山形新幹線の終点駅は、新庄です。駅のホームに雪が残っていました。


今回は途中の山形で降車してしまったから、新庄までは在来線で行きます。
日中だから空いていて楽々座れると思っていたら・・・停車していた新庄行きの車内は、期末テスト中なのか地元の高校生があふれていました#59142;
それでもどうにか座席を確保し…天童、さくらんぼ東根・・・と馴染みのある駅を、奥羽本線で北上します。
干し柿が並ぶ「柿のれん」の下がったホームの風景、途中の駅で楽しみました。晩秋~初冬の風物詩ですね。

風情ある雪景色が有名な「銀山温泉」へ行くには大石田駅から。銀山川の両側に木造の旅館が建ち並ぶ大正ロマン漂う銀山温泉、一度だけ家族で行った事がありました。
ドラマ「おしん」の舞台ともなったところですね。その時も「おしん」ポスターは張ってありましたから。。
ソネブロ仲間であるyoshiさんの住む尾花沢もこの近くなのです。

まだウッスラくらいながら、白く雪化粧をした新庄の街。
雪怖い病の私、やはり山形でお昼をしてきて良かったなぁ#59126;

新庄から古川、小牛田(こごた)まで続く路線「陸羽東線」は、別名「奥の細道湯けむりライン」。
「実り多い旅にしてほしい」との願いが込められた・・・リゾート列車「みのり」、早くも新庄駅ホームに入っていました。

邪魔なものが写ってしまって・・・ゴメン!

車両前面に伊達政宗の兜をイメージした「X」が、「アンティークゴールド」の装飾を配して力強さを表現。
奥羽山脈を横切って山形~宮城間を走る「リゾートみのり」乗車は、田園風景と山間の景色を堪能する旅のはじまりなのでした。

一般公募された名称の「みのり」は、「稲穂」=実りある収穫、「温泉=」実りあるひととき、「紅葉」=実りの秋…と。陸羽東線の旅の魅力を表現したものだそう。。

車内仕様は今年9月に乗車した「リゾートしらかみ」、「リゾートあすなろ」とほぼ同じ。
ではなぜ態々と言われてしまうのだけれど、それに対する答えなどあるはずもなく。しかし一度は乗っておきたい!
以下、もう少しだけ「鉄」っぽい解説によりますと・・・
キハ48形気動車を改造した3両編成の車両は、鮮やかに織り成す「紅葉」をイメージした「深緋(こきひ)色」と「漆黒」をベースとし、沿線に広がる「稲穂」を思わせる「メタリックゴールド」のラインを車両全体に配した。


温かみのある色合いの車内は足元も広々。ゆとりある設計で、シートピッチは1・2mと寛ぎの快適空間を演出しています。


車窓から眺めた・・・除雪車でしょうか。カラフルな色合いがいいですね#59126;

可愛いCAさん「みのりっ娘」の乗車と言う、鉄ファンにはたまらないサービスもあるのです。
               
#59000;は、みのりっ娘ではありません。鳴子だけにこけしで出来た運転手さんと車掌さんです。

みのり号と同じ色あいの・・・お着物&モンペスタイルの「みのりっ娘」ちゃんとも、お写真が撮りたかったのだけど・・・結局最後まで言い出せず#59142;
みのりっ娘さんからは、車内でしかもらえない貴重な「乗車証明書」のサービスがありました。
                                     

ディーゼルエンジンの爆音を轟かせながら、夕暮れの迫る中、仙台を目指してひた走るみのり号でした。

              
内陸である、宮城との県境へ向けて・・・。

天候の悪さプラス、黄昏時の外の暗さで、写真は撮ってはみたものの・・・どれもダメダメ#59136;#59136;


この先の・・・「紅葉の名所」鳴子峡にしても、何が何だか???

                        
小牛田より先の松島付近も真っ暗な景色が続いてしまったものだから、二人で居眠りまでしてしまいました。
季節が違っていたら、先頭車両に設置された「展望スペース」の大きな窓からも、沿線の景色が満喫出来たはずなのですけれど・・・。

随分前の家族旅行で、鳴子からさらに北に位置する鬼首温泉に泊まった折に、山形へ向かった途中。
道路脇のあちこちから湯けむりが上がって見えた・・・それって中山平温泉だったかと思います。
入浴までしなくても、反対側の仙台からの乗車でしたら、鳴子温泉駅前の足湯タイムがあるのです。
昨年9月は山形県の酒田から、同じようなルートで松島海岸を目指しましたが。。。鳴子温泉駅では私も、足湯を経験済み。名物の「栗団子」も当然買いましたとも!

これでどこかしらの温泉へでも浸かったなら、まさにポッカポカの湯めぐり旅になった事でしょう。
途中の停車駅は、瀬見温泉、赤倉温泉、中山平温泉、鳴子温泉、川渡温泉と…沿線の至る所で湧き出す温泉、その上名湯だらけであるのだから、ただ通過するのは勿体ない路線なのであります。


リゾートみのりは定刻通りに、仙台駅のホームに入線しました。
乗車した時期が悪かったようで、この旅のリゾート列車はそれ程楽しめなかったかな。。


夜の仙台駅に降り立つのは初めてではないものの・・・それでもやはりこの街は、東北最大の都市。随分と都会に思えます。

旅はまだまだ続くのであります。