今月初め頃は、ひとり在宅していたことが多く思えます。それもあって、このところショボショボなおやつが続いておりましたが。。
先日、久々に嬉しいお届けものがありました。


せっかくだから、身ぐるみを剥がし隊の活動をやりましょうか。

早速に、身ぐるみを剥がしてみた!・・・・えい#59133;

大きな紙袋には、角印で屋号の押印がありましたけれど。。
   
中身は・・・昭和の初め北鎌倉に店を構えた、「三日月堂・花仙」さんの和菓子詰め合わせです。

月に紅葉、梅などの…四季がダイナミックに描かれた包装紙。               
高級感のあふれる、かけ紙に用いられるのは・・・江戸時代後期に出版された…今でいう観光案内図のような古図、「鎌倉の機略の図」だそうです。
以下、店のサイトより・・・
#59128;中国では海棠(かいどう)の花を「花中神仙」~花仙~と称し、その美しさを花中随一と讃えてきました。
鎌倉の地に新たに店舗を開くにあたり、名を新たにして和菓子づくりに精進すべく、鎌倉人に愛されている海棠の花…花仙…を選び、先代以来の伝統ある三日月堂を冠して「三日月堂花仙」としました#59128;

鎌倉と言えば、鳩サブレくらいしか思い浮かばなかった私。しかし「相州伝・鎌倉どらやき」は鎌倉土産の定番なのだそうです。
ちなみに「相州」は、「相模(さがみ)国」の異称、略称です。

          
見よ!この幸せな光景#59130;眺めるだけで幸せ。
頬がゆるんでしまって・・・ニッコリ笑顔になるというものです。

それでは早速に、いざ鎌倉!
更に身ぐるみを剥がしてみた!どらやき、いきます#59125;

味わいある伝統は、安定の美味しさにつながります#59126;ふっくら柔らかく炊いた小豆の餡と、シッカリ焼き上げられた生地とのバランスが絶妙な感じ。
鎌倉どらやきは「神奈川県指定銘菓」にも選ばれるなど・・・地元でも長く愛され続けている、納得の美味しさでした。

              
「宵こね法」との拘りの製法から作り出された、栗まんじゅう。
こちらも、見るからにお上品なルックス。何かの頭みたいに天辺が黒くなっていて、その上ツヤツヤな様子が可愛い。
ふんわりとした皮の中には大きめの栗が一個、白餡で包まれ入っている。定番の栗まんじゅうです。



一際、高級オーラを放っているのが、可麻久良もなかです。
鎌倉の表記をする以前、万葉集には「可麻久良」と記載されていた事から・・・「可麻久良もなか」。
北海道産の最高級の大納言小豆を時間をかけて丹念に炊き上げた。逸品最中であると言えましょう。

日々進化をし続けている洋風のスィーツも魅力ながら・・・
日本の風土、季節に寄り添った和菓子は、目にも優しい、安心の味です。
風情ある純和風の店構えの店内は、中庭や茶室も併せ持つ。
鎌倉らしい雰囲気の中で、季節の花を型どった生上菓子と抹茶のセット。手作りのくずきり、白玉ぜんざい、あんみつなどが頂けるのだそうです。
自宅に居てさえ、古都鎌倉の情景を思い浮かべながら頂けば・・・さらに美味しく感じられます。
このような高級、かつ滅多に食べられないお品については・・・遠慮なく送って頂きたいと思うのであります#59117;
花仙

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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