冬の九州へ・・・⑭門司港駅と、門司名物・焼きカレー [2015・1月福岡・佐賀・長崎]
九州鉄道は1891(明治24年)門司港を基点に、高瀬駅(今の玉名駅)まで開通しました。それが九州における鉄道の幕開けであり、以後門司港は九州地方の陸の玄関口として大いに繁栄を続けました。
駅前の駐車場に車を置き駅舎まで。
フロントに置かれていたパンフレットを見て、時間的にもちょうど良かった事から、門司港レトロ地区と関門海峡和布刈地区とを結ぶ観光路線観光列車「 トロッコ潮風号」に乗ろうとしたのです。
閉まっていたから変だと思ったら、観光列車だけに11月までと期間限定の乗車のよう。。。
1914年(大正3年)開業の・・・ 駅舎そのものが国の重要文化財である、JR門司港駅です。
しかし私達が訪れた時、駅舎は仮囲いが設置された。改修工事の最中でした。
イタリアのテルミニ駅を参考に造られた、左右対称のルネッサンス様式の美しい駅だと言う。
テルミニ駅はイタリア・ローマの玄関口であり、映画「終着駅」の舞台となったところです。
気になる方は、こちらを→http://www.adnet.jp/nikkei/kindai/08/
改札口手前の通路で、小さな古い水のみ場を発見。
水のみ場の開設は、門司港駅の開設された年まで遡る。
この場所を行き来きした人々は、構内のこの場所で水を飲んで旅の疲れを癒したのでしょう。
特に第二次世界大戦が終わってのちは・・・復員兵や大陸からの引揚げ者が、門司に上陸出来た安堵の思いで喉をうるおした・・・その事から、誰が言うともなく「帰り水」と称されるようになりました。
駅舎そのものが国の重要文化財であるのも納得される・・・戦前の古い部屋、施設、調度を含めてうまく転用した待合所やホーム。。
ここに佇んだら、気分が大正から昭和初期へとタイムスリップするのは間違いなし。
太い鉄骨の梁や柱は、まさに「西洋」そのもの。
八幡製鉄所をこの地が背景に抱えていたのも関係するだろう。
切符売り場にしても、右から左へと読んでいく旧字体が使われています。駅員さんはJR九州の制服とは違う、黒い詰襟姿。
開業当時の鉄道員の制服を再現、着用しているのです。写真を撮らせてとお願いしてみたら、こんな素敵なお顔で応えてくれました。(目の部分だけ一部モザをかけていますが・・・)
また女性駅員さんは袴姿だそうです。
ただし改札口だけは現代、色あいは抑えてあるものの自動改札なのでした。
昭和二十年代最後に生まれた私でさえ、ほとんど記憶していない光景。
それなのに懐かしい思いが・・・。
この駅に降りたった時の人々の悲哀、心の奥底に秘めた温かさ。ぬくもりも。。。
大正の世から周囲の変貌はあったが・・・1942年の関門トンネルの開通により、駅自体も変わらずをえなくなった門司港駅。
トンネルの出口が隣の大里駅構内だった事から、それを機に「門司駅」は「門司港駅」と改称されて・・・大里駅が新しい「門司駅」となり、現在に至っているのである。
「旧門司三井倶楽部」の建物。
突然ですが・・・門司港の「焼きカレー」と言えば、ご当地グルメ。私は知らなかったけど、有名だそうです。
時間経過としては、午前中に小倉まで足を延ばしているのですけれど・・・そちらについては、次回に。
港周辺では至る所に「焼きカレー」の幟がはためいて、30店舗以上の店舗で焼きカレーが提供されていると言う。
門司港の名物料理として親しまれた「焼きカレーは、MAPが作成されるほどご当地グルメとして定着しているのです。
焼きカレー専門店「伽哩本舗 門司港レトロ店」は、焼きカレーブームの火付け役ともなった有名店。
平日のお昼時だけにサラリーマンさんの姿、またそのほか観光客も多く来店していました。
平日だったから待たずに食べられたのですね。
客足が途絶えた時にササッと一枚写っていないけど左側の窓際に座れたら、素晴らしいロケーションも楽しめますよ。
ご飯にカレーソースをかけて、卵。そしてチーズをのせてグラタン・ドリア風にオーブンで焼いた料理が「焼きカレー」。
平日ランチの、日替わりをオーダーしました。カボチャとキノコのカレーだったかと思います。
オーダーの時に辛さの度合いを尋ねられますが、私は「普通」でお願いしました。
香しくて、最後まで美味しく食べられる・・・私の様に食べるのがユックリでも、最後まで熱い焼きカレー。テーブルの上のスパイスを加えて辛さを変えるのも可能。
カレーに、卵にチーズとカロリーは高いけど・・・もうチョッと食べたかったかもって思った
とても気持ちの良い青空の下、海辺の眺めは眩しいくらいでした
こちらも同じく、カレー店の前から写した「旧大阪商船」の建物。
大正6年に建てられた大阪商船門司支店を復元したとの、八角形の塔と鮮やかなオレンジ色の煉瓦の外壁が目立っていました。
その先の突き当りに見えるのが、門司港ホテルです。
街中のどこに目をやっても、レトロなムードが満喫出来る!
