前日最後の画像は・・・・秋田県の日本海側から本州の果て青森へと走る、五能線のリゾート列車「リゾートしらかみ」です。
リゾートしらかみ三兄弟の内の、白神山地に生い茂る「ブナ」の木をイメージした「橅」車両です。
    

一度は乗ってみたいこの列車、2005年の4月に乗車しているから、今回は二度目になります。


        
全席指定の快速列車の・・・競争率が高くなる「大人の休日倶楽部パス」期間中の、週末の一日。
座席数も限られている事から指定席獲得のため、夫は1ヶ月前の早朝6時から「みどりの窓口」へチケットの手配に通いつめたのだった#59142;
これは単にネット予約をすれば良いだけのことながら…JRサイトの見方がよくわからない#59142;
                                                      
秋田駅では手に提灯を下げた秋田小町のお姉さん達が、半被姿でお見送りしてくれます。
それはその後の各駅でも同様に。こんなところからもJRが顧客サービスに力を入れている様子が、伺えました。

列車は東能代駅から五能線に入り。車窓からは白神山地を望む。。あきた白神駅の付近からは左手に日本海を眺めながら・・・青森方面へと向うのです。
http://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/index.html


出発後しばらく走ると、やがてどこまでも続く緑のじゅうたん。
八郎潟を干拓してできた大潟村の田園風景です。


能代駅に到着。
能代はバスケの街らしく、駅のホームでバスケットのフリースローに挑戦できる。
私の座っていたシートからは見えませんでしたけど、かなり盛り上がった様子です。
日本人初のNBAプレーヤー田臥勇太が入学したのは、バスケットボールの名門校・秋田県立能代工業高校。ちなみに彼、現在は栃木の「リンク栃木ブレックス」に入団し活躍中です。

列車内の照明を落としての、ご覧のようなサービスもあり・・・
        


この列車は途中で、進行方向が何度も変わる忙しい列車。その度毎にペダルを足で踏んで座席の向きを替えていくのです。
日本海側の風景を楽しむためには4列ある中で、出来たら・・・A席側をゲットした方がベストに思えます。私達が座ったのも、勿論A席、B席#59028;
この時の車内は見事に、熟年カップルばかり!または席がフラットになる2号車、3号車のボックス席では時間に余裕のあるグループ客の姿も・・・。

眼下に広がるのは、行合崎海岸(ゆきあいざきかいがん)。日本語の響きが美しく感じられる、ネーミングが素敵#59130;


五能線の景勝地を通る数か所では列車のスピードが落とされるので、シャッターチャンスが狙えるのです。
それにしても、もっと好天であったなら#59136;



ごつごつとした岩と深く入り組んだ断崖が続く…海岸線は日本海の自然の美が堪能できる絶景のスポット。




明治30年代まで弁才船が、春から秋にかけて船が風待港である深浦港に出入りしました。その際に船がこの崎の沖合いで行き交うので「行く逢い崎」と呼ばれるようなりました。
広い芝生に覆われたこの岬には、ニッコウキスゲの大群落が美しいところとの事ながら・・・車内からはよく見えず。

私達が前回乗車したその時は、リゾート列車より温泉を楽しむ方が目的でした。
その辺りについては、また次回。続きます・・・。