岩手県浄土ヶ浜のカモメさん達。
車のボンネット&屋根に上がってしまい、ドンドンして下りてくれなかった#59142;

カモメ登場ときたら・・・やはり、これでしょう。
南三陸を代表する銘菓、「かもめの玉子」を買ってきたのだ#59126;正確には、一口サイズの「ミニかもめの玉子」だけれどね。
      
三陸の大自然をキャンパスに、悠々とした翼の筆を走らせるかもめたちの姿をモチーフにした・・・
岩手県大船渡市の「さいとう製菓」で作られている、銘菓です。

久しぶりに・・・身ぐるみを剥がし隊。では早速に、「身ぐるみを剥がしてみた!」
                     
中は勿論、整列したかもめの玉子たちです。
かもめの玉子は大船渡市が誕生したのを記念して、昭和27年に生まれたお菓子だそうです。

ところで意外と知らない・・・「卵」と「玉子」の漢字の使い分けってわかりますか。
「卵」と「玉子」は同じようでいて、別物なのです。
卵も玉子も、「たまご」と読むため混同して使ってしまいますが、両者には決定的な違いがあるそう。。
卵は調理前の状態の生まれたままのたまごを指し、対して玉子は調理した後のものを指すのです。
これに倣うと「生たまご」は「卵」、「厚焼きたまご」は「玉子」ということになりますね。
そこでこちらも、かもめの玉子。

もう一度「身ぐるみを剥がしてみた!

                      
お菓子の周囲は、ホワイトチョコレートでコーティングしてあります。だから最後のお尻のところが、まるで尻尾のようにピョンとしているのです。
チョコレートとカステラ生地の皮、中身の白餡はしっとりホクホクの黄味餡#59130; これぞ最強の三層構造なり!
シンプルながら、素朴な美味しさがあります。
甘いものを食べると、幸せな気持ちになるもの。白くて丸い卵型、手の平にのるサイズなのも、どちらも愛らしい和菓子に思えます。

本社及び5店舗が被災した「さいとう製菓」、しかし幸い主力工場が津波の被害を免れて・・・そのひと月半後に製造を再開。
この間、避難生活を送る市民たちに25万個もの「かもめの玉子」を配布し・・・元気と勇気を与えたそうです。

がんばれ岩手!!
三陸菓匠 さいとう




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