往時のの面影を偲ばせる古い街並みをうまく活かして、都市型観光地をめざした「門司港レトロ」。
福岡で産出された石炭と、そこで働く人々の労働で栄えた港町は、海峡を望むオシャレな街に変身したのです。しかしそこに身をおいてみると、それだけでは言いあらわせない独特なムードが感じられるのでした。
旧九州鉄道の本社屋として使われていた建物を保存して、九州の鉄道にまつわる資料や備品を展示した。
建物外には九州で活躍していた車両が展示されている、九州の鉄道の歴史や文化を学べる・・・九州鉄道記念館は、次回の宿題に。。
足を伸ばせば、関門海峡を挟んで山口まで行き来できる…土地なのでした。
駅前の駐車場に車を置き駅舎まで。
フロントに置かれていたパンフレットを見て、時間的にもちょうど良かった事から、門司港レトロ地区と関門海峡和布刈地区とを結ぶ観光路線観光列車「 トロッコ潮風号」に乗ろうとしたのです。
閉まっていたから変だと思ったら、観光列車だけに11月までと期間限定の乗車のよう。。。
1914年(大正3年)開業の・・・ 駅舎そのものが国の重要文化財である、JR門司港駅です。
しかし私達が訪れた時、駅舎は仮囲いが設置された。改修工事の最中でした。
イタリアのテルミニ駅を参考に造られた、左右対称のルネッサンス様式の美しい駅だと言う。
テルミニ駅はイタリア・ローマの玄関口であり、映画「終着駅」の舞台となったところです。
気になる方は、こちらを→http://www.adnet.jp/nikkei/kindai/08/
改札口手前の通路で、小さな古い水のみ場を発見。
水のみ場の開設は、門司港駅の開設された年まで遡る。
この場所を行き来きした人々は、構内のこの場所で水を飲んで旅の疲れを癒したのでしょう。
特に第二次世界大戦が終わってのちは・・・復員兵や大陸からの引揚げ者が、門司に上陸出来た安堵の思いで喉をうるおした・・・その事から、誰が言うともなく「帰り水」と称されるようになりました。
駅舎そのものが国の重要文化財であるのも納得される・・・戦前の古い部屋、施設、調度を含めてうまく転用した待合所やホーム。。
ここに佇んだら、気分が大正から昭和初期へとタイムスリップするのは間違いなし。
太い鉄骨の梁や柱は、まさに「西洋」そのもの。
八幡製鉄所をこの地が背景に抱えていたのも関係するだろう。
切符売り場にしても、右から左へと読んでいく旧字体が使われています。駅員さんはJR九州の制服とは違う、黒い詰襟姿。
開業当時の鉄道員の制服を再現、着用しているのです。写真を撮らせてとお願いしてみたら、こんな素敵なお顔で応えてくれました。(目の部分だけ一部モザをかけていますが・・・)
また女性駅員さんは袴姿だそうです。
ただし改札口だけは現代、色あいは抑えてあるものの自動改札なのでした。
昭和二十年代最後に生まれた私でさえ、ほとんど記憶していない光景。
それなのに懐かしい思いが・・・。
この駅に降りたった時の人々の悲哀、心の奥底に秘めた温かさ。ぬくもりも。。。
大正の世から周囲の変貌はあったが・・・1942年の関門トンネルの開通により、駅自体も変わらずをえなくなった門司港駅。
トンネルの出口が隣の大里駅構内だった事から、それを機に「門司駅」は「門司港駅」と改称されて・・・大里駅が新しい「門司駅」となり、現在に至っているのである。
「旧門司三井倶楽部」の建物。
突然ですが・・・門司港の「焼きカレー」と言えば、ご当地グルメ。私は知らなかったけど、有名だそうです。
時間経過としては、午前中に小倉まで足を延ばしているのですけれど・・・そちらについては、次回に。
港周辺では至る所に「焼きカレー」の幟がはためいて、30店舗以上の店舗で焼きカレーが提供されていると言う。
門司港の名物料理として親しまれた「焼きカレーは、MAPが作成されるほどご当地グルメとして定着しているのです。
焼きカレー専門店「伽哩本舗 門司港レトロ店」は、焼きカレーブームの火付け役ともなった有名店。
平日のお昼時だけにサラリーマンさんの姿、またそのほか観光客も多く来店していました。
平日だったから待たずに食べられたのですね。
客足が途絶えた時にササッと一枚写っていないけど左側の窓際に座れたら、素晴らしいロケーションも楽しめますよ。
