杯です#58994;
お通しは、イカやホタテとお浸しの合えたもの。ここにきたら、ホタテのお造りは食べないといけません。
お刺身は当然、新鮮そのもの。プリプリの食感です!


マグロやハマチ、海鮮がタップリのった壱乃助サラダも美味しい#59125;
でっかい貝焼き味噌、大きな貝焼きにはホタテがたんまり入っていて出汁も効いてました。
ホタテの貝殻で焼く貝焼き味噌は、青森の名物料理。
こちらのものは特別ビッグサイズなので、ホタテ貝ではありませんでした。出汁とお味噌でホタテを煮て、最後は卵でとじて、半熟のところをフーフーして頂きます。

意外な美味しさでビックリしたのは、ニンニクの丸揚げです。
青森県がニンニクの産地であり、スーパーでも青森産のニンニクがお高いのは知ってはいましたが・・・ホクホク、ねっとりとした食感はとにかく美味しいのひとことです。
あまりの美味しさに、翌日道の駅で買ってきてしまいましたのさ。


ここで瓶ビールにします。
イカも食べて行かないとなーんてね・・オヤジギャグ!
イカのぽっぽ焼きに、マグロの握りで〆。
ご飯の量が少なめのお寿司は、上のネタが大きく厚くて満足です#59126;

お隣のカウンター席に運ばれてきたサンマの塩焼きを見たら、あまりの大きさに驚きました。海産物の豊富であるこの辺りは、あのくらいのサイズが当然なのでしょう。
地元の食材でもって豊かな食文化を築いてきた青森の街。
美味しいものがあるところでは、お腹いっぱい美味しいものを食べる。・・・これが旅の醍醐味と言うもの。
新鮮な青森の味がリーズナブルなお値段で食べられました。ムードも、接客も言う事なしの当り#59138;のお店です。

新鮮な魚介類を口にする度思うのは、震災で壊滅状態になった太平洋側の三陸地方。
こんな力もなくて何もできないおばさんでも、被災地の復旧に必要なものは「経験」と「感覚の共有」だと思います。
今後、徐々にでも復興の道を歩まねばならない三陸各地には観光としてでも良いから、一人でも多く訪問をする事。その地で起きた惨状を目の辺りにして何かを考える。
三陸まで足を延ばすとなればまとまった日数も必要ですが、それでも何時かは訪れてみたいと考えています#59125;