ホテルにいる時は気づかなかったけど、長野の冬はやはり寒いです。関東とは空気の冷たさが違うって思いました。


翌朝は高崎行きの便「あさま」を待ちながら、駅構内のコーヒーショップでサクッと朝ご飯。軽めにイングリッシュマフィン&コーヒーでお終いです。
                              
旅行者にスキー客、若い人に熟年夫婦。私達と同じ思いの方が多いのか、店内は思いのほか混んでいました。
朝から信州そばでも良かったんだけど。。


長野新幹線「あさま」で50分、群馬県の高崎に到着の予定が・・・駅に着いたのが早めだったから予定列車より早い便に乗ってしまったら…それは、高崎には停車しないのだとか。
あらあら、朝からやってしまいました。飛ばし過ぎました#59122;
そのまま東京まで行ってしまったら大変なので、上田で降ります。乗ったばかりでカッコ悪いなぁ。
待ち時間に駅構内を探索。
上田で真っ先にイメージするのは「真田太平記」、戦国武将である「真田幸村」。真田家の家紋である六文銭が旗印です。
駅ホームからは、真田氏縁の「上田城」も見えました。


長野から佐久平、軽井沢付近まではずっと雪景色の中・・・ホンの少しの気温差でも、山間は雪になってしまうのでしょう。
無事、高崎駅に到着。ここでは10分間の待ち時間で済み。


この先は上越新幹線に乗り換えて。2階建て車両「MAXとき」は、2階席を予約してあります。
MAXの2階席に乗るのは初めてなのだ#59126;
走っている時は同じだけれど、高いところから眺める景色はやはり気持ち良い#59125;


県境を越えて新潟県へ入る。その途中からは、トンネルに継ぐ、トンネルの連続。
そしてその度ごとに、車窓から眺める景色は白く、深い雪へと変わっていく。。。


長岡手前の石内、六日町辺りだったでしょうか。降ったばかりの新雪でフッカフカって感じがします。
線路に雪が積もらないよう、融雪設備が完備されています。雪を解かすお水があちこちからビューンと出ているのわかります?
どちらもウィンタースポーツのメッカですね。

今頃開催される「十日町の雪祭り」へ行ったのは、忘れてしまうくらいウン十年も前の事。
これ程の積雪があるから、美味しいお米も採れるのでしょうね。


長野も寒かったのだけれど、新潟は更に寒かった。何しろ1月下旬と言ったら、真冬の厳冬期ですもの。
駅も、周辺も白く凍り付いていました。
駅に降り立つとなにかしら「ご当地もの」があるものですが、米どころ新潟だけに日本酒やおせんべい、勿論柿の種も。
しかしここで、この日2度目の問題発生!
新潟から宿泊地・秋田までは、羽越本線を北上して行くコースを予定していたものの・・・指定をとっていた特急「いなほ」は秋田まで行けず、この日は山形の酒田停まりとなってしまうのだとか。そこまでは考えていませんでした。これもゲリラ豪雪ってヤツなんですか!?


真冬の今だからこそ・・・北へ、北へと、線路をひた走る列車。

窓の外は荒れ狂う波、黒々と深い色を湛える日本海。そしてそこに、シンシンと降り続く雪。

海風に吹かれる薄暮の中で、ポツンと建っている無人駅。。。

人影もまばらな長閑な車内から聞こえてくるのは、新潟、山形、秋田と地元の方々の言葉・・・・。

ここまできたら・・・いやが上にも深まる旅情。

これこそ、日本人の心のふるさと。演歌の世界そのものです。

・・・となるはずが。。
自然が相手では仕方がない#59143;

仕方がないから、新潟駅で軽くお寿司を食べて戻る事にしましょう。
握りに、郷土料理の「のっぺ汁」、小鉢は「はたはたの南蛮漬け」でした。日本海のお寿司は美味しかったです。
                                  
これだけでは足りないから、新潟の「笹だんご」を買って、車内でのおやつに。
雪景色を眺めて食べる笹だんごは甘く、しみじみとした美味さ。

これからまた大宮駅まで戻って、埼玉から秋田県まではるばる北上します。

上の右端にチラッと写っている高いタワーは、新潟市のシンボル「朱鷺メッセ」でした。
「あ!、朱鷺メッセ!」と思ったけど、あっという間に小さくなって遠ざかって行ってしまいましたのさ。

新潟から大宮へ、大宮からは東北新幹線。
盛岡から先は秋田新幹線で行くのだから、秋田は遠いです。その距離は思いのほか長かった#59136;
秋田新幹線はところどころが単線のため、対面する路線・上りと下りがすれ違う時は途中の小駅で停まる待ち時間があり。

こんな感じの「鉄記事」ばかりが続く、それもなんちゃって~な、ニワカ鉄っちゃんである今回の旅。
楽しんでいるのは自分だけと思いますが、よろしければこれからもお付き合い下さいね。