ホテルの部屋から・・・
夕日こそハッキリと見えなかったものの、このくらいでも満足、満足#59125;
海辺まで一分かからない立地の良さ。ベランダのすぐ外は砂浜。そして日本海。
ここは「夕陽百選」に選ばれている温泉地です。 波の音を聞きながら・・・海と空との境を、しばらく眺めていました。
曇っていたから佐渡ヶ島は見えませんが、先日「長寿の島」と紹介されていた・・・粟島の姿はすぐ目の前に。。。


夕暮れ時は、釣り人の姿。この後、夜間は沖合に浮かぶ・・・イカ釣り船の漁火が見え続けていた・・・。

お風呂は、男女別の大浴場。海がすぐだから、入浴中の景観の良さがウリのようです。
他に二か所の貸切風呂があり・・・

朝・夕の二回お借りした・・・貸切風呂。一応は別なのだけど、全く同じ造りなのです。
どちらも設備は古めながら、家族で使うにはじゅうぶんな大きさ。脱衣所も、洗い場も広くてユッタリしています。
日本海に近い温泉でありながら、硫黄の香りがします。温泉に浸かると、ツルツルの肌触り!
置かれていたスキンケアの化粧品は、PORAのもの、浴室のシャンプー類も同じく。。館内の売店でも売られていた・・・柿渋の石鹸も良い感じでした。
瀬波温泉は湯温が高いはずだから加水しているのでしょうが、「源泉かけ流し」とのこと。


さて、さて…宿泊予約時のお値段の関係から・・・最も心配であった・・・夕食の時間です。

日本海の海の幸を中心にした、懐石風お膳だそうです。
                    
パッと見て、やはりチョッと寂しいかな?
小鉢のモズク酢、前菜は?エシャロット、海老黄身寿司、鮭みぞれ合え・・・等。 
カンパチ・南蛮海老・赤貝のお刺身は、漁港が近いだけに新鮮でウマウマ#59125; 
焼き物の銀鱈幽庵焼き、茶わん蒸し・・・と懐石風と言うより、昔ながらの宴会料理ながら。。

ビールは村上だから、「おしゃぎり」の「ロゴ」の入ったもの。
おしゃぎりとは・・・新潟県の無形民俗文化財で、県下三大祭りの一つに数えられる・・・勇壮にして華麗な村上大祭。
祭りの中で引きまわされる、村上が誇る文化遺産が「おしゃぎり」と呼ばれる屋台、巡行する様は「祭りの華」だと言われる。

酢物=笹の葉の中身は剥き蟹。
帆立を中心にした海鮮風陶板焼き。でも帆立は青森で美味しいものを食べてきてしまっただけに、???と感じられましたが…それは仕方がないかも。
揚げ物は鮟鱇の唐揚です。
そこにご飯、お味噌汁にお新香。ご飯は地元・岩船米を使用。


その上、なんとデザートまで頂けるのですね。貧乏旅行って指摘されなくても、何となく・・・卑屈になってしまうものよ#59142;
しかし周囲を見渡してみれば・・・村上牛、アワビがテーブルにのっていたのは、年若いカップル一組だけ。
ご馳走はなくても、皆さんそれぞれ楽しく!あちこちで盛り上がっている様子が見られました。
名物を頂かなくたって、割り切ってしまったら良いのです。

          
梅雨の最中を思わせる、曇り空と日本海。
透き通った海水が綺麗で意外な感じ。。瀬波の海って、こんなに綺麗でしたっけ#59125;
6月であったら、これくらいの雲は仕方ありません。

朝食はブッフェでした。
          
村上だけに、鮭と、イカ刺し。
普通の朝食メニューに、温泉卵などの卵料理、生野菜、佃煮やお漬物も色々。。郷土料理である・・・お麩を使った卵とじとか、適度な種類が並び、味も悪くありませんでした。
海、山、川に囲まれた・・・村上の味です。
                                    
朝ご飯も美味しく頂けたし・・・ヨーグルトとフルーツ。〆のコーヒーを飲んで・・・朝も満足。


この宿には最初から・・・多くを望まずに行きました・・・
何分にも、そのお値段。一泊二食付で、一人9000円アンダーのお値段でぜいたくは言えない。
外観、内部のボロさもわかっていたから、とにかく寝られたら良いと思った・・・それが全て。
それでも日本海に沈む夕日。お部屋やベランダから夕日を眺める・・・サンセットな一時も楽しめました#59125;

にゃんこ女将のタイガーともバイバイして、チェックアウト。
突っ込みどころ満載のホテルなのですが、それを含めてなんだか気に入ってしまったみたいです。
今度は、海水浴の時期。夏に行ってしまおうかしら!?

この場所は昨年11月、すぐお隣にある「はぎのや」さんに泊まって温泉卵作りをした・・・源泉櫓のある噴湯公園。


そう、瀬波温泉の熱い源泉で温泉卵作りを楽しみたい!そして自分で作った温卵を、食べてやる!
その為に赤湯温泉のスーパーで、購入してきた・・・卵ちゃん。
               
私達以外にも、温卵作りの車は次々とやってきます。
地元のおじさんなど、同時に2パックも。ただし夏場は湯温が高いだけに、ちょうど良い具合に出来上がるのは難しいそう。。
「今日は90度だから、表示されている時間よりも短くて大丈夫」ですって。
真似して早めに卵を取り出して・・・パックに戻した夫。ニヤニヤしている様子が、オカシイ!?
少し前にやって来て、とっても羨ましそうに見ていた・・・富山ナンバーのご夫婦に、「2個残しておきましたので、よろしかったらどうぞ」と。
これまで旅先で、様々な人の親切を受けてきた私達です。たまにはこうしてお返しもしませんとね。
・・・と言いつつ、夫がそうするまで思ってもいなかった私。
彼のこんなところはエライなって思います。
そのご夫婦、何度も頭を下げて喜ばれていたご様子。これも旅先ならではのエピソードのひとつ#59126;

しかし茹であがった卵、やはり加熱時間が長すぎたみたいで・・・温泉卵というより、普通の茹で卵の方に近かったような。。
前回は成功したけれど・・・このような単純作業ながら、素人には難しい事なのですね。