福岡の中心街、天神は・・・何をするにも便利な立地です。
ホテルから歩いて、予約してあったレンタカー店へ。バジェットなんて・・・聞いた事もない外資系チェーンだったけど、スタッフさんはみんな親切でした。
前夜の居酒屋さんへの道中でも感じた、真冬だと言うのに福岡は全然寒くない#59126;
「九州って、やっぱり温かなのね」って。しかしそう決めつけてはいけないと、この後実感してしまったのだけれど#59143;
ゼラニウムやガザニア、水仙など家の方では屋内に入れておかなくてはいけない植物が、普通に道路脇で咲いているのです。
パンジーやビオラは当然、元気そのものでした。

見上げれば間近に・・・数分おきに離発着する航空機の姿があり・・・。空港は大きいし、地下鉄は走っているし・・・。
新幹線も見たりで、どこを観ても博多ってスゴイ街だなぁ~って、まるでお上りさん状態であった私#59122;
初めてであった九州、初めての福岡です。しかしとにかく時間がなくて、特にどこへ行こうとか決めていませんでした。

          
ホテルのフロントで伺ったところ、まずは・・・梅の開花には早いものの・・・福岡県の中部に位置する、歴史ある太宰府天満宮がお勧めとか。
          
太宰府市には「学問の神様」と崇められる菅原道真公を祀った太宰府天満宮など…多くの史跡あり。。
太宰府天満宮は毎年、受験生をはじめとして・・・多くの参拝客があると言われる。
前日までの連休とは違って、平日であったこの日。それでもそれなりに観光客の姿がありました。
特に目立っていたのが、お隣のC国から来た方々#59142;


漢字の「心」の字を象った池に掛かる、御神橋三橋。この橋を渡ると身も、心も清められるのだそうです。

     
太宰府天満宮は、菅原道真公の墓所の上に社殿を造営して、その御神霊(おみたま)を永久にお祀りしている神社。
「学問・至誠・厄除けの神様」として、国内はもとより広く世の崇敬を集め、年間約700万人もの参拝者が訪れているのだそう。。
祭神である菅原道真公は、当代一流の学者であり、優れた政治家でもありました。
しかし57歳の時、時の左大臣藤原時平の謀略により大宰権帥に左遷となります。無実の罪が晴れることなく、約2年後、59歳で逝去しました。


道真公の死後、都で疫病や災難が続いたため、都の人々は「道真公の祟り」と恐れ・・・。
919年に藤原仲平の命令により、御本殿を建てたのが太宰府の始まりで・・・今の本殿は小早川隆景が1591年に建立、国の重要文化財となりました。



都から太宰府へと流される「命」を受けた・・・道真は、屋敷内の庭木のうちでもとりわけ愛でた梅の木・桜の木・松の木との別れを惜しんだとされる。
梅の木について詠んだのが、次の歌である。

     東風ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ#59130;


境内には約200種、6,000本とも言われる、梅の木がありました。
早咲き・遅咲きなどあり…そんな中、こちらの「飛梅」は毎年一番に咲きはじめると言う。
          
太宰府天満宮本殿に向かって右側にある、御神木「飛梅」。
晴れ上がった青空に、満開の飛梅が咲く様子は、美しく映える事でありましょう#59125;
飛梅は菅原道真公を慕って、一夜にして都から飛んで来たという伝説をもつ特別の梅なのです。

私達の訪問した2日後に、一輪の飛梅が開花したそうです。昨年より16日も早い開花だったとか。
境内の梅は例年2月上旬から3月中旬ごろが見頃だそう。その辺り、関東との違いはなさそうです。
     
その代りに・・・池の畔で、黄色い蝋梅の花が咲いていました。この冬一番の蝋梅です。

おみくじも勿論引いてみます。
何が出たかって?

ふふふ・・・それは当然、私の事!


結果は見事、「大吉」だよ#59125;
                  
書かれた、中身は・・・
旅行:よろし、願望:望外の喜びあれど油断は禁物、病気:軽くてすむ。他にも・・・万事に誠意を尽くせ。思いこと叶う。。。
しかしだからと言って、調子にのってはイケナイ。ってこれはまさに私に向けての言葉なり!?
「いちばん必要な言葉」を授けてくれる、神様からのメッセージだって思えました。
昨年のお正月、地元の神社で引いたものも「大吉」でした。まぁまぁの一年間であったかと思います。
だから今回も書かれている内容を心に留めて、この一年を無事にのりきっていきたいと改めて思った次第でした。
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
          
太宰府天満宮の境内には数十本のクスノキ、「天神の森」があり、これらのクスノキは福岡県の天然記念物に指定されているとか。。
一番迫力があって 神々しさが感じられた・・・クスノキがこちら。

太宰府駅からの・・・参道に建ち並ぶ、多くの土産物店や食事処。
やはり最も目立っているのは、店先で焼かれる「梅ヶ枝餅」と、文字が書かれたのぼりでした。

          
ひとつひとつ丁寧にこんがり焼いた、太宰府名物「梅ケ枝餅」は・・・皮がパリッと香ばしくて。。もち米とうるちのもっちりとした食感の生地を手焼きした。中に詰められた優しい甘さの粒あんも特徴である。
人気の「寺田屋」さんに並んで、ゲット#59126;焼きたてほかほかの味は、ここでしか味わえない美味しさです#59126;

             
帰りの空港でも思わず買って来てしまったのでした。こちらは「かさの家」さんの5個入り。
25日は道真公の月命日。地元では“天神さまの日”と言って、月に一度、25日限定でよもぎの梅ヶ枝餅が食べられるのだそうです。

続きます。。