ご飯にカレーソースをかけて、卵。そしてチーズをのせてグラタン・ドリア風にオーブンで焼いた料理が「焼きカレー」。
平日ランチの、日替わりをオーダーしました。カボチャとキノコのカレーだったかと思います。
オーダーの時に辛さの度合いを尋ねられますが、私は「普通」でお願いしました。
香しくて、最後まで美味しく食べられる・・・私の様に食べるのがユックリでも、最後まで熱い焼きカレー。テーブルの上のスパイスを加えて辛さを変えるのも可能。
カレーに、卵にチーズとカロリーは高いけど・・・もうチョッと食べたかったかもって思った
とても気持ちの良い青空の下、海辺の眺めは眩しいくらいでした
こちらも同じく、カレー店の前から写した「旧大阪商船」の建物。
大正6年に建てられた大阪商船門司支店を復元したとの、八角形の塔と鮮やかなオレンジ色の煉瓦の外壁が目立っていました。
その先の突き当りに見えるのが、門司港ホテルです。
街中のどこに目をやっても、レトロなムードが満喫出来る!
往時のの面影を偲ばせる古い街並みをうまく活かして、都市型観光地をめざした「門司港レトロ」。
福岡で産出された石炭と、そこで働く人々の労働で栄えた港町は、海峡を望むオシャレな街に変身したのです。しかしそこに身をおいてみると、それだけでは言いあらわせない独特なムードが感じられるのでした。
旧九州鉄道の本社屋として使われていた建物を保存して、九州の鉄道にまつわる資料や備品を展示した。
建物外には九州で活躍していた車両が展示されている、九州の鉄道の歴史や文化を学べる・・・九州鉄道記念館は、次回の宿題に。。
足を伸ばせば、関門海峡を挟んで山口まで行き来できる…土地なのでした。
おはようございます^^
帰り水。なかなか気の効いた表現です。
鉄骨が少々細いように思いますが。
早速のコメントメールありがとうございます^^
新宿の歌舞伎町の露天風呂(笑) 結構気持ち良かったですよ^^
by orange (2015-02-13 07:05)
駅員さんのユニフォームやら駅舎の雰囲気やら、
最高にカッコイイですね~(*^_^*)
自動改札のギャップも楽しめそうですw
焼きカレー、食べた事がないんですけどむちゃんこ美味しそう♪
レトロな街並みと焼きカレー、行ってみたくなりますね~♡
by まつき (2015-02-13 08:45)
hanaさまへ
門司港駅、ドラマのロケに
そのまま使えそうなレトロ感ですね。
実際は知らないのに、
懐かしさを感じるのが不思議です。
焼カレー、見た感じは
浅草橋のそれと、
違いはないようですが、
少し、汁気が少なかったかも。
もうちょっと食べたいというのは、
浅草橋の店も一緒でした。
量が少ないんです。
焼くのに時間が掛かる為か、
昼時は行列が出来るのも一緒ですね。
by ゲンさんおかさん (2015-02-13 09:01)
門司港駅は雰囲気があっていいですね。わくわくします。焼きカレーもいただきたいです。^^;
by ソニックマイヅル (2015-02-13 09:20)
orangeさんへ
こんにちは。
初めて使ったgmail、届いたかドキドキでしたが・・・何分にも、スマホ初心者ですので。
内容に少々間違いが、明日の夜に到着の予定でございます。
まつきさんへ
この詰襟姿の駅員さん達、実際に働く着ている当人はたぶん動きずらいものでしょうけれど、演出は満点でございました。
自動改札は、オシイ!ところなんですけど。。
焼きカレーはただそれだけを食べに行くほどではないのだけれど、全てを合わせてとっても良いところだなぁ~って思ってしまった。
そこでこんなに長く、しつこく…(笑)
ゲンさんおかさん 様へ
すでに記憶があいまいとなっている・・・幼い頃体験した列車の旅、または昔見た映画の中に登場していた駅や列車内。
ハッキリ思い出せないまでも、頭の片隅、身体のどこかが覚えている。
ここでは、そんな気持ちでいました。
浅草橋、焼きカレーでググってみたら、「ストーン」と言う店がヒットしました。
カレーの見た目、店内のムード、どちらも似ているように見えます。門司の出身とか、関係があるのかもしれませんね。
ソニックマイヅルさんへ
予備知識ゼロで行った門司にこれ程ハマるなんて!
