ほとんどの皆さんが、もうすでに終わっているものと思われますが・・・まだまだ。
この時泊まったホテルがあった瀬波温泉。
瀬波温泉のある、新潟県村上と言えば・・・鮭の街。

そしてここは新潟、知る人ぞ知る酒処だけに酒の街でもあるのです。


チェックアウト後すぐに訪ねたのは・・・岩舟港鮮魚センターでした。

地元・岩船港、粟島でで水揚げされた活きの良い地物をはじめ、各地から旬の魚やカニなど・・・・盛りだくさんな商品。
様々な干物も当然。
          
紅ズワイガニの群れに・・・ 村上市の特産である鮭。鮭の味噌漬や鮭の加工品が多数、鮭の酒びたしや「鮭とば」なども。
                               
お値段も立派ながら、一切れでこれ程綺麗#59130;大きくて立派な鮭の切り身って…見たのも初めてかもしれない#59025;
これ、デパートの物産展でお買い物したら、お値段が倍になってしまうんじゃないの#59124;
分相応に我が家では・・・紅鮭の切れ端ばかり入った、一パック500円なり!を買ってきたのだけど・・・それでも十分美味しかった。品物は同じなのだからいう事ない、満足です!
また行く事があったら、買って来よう!端っこだけパック#59126;
http://www.iwafune.or.jp/


山形県と接する下越地方、県の最北部に位置する村上市。三面川を遡上する鮭、名産・塩引き鮭で栄えた、歴史ある町です。
駅前の観光案内所には勿論、車内からも鮭の下がった店々の様子が見えました。

村上には百種類もの鮭料理があり・・・全国的に知られるようになったきっかけとしては、JR「大人の休日倶楽部」のCM、「村上の鮭編」舞台として。また吉永小百合さんのポスターに登場してからと思います。
      
建物の外観、暖簾に描かれた店名。…風情ありますね#59125;
激しい雷雨に関わらず、大勢の観光客で賑わっていました。
物好きな私達も、同じ。。
                           

今も残る商家に加えて、寺町、武家屋敷も点在するのがこの町の特徴とか。。16世紀前期には存在したと考えられている・・・村上城跡の西方角に位置する城下町、村上町屋エリア。

屋根の上の物見櫓のある、こちらも有名な田村酒店さん。大正時代・・・創業の地酒のお店です

お店の前の駐車場に車を置いて・・・あいにくの大雨に雷。でもそんなの負けないわ#59133;


風格ある店構えの、「味匠喜っ川」さん。
うなぎの寝床のように細長い店内は、村上の典型的な町屋の造りです。

           
軒先に下がった、これが塩引き鮭。丸ごと一匹の鮭が軒先にぶら下がっている様子は・・・中々壮観な眺めであ
ります。
しかしこのくらいで驚いてはいけません。

買い物の予定もないに関わらず・・・店内の奥の方まで見学させて頂きまました。
     
店の奥まで土間が通っています。長く続く天井の梁から、1000匹以上の鮭が吊るしてあるご覧の光景
#59130;圧巻の眺めと言えましょう!
思わず上がる「お、おお~~!」の声#59125;
この様子を目にしたら、誰もが驚くはずです。
              
「鮭の酒びたし」用の鮭、干しあがるまでにかかる期間は、数ヶ月から一年とか。見学ガイドのお姉さまが説明して下さいます。

その吊るしてある鮭のために年中、裏も表も窓も開けっ放し。鮭が美味しく発酵するように真冬は住んでいる人間が鮭に合わせて、マイナス4℃にまでなるような環境の中で暮らしているのだとか。
昨年泊まった「はぎのや」さんでも出た、鮭の酒びたし。注がれたのは当然、村上市の地酒である「〆張鶴」でした。

元々店を構えた頃、終戦の年まで酒造りを行い発酵の世界を歩んできた。しかし戦後、村上の大切な食文化である鮭料理が途絶えかけようとした時に、「鮭料理を絶やしてはいけない」と一大決心をし・・・造り酒屋から身を転じて、塩引き鮭、鮭の酒びたし、鮭の飯寿司など発酵食品である郷土の鮭料理を製品として造るようになったとの事。
干してある・・・見るからにとても固そうな鮭。
しかしその身を切るのは機械ではなく、全てが人の手作業によるものとか。だから刃物がすぐにダメになってしまうのだそうです。
それから、吉永小百合さんの話。テレビ番組「家族に乾杯」の撮影エピソードなど。偶々我が家も見ていたから・・・訪問した余貴美子さんの事など・・・色々お喋りしてしまいました。
何も買わない客に対して、嫌な顔もしないでお付き合い頂きありがとうございました。

茶の間は明治の建築で築120年、奥の土蔵は築190年の江戸末期の建物で、国の登録文化財になっていると言う、風情と立派さを兼ね備えたお店なのでした。
雨降りの中でも、行って良かったと思いました。http://www.murakamisake.com/

最後に。
                             
その気になって、はい、ポーズなどと・・・なんちゃって~~小百合さんを気どってしまってしまいますと・・・
サユリストであるオジサマの皆様に、「ナメンナヨ!」と叱られてしまいますから。。やめておきますわね。
どちらにせよ無理があり過ぎ…ぼかしておきました#59143;

お隣の酒屋さんのムードも中々でしたので。

懐かしい丸いポストもながら・・・
杉玉が下がっている風景って、いかにも歴史が感じられて良いものですね。
                 
越後最北にして最古の城下町でもあるこの地には、今なお当時の面影を残す町並みや建物が残っていて・・・商いの様子や暮らしが体感出来ました。

また村上は・・・今年開催された、ソチオリンピックの銀メダリスト!
スノーボード男子ハーフパイプ競技で、銀メダルを獲得した平野歩夢選手。
スノボでは日本人初のメダリストにして、15歳の冬季オリンピック史上最年少メダリストである・・・彼の出身地は新潟県の村上市。街のあちこちにポスターが貼られていました。
旅をしていると・・・意外なところで、意外な人物との出会いがあるもの。
ここ村上では、歩君と出会えたのです。別にファンでも何でもないのだけれど。。。

村上の街中でも、夏野菜やお味噌と…普段使いのものを色々購入して参りました。
まだ時間があります。さて、次は・・・という事で、あと一度だけお付き合い下さいね。