だから旅行はヤメラレナイ!っておわかり頂けますか(笑)
by hana2015 (2015-02-13 11:51)
ありがとうございます。
小さな古い水飲み場懐かしいです。
by ryuyokaonhachioj (2015-02-13 17:21)
レトロな日常って ちょっと素敵ですよね。
by サンダーソニア (2015-02-13 19:22)
こんばんは(^_^)
日帰りバスハイクの観光でJR門司港駅や三井倶楽部周辺を散策しました。食事は団体客用の和食でした~、時間があれば焼きカレーを食べたかったです。アツアツが続いて美味しそうですね!
by pooh (2015-02-13 20:56)
ryuyokaonhachiojさんへ
水栓の周囲を縁どった曲線。下の水受けのデザインも、中々優雅なものに思えました。
サンダーソニアさんへ
こうしたレトロって、それが当時の・・・憧れの西洋とつながるものだからでしょうか。
poohさんへ
こんばんは。
当日は平日でしたので、ツアーの方をお見かけする事はありませんでしたが。。
そう、こちらはバスツアーで周るにもピッタリなところに思います。
焼きカレーは焼くのに時間がかかりますから、一気出しには向きませんもの。
でも、焼きカレーの幟は沢山目にされたかと存じます~♪
by hana2015 (2015-02-13 21:53)
hanaさんの北部九州、西九州ご紹介、いいですねえ♪
ところで、ご紹介いただいている北九州、昔(例えば昭和時代)
の隆盛は本当に尋常じゃありません。
門司(海運)、戸畑(機械・金型)、八幡(製鉄)、黒崎(窯業・化成)・・・
筑豊の石炭を消費する一大コングロマリットを形成したんでしょうね。
ぼくは福岡人なので北九州のことはあまり詳しくないのですが、
水洗トイレ化率や都市高速道路整備など、昔の北九州の都市整備は
福岡など目じゃない、本当に時代の最先端だったと思います。
今や昔・・・って感じでしょうか。。
by song4u (2015-02-14 00:21)
門司港駅は一度は行ってみたい駅だな。
元鉄ちゃんの血が騒ぐ?(^^;
でも遠いからな~
by Aちゃん (2015-02-14 01:05)
song4uさんへ
お褒め頂いて、ありがとうございます。
一大コングロマリット・・・なんて難しいフレーズ! 知らなかった。
日本工業の近代化に果たした石炭の役割りは・・・第二次大戦直前の消費量の高さ、戦後復興時の増産量。石油が日本のエネルギーの中心と位置づけられて、その生産が減っていくまでに果たした・・・存在の大きさは北九州のこの街並みからも想像させるものに思えます。
その経済力を、首都東京から離れたこの地に、このような形で残していったのでしょうね。
Aちゃんさんへ
遠いけれど、行って良かった~と・・・心から思ったのが、ここ門司港と二日目の博多周辺。
反対にバツであったのは、例のハウス〇〇〇〇って、おわかりでしょう!
by hana2015 (2015-02-14 14:41)
水飲み場の古さがキューンと胸に来ます(笑)
子供の時に見たと言う訳ではないのですが
懐かしい感じがするのは何故でしょう^^
駅員さんの制服も良い味出てますね☆
今夜カレーだったので明日は焼きカレーにしようかしら(笑)
余談になりますが
私玉名生まれなんですよ♫
それと
念願の「梅が枝餅」はとても美味しかったです♡
by めい (2015-02-14 20:51)
こんばんは。
古い街並みが残ってる風景ってイイですよね。
それも日常に馴染んでるのがイイなぁ。
見慣れた風景がそんな感じみたいな。
焼きカレー美味そう!!
きっと僕は大好きなはず^^。
by DEBDYLAN (2015-02-14 21:16)
めいさんへ
九州のお方でしたか。
しれは知らないとはいえ、大変失礼したばい。
それで叔母様がいらっしゃるのね。
もう少し早く教えて下さいまし!
めいさんの梅が枝餅の記事は、拝見いたしました。チョッと嬉しかったです♪
次は、焼きカレー!
私からもお勧めいたしますね(笑)
DEBDYLANさんへ
こんばんは。
日本は地震国だけに、古い建物を維持していくよりも、建て替えてしまおう…と言った安易な考えがほとんどながら。。
それだけに、貴重な光景です。
焼きカレーは美味しかったけど、男性には足りないくらいの量に思えました。
by hana2015 (2015-02-14 22:07)